柴崎友香のレビュー一覧

  • 春の庭

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    同じアパートに住む西が写真集『春の庭』を見て隣の洋館に惚れ込み、何とか実際を確かめたいと行動するのに着いてゆく話

    14年の芥川賞受賞作。物語性はなくシーンの断片描写。視点の移動が不思議で驚いたが審査員の評言と堀江さんの解説を読みなるほど納得

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    2026年05月10日
  • 帰れない探偵

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    最初は投げ出しそうになった話。
    読み終える頃には、この世界観に慣れたのか、ドライブかかって読み進めていました。でも、
    最後は置いていかれた話。

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    2026年04月25日
  • 続きと始まり

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    3人の視点から、それぞれ年ごとに進んでいくお話。
    男の人は覚えられるけど、女の人2人が読んでいるうちに、どちらがどちらかわからなくなってしまった。
    一気に読んだら良かったかな?

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    2026年04月24日
  • 帰れない探偵

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    ふわふわしてた。風景描写もふわふわしてたけど 脳内映像としては綺麗だったから淡々と読んだ。派手さはない。

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    2026年04月18日
  • かわうそ堀怪談見習い

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    話がよく分からなくて、何度か同じ場所、
    読み返しました。
    ぼや〜とした怖さを表現してるのかもしれませんが
    私には、主人公が病んでいて
    幻覚症状を起こしてるんじゃないかと思えました。
    脳内に出た想像が白昼夢のようで、現実とごっちゃになってしまっているような感じです。
    その感じがちょっと難しくて
    すーっと頭の中に文章が入らなくて苦戦してしまいました。

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    2026年04月17日
  • 帰れない探偵

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    今から10年くらいあとの話、というセリフが必ずある話です。
    タイトル通り、自分の帰る場所がなくなった探偵が、探偵の仕事で世界各地を訪ねて任務をこなし、次の仕事先に向かう。。。
    多分、ここは、実在するあの国かな?とか、
    この話は日本だな、とか、想像しながら読めるので、旅行した気分にはなれます。
    そして、ちょっと読んだことのない感じの小説です。これに慣れて読めるかどうかが、評価の分かれ目かもしれません。
    でも、柴崎さんの小説は、個性的ななものが多いので、それを知って読めば、この小説はなかなか面白いと思います。

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    2026年04月11日
  • 百年と一日

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    人名や地名などの情報をほとんどそぎ落とし、男、娘、小説家、港町などの抽象的な言葉でつづられる短編集である。そうした仕掛けにより物語のなかの時間軸についても「いま」がいつなのか読者にわかりにくくされているので、わずか数ページの掌編のなかで思わぬほど時間が過ぎ去ることもあり、この軽い驚きが『百年と一日』という表題に象徴されているように感じた。それだけの長い時間のなかでは人が死んで生まれ、建物はつぶされて更地になりまた新しく建て替わる。時には確固としていたはずの記憶さえ危うく揺らぐ(たとえば学生時代の事故の話のように)のだが、そうした変わるものや、すれ違いのなかにある変わらない風景なり、人の思いなり

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    2026年04月06日
  • 帰れない探偵

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    今から十年くらいあとの話、という書き出しから中々にとっつきにくく難解な感じだ。探偵物だけどエンタメ的でない。
    急な坂の街で帰る事務所を見失う、帰れないが始まるが段々と帰れないの意味が変わってくる。
    一つの街で延々と探偵業をこなすわけでなく、世界を駆け巡るのでワクワクはする。設定にも探偵学校や協会みたいなんもあり依頼もそこからってのも面白い。
    がやはり難しく感じてしまった。
    最後の国(多分日本)での再会は唐突だったけど本人同士にしか分からないものなんだったろう、としか言えない。

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    2026年04月05日
  • 帰れない探偵

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    自分の探偵事務所や、故郷に帰れなくなってしまった女性の探偵さんのお話。
    海外文学のような文章で、幻想と現実の間のような世界を描いた、不思議な読み心地の小説。

    私にはまだこの小説を深く楽しめる感性が足りていないな、と思った。

    自分の家に帰れなくなってしまった探偵が、仕事で世界各地を点々としながら、自分を見失いかけるが、また歩き出そうと決意するようなお話。

    熱帯や砂漠、北欧や地中海を思わせる地域など、色んな気候や風土を語る文章表現が的確で、読んでいて各地の風景が思い浮かぶ。

    きっと何年後かに、また読み返したくなるだろうなと思った。

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    2026年04月05日
  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • 寝ても覚めても 増補新版

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    過去の恋愛を全部ひっくるめて今を生きていて、きっかけ次第で過去の男に戻ることも出来るし、今の男から恨まれることも耐えれる。
    そんな話です。
    女性の底の感情が上手く、間違った選択でも衝動的に選んだり、それ故に友人たちとの縁を切られても生きていける強さと弱さを感じました。
    自分は結構理屈人間なので(頭がカチカチ?)、もっと効率がいい選択しろよと思いましたが、それも含めてこのストーリーの良さなのかなと思いました。

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    2026年03月20日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • 寝ても覚めても 増補新版

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    小説ならではの作品。想像力がものをいう。
    一目惚れの幻想、踏ん切りのつけ方に迷い戸惑っていたのかなと。似たタイプの人を結果好きになる。一風変わった恋愛小説でした。

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    2026年03月17日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

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    北川春子、39歳未婚。
    実家を出て10年。
    今は大家さんの敷地内にある離れで、静かに暮らしている。

    会社勤めをしながら、刺繍や消しゴム版画を楽しむ日々。
    春子自身は穏やかに暮らしているのだけれど、両親や友だち、同僚からの
    「まだ結婚しないの?」という軽いプレッシャー。
    そして、自分らしくありたい気持ちとの間で、どこか揺れている。

    元々の大家さんだったおばあちゃんが亡くなり、代わりに娘のゆかりさんが越してきてから、春子の静かな生活は少しずつ賑やかになっていく。

    結婚や恋愛にあまり興味のない春子。
    家族と疎遠なゆかりさん。
    そして、若いけれど結婚という形に強くこだわる沙希ちゃん。

    春子の視

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    2026年03月16日
  • その街の今は

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    かなり久しぶりに柴崎友香さんの著作を読みました。10年ぶりくらいですかね…。
    独特の空気感があるなと勝手に思っているのですが、久しぶりに読んでも空気感が変わっていなくて、読みやすかったです。
    今回は大阪の地理に詳しい方が読むと、より楽しいのではないかと思います。

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    2026年03月02日
  • その街の今は

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    大きな事件が起こるわけではなく、淡々とした日常が丁寧に描かれている作品。その静かな雰囲気やゆったりとしたテンポがとても心地よくて、こうした“日常を大切にすくい取る物語”の魅力を改めて感じた。 風景描写も細やかで、主人公が昔の写真を収集していく様子を追いながら、まるで自分も一緒に写真を眺めている気分になって、変わってきたものと変わらずに残っているものの両方に思いを馳せた。やっぱりモノクロ写真って良いよなあ。

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    2026年02月27日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 百年と一日

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    帰れない探偵で柴崎さんに魅了されて、他の著書も読み始めました。

    柴崎さんの、優しくて心にスッと入ってくる何気ない言葉選びがとても心地よく、朝一や疲れて帰ってきた時に数話読む、という贅沢な楽しみ方ができた作品。
    特に何かが起きたり、特筆するような話が出てくるわけではないのに、何故かスルスルと読んでしまう。
    毎話、ひとつの場所をクローズアップし、そこに関わる人々の過去から未来に流れる日常を垣間見ることができる。
    まるで、その場所にい続ける呪縛霊の様な視点で毎話を楽しむことができた。

    未来軒のお話が好きでした。

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    2026年02月14日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

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    2026年02月13日
  • 待ち遠しい

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    年代によっての「普通」があって、でも「普通」ってなんだろうって。
    その人がその人の好きなように生きていればいい。そう思っていても「普通」にとらわれてしまう不思議。

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    2026年02月02日