多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もう少し人物の前後の繋がりを知りたかった。
例えば1章に出てきた人物の血縁が2章にも出てきているはずなのに、誰のひ孫なのか、どうしてそこに住んでいるのか、現在に至るまでの経緯など、脇役キャラのディテールをもう少し掘り下げて欲しかった。3章に出てくる妙にトリスタンと風貌が似ているウル族のシレンや、3章に引き続き4章にも出てくるボネッティ座のペネロペやミラなどもっと脇役キャラの事も掘り下げて欲しかったな~と。
読者の考察に対する解説のような存在の本だと思っていたのですが、小説で描かれている事を分かりやすく整理した本でした。
もしまたガイドブックを製作するのであれば
小説では描かれなかった空白部分にも触れてみてほしい…。 -
Posted by ブクログ
季節感のある春特有の風光明媚な情景が目に浮かぶようだった。
最後が圧巻だった。
〜名言〜
言葉は自分を良く見せるためのものではない。自分を理解して貰うための道具だ。(P210)
形あるものは常に変化し続ける。美しい壷もいつかは壊れ、色鮮やかな絵画もやがては色褪せる。(P211)
真に美しいもの。それは目には見えない。だからこそ、それはどこにでもあり、誰の中にもある。真実の美。それは八魂の中でも、もっとも尊いとされる三つの魂
慈愛の『恩』、希望の『温』、そして自律の『御』だ。(P213)
すべての言葉には魂が宿る。お前の口から出た言葉は、その瞬間にお前の分身となる。
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Posted by ブクログ
ネタバレレーエンデ国物語がSNSで盛り上がっていたので、何から読もうか迷っていたら、阿津川辰海さんが大ファンだったそうで‥入口になったというこちらを。
久しぶりのどファンタジー。ページ数に対し、島の数など作り込まれた世界観。多少気圧されつつも、連作短編にが進むとどんどん楽しく読めた。
性別の叙述トリックや、複数の名前を持つことから、誰と誰が同一人物なのかを考えながら読むことになる。
カタカナ名前なんで、これが結構辛い。
ただ、小中学校の学級文庫とか図書室にあったら、夢中で読んでいただろうな‥自分で二次創作も好きに書いていたかも、と思いを馳せた。(刊行時にすでに社会人なので、年代はずれまくっている)