柴崎友香のレビュー一覧

  • パノララ

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    ネタバレ

    主人公が居候?することになった家の家族たちは、皆何かちょっと歪な関係に見えるし、子供たち3人は

    ・たまに同じ1日がループする
    ・ちょっとの距離だけワープできる
    ・電話に出なくても相手が誰かどんな顔をしているかわかる

    それぞれ、こんな感じの本当に少しの不思議な力を持っていて
    しかもそのことを(家族同士でさえ)誰にも話をしたことがない。

    居候先の家族の3人の子供たちは3人とも親が違ったり、主人公の親は過干渉で精神的に病んでる感じだったり、「家族」というものには外からは見えない秘密というか問題がある。

    ということが淡々とした感じで書かれている。

    このちょっと不思議な雰囲気に妙に惹かれて、

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    2022年07月25日
  • 千の扉

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    築四十年、巨大な都営住宅で暮し始めた千歳は、ある人探しを頼まれるが……。人々の記憶と戦後七十年間の土地の記憶が交錯する傑作長篇。
    「中央公論社」より

    なんだか人生そのもの、という感じ.
    いろんな人のいろんな回想が次々と現れて、時々絡まってときどきほつれて、時が進んでいく感じ.
    ああ、こうやって人生は進んでいくんだ、という諦念みたいなものを感じた.

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    2022年07月18日
  • 本からはじまる物語

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    正直全体的に似たような話がちらほらあり、あらすじを掴めないものが多かった。
    本にまつわるというところでぎりぎり星3かな。

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    2022年07月05日
  • 主題歌

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    柴崎友香さんの小説世界は、ほんとその時・その瞬間を切り取って余す所無く描かれてるのがとても好きです。
    スッと同じ空間に居る気持ちになれるの凄いな。登場人物たちも自分の友だちかのよう。
    かわいい女の子を愛でる気持ちはわかります、わたしもそう。解説で書かれてた、その子をすぐ近くに感じる、というより単純に可愛い人を眺めていたいです、わたしは。眺めるなら美男子やイケメンより、美しかったり可愛かったりする女性の方がいい。お友だちになりたい、はまた別の感情なので。。スカーレット・ヨハンソン、好きです。
    りえちゃんの言う「ださい音楽」に全力で頷きました。同感。「女の子カフェ」楽しそうです。小田ちゃんの母、絶

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    2022年06月24日
  • その街の今は

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    大阪の街を舞台に繰り広げられる日常劇。
    主人公のウタは、街がずっとそこにあるものとして、誰かの生活や、生や死を見つめ、絶えず生まれ変わってゆくものとして歴史を刻んでいくことに、なんとも表現しがたい強い想いを抱く。
    なぜなのかと分析したり、良いとか悪いとか評価したりせず、想いをただそのままに受け入れているところが素敵だと思った。

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    2022年06月19日
  • 本からはじまる物語

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    もっとストレートな本や本屋さんの話が読みたかったけど、どちらかというと、ファンタジー寄りやSFっぽい話もあり、私としては少し物足りなかった。

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    2022年05月08日
  • その街の今は

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    たぶん、私はうたちゃんと同年代で、ミナミをフラフラしてた頃の物語で懐かしいなー、今はもう街の様子がだいぶ変わってしまったけれど、あの頃私も若かったなーと思い出させてくれるお話。

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    2022年05月05日
  • 本からはじまる物語

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    ネタバレ

    本、もしくは本屋さんにまつわるショートショート。
    いろんな作家さんたち集結。
    でも、やっぱり好みの作家さんのしか読めなかったわ。

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    2022年04月29日
  • 春の庭

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    「東京って大自然ですよね」という主人公の言葉はとても魅力的。その一言を意識するだけで、世界に対する接し方がころっと変わってしまう、魔術的な言葉。写真集の中の人物たちの生活と、それを眺める太郎や西、その太郎や西の生活も最後は「わたし」によって見られる対象となっている。そんな入れ子構造によって重層化して見える生活の活写が見事。

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    2022年04月20日
  • 待ち遠しい

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    居心地良く暮らす女性のご近所ネタあれこれ。こうあるべき論を無邪気に、いや、多分悪意を持ってぶつけてくる隣人に、落ち着いて対応する主人公。偉いなと感心する。見習いたいと勉強になりました。
    悩みながら生きているの、考えを押し付けないで、と叫んでいるような話。私には届きました。

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    2022年04月16日
  • 本からはじまる物語

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    本にまつわるショートショート18編。半分以上がファンタジー系。当然というか、本屋が舞台の話が多い。隙間時間にちょうどよかった。

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    2022年04月12日
  • 春の庭

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    特に大きな秘密が明かされるわけではなく、淡々と時間が過ぎていく。

    このアプリで芥川賞受賞作と知って、驚いた。
    自分の好みとは合わなかった。

    取り壊し予定のアパートに住んでいる太郎と、その隣人たち、近所の青い家の人達はそれぞれ個性があって、のんびり暮らしているイメージ。

    晴れた暖かい日を想像する1冊だった。

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    2022年03月13日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    12人の作家による秋冬の歳時記にあわせた短編集。はじめましての作家も数人。好みはそれぞれあるけれど、こんな編集でなければ出会わなかったと思う。
    春夏編が先だったと知る。

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    2022年03月06日
  • 待ち遠しい

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    のんびりひとり暮らしをしていた主人公が、ひょんなことからご近所付き合いが始まって…というお話。
    マイペースなひとり暮らしの日々を描いているのは嫌いではないのだけど、300ページ強を読み進めるのにはちょっと単調だったかも。

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    2022年02月25日
  • きょうのできごと、十年後

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    「きょうのできごと」から10年後のそれぞれを、中沢のカフェ5周年パーティーで集まった1日で描かれている。けいとは仕事に没頭し、正道は研究に没頭し、西山は外国人の妻と子供と農業し、坂本は株で稼いで、暇なときにタクシーで、働き、かわちくんは美形の好い人で、変わらず、真紀ちゃんは百貨店で、昇進、おまけに結婚を申し込まれ。それぞれの10年後は「あっ!」と驚いたり驚かなかったり。しかし、パーティーのその日は10年前と変わらず いろんなことが起こる。さて、さらに10年後はどうなっているのか。さらさらと読める文章はとても心地よい。

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    2022年02月06日
  • 千の扉

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    団地かぁ、時代を感じる。
    懐かしいような……。
    いまや、どこも高齢化なのかもしれないけれど。うまく再生できると懐かしさを保ちつつ維持できそうなのになぁ。

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    2022年01月31日
  • 待ち遠しい

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    ネタバレ

    還暦過ぎと氷河期世代とゆとり世代、三人の女性たちがひょんなことから関わり合っていく。
    この小説のフィクションで割り切れない感じ、「正しい人生」の定義や見本がない現実と鏡合わせだからかな。
    立場が個人を透明にしたり、人それぞれ大事にしていることが違ったり、善悪に絶対がなかったり、誰でも過ちを犯したり…。
    自分の歩みを信じたいから他人にも押しつけたくなるし、異なる価値観を否定したくなるんだよなあ、と思った。もちろん自戒とともに。
    語りが大阪弁ですいすいとリズムよく読まされるけれど、ふと気がついたら思考が深いところまで潜っているような、不思議な物語だった。
    立ち止まって考えたいときに、また手に取るか

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    2022年01月20日
  • 春の庭

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    春の庭、糸、見えない、出かける準備の4作品。春の庭は写真集の題名。取り壊しが決まっているアパートに住む主人公の太郎は同じアパートの住人、西から写真集をもらい、アパートのすぐ裏にある「春の庭」を持つ水色の洋館に興味を抱く。西ははじめから、この洋館ありきで、この地に越してきていた。4作品とも、建物が何かしらポイントとなっていて、私は、「出かける準備」が、面白かったかな。

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    2022年01月17日
  • 春の庭

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    表題作含めて4作品収録
    表題作は芥川賞受賞作
    水色の家が気になりその隣のアパートに越してきた
    女と以前からアパートに住んでいる男のお話
    水色の家は無人だったが、家族が越してきて・・・
    その他の作品もアパートが印象に残ったかも
    表題作では視点の変化は感じました
    解説ではそのことと他にも書いていたが
    他のことはあまり感じなかったかな

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    2022年01月14日
  • 星のしるし

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    ・わたしは祖父が死んだ実感がないままだったが、火葬場で職員が枦の扉を閉めた時やっと、わたしのおじいちゃんを燃やさんといてよ、と思った。(25)
    ・ほんで死んで会われへんようになっても、それまでとなにも変わらへんし、かえって考えるようになったから、おるときはおらへんかったのに、おらんようになったらおるっていうか。(120)

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    2021年12月28日