多崎礼のレビュー一覧

  • 叡智の図書館と十の謎

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    10話あるが、それぞれの元となる話が何となくわかってしまったので、今までの作品の様にぐいぐい引き込まれる、という感じではなかった。

    もう少し、各話の登場人物の間に繋がりがあるかと思ったが、そんなになかったので、最後に綺麗にまとめる作者の手腕が見たかった自分はちょっと消化不良の感じです。

    ですが、作者の言っていた各話のキリは良かったので、読みやすかったと思います。

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    2019年03月01日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    面白かったんだけどなー。
    設問の一つ一つの答えの物語がとても良かったのだけど、ラストがイマイチ理解できなくて星は三つ。

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    2019年02月28日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    「血」がすべてを決める世界で生きる人たち

    かなり作り込んだ世界観で大変好みでした。
    ラストまで容赦ない展開でとてもよかった。

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    2018年03月04日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ネタバレ

    ロイスの過去が少々食傷気味でした。グローリアの性格が受け入れられなかった。

    ルークの成長と覚悟に切ない気持ちになりました。
    続きはあるのでしょうか。

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    2017年11月21日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    1、2巻というより前後編とか上下巻と言ったほうが正しいような。

    多数あった伏線を回収しつつ、ラストまとめたのはうまかった。やたら登場人物が不幸だらけなのは最近の流行りっぽいけど、それが一応本筋に影響するので、まあよいか。

    血の内容ですべてが決まる世の中、という設定よりも、『殻』という世界設定が面白いなぁと思った。あまり活かされてなかったけれど。

    ラストがやたらヒロイズム満載でちょっとだけ鼻白んだので☆3つに下げました。

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    2017年05月21日
  • 血と霧 1

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    ここまでの世界観を構築する力がある作家なのだと知った。
    ハヤカワの電子書籍の半額セールのときに、ずっと気になっていた作品だったので買ってみた。
    物語の部分では実にオーソドックスな展開ではあるけれど、ファンタジーの命の世界観はなかなかのもので、面白かった。

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    2017年05月20日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ゴシックパンク吸血鬼疑似親子モノ…で好みの要素たくさんでそこそこ楽しい。作中で「人間」と言われてる方は、銀と日光に弱く、血による他者支配ができる、などの特徴から吸血鬼、そして敵対する「純血種」の方が人間なんだと思われるが、敵役の純血種や女王に魅力やストーリー性が乏しいのが残念。生まれつき血のバリューが高い=俺強い、となる世界観のため、あまり主人公に共感できないのも△。
    また主人公は中年と思われるのだが、作中から年齢不詳な感じが漂う。吸血鬼故に長寿、だからなのではないかと思うけどここも説明がほしかった。吸血鬼と人間の寿命の差って鉄板ネタなので。

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    2017年04月03日
  • 血と霧 1

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    血で全てが決まるという過酷な世界観に興味をもち、「煌夜祭」の作者であることから期待して購入。物語はハードボイルドな感じ。巻き貝がうまくイメージできず、世界観にうまく入り込めなかった。ルークのキャラはいいアクセントだと思うのだけれど、もっと登場人物を掘り下げて欲しい。

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    2016年10月09日
  • 煌夜祭

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    面白かった!
    こういう「おはなし」の雰囲気好きだし、ベタなファンタジーの要素もとても好き。最後に全部つながる構成もすばらしい。
    ただ、…まあこれは自分の記憶力の問題だけど、島の名前や登場人物の名前がいまいちちゃんと記憶できていなかったせいで、最後のカタルシスを味わい損ねた感がある。いや、「つながる」こと自体は予想できていたんだけども、「じゃあ君の正体は…!え?あれ?違う?えーと、てことは…んん?やっぱ違う?あれ?」と脳内映像がこんがらがったまま読み終えてしまった…。カタカナは苦手…というかやはり記憶力の問題だな、うん。

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    2016年03月25日
  • 神殺しの救世主

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    ネタバレ

    救世主と、その守護者の伝説がある世界。感情のない主人公が守護者の一人として旅に出るが、自らが救世主として、人々を新世界(復興した地球)に導く話。
    序盤の仲間集めが、予言にしたがって淡々と進んで行ってしまうが、終盤はちょっと盛り上がる。

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    2015年10月31日
  • 飛翔 C★NOVELS大賞作家アンソロジー

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    大賞作家のアンソロジー6本。

    読んだ事がある作品は、最後の2品だけ。
    読んだ事がある人は、3人になりますが。

    4番目の真名の話は、何だか説明だらけ、という気が。
    他の作品と比べて、それを念頭においてくれないと、が
    あるからでしょうか?
    因果応報というか、きっかけになってよかったね、は
    最後の話。
    友情も確かめられましたし、良い事だった??
    代償はかなりのものがありますが…w
    しかしその後の関係が、あまり変わってないような…。
    頑張れw

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    2015年10月21日
  • 神殺しの救世主

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    長年の戦で荒廃した世界。
    そこでは語り継がれる終末神話があった。

    SFファンタジー…かな?
    一人称が淡々としすぎてて、さらさらっと終わってしまった。
    シリーズにしてもう少しゆっくり進めてくれてもいいのに…。仲間を集めるくだりだけでもあの倍はかけていいと思うし。

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    2015年10月17日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    騎士団長6人、それぞれの短編集。

    彼らの過去が掘り出される状態な上に
    今まで何があったのかが、ちらりと出てくるので
    やはり本編の3冊を読んでからがよいかと。

    濃いわ重いわ印象深いわ…。
    異種の姉ができている話が好きです。
    なんとなく、が確実に会話できるようになっていく様が
    絆が、心が繋がっていくようで。

    しかし一番印象深いのは、古くて新しい、最後の話。
    まったくこれっぽっちも本人が出てこないと言う
    ある意味素晴らしい状態(笑)
    けれど彼の両親は…というよりも、お嬢様?
    ここが一番恐ろしい…。
    どんな駆け引きをしまくったのか。
    知りたくないような、知りたいような?w

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    2015年05月20日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    【収録作品】世界で一番速い馬/天下無敵の大盗賊/汝、異端を恐るることなかれ/あの日溜まりの中にいる/約束/手紙

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    2014年12月29日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    ネタバレ

    【収録作品】光輝晶/闇輝晶
    夢を託せる者の幸せ、託された者の覚悟。三作六つの物語は、同じできごとを複数の関係者の視点から描いたもの。同じ場面が繰り返し描かれるが、そこにいた一人一人の思いがそれぞれの物語の中で語られることで、夢が「彼女」に託されていく重さが感じられる。

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    2014年12月04日
  • 八百万の神に問う4 - 冬

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    別れの冬。

    最終巻。しみじみとできるラストだった。和む。
    イーオンの音討議で締めくくるわけですが、イーオンは伝説だから表に出ないのだと思っていたのでちょっと驚く。
    それにしても、ごはんがとてもおいしそう。

    前編通しでですが、せっかく和風なのに時々現代語が混ざるのがとても違和感ある…。

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    2014年08月27日
  • 八百万の神に問う3 - 秋

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    季節は秋にきて急展開…。

    さすが作者は一筋縄ではいかない。
    トウロウは気になってたんだけどそうきたかー!という感じ。
    ちょっと前2巻を読み直したい。

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    2014年06月09日
  • 〈本の姫〉は謳う4

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    ネタバレ

    立ち上がれ、我が兄弟
    お前は一人ではない
    そうだ、我らは一人ではない――

    内容紹介です。

    姫とともに文字を回収する旅も終わりが近づく。しかし世界の滅亡を望むレッドはバニストンに災厄の種をまき散らした。懐かしい街、恩ある人々の危機に必死に戦うアンガスに彼は言い残す。「オレを殺す覚悟が出来たら第七聖域まで来い」追い詰められていくアンガスは「希望」を捨ててしまうのか?そして〈俺〉という語り手によって紡がれたもう一つの物語が交錯する時――!多崎礼の手で緻密に織られた世界がここに完結する。

    ついに最終巻です。
    怒涛のような展開を見せるのですが・・・うーん。なんか、こう、すとんと腑に落ちないというか

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    2014年01月28日
  • 〈本の姫〉は謳う3

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    ネタバレ

    「文字に力が宿るのは、それが万人に共通な明確な意思を伝えるものだからです。言葉もそれと同じです。意思を伴わない言葉には力は宿りません。力の宿らない言葉は、たとえ耳に入っても――」
     耳を指さし、それからその手を胸に当てる。
    「心には届かない」

    内容紹介です。

    声と記憶を取り戻したセラと、文字の呪縛から解かれたウォルターを加え、旅を続けるアンガス一行。歌姫だったセラの無事を伝えるべく、彼女の故郷カネレクラビスへ向かう彼らだが、ついにそこにも文字禍が及んでしまっていたのだった!!いっぽう、文字の回収が進み、記憶が戻るにつれ、姫の表情は曇る――この私が文字を撒いた張本人なのか、だとすれば、私は何

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    2014年01月28日
  • 〈本の姫〉は謳う2

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    ネタバレ

    「だから今だけは許して欲しい。君と一緒にいることを――君の傍にいて、君を守ることを――どうか許して欲しい」

    内容紹介です。

    病に倒れた母のため、一度は捨てたはずの故郷へ、七年ぶりに〈姫〉と帰るアンガス。記憶を失い、やがては死に至るという〈忘れ病〉は、母だけでなく、すでに街全体を蝕んでいた。初めて見る不吉な病に文字の気配を感じる二人だが――!?一方、バニストンで彼の帰りを待つセラに、エイドリアンは語り始める。アンガスの過去を、そしてその背負う運命を……。シリーズ急展開!


    アンガスの過去が痛い。どうしようもなく痛い。
    誰にも理解されずに、誰からも必要とされず、ずっと孤独でどうしようもなくて

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    2014年01月27日