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ここが昔どんなんやったか、知りたいねん――。28歳の歌ちゃんは、勤めていた会社が倒産し、カフェでバイトをしている。初めて参加したのに最低最悪だった合コンの帰り道、年下の良太郎と出くわした。二人は時々会って、大阪の古い写真を一緒に見たりするようになり――。過ぎ去った時間やささやかな日常を包みこみ、姿を変えていく大阪の街。今を生きる若者の日々を描く、温かな物語。
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Posted by ブクログ
特別なことが起こるわけではないのに目が離せない、ゆっくりと確実に流れている時間、心地よい大阪のことばのリズム、愛嬌のある登場人物たち。決して優れてはいない、むしろどちらかと言うと「よくない」、でも近くにいたらきっと好きになってしまう。大阪の町と人にはそんな魅力が備わっているのだろうかと思わせられる作...続きを読む品でした。柴崎さんの小説が大好きです。
日日是好日。上がりも下がりもない 劇的に事件もない 何かが起こって起承転結もない、んー凄く良い感じの柴崎友香さんだった。良太郎とベタベタの飲み会の次の日にお互い酔ってたと言いズバッと闇金と聞く あー友達になるんだろうなと 友人から恋愛の仕方が間違っているのではと疑問を投げかけられ、なるほどと付き合う...続きを読むことを意識すればいいのにせずに ラスト良太郎の家に行きランチの約束をするが、幕ですか、気になる人と何かある訳でもない 嫌な気持ちにならない平坦な気持ちのまま幕でした。これ気になってて取り寄せて読んだ、通ってる本屋にはこういう本を並べて欲しいものだ、本棚減らすとか意味がわからない。悲しいかな本屋がどんどん潰れてないんだよ
心斎橋あたりの話 自分はその辺に住んではないけど、よく遊びに行ったりしていた場所なので、割と鮮明に想像できました。 自分が読んでる今と比べると、小説の舞台になってる時代はたぶん15年くらい前かなぁ。既にこの小説の中の風景からは変わってるものもあって、こうやって街はどんどん変化していって、登場人物達...続きを読むの気持ちを実際に未来の自分が追体験できたような気がした。
柴崎友香さんは時間と場所をテーマとした作品を描くことが多く、本作もその代表のような作品だ。普通の日々を切り取って描かれる物語って簡単そうで実は難しい。日常ってものすごい盛り上がりがあるわけではないから。それを丁寧に描いていることが、この作品の魅力になっている。主人公たちの日々の出来事を通して、大阪と...続きを読むいう街を浮き彫りにしている作品。
2015年によかった本10位以内に入れた本。もう一回読みたくなって。「おまえ……、おまえはぁ、一人でも大丈夫やけど、おれは、あいつのことはほっとかれへんねん、って言うねんやん」「ほんまにそんなこと言うんや」「あほや」。そう!それ!あほやって言ってたいのよ。あほや言うてても、いろいろよく見てたり大事に...続きを読む思えたり、よかったって思ったりするのよ。昨日読んでた本は、時間は命っていうのはいいなって思ったけどあとはきれいなことばっかりで疲れた。
これから何度も読み返す作品の一つ。 大阪が舞台で写真が重要なモチーフになっていて、とても大好きな一冊です。
大阪が舞台の話なので会話が関西弁で、同じ関西に住んでる私にはすごく自然に頭の中へ入ってくるので、めっちゃ読みやすかった。 私も去年あたりから自分の住んでる、よく知ってる場所の昔の写真やらYouTubeに転がってる昔の映像やらを見るのにハマったので、主人公の歌ちゃんの気持ちにとても共感した。私は京都...続きを読むで育って今も京都に住んでるから、京都は昔も今もそんなに変わらないことを知って、すごく不思議な気持ちになった。お寺なども変わってないし、見覚えのある建物も沢山あったし、車や人々のファッションなどが違うだけで、ほとんど同じような景色を見ながら現代とそんなに変わらない暮らしをしていたのかなぁ〜って思った。昔から沢山の人が同じ景色を見てきたんだと思うと妙な気持ちにもなる。 この本自体も平成18年、つまり2006年に発行されたものだから(私は元号より西暦のほうが分かる世代)、またその時と比べて大阪の街並みも変わってるかも。2006年は私もまだピカピカの小学1年生だったので、心斎橋にソニータワーというビルがあったこともこの本を読んで初めて知った。検索してみるとすごくかっこいい姿だった。今はもうとっくに解体されてしまい実物を見れないのがとても残念。読んでると頭の中で懐かしい平成の雰囲気が蘇ってきたのも面白かった。 最近、京都でも老朽化などであちこちが変わっていく姿を目の当たりにしてちょっぴり寂しい気持ちになってたので、この小説を読んでより何気ない普段の街並みも愛おしく感じたし、私も積極的に写真に残そうと思った。もしかしたら未来の人たちが今の街並みの写真を見て、歌ちゃんや私と同じような気持ちになったりするのかもしれない。
柴崎さんの小説の空気は、ずっと浸っていたいです。 嫌なものがあまり無いし、「これは嫌い」と強く声高に拒否するような人も居ないからだと思います。 登場人物も大阪の人たちでよく喋るけれど、煩くないのも良いのかも。 こういう景色ある、とか、こういう人たちいる、という現実味もものすごく感じました。 大阪はた...続きを読むぶん2度しか行ったことないけれど、行きたくなります。無性に、この空気に身を置きたい。柴崎さんの切り取る大阪は良いところのように思えます。過去と現在と、地続きで。 川上弘美さんの解説もとても良かった。そう!と思います。
智佐はうれしそうでおいしそうで楽しそうだった。(141) わたしがまだいない時間の、この街の風景。知っている建物だけが、そことわたしを繋ぐ。(117)
大阪の事が大好きな事がよくわかる本でした。 心斎橋近辺の事を少しでも知っていると細かい情景が浮かんでくるし一気に読めた。
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