多崎礼のレビュー一覧

  • 叡智の図書館と十の謎

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    ”レーエンデ”が素晴らしい著者の手になる、以前にものされていた作品の単行本化。挿画や装丁が美しいから、平積みされていたら欲しくなりますわな。ただ内容は、件の作品には遠く及ばず。タイトル通り、十の掌編から成る物語なんだけど、特に前半、あまりに既視感のある展開のオンパレードで、あやうくページを閉じかけた。後日譚が描かれる第5編でなんとか持ちこたえるんだけど、危なかった。以降は、そこで何らかのギアチェンジが行われたのか、前半よりは読める物語が配されていて安心。トータル的な結構も含め、”レーエンデ”に向けての習作、っていう印象が拭えず。

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    2025年04月09日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    完璧なAIに世界統治を任せたら平和になるのか?

    人間の理想と現実と、美点と欠点と、善い所と汚い所…
    どちらも持ってるから完璧になれなくて、どちらも持ってるからしょうもなくて、でもどちらも持ってるから美しいのだなと。

    正しい事がいつも正しいわけじゃないのが人間でだから楽しいんだってこと。わざと違う方を選んだり、勇気を出して高リスクを取って成功したり。壊したり間違えたり再構築したりのムダを大切にできる社会でありたい。

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    2025年04月05日
  • 煌夜祭

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    煌夜祭という題名と表紙からもわかる、キラキラとしたファンタジーが存分に味わえる本です。
    話が面白いのでガンガン読んでしまうのですが、そのまま突き進むと終盤、これ誰だっけ?中身は誰だ?と混乱が始まり「早く読みたい」と「確認したい」が戦い出します。名前と関係性について、強めに頭に叩き込みながら読むことをお勧めします。

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    2025年04月05日
  • だから捨ててと言ったのに

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    ネタバレ

    書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。

    個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か

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    2025年04月04日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる」の書き出しが一緒の24人からなる短編小説集。
    面白い試み。知ってる作家では’岸田奈美、米澤穂信、一穂ミチが名を連ねる。
    金子玲介の不妊が原因で仲は良いのに別れてしまう夫婦の「まだ間に合うよ」と
    麻見和史の訪問ヘルパーが実は泥棒だったという「あの人は誰」が意外に面白かった。

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    2025年04月04日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    レーエンデのガイドブック。
    1~4巻の良いおさらいになった!

    5巻への期待がさらに高まりました。
    5巻読むときのお供にしたいと思います。

    本当にすごい作品。世界観が細部までしっかりと作り込まれていて圧巻!
    あらためてレーエンデの面白さを実感できました。

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    2025年04月03日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    多崎先生の描く世界は独特な世界だなぁと思う。少し理解しづらい世界もあるが、これも多崎先生の書く特徴でもあると思う。
    世界感が変わる第七問。急に日本?となりましたがこの話は好みでした。

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    2025年03月27日
  • だから捨ててと言ったのに

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    多崎礼さんのお話が読みたくて借りた1冊。25人の作家さんの表題が冒頭にくる短編集。多崎さんの人魚の話にひきこまれて、後半のお話の印象が薄くなってしまったほどだった。この短編だけ引き抜いて家に置いておきたいくらい。

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    2025年03月13日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    夕木春央さんの作品を読むために借りたが、
    結構短編だったので思い切って全て読んでみた!
    仕掛けも含め面白かったのは、
    呉勝浩「半分では足りない」で
    2回読むと面白いという作品に
    最近ハマりつつある!笑
    須藤古都離「悪魔との契約」もあああぁ
    となって純粋に楽しめたし、
    終盤にある
    金子玲介「まだ間に合うよ」
    麻見和史「あの人は誰」
    あたりもハートフルで素敵だった。
    シリーズのような形らしいので、
    他の作品で色んな作家さんたちを読んで
    好みを見つけていけたらなぁと思う!


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    2025年03月10日
  • だから捨ててと言ったのに

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    1年ほど前から推しているバンド
    Chevonのボーカル谷絹茉優さんの
    小説家としての作品が読めると知り購入。
    彼女の作詞した楽曲はどれも含みを得た詩で、
    彼女にしか紡げない言葉たちが大好きです。
    今回の小説も、余韻に浸りながら読みました。
    後味がゾッとしていて、これはこれで素敵だなと感じた。

    「だから捨ててといったのに」 から始まる
    25人の作家さんのお話は、始まりは同じなのに
    物語の内容は全く異なり、どの作家さんの作品も好きだったけど、特に砥上裕將さんの、母の箪笥。荒木あかねさんの、重政の電池が好きです。

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    2025年02月21日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」から始まる25のショートショート。1編が5ページ程なので、隙間時間にサクッと読める。
    ちょっと不穏なものから、クスッと笑えるものまで、同じお題でこんなに色々な広がり方をするんだなと楽しめた。
    一番好きだったのは夕木春央さんの「擲たれた手紙」。「だから捨ててと言ったのに」の言葉が切ない。

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    2025年02月18日
  • これが最後の仕事になる

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    24人もの作家さんによる短編集で、最初の1行は全員一緒の「これが最後の仕事になる」
    全て6から10頁のショートショートだけれどその中にちゃんとオチもあり、読んでみたかった作家さんも多く、さらっと読めて楽しかった。
    この前に、「黒猫を飼い始めた」と「嘘をついたのは、初めてだった」もでているのでまた読んでみたいと思う。

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    2025年02月09日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    2巻から2週間ほど開いて読み始めたら、色々頭から抜けてた!自分の記憶力欠落に恐れおののいています。
    あちらとこちらの話が近づいてきてる。
    思ってた設定とちょっと変わってきつつある。

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    2025年01月25日
  • これが最後の仕事になる

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    『これが最後の仕事になる』という
    同じフレーズが話のテーマ

    テイストもニュアンスも世界観も、
    二つとして同じものがない24話からなる
    個性豊かなアンソロジー

    1編はほんの6ページなのに、
    そう感じさせない深みとまとまりの
    バランスがいいから物足りなさを感じない

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    2025年01月18日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる」の書き出しで始まる、多様な作家さんによる短編連作集。
    どんでん返しものから、ほのぼのまで。とにかくたくさんあるので、どれか一つくらい気に入るものがあるはず。
    未読の作家さんもいたので、良いイントロダクションになった。

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    2025年01月04日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    物語を通して本に触れ合う意味を教えてくれた小説。

    盛大なファンタジー小説でした。
    二つの物語が交互に語られ、最終的につながる感じがマンネリ化せずに読み進めることができました。
    そして、アンガスとアザゼルとの関係がやっと繋がりました。
    それにしても、とても長く感じるファンタジーでした。

    本書の最後の数行は、読書する方々には何かしら響く内容だと思います。
    読む価値は必ずある小説だと思います。

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    2024年12月31日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    肩書きに執着する恐ろしさと前に進むための勇気を教えてくれる章

    後半に向けて盛り上がっていく物語がとてもいい。
    登場人物も個性があって、物語を面白くしてくれるし、ジョニーがいい塩梅役をしてくれるので面白く読めます。
    そして、二つの物語がどんどん近づいていく感じもこのシリーズの醍醐味だと思います。

    とにかく続きが気になります。次巻で最後なので楽しみです。

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    2024年12月28日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる、から始まるお話が集まった本です。
    作家さんそれぞれの個性が面白いです。
    米澤保信さんのお話、秋吉理香子さん、真下みことさん、三上幸四郎さんなどあらたに読みたくなりました。
    ブラックユーモアのあるお話が多かったです。

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    2024年12月27日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    《過去と現在と未来。思考原野ではそれが同時に存在する。》p.259/闇堕ちしかけているアンガス、リバティを奪われ絶望的なアザゼル《希望と絶望は表裏一体。この文字は希望を裏返してしまう。》p.172/レッド《お前はオレの切り札だ。》p.14/セラ《無抵抗でいられる者ほど強い者はいないのですわ。》p.99/私《死ぬにはもってこいの日だった。》p.116/俺《それでも俺は決めたんだ。諦めないって。今、この時を生きようって。》p.204/ツァドキエル《手に入らないのなら、何もかも壊れてしまえばいい。》p.204/アンガス《でも殺さない》p.250/ジョニー《お前がいなくちゃ、愉快な仲間達は始まらねぇん

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    2024年12月15日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    望むのは愛する人を生かすこと滅びのイメージ回避すること/アンガスは勇気をふるう《心を開いて、相手を受け入れてみてください。それは憎み合うよりも、ずっと難しいことだと思います。でも殺し合うより、ずっと幸せになること請け合いです》p.214/アンガスの文字集めはちょっと作業的になってきたが事態は着々と(悪い方に)進行しているようだ/近づく戦い。アザゼルは遠からず死ぬような気がするが何を残せるのか。

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    2024年12月13日