多崎礼のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
レーエンデの解放を目指して活動を始めるレオナルドと、レーエンデを目覚めさせるために地獄の道を行くと決めた妹のルクレツィア。行き着く先で革命は成されるのか。夜明け前が一番暗い。レーエンデ国物語第四巻。
レーエンデの革命も残すところあと一巻のところまで来ました。相変わらずのリーダビリティでぐいぐい読ませられました。
今回は、実はあまり物語に入り込めませんでした。物語の構造が2巻と似ているし、そうなる必然性を強く感じなかったからかと思います。2巻でルーチェがその道に踏み込みましたが、それは(リアルというより)小説としての面白みを感じるものでした。しかし同じ轍を踏む今回は、小説としても少し工夫が欲し -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
-
-
-
-
-
-
-
-