柴崎友香のレビュー一覧

  • かわうそ堀怪談見習い

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    ネタバレ

    注:内容にちょっとだけ触れています。

    自分は、ホラーや怪談が大好きなバカな人だ(^^ゞ
    だから、ホラーや怪談の出来にはやたらうるさいw

    ホラーや怪談が好きな人って、世間的には「バカな人」として一緒くたにされがちだけど、実はホラーや怪談が好きな人が好むそれらというのは個々の人で大きく違う。
    ホラー好きと怪談好きでは、“怖さ”のテイスト好みが全然違うことが多いし。
    ホラー好きの人、あるいは怪談好きの人が「コレいいよ」とススメてくれた小説や映画が、他人には全然ダメということも普通だ。
    個々のホラー好き・怪談好き、それぞれが好むテイストというのはもの凄く狭い範囲で、かつそれぞれの人で全然違うのだ。

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    2025年06月16日
  • 私の身体を生きる

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    様々な作家の性に対する(主に女性)事が書かれている。性といっても色々な主観や体験があって、知らない作家さんの事は調べて知りたくなり、好きな作家さんの事は今まで知らなかった部分を知り深く知れた様な気になった。

    生々しい描写や、親しい人であっても普段はあまり聞かない言わない性の事柄にビックリしたし、何だか安心?した。
    日本では性の話しはあまりオープンじゃないからこそ、この本で色んな人の性の事が知れて嬉しかった。次回作も出たらいいな。

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    2025年06月15日
  • 本からはじまる物語

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    著名な作家達による「本」がテーマのアンソロジー。
    甘酸っぱい恋の話しやちょっとゾクッとする話、不思議なお話など本というテーマ1つでも色んなお話が書けるんだなぁと楽しく読ませてもらえました。
    中でも本が飛んでいったり、飛んできたり、飛んでる本をつかまえたり…といった本が飛ぶ話がいくつかあり、作家さんには本が飛ぶという発想があるんだなぁ〜と思いました。
    どれも良かったですが、本多孝好さんの「十一月の約束」が好きです。

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    2025年06月10日
  • 私の身体を生きる

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    性被害に遭ってる人の多さに驚いた。
    それ含め、53年共に過ごしてきた自分の体について書きたくなった。
    いい本に出会ったなー。

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    2025年06月08日
  • 私の身体を生きる

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    この本を読むとだいたいの女性はなんらかの性被害に合ってる、幼い頃から大人になるまでの期間で。
    男性も性被害にあうこともあると思うけど、女性の比ではないだろう。
    そういう危険にさらされながら生きるってどういことだろう。
    そういう話しばかりじゃないけど「私の身体を生きる」というテーマで書くとなったらそこは避けられないことなんだろう。
    特に西加奈子、柴崎友香、金原ひとみ、朝吹真理子、藤野可織、藤原麻里菜のは身につまされた。
    千早茜の「私は小さくない」は共感。(そこまで激しく大きく強くなりたいとは思わなかったけど)
    鈴木涼美の「汚してみたくて仕方なかった」はぶっとんでた。すごいアカデミックな環境だから

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    2025年06月03日
  • ご本、出しときますね?

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    2016年~2017年に BS で放送されていた番組を書籍化したもの。オードリー若林氏が各回2人の作家をゲストに迎えて行う鼎談集である。もともと知り合いの方も多いようで、堅苦しい話も小難しい話もなく、気軽に読める。

    小説を読んだだけでは分からない作家さんの側面が見られて楽しいし、読んだことのない作家さんも、話がおもしろい方の本は読んでみたくなる。また、毎回の鼎談の最後に紹介される本も、興味をひかれるものが多かった。

    読書の幅を広げたい方に。

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    2025年05月19日
  • 春の庭

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    ネタバレ

    はじめましての作者さん。

    表題作は、終わり方が急ハンドルに感じて戸惑った。「糸」もだけれど、話を締めくくるタイミングが独特。

    「見えない」では更に、どう捉えたらいいのかわからない光景が飛び込んできたところで話が終わってしまい、夢と現を行き来しているような心持ちに。

    ここまで来たら、最後のお話はどう意表を突いた幕引きなのか?と期待していたら、すごく安穏に終わり、またも予想を裏切られた(笑)
    一冊を通して、段々と作者のペースを掴み、どこか飄々とした作風が癖になってきた気がするので、他の作品も読んでみたい。

    どのお話も建物や街の描写が印象的で、人の営みが見えてくる短編集だった。

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    2025年05月03日
  • 百年と一日

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    場所、人、時間。その三拍子でつづる短いワルツを集めたような短編集。
    ひとつひとつはまるでオルゴール。ねじを巻いて函をあければ物語が立ち上がり、ある時からある時までのエピソードがひとめぐり。こまやかな楽器の音色も、声も、歌詞もそこにはないのに、すべてが封じ込められていて、思い出し、感じることができる。

    てんで要領を得ないけど、そういう本なんです。

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    2025年04月25日
  • ご本、出しときますね?

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    番組Pの佐久間宣之の『おわりに』が印象的だった。作家さん達の考え方の違いが面白く、文字だけで伝わる人柄みたいなものに押されて何冊か本をポチった。

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    2025年04月12日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリーの若林と作家たちが対談し、”自分のルール”についてをメインに小説を書くにあたってのモチベーションや作品の映像化の話、小説には関係ない話まで色々と語る番組の書籍化。各回の最後にはオススメの本が紹介されています。それぞれのこだわりや持ち味が出ていて面白かったです。テレビで実際に話しているのを見たかったかな。

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    2025年03月21日
  • 遠くまで歩く

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    人の記憶や時間感覚は、思った以上に不正確なものであることを再確認させられる話。
    「遠くまで歩く」というタイトルは、距離だけでなく記憶の中の遠く(=昔の記憶)まで遡って振り返ってみるということ。

    本作では登場人物たちが身近な風景の写真と地図を基にして、そこにまつわる記憶や派生して考えたことを共有する会が開かれている。 
    記憶は記録しないと永遠に忘れ去られてしまうものも多い一方で、関連する映像や香りをきっかけに蘇ってくるものもあり、上述の会の参加者たちは改めてそのことに気付く。
    それでも、その記憶が実は他の記憶と混ざっていたり、実は最初に思っていたより随分前の時代の出来事であったと気付くこともあ

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    2025年03月17日
  • 虹色と幸運

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    自分とは、年齢も住んでいる場所も立場も違うけれど、誰でも悩みや迷いの中で生きているんだということが感じられ、安心できた。
    就職活動の中で、10年後の自分はどうなってるんだろうという漠然とした不安があるが、悩みながらも周囲の人に助けられながら生きている登場人物たちを見て、どうにかなると思えた。

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    2025年02月27日
  • 走る?

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    アンソロジーはいい。
    すごくいい話も、意味不明なのも、色々読めていい。どういう順番で収録するか考える編集さん楽しいだろうなー
    で、一応ランニング好きな私が好きだった話は、1話目の パン、買ってこい と6話目の いびきが月に届くまで 。外の雪が消えたら走ろう。走りたくなっちゃったなー

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    2025年02月15日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん

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    2025年02月13日
  • 百年と一日

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    淡々とし過ぎてハマらないなぁと思っていたけど喫茶店の話が好きだった。
    事故の不思議な話も良い。

    世界を第三者がただ記録しているような目線が新鮮だった。

    観た直後は怖くなかったのに寝る前にふと思い出すホラー映画のようなじわじわ感がある。

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    2025年02月05日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

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    ネタバレ

    主人公の春子が尿管結石で入院した展開にはっとした。同意書に名前を書く場合となっても一人暮らしだとどうすればいいのか、真剣に考えておかなくては。

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    2025年01月26日
  • 大阪

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    なんとなく不思議な感じで読めた。
    いろいろな場所を歩いて感じる感覚を表しているような、散歩していてなんとなく思い浮かぶノスタルジックな感じというか。
    全体を通して後半の方が感覚が合ってきたので単発ではあまり感銘受けなかったかも。

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    2025年01月25日
  • 続きと始まり

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    ネタバレ

    阪神大震災、東日本大震災、新型コロナと日本を襲った節目となる天災にほんのり関わった3人の寄るべなさ。親とうまくいっていないということも併せて、より寄るべなさが出ている。
    小坂パートが、1番我が身に引き寄せることができ、面白かった。
    最後、3人がニアミスしていたとある2月がなんか読んでてワクワクした。

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    2024年12月27日
  • 大阪

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    ネタバレ

    岸政彦さんの本はいつも読んでて本当に不思議な感覚に陥る感じがある
    頭の中をスーンと何か静かなものが突き抜けて流れていくような感じ
    流動的で普遍的〜連続性〜みたいな(自分で意味分かってないけど)単語が似合うような
    登場人物に親しみを持って読んでいたら急にその人が消えるからさ、なんかそこで〜普遍的〜みたいなさ…分かってないけど…

    柴田友香さんめっちゃ都会の学生生活で羨ましいんやけど…田舎って損だなあ
    こんなに文化享受できなかったし行くとこなかったし暇だから時間は長く感じたよ

    私こんな楽しそうな街一生知らないんだよなー
    大学進学のときとか就職とかなんで出なかったんだろって後悔がまた湧いてくる

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    2024年12月25日
  • 続きと始まり

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    砂地に水が染み込むような文章。
    シンボルスカの詩を中心にコロナ下の3人を描く。
    阪神の地震と東北の地震の記憶。それぞれのおいたちの記憶。過去からのつながり。

    その時々の自分の思いがたちのぼってくるが、
    コロナから2年経過した現在、コロナの頃の記憶が朧げになってることに驚く。地震のころの自分はありありと覚えているのに。。これはなんなのかな?

    シンボルスカの詩を読んでみたいと思った。

    それから、世界は暗い方へ進んでる、という基調だったけど、そんなでもないよ、と言いたい。20年前に比べて、良くも悪くも世界の均質化は進んでる。それは良い面の方が多いんだよ。

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    2024年11月27日