柴崎友香のレビュー一覧

  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    2009.04.03. これおもしろいです、興味深いです、ふつうの女の子たち。ふつうの働く女の子(23〜35歳くらい?)柴崎さんがインタビューして、うまいことまとめてあります。こういう子が、世の中にはたくさんいて、ふつうの女の子の話が、物語よりおもしろかったりすんだよなー。後半は、やっぱり大阪で働く女の子の小説です。行ったことあるような地名が出てくるのもうれし。

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    2009年10月07日
  • 星のしるし

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    30目前のOLとその彼氏と友達たちの何げない毎日。コレと言って何かが起こるわけではなくて。だけど何も起こらないわけでもなくて。このままで自分はいいのだろうか と思ったりするけど、だからって何か変えようと思うほど今に不満があるわけでもない。そんな毎日をとても丁寧に書いている。うん こういうの好きだな。何かが変わる直前ってもしかするとこんな風にじわじわと予感のような温度の変化のようなモノがあるのかもしれないな。「もっと、自分が確かだと思えるような、基準みたいな、理由みたいなもの。なんでもあって、なんでもしていいから、さあ選びなさいって言われて、これでいいって思えるような、なにか」を探しているんだよ

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    2011年08月01日
  • 星のしるし

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    焦り。
    答えのないことへの焦り。問い自体がなんなのかわからない焦り。
    得体の知れないものへの期待と不安。

    勝手な解釈をさせてもらえば、ことごとく分業化、効率化され、生の実感、生の充実を感じられないことからくる焦燥が見えないものへの期待感を高めるのだと思う。
    もっと自然に、もっと土に、もっと原始に近づいていかなければいけないのだと思う。

    そういういろいろな部分で感じる独身30の不安定さ寄る辺のない孤独をみせつけられる。
    個人的には怖い作品のような気もする。

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    2009年10月04日
  • 青空感傷ツアー

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    芽衣と音生の、行き当たりばったり旅行物語。
    思いつきでトルコ行くとかすげーと思う。
    最後もいきなり沖縄いるし。
    ケンカしても気まずくなっても、自分の事見ててくれて幸せを願ってくれる音生みたいな友達がいたらな、と思う。
    あそこまでわがままなのは考えものだけど。
    普段からわがままで言いたい放題だけど、だからこそふっと自分に優しくしてくれると心を掴まれてしまう。
    音生って、そんな子だと思います。
    最後の方のシーンは、芽衣に自分を重ねてしまって、自分が音生に引き込まれていくのが分かった。
    透明感のある文体も相変わらず。
    柴崎さん独特の、綺麗な情景描写が読めます。
    読んでて楽しい本でした。

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    2009年10月04日
  • 青空感傷ツアー

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    3/6 おもしろかった。今日のできごとに続くこの流れ。この人のおもしろさは場所が流されていく中にあるのかもーと思った。小説らしい不自然さがないところもいい。

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    2009年10月04日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    27人の働く女性にインタビューをしたものです。色んな働き方、色んな考え方、色んな恋愛や趣味などなどなど、とーっても面白かったです。一つ、ギョッとするくらい衝撃的な言葉に遭遇。いつの間にか忘れてる気持ちでした。この本に出会えてよかった!後半はあるOLを主人公にした小説になってて、これも面白かったです。この本とは関係ないですが、映画にもなった『きょうのできごと』の作者もこの人だということが作者紹介で判明。前にも一冊読んでたのに知らなかった〜!

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    2009年10月04日
  • ショートカット

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    4つの恋愛オムニバス(一部に、共通?と思われる人が出てますけど)。
    読後感のすっきりした小説。
    ドロドロでもなくて、とりわけラブラブでもない。
    なんだか、等身大で日常の恋愛。
    関西弁苦手じゃなければ、オススメ。

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    2009年10月04日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    表題作よりも、二つ目の「エブリバディ・ラヴズ・サンシャイン」が好き。
    この主人公の女の子は私と似ている。だって嫌なことがあってふて寝しちゃって学校行きそびれるなんて、まさに私だ。
    「かおるちゃん、私、花田くんともっと喋りたかった。今は、かおるちゃんと喋りたい」
    ここにぐっときた。きゅんとした。

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    2009年10月07日
  • ショートカット

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    好きな人や、たいせつな人がいらっしゃるなら、めっちゃせつなくなるはずです。

    キモチは、距離を越える。

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    2009年10月04日
  • ショートカット

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    離れているけど気持ち次第で近くなる距離。


    なにか、雲を掴むような話です。
    といっても、いかんせん土台無理な話ってことではなくて
    掴んでもそこには無い、指の間からこぼれ落ちていくような、そんな儚い話です。

    短編4つなんですが微妙に繋がっています。
    その薄い繋がりの描き方が上手くて何度もページを遡りました。

    最後のタイトルが、その名も
    『ポラロイド』
    僕も使っている大好きなPolaroid690が出てきます。
    おそらく柴崎さんも使っておられるのは?
    描き方が細かくて、ホントに使っている人でしかわからないようなこともこまごまと書いていて
    おもわずウンウンと頷きながら読ん

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    2009年10月07日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    歌のようにさらさら読める。言葉の一つ一つがきれい。
    望くん、君絶対B型だろ?!って感じの彼は、勝手すぎて受け入れられないけど、それをいつでもけらけら笑って見ている恵太くんがいるから救われる。
    でも最後、そうだよね、そういうこともあるよね、なんて納得しちゃうってことは、どっかで望くんの性格に憧れてるってことなんだろうな。

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    2009年10月04日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    望のわがままっぷりと恵太良い人って感じが良かった。
    人間関係の空気がすごく伝わってくるお話。
    表題作のほかのもう一作、「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」25までは眠いって本当かなぁ。

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    2009年10月04日
  • 青空感傷ツアー

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    音生というとっても美人で自由なコに連れまわされる主人公のお話?でも
    十分この主人公も勝手な気がするんだが(笑)
    よんだらトルコに行きたくなりました。

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    2009年10月04日
  • 帰れない探偵

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    ★3.5
    探偵というより、スパイみたい。根無草でトランジットな寄る辺のない刺激的だけど不安定な生活。
    恩田さんの香りもするし、葉村晶の生き様にも見えるし、淡々としてこれといった特徴を感じさせない主人公は玉虫色で誰にでもなれるし、誰でもない雰囲気がある。
    紀行文として読むのも面白い。砂漠の街が好き。始まりを感じさせるところでいつも国移動エンドでもどかしい。

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    2026年07月13日
  • 帰れない探偵

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    「今から十年くらいあとの話。」で始まる連作短編。
    近未来SF探偵小説かな、と思うと、それほどかっちりとした手触りではなく、どこかふわふわとした夢の中のような印象である。カフカのような不条理の世界のようでもある。

    主人公は女性探偵。とある国の出身だが、その国は探偵の出国後、統治体制が変わってしまい、容易に訪れることができないようになっている。
    探偵は、故郷から離れた国で探偵学校を卒業後、世界探偵委員会連盟から世界各地に派遣されている。第1話では、とある町に事務所を構えたのだが、どういうわけかそこに通じる小道がなくなってしまい、帰れずにいる。仕方がなく、依頼主から宿を提供してもらい、なんとかしの

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    2026年07月06日
  • 百年と一日

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    何も大きな事は起こらない
    記録のような
    小さな沢山の物語

    物語のタイトル以上でも以下でもない。
    時間軸も国も登場人物もころころ変わる。
    何だろう何故か惹かれる。
    人生って案外こんなものかもしれない。

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    2026年06月30日
  • 帰れない探偵

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    郷愁なのか、あったはずのものに想いを馳せながら読んでいた。
    探偵ものだが、派手に謎解きがあるわけではなく、全体の流れをもう少し集中して読むべきだった。

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    2026年06月11日
  • 帰れない探偵

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    手強い小説で読むのにかなりの日数を要した。
    面白くないのとは違う独特の小説。
    掴もうとすると離れてしまう文章。
    結局、最後まで読んだが今は何の感想も出てこないが、いつか読み直すかもしれない。

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    2026年06月08日
  • 帰れない探偵

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    出版区の綿矢りささん回で知った小説。
    上手くまとめられないけど、これからも大切にしていきたい本だと思った。

    主人公は世界探偵委員会連盟という組織に縁のある探偵で、急な坂の街に自身の自宅兼探偵事務所を構えた数日後、その事務所へ続く路地が無くなってしまった。街そのものが生き物のように変化しているのかもしれないが確証はない。彼女(たぶん)は自分の元に舞い込む依頼をこなしつつ部屋を探すが見つからない。彼女の故郷の国は出国した後に体制が変わってしまい、帰ると仕事に支障が出る可能性があり簡単には帰れない。そのうち連盟の指示や先輩からの依頼のために彼女は別の国に行く。

    各章の書き出しは統一されている。「

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    2026年06月07日
  • 帰れない探偵

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    ちょっとワケわかんなかったけど
    ファンタジーなのかな
    帰れない探偵さんは、帰れない場所を着々と増やしつつ各地を転々としていて、国も名前もフワっとしてるので、これはきっとあの国かなぁとか似てるなぁとか想像しながら読んでいた
    故郷の土地に帰ることもできない状況ってやっぱりなんか定まらないというか、根無し草のような、フワフワした感覚になってしまうのだろう
    この先どうなったか希望は見えた感じで終わったからなんだかわからないけどよかったのかな

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    2026年06月05日