柴崎友香のレビュー一覧

  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    タイトル買いしました。
    表題作より同時収録の「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」が好き。好き、というか大好き。
    25歳までは眠いんだってさ。あたしは25過ぎたけどまだ眠いや。

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    2009年10月04日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    表題作もいいですけど、僕はそれよりももう一篇の方。「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」がよかったですわ。これは非常に高度な展開だなぁって思った。(06/10/30)

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    2009年10月04日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    望くんと、花田くんがおもろい!!2話めはにクアトロとか、ベイサイドジェニーとかでてきてなんか、想像しやすかった。この人は車の中の出来事とか、車の中からみえるものを描くのがすごいとおもう。「きょうのできごと」もぜひ★

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    2009年10月04日
  • 青空感傷ツアー

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    柴崎さんは会話のリズムがうまいと思う。特に関西弁ね、その肝は。だからとても入り込みやすい。何が面白いかって聞かれるとわかんない。何か大仰なことが起こったりするわけではないから。けど、読んでて気持ちよいのです。保坂さんも大のお気に入りらしいね、「きょうのできごと」で解説書いたり、あとはたしか何かの文芸誌で対談してたのも読んだことある。(06/2/5)

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    2009年10月04日
  • 帰れない探偵

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    ネタバレ

    主人公の性別が女だということが見落としてただけかもしれないけど、最後の友人のシーンで分かった。その他も何も具体的なことが分からない世界観でその分からなさを味わうような小説だったと感じる。少し「モモ」を読んでるような気持ちになった。

    最後の歌の歌詞もそうだけど、自分が今ここにいるということは確かで、それを色んな視点から捉えることはどんどん自分がどこへ向かうかどういう状況か分からなくなっていくのかもしれない。また読み返したら感じることが違うかもと思う物語だった。

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    2026年03月21日
  • 百年と一日

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    時代、場所、年齢、性別の異なる様々な人の暮らしの話が詰まった柴崎友香先生の短編集。
    その暮らしの主人公は自分かも知れないし、友達や親戚かも知れないし、全く知らない人かも知れない、、、。
    特別な事件や、大恋愛、不思議なことも起こらないけれど、おもしろい。物語になると、日常を舞台にしていても、変な登場人物が出てきたり、普段の生活からかけ離れた展開になったり、普段使わないような言葉運びになるなど、ちょっと誇張が生まれる。それが本のおもしろさでもあると思う。
    『百年と一日』は、誰かの日常をそのまま切り取って集めたという感じで、誇張や派手な装飾をしていない、それなのに、おもしろい。そこに柴崎先生の観察力

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    2026年03月15日
  • 帰れない探偵

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    探偵とは、他人や物の今や過去を探る仕事だと思う。けれど、この探偵は帰れない。帰れないがゆえに、意識は前へ前へと進むしかない。触れる世界は広く、それでいて断片的で、全貌は見えない。帰れない探偵は、まるで自分の未来を探す旅に出ているようだ。

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    2026年03月11日
  • 帰れない探偵

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    まるで外国の絵の中に入ってしまったような、とても不思議な体験ができました。

    なぜ〈帰れない〉のか?でモヤモヤします。このモヤモヤはたとえば、「新しいビルが建ったけど、以前そこに何があったのか思い出せないあの感じ」によく似ています。

    だとすると、これはもう、〈帰らなくていい〉のでは…?と思えてきます。

    《どこに行っても音楽がある。音楽があればそこに居場所がある気がする。》p116

    ラストで主人公は青春時代のある歌を歌いながら走ります。
    《帰る場所がなくても、音楽のある場所にはしばらくいていいのだ。音楽が続く限りは。》同

    主人公は歌い続けることで〈帰れない〉探偵から〈帰らない〉探偵にな

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    2026年03月08日
  • 帰れない探偵

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    読売文学賞受賞、というのと、本の帯の"最高!"という言葉に惹かれて読みました。
    全く読んだことのない作家の最初の一冊として、とても興味深いタイトルでもあり、読んでみてとても面白かったです。

    タイトルの通り、家を見失って帰ることができなくなった探偵、とはいえ普通の女の子ぽい主人公で、時制がいちいち10年後、と書かれているので今いる立ち位置がいつ、どこなのか、謎が少しずつ織り交ぜられていて、探偵の仕事で街を移動する毎に章が変わって話の雰囲気をガラリと変えてくるので、次の展開が楽しみなお話でした。

    10年後に忘れていたら、また読みたくなるかも知れません。

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    2026年03月02日
  • 帰れない探偵

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    「今から10年くらいあとの話」

    柴崎友香にしてはとても珍しいSF風、かつ探偵もの。

    でも、読み進めると、登場人物の所作や言動などはやはりいつもの「柴崎友香」。

    こんな優しくてお人好しの主人公が探偵なんて務まるのか、という疑問はさておき、「未来の探偵」という設定により、これまでにない自由を得たような伸び伸びとした筆致だ。

    「ぜひ続編を」という要望にはどう応えるのか、興味深い。

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    2026年03月01日
  • わたしがいなかった街で

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    とても好き。何も起こらず、淡々と日々が流れていく。そんななかで、私が今ここにいること、について問うている。答えは出ないけれど、あちら側でもなく、今ここにいることに納得し、理解したい気持ちが自分と重なるところがあり、読んでいて心地良い時間だった。

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    2026年02月28日
  • わたしがいなかった街で

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    「自分は世界のことちゃんと考えてるって、思いたいだけかも。身近な人に何も出来ないことの穴埋めにしたいのかな。」
    →戦争やテロに興味の深い、人と関わるのが苦手な主人公。自分がなぜそういったことに興味あるのか考えた時のセリフに共感してしまった。
    死体に興味がある、みたいな変わったことがしたいだけ、刺激を求めてるだけみたいな人と本質は変わらないんだろうな。

    関わったことのある大勢の人たちの誰とも、これまで死ぬまで二度と会うこともないからさようなら、と言い合って別れたことはない。

    会えるかもしれない、と、わたしは思い続けることができる。会わなかった年月の分、年を取った彼らと。たぶんそれが、生きて

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    2026年02月22日
  • 帰れない探偵

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    柴崎さんの風景描写が好き。
    「坂の下のずっと先に海が少しだけ見えた。」
    事務所に帰れない探偵って何?って思いながら読み進めた。

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    2026年02月22日
  • 帰れない探偵

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    ストーリーは正直よくわからなかった。大きな起伏もない。でもなぜか最後まで心地よく読めた。
    日本ではないどこか遠い街の風景。静かな海外ドラマのような感じと少し懐かしさを含んだ非日常感と空気感が良かった。

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    2026年02月20日
  • 遠くまで歩く

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    主人公は柴崎友香さん自身を投影しているような小説家
    コロナ禍でオンラインでの繋がりが活発になり、そこから自分の足元を見つめる物語

    オンライン講座の一人一人の発表はそれぞれの人生や生活、価値観が垣間見える
    実際に会ったことは無いのに身近に感じる不思議な感覚はこの過渡期に過ごしているからなのかも

    すごく身近に感じるのに講座が終わるとまた部屋に一人になり、完全な孤独では無いけど寂しさだったり取り残されたような感覚がすごく伝わった

    リアル講座だったらきっとまた違った雰囲気になっていたし、あの時だったから生まれた空気観や価値観は確実にあったと思うけど、個人的には慌ただしい時期にコロナ禍がぶつかって

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    2026年02月16日
  • 帰れない探偵

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    「今から十年くらいあとの話」
    読んでいて、どことなく薄ぼんやりとした、つかみどころのない、薄い膜が張っているような。決して、文章が分かりづらい訳でも、抽象的な内容なわけでもなく。たぶん、主人公の立ち位置がそのまま伝わってきてたのかも。
    途中から、不穏な空気が立ち込め始めるけど、どこが着地点になるのかわからない、ミステリがミステリのまま終わった。でも、読み終わった後に、なんだかスッキリした感じになった。
    とても不思議な本。

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    2026年02月16日
  • 帰れない探偵

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    ネタバレ

    「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。

    「探偵小説」って頭で読み始めたら最初は正直微妙な感じがしてしまったけど、読んでいくうちにハマっていく。なんだかとても良い雰囲気で最終的にはすごく好みでした。他の作品も買ってこよう。

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    2026年02月14日
  • 帰れない探偵

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    不思議な味わいの小説。

    AIやSNSに取り囲まれた現代の、その先の社会に生きる想像力が、ここにあるような気がする。

    記憶も地理も歴史も、あらゆるものが改変されうる中で、どうやったらまっとうに生きていけるのか?人とつながることができるのか?

    実に現代的なテーマだ。まっとうな人間でいたいなら、「探偵」として生きるほかないというのも納得がいく。

    それでも変わらないもの。続くもの。音楽や、幼いころに、知らないうちに覚えた言葉、方言。この大切なものが、本書の物語の中で、絶妙なタイミングで出てきたとき、じわっときた。

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    2026年02月13日
  • 週末カミング

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    「誰かが目撃しなかったり気づかなかったりしたら、過去のそのできごとは存在しないのと同じなのか、それとも、誰も知らなくてもやっぱり存在したこと自体は消えないのか」(『週末カミング「ハルツームにわたしはいない」』より)
    どこかの街の誰かの週末の短編集。
    各話は繋がっていないようで、どこか繋がっているように感じた。日常の中で、常に思っていることではないけど、ふと時々考えることがあるような、ないような言語化の難しいことを登場人物達が伝えている。
    緩やかな流れの中で、癒されながら読めた。

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    2026年02月11日
  • 続きと始まり

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    日々は続いていって、ニュースとか出来事は日に日に忘れさられていって。でも当事者たちの心にはいつまでも残っている。
    毎日の中で何に心が動いていくのか。何気ない会話に出来事の中にどんな気づきがあるのか。

    あれだけ大変だった震災もコロナ禍も今では過去のことで、人間は本当に変化に適応しつつも恐れる生き物なんだなと思った。

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    2026年01月27日