柴崎友香のレビュー一覧

  • 遠くまで歩く

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    「コロナ禍」を懐かしむ気持ちは少しもないけど、あの時期特有の人との繋がりや交歓は確かにあった。

    それによく歩いた。
    歩いたことぐらいしか記憶にないくらいよく歩いた。
    しかも遠くまで。

    そんな時代の記憶や感情を後に残す貴重な作品だと思った。

    『その街の今は』をまた読みたくなった。

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    2025年10月20日
  • 本からはじまる物語

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    作品紹介・あらすじ

    1話5分でわくわくできる、本にまつわる18のストーリー。

    森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。
    青春、恋愛、時代小説から、ミステリにファンタジーまで、「本」と「本屋」をテーマに豪華執筆陣18名が集結! 本の世界の奥深さが短いお話の中にたっぷり詰まっています。1話5分でわくわくできてどこから読んでも面白い、本にまつわるショートショート・アンソロジー。

    *****

    本にまつわるショートショート18編を集めた短編集。
    僕は梨木果歩さんの作品目当てで購入。
    ホロリとさ

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

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    2025年10月05日
  • 遠くまで歩く

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    なんとなーくなお話だけど、アイテムから由来を話すくだりは面白かった
    一瞬の感覚を伝えようとするお話。

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    2025年09月22日
  • 私の身体を生きる

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    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

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    2025年09月18日
  • 私の身体を生きる

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    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく

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    2025年09月09日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • 遠くまで歩く

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    文章を書く、とりわけ物語を書くというのは、自分の経験してきた事や感じてきた事の反映であり、それを伝えんがために文字に起こす、という事なんだろう。
    前半はささっとと読み進め、最終章はじっくり、少し落ちてくるものがあったかな。

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    2025年08月22日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • 待ち遠しい

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    先日、畑野智美さんの若葉荘の暮らし、を読んだばっかり。もう一歩心の中に踏み込んだ感じかな。女性も男性もどっちでもない人も、生きやすい社会になればいいね。

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    2025年08月09日
  • 続きと始まり

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    二つの震災と感染症に翻弄された数十年で、なにが人や社会を変えたんだろうか。自分に出来たことは何かあったんだろうかとと考える人がこういう小説を書けるのだろう。文体は軽妙だけれどこれ作者に見合わない底流の重苦しさが心に残る。

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    2025年08月01日
  • 春の庭

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    何か特別な結末が待っているわけでもないありふれた日常を書いた1冊。
    何も起こらない隣人とのごくごく普通なやり取りだからこそ没入できる。
    近所の居酒屋で2人で話すシーンが生活感を感じられてよかった。

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    2025年08月01日
  • 続きと始まり

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    わたしは小説を読んでいるとき、わりと現実逃避していることが多く、つらかった思い出などもあまり直視しないタイプなので、珍しい読書体験になった。
    二つの震災、コロナを通過してもたしかに降り積もっていく日常。社会の閉塞感。どうしても抜けない小さな棘。再会できる人/できない人。回収されない伏線。圧倒的に現実だった。
    作家という職業の、語り部としての側面を強く感じたし、当時の空気感を文学として残す貴重さも改めて感じた。

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    2025年07月30日
  • 遠くまで歩く

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    コロナ時期が舞台。オンラインでのワークショップを軸に話が展開していく。場所と人の記憶というテーマが分かりやすく前面に出ていてたと思う。
    川に沿って歩く場面も講座との対比でとても良かった。

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    2025年07月20日
  • 百年と一日

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     柴崎友香さん初読でしたが、目次で驚き! 34編もの掌篇、さらに、あらすじのような長いタイトル…実に風変わりな印象です。読みながら、時間の流れを意識せざるを得ませんでした。

     とてもレビューを書くことが難しいです。大雑把な言い方だと、大きな時間軸の流れの中で、様々な土地でいろいろな人の営みの一コマを切り取った映像を観ている感覚に似ています。「土の人」「風の人」がいるから、廃れるもの、新たにできるもの、受け継がれるものがありますね。

     些細な日常、そこに生きる普通の市井の人の一コマを、過去や今の自分とも重ね、知らず知らずに想像を膨らませます。それだけの余白こそが、著者のねらいだったのかもしれ

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    2025年06月24日
  • 春の庭

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    写真集で見た水色屋根の家に入りたい、立ち退き時期が近いマンション住人の執着から何を思うか

    【フレーズメモ帳】
    一日だけでいいから、あの家で自由に過ごしてみたいなあ。

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    2026年01月08日
  • 春の庭

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    芥川賞がどんな基準で選ばれているのか知りませんが、自分には純文学を理解する能力がないことは分かりました。

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    2025年06月08日
  • 遠くまで歩く

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    コロナ禍で失ったものを懐かしく思い出した。
    人と会うこと、みんなで集まること
    歩きながらの感じたことを言うことを
    思いついてできることの貴重さは
    コロナ禍があったから。
    オンラインで会ってたあの時と
    遠くまで歩ける今にはやはり隔たりがあるのだと

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    2025年06月03日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

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    本はとても楽しかった。解説もとてもよかった。
    ただ、読んだあと、なぜか気持ちがささくれて、周りに八つ当たりしてしまった。うーん。。
    結局、血縁があってもなくても、全部を分かり合えっこないけれど、それでも仲良くやっていける、かもねってことなのかな?

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    2025年05月30日