柴崎友香のレビュー一覧

  • 待ち遠しい【毎日文庫】

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    待ち遠しいってどういう感じかな。
    主人公は1人で無理もせず、多きな欲もなく平凡に過ごしていた。そんな中に、新しい大家さん、今まで隣にいたのに関わりのなかった若い夫婦が入り込んでくる。
    私なら少し鬱陶しいかもと思うけど、昨今の隣の人も知らない中、少しだけならいいのかもと、読み進めるうちに感じた
    「人と一緒にいるのはエネルギーがいるから、1人の時間にそれを貯めてる」主人公
    「1人でいるのは寂しいから、賑やかな時間に力を貰う」ゆかりさん
    私はどちらかといえば主人公寄りかな
    と、咲希さんは今どうなんだろう、1人でいるのは辛いのか?と言うことが謎のまま思った。それが、ちょいと心残り。

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    2024年10月11日
  • 百年と一日

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    懐かしくもなんてことのない日常を切り取った誰かの一日の積み重ね。
    時代も性別も違う1人の人生を短くたんたんと語っていって、重なって重なって百年に移り変わっていく。
    短編のタイトルがザッと内容説明されててオチわかっちゃうじゃんって思うんだけど、物語の余白は読者のために空けてあるんだって。なんて素敵な。
    なかなか淡々としすぎていて、好みが分かれそう。
    新しいショートショートストーリーでした。

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    2024年10月06日
  • 続きと始まり

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    別々の3人がコロナ禍で考える日々を追う。

    2つの震災やいろいろな出来事の中で、3人とは年齢も立場も違うけれど、いくつも私もそう思った、わからなかったけれど、同じ感情だと感じたことがいくつもあった。

    とにかく、文字量が凄い。ただ、感情はこれほど多く日々語ってるんだよなと思うとともに、だから疲れるんだなぁとも。

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    2024年09月20日
  • きょうのできごと、十年後

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    続編と知らず先に読んでしまうという、、
    10年前の関係を勝手に想像しながら読んだから、次はその答え合わせをしてみようかなと。
    場面描写が細かくて、ゆっくり進んでいく感じがとても好みだった。
    10年後の自分はどうなっているんだろう。10年前の自分は10年後のことなんて想像できていなかったな。何が起こるかわからない未来がとても楽しみになった。

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    2024年09月07日
  • 続きと始まり

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    コロナ禍に陥った1年間に、それぞれの阪神大震災と東日本大震災の記憶が混ざり合う。
    いまでは過去の言葉となった「不要不急」「まん防」などへの違和感を添えて、自分の記憶も丁寧に引き出されるノンフィクションのような作品。

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    2024年08月14日
  • 大阪

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    柴崎さんはともかく、岸さんのパートは大阪ワナビーのおっさんの自慢とも蘊蓄とも取れない昔語りだった
    若い頃はやんちゃしてたな〜おっさんになってからもこんな悪い友達がいたんだぜ〜みたいな、飲み屋で隣に座ったおっさんが聞いてもないのに延々と語ってくる様に似た読後感

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    2024年08月06日
  • きょうのできごと 増補新版

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    何か事件が起こるわけではないけどいろいろなことが詰まった日々。若いというのはそのいろいろを感じられることなのだろう。
    精緻で淡々とした描写がいいと思った。

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    2024年08月01日
  • 大阪

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    たしか座間味に行ったんだと思う。夕方、誰もいない浜辺で撮った写真が、たしかかあったはずだ。どこに行ったんだろう。彼女はたしか黄色いワンピースを着ていたと思う。たしか、たしか。思う、思う。

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    2025年10月21日
  • 続きと始まり

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    ネタバレ

     男女三人の登場人物が、2020年3月からの2年間、要はコロナ禍の間、それぞれの場所で、それぞれの暮らし、人生を、いかに送ったかが、微細ながら、淡々と紡がれる。
     未曽有の国家的危機の最中、その9年まえの2011年の東日本での大震災や、さらにその前の阪神淡路の震災にも思いを馳せつつ、今を生きる市井の人びとの暮らしが、そこにある。
     つまり、いろんな出来事があった「続き」の今であり、そんな中で、新たな暮らしぶりの「始まり」を描く物語。

     ただ、いつまでたっても、その三人が絡んでこない。年代も、職種も、生活環境も、住む場所も異なる三人ゆえに、一向に人生が交差していかない。同じコロナ禍を過ごすこと

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    2024年06月13日
  • その街の今は

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    感想、なんて書こうかなあ?と思ったのが第一の感想。
    川上弘美さんの解説を読んで、なるほどなーと思った。
    たしかに、決めつけがない。この人はこういう人だ、というキャラ設定がないというか。
    「こういう人がいるよね」という小説とは違う意味で、解像度が高い、のかもしれない。やな人がいないし、かと言っていい人でもない。
    他人からするとなんでもない普通の日常、を描くってこういうことなのかもしれない。それはとても絶妙なバランスで構成されている。

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    2024年06月02日
  • 寝ても覚めても 増補新版

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    感情表現が豊かで、色鮮やか。

    実写化の人選が上手すぎて苦しくなる。麦そのまま。
    東出昌大しか頭に浮かばず読むのがつらい。

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    2024年05月30日
  • 百年と一日

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    過去現在未来をつなぐ短編集。
    現在残っている建物、写真、書物などは、過去を生きた人の物語でもある。最近、現在もある場所に、過去生きたの人々の残像を描いた絵画を見たことがあって、それを小説化したような作品だと思った。
    オチがしっかりめではない短編集なので、途中で諦めかけたけど読んで良かった。

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    2024年05月04日
  • 百年と一日

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    目次がもう、一つの物語みたい。

    「一年一組一番と二組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みできのこを発見し、卒業して二年後に再会したあと、十年経って、二十年経って、まだ会えていない話」

    これが一話のタイトル。
    もはや、あらすじであるのと同時に「会えて……いないのか」とあらすじの結末に少し驚く。

    作中の時間の流れ方が不思議。
    諸行無常、栄枯盛衰。
    一日の出来事が、百年続くこともあるし。
    続いたことが、あっけなく、途切れることもある。

    「ラーメン屋『未来軒』は、長い間そこにあって、その間に周囲の店がなくなったり、マンションが建ったりして、人が去り、人がやってきた」が印象に残った。(分か

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    2024年04月13日
  • 待ち遠しい

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    私の仕事は社会的には評価されている仕事です。世の中には生産性のない仕事を評価しない人がいるんだな〜、夫や姑が私の仕事を評価しない理由がわかった

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    2024年03月25日
  • 春の庭

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    ストーリーは好きだけど、がんばらないと読めない感じがずっとあった。がんばって読んで、やっと入ってくる。短編なのに疲れたなー

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    2024年03月12日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • 待ち遠しい

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    離れの一軒家で一人暮らしをする独身北川春子39歳。そして母屋に越してきた、夫を亡くした青木ゆかり63歳。その裏手の黄色い家で暮らすゆかりの甥っ子の嫁沙希25歳。

    適度な距離感で暮していけたら良いのに、持って生まれた性格というのか、寂しさからなのかおせっかいをやき始めるゆかり。ここまでなら許せるけど、ここから先は踏み込んで欲しくない…て所はありますよね。沙希のズケズケ言う言い方も私は苦手。春子みたいに聞き流せたら良いなと思った。

    ご近所付き合いは難しいけど、この小説のように何かあった時は遠くの親戚より近くの他人が頼りになることも。特に1人暮らしをしているとゆかりのような存在がいると安心かも

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    2024年01月31日
  • 虹色と幸運

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    ひとはいつ「大人」になるのか。いつの間に「大人」と呼ばれる年齢になった今、ピッタリな作品だった。主人公の3人の女性が三者三様の生活を送っていく物語。平凡だけど、日常にある浮き沈みを進んでいく主人公たちに共感しながら読み進めた。

    いつかちゃんとしたらとか考えてたら、なんにもできないのかもしれない

    っていうかおりの台詞がその通りすぎて、印象に残った。

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    2024年01月01日
  • 春の庭

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    「春の庭」は気を衒うことなく淡々と話が進む中に色んな人生の歩み方が語られている。何か特別な技巧は感じないながら、他の小説との類似性を感じない伸びやかさがあった。読解力がないせいか、残り僅かな場面で語り手が太郎から太郎の姉に変わるところの意図が理解出来なかった。

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    2023年12月29日
  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日