多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
閉ざされた地域レーエンデ。
シュライヴァの騎士団団長イスタルと娘ユリアはレーエンデに魅了される。
2人は青年トリスタンと共に、レーエンデ独立のために立ち上がる。
架空の国レーエンデを巡る壮大なファンタジー小説第一弾。
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レーエンデの描写が美しい。
さまざまな民族や自然、動物、病気までも、空想の世界なのにリアルに頭に映し出された。
読みながら、仕事で北の地域にしばらく住んでいたときを思い出した。
同じ県内なのに考え方というか気質がぜんぜん違った。
「あなたは旅の人だから、この地域の本当のところはわからない」と言われたことがある。
どんなに長く住み、その地を愛したとしても孫まで生まれなければ、「 -
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Posted by ブクログ
「新しい法律ができた」
の一文から始まる25個のショート・ショート。
25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
「Touch law if you can」 名倉編
途中まですごく楽しい話だと思っていた。
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
「もう、ディストピア」大沼紀子
何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されて -
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Posted by ブクログ
レビュー件数、評価ともに高く、重厚な装丁。かなり本格的なファンタジーかと思い手に取ったのだけれど、思いのほか薄かったかな。
でも、おかげで最近どういう作家さんが評価されているのか分かってきた。
この作品はいわゆる歴史伝記モノ的雰囲気のファンタジーなのだろうけど、それにしては歴史のダイナミクスに乏しい、冒険活劇としてはキャラクターも筋もおとなしい。
そこら辺で、守り人シリーズをはじめとした上橋菜穂子さんの作品や十二国記あたりに及ばないかなと。
文体的には冷めた語り口が主体ではあるけれど、本来は韻文が好きで美しい物語が好きな作家さんなのかなと感じた。
トリスタンに関する描写にそのような印象が強 -
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