柴崎友香のレビュー一覧

  • 待ち遠しい
    住み心地のいい離れの一軒家で一人暮らしを続ける39歳の春子。母屋に越してきた63歳のゆかりと、裏手の家に暮らす新婚25歳の沙希と出会い、「ご近所付き合い」が始まるが…。『毎日新聞』日曜くらぶ連載を単行本化。

    春子の心の動きがいづい。
  • 待ち遠しい【毎日文庫】
    日々をていねいに。
    楽しみをたいせつに。
    わたしとあなたは違うから、
    わたしは、わたしが前を向けるように生きる。
  • 星のしるし
    大阪在住の独身女性果絵。彼あり、友人夫婦あり、実家あり、仕事あり。彼の家で仲間達と集まるシーンなどはリアリティーあり。
  • こどものころにみた夢
    作品紹介・あらすじ

    【誰かの夢はときに美しく、ときに恐ろしく、どこか優しさに満ちている――】
    5分で読めて心が癒やされる!
    文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎
    絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗...続きを読む
  • こどものころにみた夢
    豪華作家陣による夢にまつわる短篇集。
    石田さん目当てで購入。
    夢がテーマだけにどの作家さんも空想の世界全開の物語ばかりで現実逃避できた。
  • わたしがいなかった街で
    わかる、わかるけれどそんなになにもかも書いてしまう必要あるのだろうか、とも思う、けど夏の三人称一元視点に移るところ、そうして思いがけないかのじょの重たい過去がほのめかされるところはとてもよかった、「ここで、ここで」の終電から知らない街をながめるシーンすごく好き。
  • 本からはじまる物語
    本に纏わるアンソロジー。
    お馴染みの作家さんは、なるほど作家さんらしいお話だし、はじめての作家さんの話はなかなか新鮮だ。

    梨木香歩さんの「本棚にならぶ」がとても衝撃的で印象が強かった。なんだか、私もこんな風になっていく気がしないでもないと。怖いよりもなぜか納得してしまうのだ。
  • こどものころにみた夢
    各小説家の夢を覗いているような本。

    夢では、めちゃくちゃな展開や風景が不自然じゃないのよね。

    あの現実と夢の境目が分からないような浮遊感が色々なお話に盛り込まれて、共感しつつ読める部分もあった。
  • こどものころにみた夢
    感想
    夢を物語ることの楽しさ。子供の頃は誰でも行っていたのに今はしなくなってしまった。楽しさと朗らかさを覚えながらもどこか郷愁を感じてしまう。
  • 寝ても覚めても 増補新版
    映画を先に見てたから、仲本工事の演じていたキャラクター出て来るの待ってたのに、出て来なかった。残念。
  • ご本、出しときますね?
    若林さんと人気作家さんとの対談形式の本です

    作家さんって孤高な存在のような気がしていたけど、
    みんなそれぞれ(いい意味で)普通に人間なんだなって思いました。

    創作活動の話も聞いてみたかったですが、
    ゆるい内容だったので1日で読めました。

    ここから興味を持った方の
    著書を読んでいこうと思います!
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書
    色んな女性にインタビューした内容のエッセイと、後半は小説。小説のほうは良かった。
    美味しいものをたくさん食べててうらやましい。笑
  • その街の今は
    古書店で購入したまま、いわゆる積ん読になってしまっていたが、「千の扉」購入をきっかけに、こちらを思い出して読んだ。
    結果的に、あまり意図していなかったが、「千の扉」と関連する内容でもあり、続けて読むことで面白く読むことができたと思う。
    こちらは大阪の街をめぐる物語であり、端的に著者自身の大阪への愛着...続きを読む
  • 本からはじまる物語
    色んな作家さんに出会うきっかけになった。
    読書はやっぱり夢があるし、楽しい、続けたいと思った。
    短編集だから読みやすかった
  • 百年と一日
    なんか時間かかったな。好きなんだけど…。
    すごく静かなのに楽しく読めるんだよな。
    疲れてるときに一話ずつ読んだりするといいかも?
  • パノララ
    主人公が居候?することになった家の家族たちは、皆何かちょっと歪な関係に見えるし、子供たち3人は

    ・たまに同じ1日がループする
    ・ちょっとの距離だけワープできる
    ・電話に出なくても相手が誰かどんな顔をしているかわかる

    それぞれ、こんな感じの本当に少しの不思議な力を持っていて
    しかもそのことを(家族...続きを読む
  • 千の扉
    築四十年、巨大な都営住宅で暮し始めた千歳は、ある人探しを頼まれるが……。人々の記憶と戦後七十年間の土地の記憶が交錯する傑作長篇。
    「中央公論社」より

    なんだか人生そのもの、という感じ.
    いろんな人のいろんな回想が次々と現れて、時々絡まってときどきほつれて、時が進んでいく感じ.
    ああ、こうやって人生...続きを読む
  • 本からはじまる物語
    正直全体的に似たような話がちらほらあり、あらすじを掴めないものが多かった。
    本にまつわるというところでぎりぎり星3かな。
  • 主題歌
    柴崎友香さんの小説世界は、ほんとその時・その瞬間を切り取って余す所無く描かれてるのがとても好きです。
    スッと同じ空間に居る気持ちになれるの凄いな。登場人物たちも自分の友だちかのよう。
    かわいい女の子を愛でる気持ちはわかります、わたしもそう。解説で書かれてた、その子をすぐ近くに感じる、というより単純に...続きを読む
  • 百年と一日
    時間・人・風景のそれぞれがつながり連なっていく物語の濃厚さに、短編集でありながら一気読みできず。時間をかけて読み進めました。
    日常の小さな世界を淡々と描いているのに、SFを読んでいるような不思議な感覚。名前すら出てこない登場人物の顔が見えるような、想像力を掻き立てられる素敵な本でした。