柴崎友香のレビュー一覧

  • 続きと始まり

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    三人の日常の話しが入れ替わり立ち替わりに語られていてなかなか読みづらかった。それにしても何となく違和感があったのは2020年はコロナが全国的に流行った時でこんな物語りの様な日常はなかったのではないかな!三人の日常会話にコロナの深刻さがうかがえないのは何故なんだろうと思ってしまった!

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    2025年01月21日
  • 大阪

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    『大阪』を書くことで、いま街の中で生きる自分の人生を書く…。『大阪へ来た人』と『大阪を出た人』による初共著エッセイ。
    私も大阪に来て40年。当初は賑やかだけど汚くて怖い街という印象だったが、この数年ですっかり洗練された都市に変わった。それでも他の都市にはない独特の空気が、ずっと住み続けたい理由である。

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    2025年01月04日
  • 百年と一日

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    32編からなる短編集。長いのもあるが殆ど数枚なので、短編小説を書いてみたい人には参考になるかも。そんな訳で、中身は関西の日常っぽいものから、外国やら戦争やらの不思議ワールド。ご興味あればどうぞ。

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    2025年01月02日
  • 春の庭

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    「春の庭」第151回芥川賞受賞作


    特別何かがあるわけでもない

    どちらかと言うと淡々とした毎日の方が多い日常

    その中で
    木々や
    花たちから感じる季節の移ろい


    そんな幸福感を感じることができる小説でした。

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    2024年11月05日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

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    待ち遠しいってどういう感じかな。
    主人公は1人で無理もせず、多きな欲もなく平凡に過ごしていた。そんな中に、新しい大家さん、今まで隣にいたのに関わりのなかった若い夫婦が入り込んでくる。
    私なら少し鬱陶しいかもと思うけど、昨今の隣の人も知らない中、少しだけならいいのかもと、読み進めるうちに感じた
    「人と一緒にいるのはエネルギーがいるから、1人の時間にそれを貯めてる」主人公
    「1人でいるのは寂しいから、賑やかな時間に力を貰う」ゆかりさん
    私はどちらかといえば主人公寄りかな
    と、咲希さんは今どうなんだろう、1人でいるのは辛いのか?と言うことが謎のまま思った。それが、ちょいと心残り。

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    2024年10月11日
  • 百年と一日

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    懐かしくもなんてことのない日常を切り取った誰かの一日の積み重ね。
    時代も性別も違う1人の人生を短くたんたんと語っていって、重なって重なって百年に移り変わっていく。
    短編のタイトルがザッと内容説明されててオチわかっちゃうじゃんって思うんだけど、物語の余白は読者のために空けてあるんだって。なんて素敵な。
    なかなか淡々としすぎていて、好みが分かれそう。
    新しいショートショートストーリーでした。

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    2024年10月06日
  • 続きと始まり

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    別々の3人がコロナ禍で考える日々を追う。

    2つの震災やいろいろな出来事の中で、3人とは年齢も立場も違うけれど、いくつも私もそう思った、わからなかったけれど、同じ感情だと感じたことがいくつもあった。

    とにかく、文字量が凄い。ただ、感情はこれほど多く日々語ってるんだよなと思うとともに、だから疲れるんだなぁとも。

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    2024年09月20日
  • きょうのできごと、十年後

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    続編と知らず先に読んでしまうという、、
    10年前の関係を勝手に想像しながら読んだから、次はその答え合わせをしてみようかなと。
    場面描写が細かくて、ゆっくり進んでいく感じがとても好みだった。
    10年後の自分はどうなっているんだろう。10年前の自分は10年後のことなんて想像できていなかったな。何が起こるかわからない未来がとても楽しみになった。

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    2024年09月07日
  • 続きと始まり

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    コロナ禍に陥った1年間に、それぞれの阪神大震災と東日本大震災の記憶が混ざり合う。
    いまでは過去の言葉となった「不要不急」「まん防」などへの違和感を添えて、自分の記憶も丁寧に引き出されるノンフィクションのような作品。

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    2024年08月14日
  • 大阪

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    柴崎さんはともかく、岸さんのパートは大阪ワナビーのおっさんの自慢とも蘊蓄とも取れない昔語りだった
    若い頃はやんちゃしてたな〜おっさんになってからもこんな悪い友達がいたんだぜ〜みたいな、飲み屋で隣に座ったおっさんが聞いてもないのに延々と語ってくる様に似た読後感

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    2024年08月06日
  • きょうのできごと 増補新版

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    何か事件が起こるわけではないけどいろいろなことが詰まった日々。若いというのはそのいろいろを感じられることなのだろう。
    精緻で淡々とした描写がいいと思った。

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    2024年08月01日
  • 大阪

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    たしか座間味に行ったんだと思う。夕方、誰もいない浜辺で撮った写真が、たしかかあったはずだ。どこに行ったんだろう。彼女はたしか黄色いワンピースを着ていたと思う。たしか、たしか。思う、思う。

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    2025年10月21日
  • 続きと始まり

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    ネタバレ

     男女三人の登場人物が、2020年3月からの2年間、要はコロナ禍の間、それぞれの場所で、それぞれの暮らし、人生を、いかに送ったかが、微細ながら、淡々と紡がれる。
     未曽有の国家的危機の最中、その9年まえの2011年の東日本での大震災や、さらにその前の阪神淡路の震災にも思いを馳せつつ、今を生きる市井の人びとの暮らしが、そこにある。
     つまり、いろんな出来事があった「続き」の今であり、そんな中で、新たな暮らしぶりの「始まり」を描く物語。

     ただ、いつまでたっても、その三人が絡んでこない。年代も、職種も、生活環境も、住む場所も異なる三人ゆえに、一向に人生が交差していかない。同じコロナ禍を過ごすことが、唯一の共通点で、なんとももどかしい。
     が、終盤、やっと、一つの書物を通じて結びつく。あぁ、そういうことかと、やっと得心。

     その本は、ポーランドの詩人、ノーベル文学賞受賞者である、ヴィスワヴァ・シンボルスカヤの『終わりと始まり』だ。
     私自身も、この詩集をコロナ禍中(2022年10月)に書店で見つけ読んでみて、いたく心を打たれたもの。その時はもう、ウクライナ戦争も始まっていたので、これまでの何かが「終わり」、新たな何かの「始まり」を予感させるようなタイトルにドキっとしたもの。

     本書の中の三者は、それ(ウクライナ戦争勃発)前に本書に触れていたという設定ではあるが、著者は、もしかしたら、私と同じころに本書に出会い、この物語を紡いだのかしれない。物語は、2022年2月まで綴られることから、そこはかとなく予想されるのだが、どうだろうか。

     ただ、本書のタイトルを「続きと始まり」と、シンボルスカヤの詩集と少しニュアンスを変えている点が、お見事だと思った。
      未曽有のパンデミックや、世界を巻き込むかのような、遠く忘れさられそうになっていた戦争というものが起こる今の世相を、これまでの時代の地続きと表現したのだろう。これまでの様々な要因の不用意な積み重ね、看過してきたことや、軽視してきた所業の続きとして、これからの未来が始まるとした。

     今は、過去の子であり、未来は今の子。登場人物のなにげない日常も、連綿と未来へとつながっていくのだ。そう、我々の暮らしも、人生も、なにもかもが。

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    2024年06月13日
  • その街の今は

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    感想、なんて書こうかなあ?と思ったのが第一の感想。
    川上弘美さんの解説を読んで、なるほどなーと思った。
    たしかに、決めつけがない。この人はこういう人だ、というキャラ設定がないというか。
    「こういう人がいるよね」という小説とは違う意味で、解像度が高い、のかもしれない。やな人がいないし、かと言っていい人でもない。
    他人からするとなんでもない普通の日常、を描くってこういうことなのかもしれない。それはとても絶妙なバランスで構成されている。

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    2024年06月02日
  • 寝ても覚めても 増補新版

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    感情表現が豊かで、色鮮やか。

    実写化の人選が上手すぎて苦しくなる。麦そのまま。
    東出昌大しか頭に浮かばず読むのがつらい。

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    2024年05月30日
  • 待ち遠しい

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    私の仕事は社会的には評価されている仕事です。世の中には生産性のない仕事を評価しない人がいるんだな〜、夫や姑が私の仕事を評価しない理由がわかった

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    2024年03月25日
  • 春の庭

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    ストーリーは好きだけど、がんばらないと読めない感じがずっとあった。がんばって読んで、やっと入ってくる。短編なのに疲れたなー

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    2024年03月12日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • 待ち遠しい

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    離れの一軒家で一人暮らしをする独身北川春子39歳。そして母屋に越してきた、夫を亡くした青木ゆかり63歳。その裏手の黄色い家で暮らすゆかりの甥っ子の嫁沙希25歳。

    適度な距離感で暮していけたら良いのに、持って生まれた性格というのか、寂しさからなのかおせっかいをやき始めるゆかり。ここまでなら許せるけど、ここから先は踏み込んで欲しくない…て所はありますよね。沙希のズケズケ言う言い方も私は苦手。春子みたいに聞き流せたら良いなと思った。

    ご近所付き合いは難しいけど、この小説のように何かあった時は遠くの親戚より近くの他人が頼りになることも。特に1人暮らしをしているとゆかりのような存在がいると安心かも。

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    2024年01月31日
  • 虹色と幸運

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    ひとはいつ「大人」になるのか。いつの間に「大人」と呼ばれる年齢になった今、ピッタリな作品だった。主人公の3人の女性が三者三様の生活を送っていく物語。平凡だけど、日常にある浮き沈みを進んでいく主人公たちに共感しながら読み進めた。

    いつかちゃんとしたらとか考えてたら、なんにもできないのかもしれない

    っていうかおりの台詞がその通りすぎて、印象に残った。

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    2024年01月01日