百年と一日

百年と一日

1,320円 (税込)

6pt

大根のない町で大根を育て大根の物語を考える人、屋上にある部屋ばかり探して住む男、周囲の開発がつづいても残り続けるラーメン屋「未来軒」、大型フェリーの発着がなくなり打ち捨てられた後リゾートホテルが建った埠頭で宇宙へ行く新型航空機を見る人々……この星にあった、だれも知らない、だれかの物語。人間と時間の不思議がつまった33篇。作家生活20周年の新境地物語集。

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百年と一日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月30日

    一年一組一番とニ組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みできのこを発見し、卒業して二年後に再会したあと、十年経って、二十年経って、まだ会えていない話

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    再読。
    街の風景をモノクロ写真で切り取ったような、淡々とした短編が続く。当初はさほど感じなかったけど、読み進めていくうちにだんだん「この世界は今日もどこかで人と人が繋がっている」という安心感みたいなものがじわじわと胸に沸いてくる。
    自分の本棚でこの本をみかけるとなんだかほっとする、という不思議な存在...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月17日

    名もない人、なんでもない場所にも、物語がある。
    周りの人達、周りの景色が愛おしくなる。
    そんな短編集。

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    Posted by ブクログ 2021年03月07日

    時間の流れによって変わるものと変わらないもの。時に愛しく、時に残酷な時間があらゆる角度、人を通して描かれた短編集。自分に照らし合わせ想いを馳せる楽しさのある一冊。大事にしたい感覚。

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    Posted by ブクログ 2022年12月21日

    短い文章で2世代から3世代の物語を綴るという面白い構成の短編集だが、多彩な人物が登場して楽しめた.表題には「百年」とあるが、確かに時間はあっという間に過ぎるものだ.過去の物語が現在のものより、やや印象的な感じがするのは、自然なことなのかな と思った.

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    Posted by ブクログ 2022年08月10日

    私が読書に求めるものは、実際に体験できないこと、大きな変化、スリル、ドキドキ。だからミステリが一番好きだ。この本はそれとは対極にある、「日常系」。早く次が読みたい!と時間を忘れて没頭するのではなく、通勤中電車の中で、昼休みご飯を食べた後で、など少しずつ読み進め、時間がかかった。ただ、飽きなかった。
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    Posted by ブクログ 2022年07月20日

    たまたま降りた駅で引っ越し先を決めた男の話と、31番目の話が何故だか大好きだった。
    何故なのかはわからない所が、この本の良さだとも思いました

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    Posted by ブクログ 2022年03月27日

    100年と1日。
    タイトルからどんな内容なのか想像していたものとは少し違っていて、短編がつらつらと。

    それぞれ繋がっているわけでもなく、時代も場所も人も異なる短い(けれど、時間軸の長い)お話。読んでいるうちになんだか不思議と惹き込まれ一気読みでした。

    いいなぁと。人の暮らしとか営みとか街の歴史と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月11日

     人を含めた自然物だけでなく人が作り出した物、文化など森羅万象全てのものの時空を超えたさまざまな生と死を記録した歴史。「きょうのできごと」とはまた違う柴崎由香さん。彼女の視点、時空の超え方はまさに「神?」神ってます。

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    Posted by ブクログ 2022年02月08日

    読み初め〜読み終わりで、感想が大きく変わってった。

    読み初め…各話のタイトル長
    読み続けてみて…淡々、、、このスタイルずっと続くんかな?
    中盤以降〜読み終わる頃…この本の良さ分かってきました。。そしてこの本を貸してくれた友達がなぜこの著者の作品が好きかなんとなくわかるような気がしてきました。。。
    ...続きを読む

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百年と一日 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    筑摩書房
  • ページ数
    192ページ
  • 電子版発売日
    2020年07月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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