多崎礼のレビュー一覧

  • 煌夜祭

    Posted by ブクログ

    ファンタジーなので、その世界観と馴染のない名前に戸惑ったけど読みやすい文章なので、読み進めることができた。
    語り部が話す話の内容が微妙に繋がっていき、この話に出てくる○○は、あの話に出て来た○○で、と確認しながら読んで、最後全部が繋がった時はすっきりとした。
    人間にしか見えないのに、人間じゃない、そして人を食べてしまう魔物と人とのかかわりが切なかった。

    0
    2014年06月10日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

    Posted by ブクログ

    出来のいい外伝短編集として、楽しく読めました。

    1編が程よい長さなので、飽きずに次々と読めるのが○。

    0
    2014年05月15日
  • 八百万の神に問う4 - 冬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第5章終盤から先の流れは実に心地よい。
    そしてラストの旅立ちのシーンは泣きそうになった。

    多崎さんの作品の中ではコミカルな描写が多かったかな。
    それはそれ、面白かった。
    最終巻はカタルシスはあまりなかったけれども、登場人物の成長が見て取れて嬉しかった。

    0
    2014年05月13日
  • 八百万の神に問う3 - 秋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いよいよ大詰めの雰囲気ある第3巻。

    そうか、同性愛であったか……そんな予感はしてたんだけども。
    多崎先生なら変化球でくるかな、とも思ったけども。
    そもそも同性愛が変化球か。

    0
    2014年05月22日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

    Posted by ブクログ

    正直評価が難しい巻。

    第1巻の「翠輝晶」と「蒼輝晶」は0から1を知る・読む巻だけど、
    第2巻以降は10年くらいの間の同じ時間軸を
    別の人物の視点から見つめてみるお話になるので
    ストーリーとしては既知の1から1.2になり、1.2から1.5になり
    という読み方になるので、どうしても飽きが出てくる。

    別の人物での見方になるので、あのときこういう思いでいたのか
    という気付きはあるし、作者の意図もわからないでもないのだけど
    ループもので同じ話の繰り返しを見せられているような
    ある種の苦行感も正直あった。

    0
    2014年05月07日
  • 煌夜祭

    購入済み

    少々ややこしくはある

    でも楽しかった。
    ネタバレになると不興だろうけど…相関図というか、図説が欲しくなる。アレがあーで、コレが…と。

    読み始めは、少し文章が冗長な気がして、あまり速くは読み進められないように感じていたのに、読み進めるうちにハマりました。
    日が変わった頃に、寝る前に少しだけ…と読み始めて、三時半に読み終える程度に。最近の私にしてはかなりの速読です。

    2
    2014年03月23日
  • 八百万の神に問う3 - 秋

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。
    季節は実りの秋ですが、迫る冬の寒さをも感じさせる今回の巻。
    登場人物の過去や世界の動きが見えてきて、次巻が待ち遠しくもあり寂しくもある。

    逃れられない現実や辛い過去、それを忘れること、忘れられること。
    そんな忘却を願ったことのある人は、きっと音導師の言葉に心を震わされる。

    0
    2013年12月27日
  • 八百万の神に問う2 - 夏

    Posted by ブクログ

    夏の巻!

    今回はシンの巻き。
    面白すぎて一気に呼んでしまった。もったいない。
    ラストはわりと分かりやすかったかなー。前回で慣れたせいで。笑。
    シンの件は片がついてよかったけど、イーオンのほうは冬まで持ち越しかなあ。気になるね!

    0
    2014年05月13日
  • 八百万の神に問う2 - 夏

    Posted by ブクログ

    鳥居が大好きなので、表紙にウットリとしてしまった^^

    今回も安定の面白さでしたね!
    だんだんとこの世界の様子が分かってきました。

    今やイーオンの下僕(笑)のシンが、
    何故鳥居道をくぐって真の楽土に来たのかが明らかになります。
    シン少年の成長、少女への淡い恋心が微笑ましいです。

    争いもなく、穏やかに死を待つばかりの人々が集まる真の楽土。
    かなりうさん臭いです。そのあたりはおいおい見えてくるのかな…

    音導師のイーオンはまだまだ謎ばかり。
    ただ、酒三昧ばかりではないという事は分かりました(笑)
    彼女の過去には何があったのかな…<秋>の巻が待ち遠しい!

    0
    2013年09月07日
  • 八百万の神に問う2 - 夏

    Posted by ブクログ

    シンとレイシャの132ページと241ページの対比がかなしい。シンには頑張って音導師になってもらわないとね。友人の拠り所になれるくらい強くなってくれますように。

    0
    2013年09月02日
  • 八百万の神に問う2 - 夏

    Posted by ブクログ

    季節と共にメインもサヨからシン少年へ。
    前巻で解らないことだらけだった世界のことも少し明らかになった夏の物語。
    少年の過去と、ちょっと甘酸っぱい何か。
    とりあえずサヨが幸せそうで何より(笑
    好きだなーと思ってたけどトウロウがかなり好き。

    相変わらず謎の多いイーオンのことなど次回秋の物語に持ち越し。
    そちらはちょっと時期がずれて12月発売。

    0
    2013年08月28日
  • 八百万の神に問う1 - 春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    設定が入り組んでいてとっつきにくいけど、面白い。和風ファンタジーとでも言えばいいのだろうか。所々に出てくる外来語の当て字が面白い。突照(ツンデレ)とかww 
    言葉をテーマにしているのだろうから、その辺りのセンスは素晴らしいと思った。

    そして、私は名無し少年に萌えて仕方がないのであった……。

    0
    2013年08月22日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

    Posted by ブクログ

    2巻目は紅輝晶と黄輝晶。それぞれの主人公はハウファとダカール。
    紅輝晶ではハウファの強い意志とアルティヤの生き様に胸打たれ、ラストの真実に驚かされる。良い意味で裏切られた。面白い。
    黄輝晶ではシアラという夢を抱いたダカールの苦悩と一途さ・献身さに胸が切なくなり、イズガータやアーディンの決意の強さに圧倒された。アーディンの話で同じ場面を読んでいるはずなのに、違った視点から描かれているから、より深く物語の情景を追うことができる。
    3巻で完結。ラストを締めくくるのは光輝晶と暗輝晶。2人の王子ということはアライスとツェドカかな?楽しみだ。

    0
    2013年08月02日
  • 八百万の神に問う1 - 春

    Posted by ブクログ

    待ちに待った多崎礼氏の新シリーズ。
    今回は、和風ファンタジー。

    主人公は、音導師という職業のサヨという女性。
    音導師とは、何か揉め事があった時に、音討議という話し合いの場で論者を務める者のことを言う。
    また、音導師は、音叉である杖を持ち、それを鳴らすことができなければならない。
    つまり、弁が立つだけではなく、何か素質のようなものが必要らしい。
    八百万の神に認められるということだろうか。

    世界観とかは、少し難しかったのだが、ぶっきらぼうだが、なぜか憎めない伝説の音導師イーオン、名無しの少年、大きな猫さん、無敵の防人トウロウ、こういった人々に支えられサヨが成長し、自分を取り戻していく過程が面白

    0
    2013年07月13日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

    Posted by ブクログ

    『夢の上』の番外編。
    番外編も面白い!
    あのキャラクターはこういう人だったのか、と楽しみながら読みました。
    夢の上は名作だと思います。

    0
    2013年06月26日
  • 〈本の姫〉は謳う2

    Posted by ブクログ

    まだ途中だけど、面白い。

    過去と現在があちこっち行ったりするのが読みにくいと感じるが、この物語の場合はそうならざるおえないのだろう。
    今回は主人公の「過去」がメイン。今の主人公につながるまで、彼はいかなる道を歩んできたのか? が色々と語られるし壮絶すぎて切なくなる。
    こういう経験を積んできたのに疑心暗鬼になったり自暴自棄にな(ったりしたかもしれないが)らずに乗り越えてきたのはすごいなと思うし、それが主人公の強さなんだなと思った。

    セラとの今後の関わりに期待したい。

    0
    2013年06月19日
  • 〈本の姫〉は謳う1

    Posted by ブクログ

    本がテーマの王道?ファンタジーです。
    主人公の性格にとても好感が持てました。なんだかんだいいながらもお人好しなんですよね、彼。拾った女の子セラと、これからどんな関わりを持って、彼が持つ「姫」を無事助け出すことができるのか、天使たちとの関わりはどうなるのかが気になるところ。
    時おり挟まれる主人公の過去と現在の文章が、少し読みにくいですが、世界観に対する作者さんの想像力がすごいなと思いました。

    0
    2013年05月29日
  • 煌夜祭

    Posted by ブクログ

    十八諸島では時おり魔物が生まれ、冬至の夜に人を喰らう。
    けれど物語を聞いている間は魔物も人を襲わない。
    だから冬至の夜には島主の館で煌夜祭が開かれ、
    語り部達が集い朝まで物語を語り合う。
    これは語り部の話を集めた短編集だと思って読み始めた。
    けれど散りばめられた伏線を回収し始めた辺りで気付く。
    あれ?この話に出てくる人って・・・あの人?と・・・
    疑問は確信になり、そして一つに収束され
    あの景色を目の前にした時、涙出そうになりました。
    悲しくて切なくて愛しい物語

    0
    2013年05月11日
  • 八百万の神に問う1 - 春

    Posted by ブクログ

    多崎礼さんの新シリーズ、新しい世界。独自の世界はまだわからないことが多いけれど、もっと知りたいと思えるだけの魅力に溢れている。今回はまだ導入で世界の紹介的な感じにでしたが、次の巻以降、少年がどうなっていくのか…。全4巻とのことで今回は春の巻。次の夏の巻
    は八月発売だから、季節と合わせて出してくるかな? だとしたら今年はたくさん多崎さんのご本を読めそう。楽しみ。とりあえず水の可見をなで回して大きい猫さんを大いにもふりたい(笑

    0
    2013年04月30日
  • 飛翔 C★NOVELS大賞作家アンソロジー

    Posted by ブクログ

    多崎さんは節回しのついた詞が好きなんだなぁ。
    「光の楽園」は本編出るのかな。長くなってもいいから出て欲しいな。

    0
    2013年03月27日