柴崎友香のレビュー一覧

  • 百年と一日

    Posted by ブクログ

     柴崎友香さん初読でしたが、目次で驚き! 34編もの掌篇、さらに、あらすじのような長いタイトル…実に風変わりな印象です。読みながら、時間の流れを意識せざるを得ませんでした。

     とてもレビューを書くことが難しいです。大雑把な言い方だと、大きな時間軸の流れの中で、様々な土地でいろいろな人の営みの一コマを切り取った映像を観ている感覚に似ています。「土の人」「風の人」がいるから、廃れるもの、新たにできるもの、受け継がれるものがありますね。

     些細な日常、そこに生きる普通の市井の人の一コマを、過去や今の自分とも重ね、知らず知らずに想像を膨らませます。それだけの余白こそが、著者のねらいだったのかもしれ

    0
    2025年06月24日
  • 春の庭

    Posted by ブクログ

    写真集で見た水色屋根の家に入りたい、立ち退き時期が近いマンション住人の執着から何を思うか

    【フレーズメモ帳】
    一日だけでいいから、あの家で自由に過ごしてみたいなあ。

    0
    2026年01月08日
  • 春の庭

    Posted by ブクログ

    芥川賞がどんな基準で選ばれているのか知りませんが、自分には純文学を理解する能力がないことは分かりました。

    0
    2025年06月08日
  • 遠くまで歩く

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で失ったものを懐かしく思い出した。
    人と会うこと、みんなで集まること
    歩きながらの感じたことを言うことを
    思いついてできることの貴重さは
    コロナ禍があったから。
    オンラインで会ってたあの時と
    遠くまで歩ける今にはやはり隔たりがあるのだと

    0
    2025年06月03日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    本はとても楽しかった。解説もとてもよかった。
    ただ、読んだあと、なぜか気持ちがささくれて、周りに八つ当たりしてしまった。うーん。。
    結局、血縁があってもなくても、全部を分かり合えっこないけれど、それでも仲良くやっていける、かもねってことなのかな?

    0
    2025年05月30日
  • わたしがいなかった街で

    Posted by ブクログ

    エッセイみたいに特別何かが起きる訳ではない。戦争ドキュメンタリーを観て何故私が生き残っているんだろうと思い続けながら、そこが話の本流になる訳でもない。
    東京の「わたし」と、京橋の葛井夏の視点の話が繰り返される。

    わたしのぐるぐる一人思考は共感出来て静かに読めるけど、、で続く風景描写と話の抑揚のなさに何度か眠る…

    裏表紙の「世界の希望に到達する傑作」はいくらなんでも言い過ぎだと思うが、最後の夕日の棚田の景色を夏が見てこれが幸せだ、と思うことを指しているのだろうか? もっと平和に関することだと思った。

    「これで、これで」の今ここで飛び降りれてしまう、と考えちゃうの分かる。

    0
    2025年05月16日
  • 続きと始まり

    Posted by ブクログ

    コロナ禍を生きる三人それぞれの日常。
    時折知らずに近付いたり。
    興味深くはあったけれど
    なんだか読み進めるのが苦痛にも思えた。

    0
    2025年05月12日
  • 走る?

    Posted by ブクログ

    タイトル通り「走る」に特化したオムニバス
    青春、ノスタルジー、リアリティ、SF、不条理…色々な形の「走る」ストーリーがあり、短編集だから合わなくてもすぐに終わる
    コレを読んで走りたくなるかは貴方次第

    0
    2025年04月18日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    一人で生きていこうと思った女性のお話し。最近こーゆーのめっちゃ多い気がする。結婚なんてしなくていいよ的な。

    0
    2025年04月14日
  • 遠くまで歩く

    Posted by ブクログ

    あくまで個人的にだけど好みじゃなかった。映像を文字にした感じの作品、全く悪くないし空気感は好きなのだけども

    0
    2025年04月04日
  • 続きと始まり

    Posted by ブクログ

    登場人物の会話で所々、共感する箇所があった。家族との関係とか、子どもを持つ持たないとか。読後は、この小説が伝えたい一番のメッセージはなんなのだろうと考えたが、すぐ答えが出す…
    自然災害•感染症•戦争のような非日常に思える出来事の中で、私たちは日常は過ごしている。世界は全て繋がっていて、全ての出来事に自分が無関係ではないと教えてくれているような気がする。

    0
    2025年03月16日
  • 続きと始まり

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で大震災を経験した男女の日常の話。コロナ禍は数年前のことだが、振り返れた。登場人物が最後にほんのりつながるのが面白かった。

    シンボルスカの詩にそれぞれが続きや始まりを感じている。「続きと始まり」のタイトルの意味がわかった。

    0
    2025年03月15日
  • 遠くまで歩く

    Posted by ブクログ

    コロナの最初の頃って混乱してたな、と今となっては思う。そんな時期に人と会いたいと思う欲求は、それが実行しにくいからなんだろうな。制限があることが刺激になるというか。

    0
    2025年03月11日
  • 続きと始まり

    Posted by ブクログ

    最初は遠い存在の3人が、どんどん近しい存在になっていく。
    背が低くてかわいいねと言われることに対して、
    「自分より背の高い女は嫌い」と思っている男に「かわいい」と言われることが悔しいという石原優子。

    自分が傷ついたと思っていた過去を辿ると、相手を傷つけ怖がらせていたという反転した現実に向き合うことになる小坂圭太郎。

    4年間付き合った人は、過去を話したがらない人だったけど、それは自分が悪いとわからないから説明できないだけなのかもと、友人との思い出話で気づく柳本れい。

    10年前のある時間に同じ場所にいた3人。少しだけ「かすった」3人が、それぞれの場所でそれぞれの人生を生きてきた。
    ただそれだ

    0
    2025年03月11日
  • 遠くまで歩く

    Posted by ブクログ

    「思い出深い場所」を作品にするという講座の物語。コロナ禍で、本当にあったような講座だなと思う。オンライン開催という設定のせいか、まるで自分も参加者の一人のような気分で読んだ。
    みんなの作品に出てくる場所がノスタルジックなものが多くて、過去の記憶を刺激されまくった。
    特に似ているというわけでもないのに、その時代特有の雰囲気で、昔に引っ張られるのかな。
    懐かしい場所に行ってみたくなる…いや、行っておかなくちゃという気持ちになった。

    0
    2025年02月23日
  • パノララ

    Posted by ブクログ

    アパートの契約更新に伴い、知り合いの木村家の空いた一部屋に移ることにした田中真紀子。増改築を繰り返された木村家の、不思議な二階に引っ越してみると、木村家は木村イチロー以外、常時薄着で建築業の父、イラストレーターの姉、映画監督を目指す妹、そして現役女優のみすずと、予想外に個性的な人たちの集まりであった。どことなくお互いよそよそしい家族と、自由奔放で頻繁に家を空けるみすず。真紀子を介してか介せずか、家族が少しずつ動いていく。

    うーん、不思議な感覚の小説。のっけから妙に読みにくい部分があると思ったら、芥川賞作家なのね。わざとなのかわざとでないのかわからぬが、「なになにが何々をして、なになには何々で

    0
    2025年02月05日
  • 続きと始まり

    Posted by ブクログ

    三人の日常の話しが入れ替わり立ち替わりに語られていてなかなか読みづらかった。それにしても何となく違和感があったのは2020年はコロナが全国的に流行った時でこんな物語りの様な日常はなかったのではないかな!三人の日常会話にコロナの深刻さがうかがえないのは何故なんだろうと思ってしまった!

    0
    2025年01月21日
  • 大阪

    Posted by ブクログ

    『大阪』を書くことで、いま街の中で生きる自分の人生を書く…。『大阪へ来た人』と『大阪を出た人』による初共著エッセイ。
    私も大阪に来て40年。当初は賑やかだけど汚くて怖い街という印象だったが、この数年ですっかり洗練された都市に変わった。それでも他の都市にはない独特の空気が、ずっと住み続けたい理由である。

    0
    2025年01月04日
  • 百年と一日

    Posted by ブクログ

    32編からなる短編集。長いのもあるが殆ど数枚なので、短編小説を書いてみたい人には参考になるかも。そんな訳で、中身は関西の日常っぽいものから、外国やら戦争やらの不思議ワールド。ご興味あればどうぞ。

    0
    2025年01月02日
  • 春の庭

    Posted by ブクログ

    「春の庭」第151回芥川賞受賞作


    特別何かがあるわけでもない

    どちらかと言うと淡々とした毎日の方が多い日常

    その中で
    木々や
    花たちから感じる季節の移ろい


    そんな幸福感を感じることができる小説でした。

    0
    2024年11月05日