柴崎友香のレビュー一覧

  • 主題歌

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    ネタバレ

    ぼんやりとただ文字を追うだけで読んでしまうタイプの人は、この作品が味気ないように感じるかもしれない。
    事件は何も起こらないし、何よりオチがよくわからない。
    日常のワンシーンを切り取ってきたような話だから、例えば登場人物たちの全く別の日を描いてもきっと成立してしまう。
    だからこそ、面白いんだと思う。
    私たちの生活は、期待するほどの事件は起こらない。朝起きて会社やら学校やら行って、ちょっと嫌なことがあればイライラして、面白いことがあれば笑って、美味しいものを食べて満たされて夜は眠り、週末は出かける。
    作品は、まさにそんな感じ。
    場面や人物は違うけど、まるで自分もそこにいるような錯覚。
    で、この作者

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    2012年04月15日
  • その街の今は

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    ドラマ版の雰囲気にひかれて

    昔と今がつながる時の、歌ちゃんのどきどき感わかる。大阪の街に馴染みはないのに、なんだか懐かしさを感じる!

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    2014年04月07日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    何気ない会話が、ずっと書かれている話だけど、なんだか懐かしいような、平和な時間が流れているのが感じられる。

    登場人物一人ひとり愛らしいです。

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    2011年11月26日
  • フルタイムライフ

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    仕事の種類はいろいろあるけれど、きっと普通ってこんなかんじなんだろうな。桜井さんが辞めるって言ったとき、残念だなって悲しくなったよ。

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    2011年09月30日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    ネタバレ

    タイトルがまずすごくいいよね。

    ひらたくいうと、
    2人の男が旅をして失恋へといきつくまでの
    奇妙な道中を描いた物語。

    柴崎さんの話は、心理描写というのがはっきりしない
    印象があるのですが、
    その代わりに、人物の動きとか言葉そのものが心理描写といってもいいくらいに登場人物の心情が伝わってくる時がある。

    言葉がとてもたおやか。
    言葉が冷たくなく、かといって熱すぎることもなくひんやりしている。
    言葉がやわらかでありながら、このすごく細い糸がぴんとはっているような芯がある。

    私の憧れの作家さんですね。

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    2011年05月04日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    20代〜30代前半の働く女性のリアルライフ・インタビュー。
    本当にいろんな働くカタチ、恋愛のカタチがあるんだなぁ、と…。
    人生経験のサンプルを少しストックできた。
    こういうもの、もっと読みたい。

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    2011年03月21日
  • 青空感傷ツアー

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    タイトルからして好きでした。芽衣ちゃんの感傷のふけった時のことばづかいがきれいで、いっぱいメモしました。

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    2011年02月20日
  • ショートカット

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    午後と夕方の中間ぐらいの時間、品川の港南口で、ミーティングが終わり、少々時間が空いたので、品川埠頭の方に向かって歩いてみた。東京新聞の配送センターを通り過ぎ、旧海岸通りを抜けて、吉田修一の東京湾景にも出てくる御楯橋を超えて歩いた。途中、サラリーマンや作業着の人にまじって、インド人の主婦が数人子どもをつれて歩いていた。

    その日は、風が弱く、春めいていたが、海に近いせいか、少し肌寒さを感じた。東京海洋大学のキャンパスを右に見ながら、人どおりの少ない道がゆるやかに蛇行し、海岸通りに合流するように歩き続けた。海岸通り沿いに歩くと、頭上にはモノレールが走っている。モノレールの姿は、歩行者には直接には見

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    2011年02月19日
  • フルタイムライフ

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    柴田元幸のカズオ・イシグロへのインタビューの中で、イシグロがこういう不思議なコメントをしていた。

    「ええ、ちょっと聞くと侮辱に聞こえるかもしれませんね。我々はみな執事だなんていう言い方は。私が言おうとしていたのは、ある種の倫理的な、さらには政治的な次元では、それが我々の大半にとって人生の現実ではないかということです。

    (中略)

    でも大半の人間は、これは私自身も含めて言っているのですが、要するに何をしているかというと、自分の仕事をきちんと果たすよう学んでいくのだと思います。それが自分の人生に望める最大のことだいう場合も多いんじゃないでしょうか。なんらかの技術を身につけ、マスターする。そのさ

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    2011年02月18日
  • また会う日まで

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    そんなに特別なことは起こらないけど、とても現実味がある。
    1日1日に様々なことを感じて生きる"有麻"。
    なんとなくぼーっと生きるのをやめて1日に起きる自分の感情の変化を考えてみようかな、と思った。

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    2011年02月09日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    ☆十人十色の生き方☆

    著者が27人のはたらく女の子に、仕事や恋愛事情、今までの人生、その人の考え方などを中心にインタビューをして、まとめたもの。

    もうすぐ社会人となる私にとって、どの人の生き方もカッコいいなと思ったし、自分もこれから大変なことも沢山あるだろうけどそれも面白いかもと感じた。

    また、みんな、今までと全然違う道に行くことになるキッカケはほんのふとしたことで、そう考えると、なんだか毎日がドラマチックだなぁと思った^^

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    2010年12月16日
  • また会う日まで

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    「地方に勤めているOLが、高校時代に特別な思いを抱いていた同級生に久しぶりに会うために上京し、様々な人や風景に出会う。」という、ストーリーを簡潔にまとめてしまうと他愛もない話だが、端役も含め、登場人物の一人一人が非常に丁寧に描かれており、好感が持てる佳作。

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    2010年12月02日
  • また会う日まで

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    合わなそうな気がする。
    という何となくの感覚から、倦厭していた作家。

    しかし、読んでみたら、意外といけた。

    大きな展開はないんだよなーと、最初から思いながら読んだので、ちょっとだらだらしたけど、何もなくても、何となく感じるものがある。

    そして、現代人をよく表した小説。

    時代がたってから読んで、あーこんな時代あったなーとか思うかも。

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    2010年11月27日
  • 青空感傷ツアー

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    何このデタラメな2人。イライラさせる。
    なのに、どっか可愛いやないか!

    26歳にしてこんなじゃダメだよ、音生もいつまでもそんなんじゃ生きてけないよ。
    つーか、いい加減にしろ〜
    っていう2人やのに、なんて可愛いんだろう。なんでいとおしいんだろう。

    結局、正しい生き方なんてないんだ。
    どんなにダメでも、それはそれで生きていくだけなんだ。

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    2010年10月27日
  • フルタイムライフ

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    主人公の世界がゆっくりだけど確かに
    流れていって、変わっていっているのがわかる
    ほっこりした小説です。舞台は大阪。

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    2009年12月31日
  • ショートカット

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    つまりワープ。

    遠いとかなかなか行けないと思っている場所でも。案外近いもんで、お金とちょっとした時間があれば行けてしまう。
    ここに出てくる人達はみんなそんな感じで、行きたいと思ったら、行けばいいみたいな。
    思ったときにしか行けないっていうかできない。
    やろうと思ったときしかできないこともある。

    そういう勢いとかタイミングは大事。
    きっとそう思ったときが一番やりたくてあとは薄れていくだけだから。

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    2009年12月07日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    柴崎友香の小説は、いつも事件的なことは何も起こらない。
    しかし登場人物の内面ではめぐるましく何かが起こっており、物語のはじめと終わりでは関係が微妙に変わっている。
    表題作では、同著者の『青空感傷ツアー』の主人公と同じく少しイラついてしまうが、まわり人物のおかげで何か憎めない。また、タイトルが抜群に素晴らしい。
    『エブリバディ・ラブズ・サンシャイン』は片想いで失恋して前に進めなくなった女の子がとことん眠ってしまう話。僕自身、失恋すると気力がなくなり眠り続けてしまうので共感。どちらの話にも登場するコロ助がステキだ。
    ロキンノ系の人は柴崎さんの小説が好きそうだな。

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    2009年11月16日
  • ショートカット

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    関西弁の文章はあまり得意ではないのだけれどこの小説は問題なくというよりも
    むしろ親しみを感じて読めた。関西弁を使う人物はやけにハイテンションなキャラに
    されがちだけれど、この小説に出る人はみんな淡々としゃべるせいかもしれない。
    たまにはしゃいでも「大人も許される範囲の」はしゃぎ方だから不自然さもない。
    特にはっとする斬新な表現もなければ、テーマもありふれたものだけれど
    この会話文のうまさで飽きることなく読み進められる。
    4作に共通するのは「距離」で基本的にそれは壁になるけれど、扱われ方は微妙に違う。
    大阪と東京。行けないこともないのだけれど、なんだか腰が重い中途半端な遠さと思い。
    どの主人公も

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    2009年10月08日
  • 星のしるし

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    「また会う日まで」より面白かった。何を書きたいかがはっきりしていたと思う。分かりやすかったというか。しかし、雰囲気がホントに浅野いにおの作品とそっくり。アタマの中で、登場人物は浅野いにおの絵になっていました。

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    2011年07月18日
  • 星のしるし

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    30歳になる女性・野村果絵の揺れる心。
    日常の何気ないことを観察している冷静な視点。
    恋人はいるが結婚の予定はない。
    職場の先輩の薦めで、ライフカウンセリングの先生の所に行くと、ヒーリングでマイナスエネルギーを調和して貰ったらしく、熟睡して肩こりが軽くなるが、1万5千円するのでそれ以上通う気にはなれない。
    とくに不幸でもないが、すごく幸福というのでもない、どうしてもと思う指針やこだわりもない…
    友達と占いに行ってみたりしながら、何となく過ぎる日常。
    淡々としている中で、それぞれの生きているちょっと奇妙で少しだけ必死な感じがじわっと来ます。
    著者は1973年生まれ。2008年10月発行。

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    2009年10月07日