多崎礼のレビュー一覧

  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    本編では脇の騎士団の隊長さん達にスポットを当てた短編集。家族の愛情を中心に描かれていて、どれも気に入りました。いつも家族自慢をする第二士隊長ラファスの話がお気に入り。

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    2012年10月20日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    ネタバレ

    別人物により一つの時代、一つの戦いに関する語りごと。
    今回はハウファとダカール。

    私は多数の視点から一つを見て、それぞれ違うことを思ったり、考えたりするのは好みなので、楽しいです。意志の齟齬が起こっていることも、すれ違いも、本当に分かり合っていることも、一人称だから感情視点で見れる。
    あと、人物が好みなんですね。

    ま、好き嫌いが別れるんでしょうけど。

    ハウファは壮絶に美しくて、ある意味哀しくて、見事で、そして多分どこか幸せ。

    ダカールは・・・あの、その先が気になるんですけど!
    性格は、生まれのこともあって後ろ向きな割りにどこかプライドがあるというか。ハリネズミっぽい人には、馬鹿みたいに

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    2012年07月22日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    ネタバレ

    「夢の上」外伝、サウガ城の六騎将たちが主役の短編集。
    ちょうど本編のクライマックスの前後で、本編ラストのその後編まで入ってるという、ちょっとお得なお話。

    個人的には、大山猫の姉さん!
    もふもふしたいです、意思疎通したいです、その首っ玉にだきついてみたいです。
    強く賢く気高く、そして少しお茶目な姉さんと少年イヴェト。
    彼の幸せはあの日溜まりの中という象徴に、仄かな切なさとそれを上回る暖かさと安らぎを感じました。

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    2012年07月04日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    実家で前からあるのは知っていた。
    やっと読んで、こういうアプローチの仕方が私のツボの一つなんだなとは思う。
    一人称語りなので、読みやすいのはありますが。

    アイナの話は、女は強いぜって感じで(笑)

    アーディンの話は……、なんか、ある意味純情というか。うん。

    そして聞き手と語り手の正体が知りたい。とくに語り手!

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    2012年06月30日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    副題のサウガ城の六騎将のタイトル通り、本編では主人公を助ける立場の人の視点からの本編を読んだ人へのご褒美短編集です。 本編の物語の更に裏側に流れる、人の数だけ物語はあるんだという言葉がふさわしい短編集でした。 そして、早くも次回作が待ち遠しいのは私だけだろうか。

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    2012年06月25日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    「夢の上」の外伝。
    まさかまたこのお話が読めるとは思っていなかったので感激です!

    ケナファ騎士団の六士隊長、一人一人にスポットを当てています。
    本編ではあまり目立たなかった人物の事も描かれていて嬉しい限り。

    それぞれのお話の聞き役が、次のお話の話し役になるという、
    ちょっと変わったリレー形式の短編集です。面白いですね。
    涙腺にくる話、微笑ましい話、色んなタイプの短編が揃っています。

    やっぱり「手紙」が良いですね~
    一途にあの人を愛し続けたアーディン、ますます好きになりました!
    また本編を読みなおしたくなる事必至です。

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    2012年05月26日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    面白かった。
    短編よりも長編の方がこの人の良さは出そうだけどそれでもやぱ良い。
    ほんとにこの人は好き。
    別にそこまで派手ではないけど、ちゃんと読んでて心に響く。
    それは相性かこの人の才能か。
    来年に新シリーズが出るらしいから楽しみ。

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    2012年05月16日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    「夢の上」の外伝にあたる内容。ケナファ騎士団の面々について、彼らの過去が分かるお話です。アーディンはまだ掘り下げる余地があったのかと感嘆しました。アーディンは作中で50才って言ってますが、表紙は何才でしょう?あと書類の山に埋もれるアライス王がツボにハマりました。

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    2012年04月28日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    面白かった。
    久しぶりに夢の上のキャラ見れて嬉しいのも。
    デュシス側の話も良かった。
    また本編読み直したいなー。

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    2012年04月27日
  • 煌夜祭

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    多崎礼デビュー作。
    二人の語り部によって織り成される一つの物語。
    今一度だけ読みましたが、もう一度読みたい。
    そのほうがさらに奥深くまで入り込める作品だと思う。

    次回作の本の姫を先に読んでしまったからか、今一つなにか足りない気がしてしまう。。。

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    2012年01月28日
  • 百鬼夜行の少年 鏡ヶ原遺聞 壱ノ巻

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    ネタバレ

    「幼い頃から視えることを否定され続けてきた高校生の秀一。唯一の家族である父親を亡くし
    引き取られた先は、どこかアヤしい<妖怪ヶ原>!?
    奇抜な甚平を着こなす住職・神宮寺の下でアルバイトをすることになったけれど、
    そこは妖怪たちが集まるお寺だった。
    元気いっぱいの妖怪たちに翻弄される秀一は、やがて神宮寺から渡された<姫神の魔鏡>の力を使い、
    彼らと人間との橋渡しをすることになるがーーーーー?」

    以上背表紙。

    この世にあらざるモノが視えてしまう主人公・橘秀一(たちばな・しゅういち)が
    唯一の身寄りであった父を亡くしたところから物語は始まります。秀一には、
    離婚してしまった母がいるのですが、視て

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    2011年11月18日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    I've heard really great reviews about this series (and also this author in particular) and so I decided to get this first volume to see for myself. I found myself liking it enough to want to read the next book in the trilogy.

    Not my favorite fantasy book, but still pretty good.

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    2011年11月14日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    最初の方、なんのこっちゃと思ってたことがだんだん明かされていくこの感じがたまらない。
    間空いて読んでしまったので、また1巻から読み返したいくらい全部が繋がってる。そしてどれもあったかいのに切ない…。
    なにより、ケナファ大将軍かっこよすぎるー!!!がっくり。

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    2011年10月26日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    ネタバレ

    ようやく、長い物語が終了し、最初と最後で語っているのが誰なのか
    『夢』を売っていたのが誰かのか、その謎が明かされます。
    そして3巻全部をこうしてみてみれば、王座に座った人物が
    うっすらと見えてきています。
    芸が細かい…。

    目指す所はただひとつだった、双方。
    己の目指す所にひたむきに走った彼ら。
    容赦なく、と言っていいのでしょうか?
    己の『力』全てを出し切っています。

    しかし、全体で見てもすごいです。
    誰がどの時間、どこで何をして、どう発言したか。
    記憶が刺激される、というのはもちろんの事
    だからあそこに繋がるのか、という…一種パズル?w
    しかも、まさかあそこにいた『彼』が、だなんて。

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    2012年01月05日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    ネタバレ

    一つ目は、愛した人を奪われ、ただ復讐をする事だけを考える。
    それは人生に目的を持っていて、ある意味とても幸福な事。
    二つ目は、ただ消費するだけだったはずの人生に光を得た事。
    その光は己の道を照らすもので、そしてなかった感情を目覚めさせてくれた。

    やはりこの『話』は、彼女を中心としてのもののようです。
    1巻はかろうじて、己の人生をまっとうした感じでした。
    けれど今回は、表舞台に立つための大事なものが
    最後になくなってしまいました。

    終わらせた者と、終わらされた者。
    始まりと、終わり。
    話を聞いている人物が誰なのか、ようやく分かりました。

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    2012年01月05日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    素晴らしかった。
    ひとつの出来事をいくつもの視点で読み進めていくんだけど、誰視点の物語かによってひとつの事象がいろんな側面を持って迫ってくる話。
    本当の王とは誰(どちら)だったのか?ということは言えなくて、ツェドカとアライス二人がいたからこそ世界を変えられたのだということだと思う。
    いろんな犠牲を払って、それぞれの想いが夢の上に・・・

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    2011年07月25日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    2巻を読んだらまさに「神の視点」
    1巻で起こった出来事が違う人物の視点で描かれることによって、新たな真実が明らかになったり・・・。
    今回はアライスの母ハウファの復讐の物語。そして1巻で明かされていた通り、イズガータが彼女を救いに来るも・・・という結末。
    アライスの生い立ちの話でもあり。
    後半はダカール視点。影憑きである彼が騎士見習いとしてアライスと出会い彼女の成長を見つめ、彼女を父王の元に送り出し・・・というところ。さて、最後3巻は誰の視点で一体何が語られるのか?
    気になる作品です。

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    2011年07月13日
  • 煌夜祭

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    これは良かった!語り部2人がおとぎ話や昔話を順々に語っていくが、そのうち語り部自身も登場人物に含んだ、一つの歴史物語に収束する。ラストはぞぞっと鳥肌がたった。

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    2011年06月28日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    夢売りの正体、夜の王の正体、夢の上というタイトルの意味、全てにけりをつけて素晴らしい着地点の良い物語を読ませてもらった。この三部作をファンタジーというだけで読まない人は後悔するに違いないと思うし、読んで面白さのわからない人とは友達になれないと思う。

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    2011年06月18日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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     夢を見ていたのは彼女だったの!! 本当の立役者は彼!!と驚きの展開でした。同じ場面を違う人の視点で見ているから、最初に読んだ場面より、すでに知っている別視点のシーンは物足りない感があったけど、並列した話が一つの本当の最後にまとまって、やっと胸をなでおろしました。

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    2011年06月03日