柴崎友香のレビュー一覧
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柴崎友香の小説は、いつも事件的なことは何も起こらない。
しかし登場人物の内面ではめぐるましく何かが起こっており、物語のはじめと終わりでは関係が微妙に変わっている。
表題作では、同著者の『青空感傷ツアー』の主人公と同じく少しイラついてしまうが、まわり人物のおかげで何か憎めない。また、タイトルが抜群に素...続きを読むPosted by ブクログ -
「また会う日まで」より面白かった。何を書きたいかがはっきりしていたと思う。分かりやすかったというか。しかし、雰囲気がホントに浅野いにおの作品とそっくり。アタマの中で、登場人物は浅野いにおの絵になっていました。Posted by ブクログ
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2009.04.03. これおもしろいです、興味深いです、ふつうの女の子たち。ふつうの働く女の子(23〜35歳くらい?)柴崎さんがインタビューして、うまいことまとめてあります。こういう子が、世の中にはたくさんいて、ふつうの女の子の話が、物語よりおもしろかったりすんだよなー。後半は、やっぱり大阪で働く...続きを読むPosted by ブクログ
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3/6 おもしろかった。今日のできごとに続くこの流れ。この人のおもしろさは場所が流されていく中にあるのかもーと思った。小説らしい不自然さがないところもいい。Posted by ブクログ
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27人の働く女性にインタビューをしたものです。色んな働き方、色んな考え方、色んな恋愛や趣味などなどなど、とーっても面白かったです。一つ、ギョッとするくらい衝撃的な言葉に遭遇。いつの間にか忘れてる気持ちでした。この本に出会えてよかった!後半はあるOLを主人公にした小説になってて、これも面白かったです。...続きを読むPosted by ブクログ
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4つの恋愛オムニバス(一部に、共通?と思われる人が出てますけど)。
読後感のすっきりした小説。
ドロドロでもなくて、とりわけラブラブでもない。
なんだか、等身大で日常の恋愛。
関西弁苦手じゃなければ、オススメ。
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表題作よりも、二つ目の「エブリバディ・ラヴズ・サンシャイン」が好き。
この主人公の女の子は私と似ている。だって嫌なことがあってふて寝しちゃって学校行きそびれるなんて、まさに私だ。
「かおるちゃん、私、花田くんともっと喋りたかった。今は、かおるちゃんと喋りたい」
ここにぐっときた。きゅんとした。Posted by ブクログ -
歌のようにさらさら読める。言葉の一つ一つがきれい。
望くん、君絶対B型だろ?!って感じの彼は、勝手すぎて受け入れられないけど、それをいつでもけらけら笑って見ている恵太くんがいるから救われる。
でも最後、そうだよね、そういうこともあるよね、なんて納得しちゃうってことは、どっかで望くんの性格に憧れてるっ...続きを読むPosted by ブクログ -
望のわがままっぷりと恵太良い人って感じが良かった。
人間関係の空気がすごく伝わってくるお話。
表題作のほかのもう一作、「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」25までは眠いって本当かなぁ。Posted by ブクログ