多崎礼のレビュー一覧

  • 八百万の神に問う1 - 春

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    季節感のある春特有の風光明媚な情景が目に浮かぶようだった。
    最後が圧巻だった。

    〜名言〜
    言葉は自分を良く見せるためのものではない。自分を理解して貰うための道具だ。(P210)

    形あるものは常に変化し続ける。美しい壷もいつかは壊れ、色鮮やかな絵画もやがては色褪せる。(P211)

    真に美しいもの。それは目には見えない。だからこそ、それはどこにでもあり、誰の中にもある。真実の美。それは八魂の中でも、もっとも尊いとされる三つの魂
    慈愛の『恩』、希望の『温』、そして自律の『御』だ。(P213)

    すべての言葉には魂が宿る。お前の口から出た言葉は、その瞬間にお前の分身となる。

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    2024年01月16日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    良かった。
    多崎さんの登場人物はみんな好きになる。苦しみや悲劇の中に、意志を持ってしっかりと希望を掴んでいくところ。

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    2023年09月02日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    同じ時間軸の中で、それぞれの思いや葛藤を丁寧になぞっていくような作品。
    多崎さんの好きなところは、脇役がいないところ。
    物語の派手さよりも登場人物の心情に重きをおいているから、合わない人もいるかもしれないけど、個人的にはとても好き。

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    2023年09月01日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    『煌夜祭』を初めて読んだ時から、大好きな作家さん。
    最初はラノベ感が強い文章に戸惑う人もいるかもしれないけど、途中からどんどん引きこまれる。
    全体的に切ない物語だけれど、苦しさよりも温かさを感じる。
    登場人物がとても人間らしくて好き。続きが楽しみ。

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    2023年08月29日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    レーエンデ国物語がSNSで盛り上がっていたので、何から読もうか迷っていたら、阿津川辰海さんが大ファンだったそうで‥入口になったというこちらを。

    久しぶりのどファンタジー。ページ数に対し、島の数など作り込まれた世界観。多少気圧されつつも、連作短編にが進むとどんどん楽しく読めた。

    性別の叙述トリックや、複数の名前を持つことから、誰と誰が同一人物なのかを考えながら読むことになる。
    カタカナ名前なんで、これが結構辛い。

    ただ、小中学校の学級文庫とか図書室にあったら、夢中で読んでいただろうな‥自分で二次創作も好きに書いていたかも、と思いを馳せた。(刊行時にすでに社会人なので、年代はずれまくっている

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    2023年07月22日
  • 〈本の姫〉は謳う4

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    何を書いてもネタバレになりそうな、全4巻の最終巻。
    読後感の一言だけ。
    「あんがす! ああんがす!!」
    それを呼びかけた人のことも、呼びかけられた人のこともせつなく思うのでした。

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    2022年11月30日
  • 〈本の姫〉は謳う1

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    【感想】
    ・設定凝りまくってて、掴むのに苦労がいる。
    ・主人公たちのキャラと会話が楽しい。
    ・各章が短いのでテンポはよい。
    ・ジャンル的には無理やり当てはめればSFファンタジーだろうか。どちらかといえばファンタジー寄り。

    【一行目】
     この世界は、言うなれば本のようなものだ。

    【内容】
    ・本の姿をしている「姫」とともに「文字(スペル)」を探す少年アンガスの物語と、聖域での「俺」の物語(過去なのか現在なのか不明のまま)が交互に描かれる。

    ▼簡単なメモ

    【アーク】解放された自動人形。アークエンジェル型で金髪美青年。背中に白い羽があるが「次元軸に沿って」収納できるらしい。起動してくれたアンガ

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    2021年09月20日
  • 八百万の神に問う3 - 秋

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    緩やかに幸せな世界だが、外からの干渉が
    すぐそこまで迫っていた。

    ほのぼのとした現実と、誰かの過去。
    これが一体どうあの人と関係があるのか~ですが
    その間に、というべきか、最後の方では
    ついに酒ばかり飲んでいる謎が解決。
    いや、そんな事ではないかと思っていましたが。

    宮仕えも大変だな、というのもありましたが
    またさらにここからどうなっていくのか…。
    無敗を誇ったあの人が、師匠に膝つきましたが
    これはこれで、フラグになったりするのでしょうか??

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    2020年06月01日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    ちょっと期待値が大きかったかなあ。
    多崎さんの本は外れがなかったので。
    とはいえ、翠輝晶の話はイマイチだったけど後半の蒼輝の話は物語も繋がっていて面白かった。
    次巻に期待

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    2020年03月02日
  • 八百万の神に問う2 - 夏

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    下に降りる事になった。

    降りた先では、浄土に行こうとしている人達と
    行方不明になった人達。
    何がどうしたのか…と思っていたら、どこにでもあるというか
    どこの世界でもあるというか、宗教がらみ?
    ついでに、少年がどうしていたのか、どうなっていたのか
    両親はどうしたのか、という謎も解き明かされてみたり。

    なるほど! というか、なるほど…という感じでしたが
    音導師の彼女の口ぶりはいつものごとく。
    最後には、きれいに丸め込んでました。
    その手腕がすばらしい(笑)
    そんな彼女ですが、こちらに来ても酒浸り。
    しかし処々で語られる事を繋げていくと
    もしや? という疑惑が。
    これは秋か、冬には分かるはず?w

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    2019年11月20日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ネタバレ

    ひとつひとつの短編はおもしろい。長編として読みたかったレベルなんだけど、最終的に意味がわからなかった……。

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    2019年06月08日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    10話あるが、それぞれの元となる話が何となくわかってしまったので、今までの作品の様にぐいぐい引き込まれる、という感じではなかった。

    もう少し、各話の登場人物の間に繋がりがあるかと思ったが、そんなになかったので、最後に綺麗にまとめる作者の手腕が見たかった自分はちょっと消化不良の感じです。

    ですが、作者の言っていた各話のキリは良かったので、読みやすかったと思います。

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    2019年03月01日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    面白かったんだけどなー。
    設問の一つ一つの答えの物語がとても良かったのだけど、ラストがイマイチ理解できなくて星は三つ。

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    2019年02月28日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    「血」がすべてを決める世界で生きる人たち

    かなり作り込んだ世界観で大変好みでした。
    ラストまで容赦ない展開でとてもよかった。

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    2018年03月04日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ネタバレ

    ロイスの過去が少々食傷気味でした。グローリアの性格が受け入れられなかった。

    ルークの成長と覚悟に切ない気持ちになりました。
    続きはあるのでしょうか。

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    2017年11月21日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    1、2巻というより前後編とか上下巻と言ったほうが正しいような。

    多数あった伏線を回収しつつ、ラストまとめたのはうまかった。やたら登場人物が不幸だらけなのは最近の流行りっぽいけど、それが一応本筋に影響するので、まあよいか。

    血の内容ですべてが決まる世の中、という設定よりも、『殻』という世界設定が面白いなぁと思った。あまり活かされてなかったけれど。

    ラストがやたらヒロイズム満載でちょっとだけ鼻白んだので☆3つに下げました。

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    2017年05月21日
  • 血と霧 1

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    ここまでの世界観を構築する力がある作家なのだと知った。
    ハヤカワの電子書籍の半額セールのときに、ずっと気になっていた作品だったので買ってみた。
    物語の部分では実にオーソドックスな展開ではあるけれど、ファンタジーの命の世界観はなかなかのもので、面白かった。

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    2017年05月20日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ゴシックパンク吸血鬼疑似親子モノ…で好みの要素たくさんでそこそこ楽しい。作中で「人間」と言われてる方は、銀と日光に弱く、血による他者支配ができる、などの特徴から吸血鬼、そして敵対する「純血種」の方が人間なんだと思われるが、敵役の純血種や女王に魅力やストーリー性が乏しいのが残念。生まれつき血のバリューが高い=俺強い、となる世界観のため、あまり主人公に共感できないのも△。
    また主人公は中年と思われるのだが、作中から年齢不詳な感じが漂う。吸血鬼故に長寿、だからなのではないかと思うけどここも説明がほしかった。吸血鬼と人間の寿命の差って鉄板ネタなので。

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    2017年04月03日
  • 血と霧 1

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    血で全てが決まるという過酷な世界観に興味をもち、「煌夜祭」の作者であることから期待して購入。物語はハードボイルドな感じ。巻き貝がうまくイメージできず、世界観にうまく入り込めなかった。ルークのキャラはいいアクセントだと思うのだけれど、もっと登場人物を掘り下げて欲しい。

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    2016年10月09日
  • 煌夜祭

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    面白かった!
    こういう「おはなし」の雰囲気好きだし、ベタなファンタジーの要素もとても好き。最後に全部つながる構成もすばらしい。
    ただ、…まあこれは自分の記憶力の問題だけど、島の名前や登場人物の名前がいまいちちゃんと記憶できていなかったせいで、最後のカタルシスを味わい損ねた感がある。いや、「つながる」こと自体は予想できていたんだけども、「じゃあ君の正体は…!え?あれ?違う?えーと、てことは…んん?やっぱ違う?あれ?」と脳内映像がこんがらがったまま読み終えてしまった…。カタカナは苦手…というかやはり記憶力の問題だな、うん。

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    2016年03月25日