柴崎友香のレビュー一覧
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何でもない日常は退屈そうだけど、この物語に出てくる第三者の日常は決して退屈なものじゃなくて自分を客観的に見てるような気がしてくる。起承転結があるのかないのかもよくわからないまま、物語は進むけど現実はそんなもんだ。面白いものにするのも、詰まらないものにするのも実は自分で決めているような気がする。「エブ...続きを読むPosted by ブクログ
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昨日の今日なのでずいぶん読みやすかった。
本当は☆3.5くらい。やっぱり4。
柴崎友香の小説が好きなのは、かけがえのない今の瞬間をかいてるから。登場人物はみんな、この瞬間は二度とないことを知って生きてて、それをいちいち大事にしてるから、柴崎友香の主人公の女の子はみんなかわいい。Posted by ブクログ -
これ、あらすじはとっつきにくかったけど、言ってることはすごくよくわかってよかった。
なかちゃんにまた会えてうれしかった。
最初のほうで、神様についての女の人の話で、神様には何かを決めるときはいつも相談するっていうの。神様は答えないのに相談するっていう話に、それ日本では「道徳」っていう感じかな? て...続きを読むPosted by ブクログ -
大阪弁が自然で、登場人物が真っ直ぐで、柴崎氏の目線に気負いがなくて、とにかく大阪を離れて単身赴任の寂しさを癒してくれる作品でした。
大阪で読む以上に効果的だと思う。Posted by ブクログ -
とっても自然な関西弁で描かれた女の子2人の物語。
特に何かが起こるわけでもないのに、彼女たちの目線を通して癒されるような気持ちになるのが不思議。
登場人物に決して無理をさせない優しさが、柴崎氏の持ち味なんだろうと思う。Posted by ブクログ -
何気ない日常の中での人々の心情描写がとても上手いと思った
多分この著者の作風なんだろうけど、特別これといった事件がある訳ではないから、推理モノや刑事モノが好きな人は物足りなさを感じるPosted by ブクログ -
関西人以外には区別がつかないだろうけど、自然な大阪弁が心地よい。
柴崎氏の作品に共有することですが、登場人物たちがみんな素直でのびのびしているところが微笑ましく、読んでいて穏やかな気持ちになりました。Posted by ブクログ -
大阪に住む三十歳女性の日常。
「主題歌」を読んだときにも感じたが、色んな偶然が重なって日常の一瞬一瞬ができていて、友達と飲んでいたり仕事をしていたりする、その日常を切り取るだけでも十分小説になるんだなと。すっかり柴崎作品にはまってしまった。Posted by ブクログ -
初めて柴崎さんの作品を読む。友人と集まって飲んだり話したりする時間、日々の仕事、考えごとなどが淡々と描かれる。日常が大きく変化することはないが、今ある環境は永遠には続かず、いずれは友人とも集まれなくなる。時間の有限性が感じられる。他の作品も読んでみたいと思う。Posted by ブクログ
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入社1年目の女の子話。
淡々と日々が続くなか、どの月の話もよくわかる。
自分も同じ様に感じたことがなつかしい。
大阪の会社が舞台で関西弁もウレシい限り。Posted by ブクログ -
「働くとは何か」とまとめるのではなく、働いている女の人複数に話を聞いて、そのまま載せているので、それほど著者の価値観が感じられず読みやすかった。共感する人もいればそうでない人もいて、色々な人の風景を垣間見れるのが面白い。Posted by ブクログ