柴崎友香のレビュー一覧

  • 待ち遠しい

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    年代によっての「普通」があって、でも「普通」ってなんだろうって。
    その人がその人の好きなように生きていればいい。そう思っていても「普通」にとらわれてしまう不思議。

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    2026年02月02日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • 帰れない探偵

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    色んな国を転々としながら探偵業をする話。
    探偵というよりはスパイに近い気もする。

    空気がゆるく、面白い、とは思わなかった。

    自分らの未来のようでもあり、ディストピア感もあるが、
    それでも人の生活はあまり変わらない。

    伏せている情報(具体的な国名など)が多くて、
    それがスパイスにもなっているけど、個人的には不要に感じた。

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    2026年01月27日
  • 千の扉

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    夫の祖父に頼まれ、千歳は広大な都営住宅で人探しを始める。同じ顔の千の扉の向こうに確かにある、「誰か」の暮らし。深く交わりはせず、他人の人生が肌近くを通り過ぎてゆく感覚が寂しくもあたたかい。いま同じ時を生きている無数の人々の存在を強く意識させてくれる作品。
    本作、時々時制も話者も不意に横すべりして、過去と現在を二重写しにしたような重なりとブレが生まれているのがいい。各々過去や事情がある他人の人生に無責任には関われないけれど、誰にでも「人生」があるのだと実感として理解していれば、尊重し合える。この距離感を大切にしたいと思った。

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    2026年01月25日
  • 続きと始まり

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    戦争も災害も疫病も「平和」な日々の続きとして始まった。皆それぞれに日々の仕事や暮らしに必死で、でも、理不尽な抑圧や小さな違和感をやり過ごす毎日の続きに、どんな日々が始まるのか。「後片付け」は誰がするのか。見て、目の前の世界を、と囁かれた気がした。
    だからといって、「正しい」ことをしすべき、行動すべき、と、そういう圧の強め方をしないのが柴崎作品。行動してもしなくても、私たちが生きるこの世界、同じ空の下に、今この時、痛み苦しみの中にいる人がいる。その事実から目を背けるなと、ただ、そう囁く。それが、心の柔らかなところに刺さる。

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    2026年01月24日
  • 帰れない探偵

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    不思議なお話。
    探偵の主人公が色々な国にいってその現地の方の話をたくさん聞くお話。どこらへんの国なのか想像するのが楽しかった。

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    2026年01月12日
  • 帰れない探偵

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    「今から10年くらいあとの話。」から始まる不思議な小説。

    探偵が主人公だが、よくある探偵ものではない。
    ミステリーっぽさもあるにはあるが、ミステリーではない。
    出てくる人たちがみんな仮名で、本当にいるのかいないのかわからない。
    どこの国の話かもわからない。

    タイトル通り、家に帰ることができない探偵が、仕事の都合でどこかの国へ行って探偵稼業を続けていく。
    謎解きや伏線回収などのエンタメ感は無い。

    帰れないことは理不尽であり、帰る場所がないということは不幸である。

    でも、探偵はそれを受け入れ、淡々と仕事をこなしていく。
    いきなり出国して別の国へ行け、という理不尽な命令についても受け入れる。

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    2026年01月12日
  • 帰れない探偵

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    ハードボイルド小説なのだろうか?
    なぜか自分の家までの道を見つけられなくなった探偵が、様々な国を飛び回り依頼をこなしていく。
    描かれる国の名前は明らかにされないが、ここはあの国、こちらはこの国だろう、という予想を立てるのも楽しい。

    私には少し文章が硬く感じ、翻訳本のような読みにくさもあったけど時を経て何度か読むとまた違った味わいが出てくるのかもしれない。

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    2026年01月12日
  • 百年と一日

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    場所と人と時間が織りなす34の物語。

    各篇のタイトルがとにかく長い。
    このような短篇は初めて。
    そして一作品は10ページほど。

    大きな何かが起きるということはない。
    淡々と物語は進む。
    読み終えるごとに少し遠くを見て余韻に浸りたくなる不思議な作品。

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    2026年01月10日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • 虹色と幸運

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    ネタバレ

    柴崎友香さんの小説を読むと、いつも登場人物たちがとても身近に感じられて、本当に登場人物たちが生活していると錯覚してしまう。

    今回のお話は30代の女性3人がメインで、私にちょうどぴったりで読んでみたかった。

    物語は1ヶ月ごとに区切られていて、12ヶ月分の3人の物語が書かれている。

    全員に大きな変化はないけれど、1ヶ月ごとに嬉しいこともあれば、そうではないことも起こる。
    仕事の変化、家族の変化、恋人の変化、そうした日常の変化にいろんな感情になりながらも生活を続ける3人の物語。

    どうなるかわからない未来を、それでもいまの気持ちを大切にしながら、過ごしていきたいと思った。

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    2026年01月07日
  • 続きと始まり

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    皆様、今年も宜しくお願いいたします。
    年末年始かなりのお休みがあったから、年末にまた本を何冊か買って、さあと思いましたが、掃除をしながら立ち止まり、雪の舞う年越しにちょこっと騒ぎ、テレビを観ながら整頓整頓。
    箱根駅伝観て大騒ぎ、そしてまた、探し物。
    そんなこんなで実家にあった積ん読。
    コロナ期に買って忙殺されて読めなかったのかあと、読み始めたこの本がお休み中に読んだ本になりました。
    散歩にでる時はAudible。でのこの作品はなんだか自身の振り返りとこの先をじわっと考えた作品で。
    何処かで起こっていることに耳を傾けながら遠くでしか考えていなくなにもしていない自分。
    コロナは全世界を巻き込んで、

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    2026年01月05日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

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    2025年12月07日
  • 続きと始まり

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    普段はミステリーばかり読んでいるので、久しぶりにこういう日常の描写が細やかな小説を読んだ。最後まで飽きずに読めた。

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    2025年12月06日
  • 続きと始まり

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    日々のいろいろが跡形もなく消えていくのが切なくて、全てを記録出来たら、なんて事を思う時もあるのだけれど、ずぼらな私にそんな細かい記録は出来ず、
    出来たとして、それを読むのはこんなに大変なんだなと思い知る。読むのがしんどい本だった。

    親との距離感。
    災害の近くにいなかった事で感じる、
    どうしようもない申し訳なさ。
    共感する部分はあった。

    知らず口にしたり、やらかしてしまった自分の罪に
    ずーっと後になって気付いてしまってうろたえる。
    「答え合わせをしたい」
    「傷つけてしまった人に直接謝罪したい」
    って、傷つけた側の自己満足に過ぎないんだろう。
    傷つけられた側からすると、
    せっかく折り合いをつけ

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    2025年12月06日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

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    2025年11月22日
  • 本からはじまる物語

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    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

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    2025年11月13日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • その街の今は

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    良太郎と結局付き合わないんだ、20代後半の恋愛はフィーリングが大切なのかと思った。
    昔の写真見るのは楽しい。

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    2025年11月05日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日