柴崎友香のレビュー一覧

  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

    Posted by ブクログ

    もうハードカバーが手に入らなくて・・・文庫買っちゃった。表題作のほか1篇はいってました。やっぱりこの人の文体好きです。ゆるさがいい。

    0
    2009年10月04日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

    Posted by ブクログ

    この本には二通りの読み方があるように思う。

    本の構成としてインタビューを元に綴ったものと、そこから膨らませた物語の部分があるのだが、そのことを言っているのではなく、インタビューを受けている「普通の」(但し、柴崎友香が言うように普通の中にこそ、それはそれは面白いエピソードが埋もれているのだけれど)人々の語る話に視線を向けるのか、あるいは、柴崎友香がインタビューの中で何を感じているのかに視線を向けるのか、という二通りである。

    掲載された雑誌がハナコ・ウエストということもあってだろうけれど、柴崎さんは彼女自身の持つ素の普通面白パワー全開という訳にはいかなかったのかも知れないけれど、柴崎友香フ

    0
    2009年10月07日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

    Posted by ブクログ

    タイトル買いしました。
    表題作より同時収録の「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」が好き。好き、というか大好き。
    25歳までは眠いんだってさ。あたしは25過ぎたけどまだ眠いや。

    0
    2009年10月04日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

    Posted by ブクログ

    表題作もいいですけど、僕はそれよりももう一篇の方。「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」がよかったですわ。これは非常に高度な展開だなぁって思った。(06/10/30)

    0
    2009年10月04日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

    Posted by ブクログ

    望くんと、花田くんがおもろい!!2話めはにクアトロとか、ベイサイドジェニーとかでてきてなんか、想像しやすかった。この人は車の中の出来事とか、車の中からみえるものを描くのがすごいとおもう。「きょうのできごと」もぜひ★

    0
    2009年10月04日
  • 青空感傷ツアー

    Posted by ブクログ

    柴崎さんは会話のリズムがうまいと思う。特に関西弁ね、その肝は。だからとても入り込みやすい。何が面白いかって聞かれるとわかんない。何か大仰なことが起こったりするわけではないから。けど、読んでて気持ちよいのです。保坂さんも大のお気に入りらしいね、「きょうのできごと」で解説書いたり、あとはたしか何かの文芸誌で対談してたのも読んだことある。(06/2/5)

    0
    2009年10月04日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    独特の雰囲気。ふわふわしながら読んだ。
    みんな仮名。漢数字シリーズや植物シリーズ?なんかおもろい。国もどこなのか?なんとなく想像はできるけれど。
    どの話もよかった。またゆっくり読みたいと思った。

    0
    2025年12月13日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    捉えどころのない不思議な小説。
    読んでいるとここではないどこかに連れて行ってくれる。
    それぞれの国のモチーフになっているであろう国を「中欧っぽい」「ドバイかな」「マニラなんじゃないか」などと想像するのも楽しい。

    0
    2025年11月23日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    途中ツインピークスネタで笑わされたりで油断してたら後半予想してない方向に連れてってもらえて、ものすごく好きな終わり方だった。最初から読み直したらけっこう伏線もあって、ほんと面白くて好きな本。
    オードリーでん?と思って、ドナが来て、これはあれだなと分かって嬉しかった(デイルって誰だっけ、としばらく考えながら読んだ自分に笑えたけど)。「終わらない歌」にしろ、好きな本を書いてくれる同世代の作家さんがいることの幸せ。

    0
    2025年11月22日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #ほのぼの #エモい #共感する

    0
    2025年11月22日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    いろんな視点、テイストがあって面白かった。『てんでばらばら』がお気に入り。
    しかし性被害者の多さよ。加害者が多すぎるし許されすぎてる。やめてくれマジで。『女であることを喜びながらも、女であることによる気持ちの悪い経験を排除していきたい』。マジそれな。

    0
    2025年10月28日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    なんだろう。
    うまく言葉にできないけど、なんか読み返したくなる。独特な世界観の中に妙な安らぎを感じてしまった。
    特別な事件が起こるわけでもなく、探偵の仕事もふわんとした形で終わるのに、なんかまた読みたいと思わせる不思議な本だった。
    雨の日にゆっくり読みたい。

    0
    2025年10月21日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。

    個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し

    0
    2025年10月20日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今から10年くらいあとの話。
    世界探偵委員会連盟に所属する私は、自分の生まれ育った国を離れ、とある国、急な坂のある街で探偵事務所を開設する。
    だが、不意に発生した大規模停電を境にその事務所へ続く路地を見つけることが出来なくなり帰れなくなってしまう。
    そこから寝床を転々とし、国を転々とし、あの日去った国、あの日去った街に思いを偲ばせながら探偵業に勤しむ日々を送る。。

    何だこの読み心地。
    SFかのような不思議設定、不思議展開を据えつつ、時、場所、人名の断定は徹底的に排除。
    唯一無二のふわふわノスタルジックストーリー。

    探偵が主人公なので、それなりに事件というか事案は発生するのだけれど、正直「探

    0
    2025年10月19日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    名前も出てこない女性探偵が、重要かそうでないかすらわからない仕事をこなしつつ、行った先で色々な人々に出会うお話。国を巡る様子は探偵物語的な謎も含ませつつ紀行小説のようでもあり、私も一緒にたくさんの街を巡った気持ちになりました。最後もはっきりわからないけど、想像の余地が沢山ありそこがまたいいかなと思うし、希望が芽生えるような終わり方だと思います。私はとても好きです。

    0
    2025年10月17日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    各章の後先に出てくる、今から10年くらいあとの話し、って何。
    どれを読んでもその疑問は解けなかった。
    探偵と言えば、ハードボイルドか、浮気調査か、くらいのイメージしか持たない私に、新たな探偵イメージができた。
    全体を通して、静かな空気が流れていて、心穏やかに読める。
    最後の方で、主人公の出身地はあそこか⁈と思える場面はあったが、、、あ、そか!これから10年後、こんな世界になっているってこと?

    0
    2025年10月13日
  • 遠くまで歩く

    Posted by ブクログ

    ステイホーム期の小説家の一日を淡々と綴ったもの。いくらでも読めてしまいそうだったが、ちゃんと終わりが来た。好みでした。

    0
    2025年10月12日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    ようやく読み終えた。

    SF的な空想の舞台で、時系列としては「今」の10年後の物語。
    決して地名や国名が出ることはないけど、政治的な理不尽だったり、異常気象だったり、どこかを想起させてしまう描写に、思わず唸ってしまう。

    唐突なエンディングだったけど、考えうるポジティブなエンディングだったように思う。

    0
    2025年10月11日
  • 帰れない探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    祖国、自宅、が無くなってしまい文字通り帰ることができなくなった探偵。
    地元に根付いた仕事をしつつも、根無草の探偵
    定期的にどこか縁もゆかりも無い場所へと異動し、またそこでも泥臭い探偵業を行う。
    世界は大きく変わるのに、主人公はふわふわとしたまま流れに身を任せて生きてゆく。
    どこか憧れる生き方。
    でも帰る場所のある安心感があるからこそ、私たちはこちら側から傍観できているだけなのかもしれない。
    大きなオチは無いけれど、世界は、組織は歪みながら進んでいる、そして主人公も少しずつ自分を捉え始めようとしている。けれどそれはまだ10年後のお話。

    非常に読みやすく、流れるように体に言葉が入ってくる。とても

    0
    2025年10月09日
  • 主題歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中編程度の長さがある表題作と2作の短編「六十の半分」「ブルー、イエロー、オレンジ、オレンジ、レッド」を収録。

    「主題歌」
    「寝ても覚めても」や「フルタイムライフ」などと設定が似ている。いつもの柴崎友香らしさ全開。
    実加中心の三人称かと思って読むと、ときどき視点が揺らぎ、別の人物の心の中が語られたりする。意図的なのかどうなのか分からないが不思議な感覚である。
    女子を見て可愛がる女子たちが何人も出てくる。確かにそういう感覚ってありそう。逆に男子が同じように思うことはあまりなさそう。なぜだろうか。
    主題歌というタイトルは何だろうか。
    友人の結婚式で歌われた歌が、内容は会に合っていないが、歌っている

    0
    2025年10月04日