多崎礼のレビュー一覧

  • 煌夜祭

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    私は頭が良くないので、登場人物たちの名前や通り名が本当に覚えられなかった。相関図を書き出してやっと話を理解できました。
    美しく切ないお話だった。本の厚みはないけど内容の濃い作品で楽しめた。

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    2024年06月08日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    多くの語り部の話に出てくる魔物。魔物が人を食べてしまわないよう語り部が冬至に多くの話をするのだが、登場人物の名前が多く誰が同一人物なのかと混乱してしまった。しかし、最後には同一人物ではなく魔物が人を食べその記憶を引き継いでいることがわかった。
    一度読んだだけでは理解が追いつかなかったので、
    また読み直してみたいと思う。

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    2024年06月02日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    ネタバレ

    最後に向かって駆け足で進んだように感じてしまった。
    悲しい別れもあって途中で読むのが辛くなったけど、物語が大団円を迎えてくれて本当に良かった…。

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    2024年06月01日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    二つの物語が繋がって、核心に迫って来た。
    アンガスと愉快な仲間たちが最後まで欠けずに旅をやりきって欲しい。

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    2024年06月01日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    王子、国様々なものが抱えることが浮き彫りになって行く中で女王の絶対悪である感じが強まっていった。そして主人公の娘に関しても、息子同然に感じていた王子に関しても救いが無さすぎて辛かった。
    国のこととかを考えた全体を見るとハッピーエンドに向かう兆しが舞える結末だったけど、子供の多大な覚悟の上での犠牲の上でなされたのが辛すぎた。彼らも幸せになる道があって欲しかった

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    2024年05月22日
  • 血と霧 1

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    スチームパンクっぽい世界観に生きる吸血鬼達の話って感じ。全体を通した感想はなんとなく間延びした印象。王子と出会って主人公が振り回さつつじんわり裏に潜む大きな問題がわかってくる。主人公の娘に関しては話は進まないし、次巻に期待と言ったところ

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    2024年05月22日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    ネタバレ

    「こんなファンタジーが読みたい」を最高のレベルで叶えてくれる。

    風景描写は繊細で、世界設定も詳細で、けどちゃんと人物たちのやりとりに温度があるのが素敵。リーアンとアーロウが照れ合ってるあのシーンなんて、おかしくってくすくす笑いながら読んでた。

    それからやっぱり、メインに歴史としてでてきたテッサたちだけじゃなく、白昼夢のような形でユリアとトリスタンが出てきた瞬間の、あの鳥肌ったらない。うわーっこれこれこれ!!!って内心昂りまくっちゃった。ファンタジーな世界観、シリーズものの醍醐味をめちゃめちゃに噛み締めちゃった。

    展開は「う、うわ、、まさか…まさかそれって……!!」な激動の展開に興奮した(

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    2025年09月10日
  • 煌夜祭

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    すっごく面白かったけど、半分以上訳わかんなかった。
    もう雰囲気だけで読み切った感じ。
    登場人物も誰が誰やら?だし。
    世界観もイマイチわからんかった。

    誰か丁寧に子供に言い含めるように説明して。

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    2024年03月28日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    文字(スペル)は順調に集まっているけど、だんだんと不穏な空気。
    これって最終的にハッピーな方向に行くのかすごく不安な気が……

    もう次が最終巻か。あっという間。
    ゆかいな仲間たちみんなが無事に旅が終わることを祈りつつ、続きを待ちます。

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    2024年03月25日
  • 八百万の神に問う1 - 春

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    季節感のある春特有の風光明媚な情景が目に浮かぶようだった。
    最後が圧巻だった。

    〜名言〜
    言葉は自分を良く見せるためのものではない。自分を理解して貰うための道具だ。(P210)

    形あるものは常に変化し続ける。美しい壷もいつかは壊れ、色鮮やかな絵画もやがては色褪せる。(P211)

    真に美しいもの。それは目には見えない。だからこそ、それはどこにでもあり、誰の中にもある。真実の美。それは八魂の中でも、もっとも尊いとされる三つの魂
    慈愛の『恩』、希望の『温』、そして自律の『御』だ。(P213)

    すべての言葉には魂が宿る。お前の口から出た言葉は、その瞬間にお前の分身となる。

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    2024年01月16日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    良かった。
    多崎さんの登場人物はみんな好きになる。苦しみや悲劇の中に、意志を持ってしっかりと希望を掴んでいくところ。

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    2023年09月02日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    同じ時間軸の中で、それぞれの思いや葛藤を丁寧になぞっていくような作品。
    多崎さんの好きなところは、脇役がいないところ。
    物語の派手さよりも登場人物の心情に重きをおいているから、合わない人もいるかもしれないけど、個人的にはとても好き。

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    2023年09月01日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    『煌夜祭』を初めて読んだ時から、大好きな作家さん。
    最初はラノベ感が強い文章に戸惑う人もいるかもしれないけど、途中からどんどん引きこまれる。
    全体的に切ない物語だけれど、苦しさよりも温かさを感じる。
    登場人物がとても人間らしくて好き。続きが楽しみ。

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    2023年08月29日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    レーエンデ国物語がSNSで盛り上がっていたので、何から読もうか迷っていたら、阿津川辰海さんが大ファンだったそうで‥入口になったというこちらを。

    久しぶりのどファンタジー。ページ数に対し、島の数など作り込まれた世界観。多少気圧されつつも、連作短編にが進むとどんどん楽しく読めた。

    性別の叙述トリックや、複数の名前を持つことから、誰と誰が同一人物なのかを考えながら読むことになる。
    カタカナ名前なんで、これが結構辛い。

    ただ、小中学校の学級文庫とか図書室にあったら、夢中で読んでいただろうな‥自分で二次創作も好きに書いていたかも、と思いを馳せた。(刊行時にすでに社会人なので、年代はずれまくっている

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    2023年07月22日
  • 〈本の姫〉は謳う4

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    何を書いてもネタバレになりそうな、全4巻の最終巻。
    読後感の一言だけ。
    「あんがす! ああんがす!!」
    それを呼びかけた人のことも、呼びかけられた人のこともせつなく思うのでした。

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    2022年11月30日
  • 〈本の姫〉は謳う1

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    【感想】
    ・設定凝りまくってて、掴むのに苦労がいる。
    ・主人公たちのキャラと会話が楽しい。
    ・各章が短いのでテンポはよい。
    ・ジャンル的には無理やり当てはめればSFファンタジーだろうか。どちらかといえばファンタジー寄り。

    【一行目】
     この世界は、言うなれば本のようなものだ。

    【内容】
    ・本の姿をしている「姫」とともに「文字(スペル)」を探す少年アンガスの物語と、聖域での「俺」の物語(過去なのか現在なのか不明のまま)が交互に描かれる。

    ▼簡単なメモ

    【アーク】解放された自動人形。アークエンジェル型で金髪美青年。背中に白い羽があるが「次元軸に沿って」収納できるらしい。起動してくれたアンガ

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    2021年09月20日
  • 八百万の神に問う3 - 秋

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    緩やかに幸せな世界だが、外からの干渉が
    すぐそこまで迫っていた。

    ほのぼのとした現実と、誰かの過去。
    これが一体どうあの人と関係があるのか~ですが
    その間に、というべきか、最後の方では
    ついに酒ばかり飲んでいる謎が解決。
    いや、そんな事ではないかと思っていましたが。

    宮仕えも大変だな、というのもありましたが
    またさらにここからどうなっていくのか…。
    無敗を誇ったあの人が、師匠に膝つきましたが
    これはこれで、フラグになったりするのでしょうか??

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    2020年06月01日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    ちょっと期待値が大きかったかなあ。
    多崎さんの本は外れがなかったので。
    とはいえ、翠輝晶の話はイマイチだったけど後半の蒼輝の話は物語も繋がっていて面白かった。
    次巻に期待

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    2020年03月02日
  • 八百万の神に問う2 - 夏

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    下に降りる事になった。

    降りた先では、浄土に行こうとしている人達と
    行方不明になった人達。
    何がどうしたのか…と思っていたら、どこにでもあるというか
    どこの世界でもあるというか、宗教がらみ?
    ついでに、少年がどうしていたのか、どうなっていたのか
    両親はどうしたのか、という謎も解き明かされてみたり。

    なるほど! というか、なるほど…という感じでしたが
    音導師の彼女の口ぶりはいつものごとく。
    最後には、きれいに丸め込んでました。
    その手腕がすばらしい(笑)
    そんな彼女ですが、こちらに来ても酒浸り。
    しかし処々で語られる事を繋げていくと
    もしや? という疑惑が。
    これは秋か、冬には分かるはず?w

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    2019年11月20日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ネタバレ

    ひとつひとつの短編はおもしろい。長編として読みたかったレベルなんだけど、最終的に意味がわからなかった……。

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    2019年06月08日