多崎礼のレビュー一覧

  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    物語を通して本に触れ合う意味を教えてくれた小説。

    盛大なファンタジー小説でした。
    二つの物語が交互に語られ、最終的につながる感じがマンネリ化せずに読み進めることができました。
    そして、アンガスとアザゼルとの関係がやっと繋がりました。
    それにしても、とても長く感じるファンタジーでした。

    本書の最後の数行は、読書する方々には何かしら響く内容だと思います。
    読む価値は必ずある小説だと思います。

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    2024年12月31日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    肩書きに執着する恐ろしさと前に進むための勇気を教えてくれる章

    後半に向けて盛り上がっていく物語がとてもいい。
    登場人物も個性があって、物語を面白くしてくれるし、ジョニーがいい塩梅役をしてくれるので面白く読めます。
    そして、二つの物語がどんどん近づいていく感じもこのシリーズの醍醐味だと思います。

    とにかく続きが気になります。次巻で最後なので楽しみです。

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    2024年12月28日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる、から始まるお話が集まった本です。
    作家さんそれぞれの個性が面白いです。
    米澤保信さんのお話、秋吉理香子さん、真下みことさん、三上幸四郎さんなどあらたに読みたくなりました。
    ブラックユーモアのあるお話が多かったです。

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    2024年12月27日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    《過去と現在と未来。思考原野ではそれが同時に存在する。》p.259/闇堕ちしかけているアンガス、リバティを奪われ絶望的なアザゼル《希望と絶望は表裏一体。この文字は希望を裏返してしまう。》p.172/レッド《お前はオレの切り札だ。》p.14/セラ《無抵抗でいられる者ほど強い者はいないのですわ。》p.99/私《死ぬにはもってこいの日だった。》p.116/俺《それでも俺は決めたんだ。諦めないって。今、この時を生きようって。》p.204/ツァドキエル《手に入らないのなら、何もかも壊れてしまえばいい。》p.204/アンガス《でも殺さない》p.250/ジョニー《お前がいなくちゃ、愉快な仲間達は始まらねぇん

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    2024年12月15日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    望むのは愛する人を生かすこと滅びのイメージ回避すること/アンガスは勇気をふるう《心を開いて、相手を受け入れてみてください。それは憎み合うよりも、ずっと難しいことだと思います。でも殺し合うより、ずっと幸せになること請け合いです》p.214/アンガスの文字集めはちょっと作業的になってきたが事態は着々と(悪い方に)進行しているようだ/近づく戦い。アザゼルは遠からず死ぬような気がするが何を残せるのか。

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    2024年12月13日
  • これが最後の仕事になる

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    SF、ファンタジー、ミステリー、恋愛ets…
    「これが最後の仕事になる」から始まる24の短編集。
    多崎礼さんを目当てに読んだけれど他の作家さんの短編も面白かった。

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    2024年12月08日
  • 煌夜祭

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    面白かったなーーー!
    話の筋はぜんぜん違うのだけど、湊かなえさんの告白を単行本で読んだときを思い出した。
    あの、最初の短編が一番良すぎるがゆえに、その後が「ただの付け足し」「つじつま合わせ」に感じられてしまう現象……わかる人いてほしい笑
    概ね最後までまとまってたし大変良かったんだけどもね!

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    2024年12月08日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    真梨幸子さんのKU&UMIをニヤニヤしながらよみはじめ、途中えげつない描写が出てくるのでほんとひどい会社だよなーと読んでたらまさかのどんでん返しなラストにたまげた。人間もこういうことされちゃうよ。ペットショップ早く滅びて欲しい

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    2024年11月29日
  • 血と霧 1

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    学校 ★★☆  大人 ★☆☆

    この世界の人の価値は血の持つ能力で決まる。
    血でランク分けされ人々は上層・中層・下層、そしてランク分けすらされない能力を持たない廃血の住む廃棄地区がある。

    都市国家ライコスの下層で血液専門の探索者をしているロイスは、過去に自身の持つ血の能力ゆえ妻子とともに上層に住んでいた。
    しかし妻を亡くし娘が行方不明となり、その娘を探すためにロイスは下層で探索者をしているのだ。

    ある日ロイスのもとにライコスの王子を探してほしいという依頼がくる。
    なぜわざわざ下層の探索者に依頼をするのかといぶかしむロイス。
    依頼主はロイスが4年も行方の知れない自分の娘を探し続けていることを

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    2024年11月25日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    1〜4巻のおさらいプラス の情報がまとめられていて、読むとこれまでの情景が頭に浮かぶ。
    絵なんて無かったはずなのに、こんなに浮かんでくるというのは、それだけ細かく描写されていたからだと思った。

    レーエンデのモデルはスイスで、法皇庁はイタリア。シュライヴァはドイツだそう。なるほど。

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    2024年11月09日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    翠輝晶
    影使いになったオープとアイナの物語。
    影を使役し、自分の時間を与え続ける影使いは、人よりも人生が短くなる。
    その上、影使いは帝国内での居場所もなく、見つかれば処罰されるという厳しい世界。
    二人は旅をし、アライスという少女と出会う。

    蒼輝晶
    アライスが騎士として入隊することになったケナファ騎士団。
    そこに属する天賦のスキルを持つ女性騎士イズガータと騎士の中で最強のアーディン。
    この二人の物語。

    王に夢売りがそれぞれの物語を見せていく、という構成になっている。

    それぞれとても綺麗で、そしてどこか哀愁の漂うストーリー。
    これらが歴史を少しずつ動かす歯車となっていく予感。
    壮大なファンタ

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    2024年11月09日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    ネタバレ

    「夢の上」全話を通して「紅輝晶」のストーリーが一番好き。
    ハウファの復讐に全身全霊をかける姿や、アルティヤの何が有ってもハウファの味方でいる強い決意に惹きつけられるのだろう。
    ノベル・文庫ともに読んでいて内容を知っていても、アルティヤ(サフラ)の心情を思って胸が苦しくなる。何度読んでも泣いてしまう。
    書き下ろしは、アルティヤと共存していたサフラの独白。こちらも読みながら泣いてしまった。

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    2024年10月30日
  • 煌夜祭

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    語り部が紡ぐ人と魔物の物語、とてもよかった。冬至の夜に開かれる煌夜祭では色んな話が語られる。その中には愉快な話、哀しい話、恐ろしくも美しい魔物の話と夜が明けるまで続く。短編のようなイメージで読み始めたら2人の語り部が交互に物語を紡いでいき、物語と人物がだんだん繋がり見えていなかった形が浮かび上がっていくことに驚いたし心から楽しめた。登場人物や十八諸島ととにかくカタカナの名前が多く行きつ戻りつ、メモもしてみる。哀しみより最後には幸福感が勝ってよかった。魔物の物語であり恋の物語のようでもあるように感じた。

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    2024年10月28日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    最初は世界観に入り込めず、最後まで入り込めたかどうかは分かりませんが、蒼輝晶は良かったです。
    ただ、翠輝晶のアイナが夫のためにしたことは理解ができませんでした。(夫婦の時間をそこまで濃く描かれてなかったので、そこまで夫のこと愛してたの?と驚き)。

    でも次巻は本巻で気になった人がメインで出てくるようなので、読んでみます。

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    2024年10月23日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    連作短編ではなくテーマにそわせて並べた短編集だと思う。ずっと楽しめるが小粒感。器用な印象。あと出だしのあたり、無くても伝わるのに何故か入る重複擬音描写が多い文体で少し読みにくかったが、いつしか消えた。何だったんだろ。

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    2024年10月23日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    まさにガイドブック。そして、最終巻への期待がますます高まる。これからこのシリーズに入る方は、このガイドを先読みしないように見ながら読むと話がよく分かるかな。私はよく位置関係が分からなくなるので、こう云うのいいわ

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    2024年10月03日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    文庫版に書き下ろし短編を収録した完全版「夢の上」第一巻。
    文庫版の時は短編集が発売されず残念だったけど、今回の完全版は本編+短編集が出版される予定みたいなので楽しみ。

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    2024年09月22日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    連作短編が好きなので、新装版になって発売されて嬉しい。
    書き下ろしのプロローグには「もしかして、あの作品のキャラかな?」となる遊び有り。
    多崎氏の作品を読んでみたいけれど、ファンタジー系かSF系か…どれから手を付ければ良いか迷っている人にお勧め。好きな系統の短編が見つかれば、次は同系統の長編を読んでみて欲しい。

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    2024年09月20日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    ネタバレ

    メルヘン過ぎないファンタジーは良い。
    政治や信仰は世界観設定に欠かせない要素だなと思いました。

    レーエンデ国物語を先に読んでいたので、それと比べると物語の展開がとても速く感じます。
    「同じ世界、同じ時間軸に生きた誰かの夢」という世界観も面白く、モノローグ的な文章もマッチしているなと思いました。

    章ごとにそれぞれ主人公が変わっても、どこかの場面で交錯するパターンは鳥肌が立ちます。
    まだこの巻しか読んでいないので、ボヤけた要素が残されていますが、
    いずれ伏線となって回収されるのが楽しみです。

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    2024年09月10日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    終わった…。
    時代が頻繁に転換するので気を引き締めて読んでいないと混乱してしまう。
    ジョニーやアークの存在に癒された。

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    2024年08月19日