多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「新しい法律ができた」
の一文から始まる25個のショート・ショート。
25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
「Touch law if you can」 名倉編
途中まですごく楽しい話だと思っていた。
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
「もう、ディストピア」大沼紀子
何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されている国ではどう答えるのが正しいか。 -
Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。
圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。
退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……! -
Posted by ブクログ
感想
惑星の話を島に凝縮したようなファンタジー。魔物が一つのキーになっている。魔物が対象者を食べると記憶を受け継ぐので、誰が誰か分からなくなってくる。
あらすじ
ナイティンゲイルとトーテンコフが、イズー島を中心とする島群に伝わる物語を語り合う。
冬至の夜に煌夜祭が行われる。それはこの夜にだけ人を食べる魔物を鎮めるための儀式。魔物は何をしても死なない。そして、この夜だけ人から魔物に変わる。それを防ぐために語り部が夜通しで物語を聞かせる。二人は魔物となった島主の息子や娘の話をする。
やがて魔物は島主の家系から出ることが明らかになり、イズーの王を継承する戦いに発展する。トーテンコフ、ナイティンゲイルの正体に迫っていく。