その街の今は

その街の今は

440円 (税込)

2pt

ここが昔どんなんやったか、知りたいねん――。28歳の歌ちゃんは、勤めていた会社が倒産し、カフェでバイトをしている。初めて参加したのに最低最悪だった合コンの帰り道、年下の良太郎と出くわした。二人は時々会って、大阪の古い写真を一緒に見たりするようになり――。過ぎ去った時間やささやかな日常を包みこみ、姿を変えていく大阪の街。今を生きる若者の日々を描く、温かな物語。

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その街の今は のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    特別なことが起こるわけではないのに目が離せない、ゆっくりと確実に流れている時間、心地よい大阪のことばのリズム、愛嬌のある登場人物たち。決して優れてはいない、むしろどちらかと言うと「よくない」、でも近くにいたらきっと好きになってしまう。大阪の町と人にはそんな魅力が備わっているのだろうかと思わせられる作

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    日日是好日。上がりも下がりもない 劇的に事件もない 何かが起こって起承転結もない、んー凄く良い感じの柴崎友香さんだった。良太郎とベタベタの飲み会の次の日にお互い酔ってたと言いズバッと闇金と聞く あー友達になるんだろうなと 友人から恋愛の仕方が間違っているのではと疑問を投げかけられ、なるほどと付き合う

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    心斎橋あたりの話

    自分はその辺に住んではないけど、よく遊びに行ったりしていた場所なので、割と鮮明に想像できました。
    自分が読んでる今と比べると、小説の舞台になってる時代はたぶん15年くらい前かなぁ。既にこの小説の中の風景からは変わってるものもあって、こうやって街はどんどん変化していって、登場人物達

    0
    2021年05月17日

    Posted by ブクログ

    柴崎友香さんは時間と場所をテーマとした作品を描くことが多く、本作もその代表のような作品だ。普通の日々を切り取って描かれる物語って簡単そうで実は難しい。日常ってものすごい盛り上がりがあるわけではないから。それを丁寧に描いていることが、この作品の魅力になっている。主人公たちの日々の出来事を通して、大阪と

    0
    2015年11月17日

    Posted by ブクログ

    2015年によかった本10位以内に入れた本。もう一回読みたくなって。「おまえ……、おまえはぁ、一人でも大丈夫やけど、おれは、あいつのことはほっとかれへんねん、って言うねんやん」「ほんまにそんなこと言うんや」「あほや」。そう!それ!あほやって言ってたいのよ。あほや言うてても、いろいろよく見てたり大事に

    0
    2016年01月28日

    Posted by ブクログ

    これから何度も読み返す作品の一つ。
    大阪が舞台で写真が重要なモチーフになっていて、とても大好きな一冊です。

    0
    2013年04月06日

    Posted by ブクログ

    大阪が舞台の話なので会話が関西弁で、同じ関西に住んでる私にはすごく自然に頭の中へ入ってくるので、めっちゃ読みやすかった。

    私も去年あたりから自分の住んでる、よく知ってる場所の昔の写真やらYouTubeに転がってる昔の映像やらを見るのにハマったので、主人公の歌ちゃんの気持ちにとても共感した。私は京都

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    柴崎さんの小説の空気は、ずっと浸っていたいです。
    嫌なものがあまり無いし、「これは嫌い」と強く声高に拒否するような人も居ないからだと思います。
    登場人物も大阪の人たちでよく喋るけれど、煩くないのも良いのかも。
    こういう景色ある、とか、こういう人たちいる、という現実味もものすごく感じました。
    大阪はた

    0
    2021年06月30日

    Posted by ブクログ

    智佐はうれしそうでおいしそうで楽しそうだった。(141)
    わたしがまだいない時間の、この街の風景。知っている建物だけが、そことわたしを繋ぐ。(117)

    0
    2021年04月29日

    Posted by ブクログ

    大阪の事が大好きな事がよくわかる本でした。
    心斎橋近辺の事を少しでも知っていると細かい情景が浮かんでくるし一気に読めた。

    0
    2018年09月02日

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