柴崎友香のレビュー一覧
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前情報なしに、西さんの作品が読みたくて購入。
体や性をテーマにしたエッセイ集だった。
共感できないことも多いけど、普段触れることのない、他人の考え方を知れて面白かった。Posted by ブクログ -
評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。
内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読んで、久しぶりに「クラスター」と言う言葉を思い出した。
本当に、人は忘れる生き物なんだなぁと思った。
もう少し、波がある話かとも思ったけれど普通な感じではあった。Posted by ブクログ -
風化していくって怖いなって読んでて思ったほど、緊急事態宣言という言葉が懐かしいと思ってしまった。あんなに日常的だったマスクのこと、忘れてはならない震災も。大切なことたちが随所に散りばめられててハッとすることがあっていいなと思いながら最後まで楽しく読んだPosted by ブクログ
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地震、コロナ、、日常生活が脅かされる。
そうした中でそれぞれの境遇の3人が必死に?それなりに?生きている。
それを描いた小説、、、
みんないろいろあるけど、生きている。Posted by ブクログ -
閉塞感を感じた。なかなか上手く行かない人生。自分の人生は、良い様に思う。1989年に入社して、今も会社員。定年も延長になり、恵まれている。今の暇な仕事、やりがいのない仕事。まだ、マシなことなのかもしれない。Posted by ブクログ
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「春の庭」は気を衒うことなく淡々と話が進む中に色んな人生の歩み方が語られている。何か特別な技巧は感じないながら、他の小説との類似性を感じない伸びやかさがあった。読解力がないせいか、残り僅かな場面で語り手が太郎から太郎の姉に変わるところの意図が理解出来なかった。Posted by ブクログ
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ページ数が多いわけじゃないけど、会話文が少なく説明の描写が多いから堅い印象の小説。またいつか時間がたって読み返したら、何か発見があるかもしれない。そんな読後感だった。百年と一日というタイトルが素敵。街の建物や景色を想像しながら読めて良かった。Posted by ブクログ