Posted by ブクログ
2021年06月30日
柴崎さんの小説の空気は、ずっと浸っていたいです。
嫌なものがあまり無いし、「これは嫌い」と強く声高に拒否するような人も居ないからだと思います。
登場人物も大阪の人たちでよく喋るけれど、煩くないのも良いのかも。
こういう景色ある、とか、こういう人たちいる、という現実味もものすごく感じました。
大阪はた...続きを読むぶん2度しか行ったことないけれど、行きたくなります。無性に、この空気に身を置きたい。柴崎さんの切り取る大阪は良いところのように思えます。過去と現在と、地続きで。
川上弘美さんの解説もとても良かった。そう!と思います。