柴崎友香のレビュー一覧

  • 帰れない探偵

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    帰れない探偵というタイトルとこの本の表紙のイラスト。
    ただならぬ意味不明感があるのですが、一体、どんな本なんだろかという興味。
    探偵ってそもそも不思議な言葉である。
    ミステリーでは当たり前のように出てくる探偵という職業だが、現実では探偵

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    2026年04月25日
  • 遠くまで歩く

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    コロナ禍以降の非日常が日常になってしまった世界線の話で、リモートしたり、色々な制限がある中でクリエイティブな活動をしている人々の群像劇。

    語り手は森木ヤマネという女性作家。

    作中に内田百閒の作品だったり、お雇い外国人だったり、読んでみたいと興味をそそられるものがたくさんあったなー。

    柴崎さんの小説って本当に隣で繰り広げられていてもおかしくないというか、スっと入ってくる。

    ぶつ切りのラストじゃなくて、人生のように続いていくラストというか、とても良い話でした。

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    2026年04月18日
  • 続きと始まり

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    コロナ禍、戦争、地震が起こってるけど、コロナは自分もなったけど、戦争や地震についてはテレビの情報だけ見てるだけ。その時の心理描写は自分も感じる部分があったから、良かった。
    文学的な作品だわ。。

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    2026年04月16日
  • 帰れない探偵

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    初めて手にする作家さんだったけれど、なんとも不思議な読後感。読み進めるうちに時間も場所も曖昧になり、まるでずっと時差ボケの中にいるような、ふわふわとした感覚に包まれる。
    それなのに、不意に時代や場所を特定できる生々しい情報が飛び込んできて、激しい眩暈に襲われるのだ。境界線が溶けていくような心地よさと、現実に引き戻される衝撃。その揺らぎが、いつまでも尾を引いている。「深い穴に落ちてしまった」が無重力なら、こちらは時差ボケ。現実の座標が揺らぐようなトリップ感のあるものが続いています。

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    2026年04月12日
  • 千の扉

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    柴崎さんの書く物語はすごく不思議。大きい事件は起きないけど、日常の機微とか、どうかんがえても脇役みたいなひとのことも丁寧に描かれていて、なんかすごい。
    群像劇のドラマをみているみたい。
    結婚相手のおじいちゃんから初恋のひとにまつわる頼み事をされた千歳が奔走?する話なんだけど、まあそんなに真剣にならなくても…と思うような場面もあったりしたけど、ほとんどの人間にとっての日常ってこんなもんだよなぁと思ったり。

    団地っていう身近でよく知ってるものが舞台だったのもあり、もしかしたらあるかもなあて思えたりして妙にリアルでおもしろかった。

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    2026年04月11日
  • 千の扉

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    柴崎友香さんの作品はやはりとても好き。

    土地に暮らした人たちの残像がいたるところに溢れていて、無数の過去の出来事の積み重ねの上に自分が過ごしている街があって、さまざまな人生が重なり合った果てに今の自分が存在しているという感覚を長編小説として綺麗にまとめ上げているところがすごく良かった。

    初期作品から積み上げてきたものがとても良い形で昇華されているように思う。

    あと、子供の頃団地に住んでいたので団地が舞台の作品は懐かしい気持ちになる。

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    2026年04月07日
  • 待ち遠しい【毎日文庫】

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    立場も年齢も育った環境も違う、ただ性別が同じなだけの女性3人の話

    大きな事件や劇的な変化は起こらない淡々とした日々の、それでも確かにあるグラデーションや小さな起伏を描くのがとても上手い作家さんだなと思った。
    スッキリ解決!万事ハッピーエンド!みたいにはならない、なんとも言えないモヤモヤが全編通して漂っているんだけど、些細な情景や視点人物である春子の心情がとても細やかに描写されていて良かった。

    メインの一人である沙希は、私が彼女と同じかもっと若い年齢だったらめちゃくちゃイライラしただろうなと感じたので、これを読んだのが今の年齢で良かった。

    最初手に取った時、「なんだか平凡なタイトルだなぁ」

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    2026年04月03日
  • 大阪

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    大阪を離れたことがない私にとって、外から大阪を語る柴崎さんの、程よい距離を感じる文章が心地よかった。

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    2026年04月03日
  • 週末カミング

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    ネタバレ

    起承転結がぼんやりした話が多くて
    終わり?と思うことが多かった

    音楽やフェスなどの描写があったので
    作者も音楽好きならいいなと薄い共感性を感じた

    各章も短いのでサクッと読める
    だけどなんかリアル感のない週末の描写が多く
    こういう人も居るよな〜 けれど 自分はそうそう!と強くうなずけなくって悔しい。

    今のところ好きな話は 地上のパーティー
    人間性が出ているから

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    2026年03月20日
  • 百年と一日

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    時代、場所、年齢、性別の異なる様々な人の暮らしの話が詰まった柴崎友香先生の短編集。
    その暮らしの主人公は自分かも知れないし、友達や親戚かも知れないし、全く知らない人かも知れない、、、。
    特別な事件や、大恋愛、不思議なことも起こらないけれど、おもしろい。物語になると、日常を舞台にしていても、変な登場人物が出てきたり、普段の生活からかけ離れた展開になったり、普段使わないような言葉運びになるなど、ちょっと誇張が生まれる。それが本のおもしろさでもあると思う。
    『百年と一日』は、誰かの日常をそのまま切り取って集めたという感じで、誇張や派手な装飾をしていない、それなのに、おもしろい。そこに柴崎先生の観察力

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    2026年03月15日
  • わたしがいなかった街で

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    とても好き。何も起こらず、淡々と日々が流れていく。そんななかで、私が今ここにいること、について問うている。答えは出ないけれど、あちら側でもなく、今ここにいることに納得し、理解したい気持ちが自分と重なるところがあり、読んでいて心地良い時間だった。

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    2026年02月28日
  • わたしがいなかった街で

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    「自分は世界のことちゃんと考えてるって、思いたいだけかも。身近な人に何も出来ないことの穴埋めにしたいのかな。」
    →戦争やテロに興味の深い、人と関わるのが苦手な主人公。自分がなぜそういったことに興味あるのか考えた時のセリフに共感してしまった。
    死体に興味がある、みたいな変わったことがしたいだけ、刺激を求めてるだけみたいな人と本質は変わらないんだろうな。

    関わったことのある大勢の人たちの誰とも、これまで死ぬまで二度と会うこともないからさようなら、と言い合って別れたことはない。

    会えるかもしれない、と、わたしは思い続けることができる。会わなかった年月の分、年を取った彼らと。たぶんそれが、生きて

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    2026年02月22日
  • 遠くまで歩く

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    主人公は柴崎友香さん自身を投影しているような小説家
    コロナ禍でオンラインでの繋がりが活発になり、そこから自分の足元を見つめる物語

    オンライン講座の一人一人の発表はそれぞれの人生や生活、価値観が垣間見える
    実際に会ったことは無いのに身近に感じる不思議な感覚はこの過渡期に過ごしているからなのかも

    すごく身近に感じるのに講座が終わるとまた部屋に一人になり、完全な孤独では無いけど寂しさだったり取り残されたような感覚がすごく伝わった

    リアル講座だったらきっとまた違った雰囲気になっていたし、あの時だったから生まれた空気観や価値観は確実にあったと思うけど、個人的には慌ただしい時期にコロナ禍がぶつかって

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    2026年02月16日
  • 週末カミング

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    「誰かが目撃しなかったり気づかなかったりしたら、過去のそのできごとは存在しないのと同じなのか、それとも、誰も知らなくてもやっぱり存在したこと自体は消えないのか」(『週末カミング「ハルツームにわたしはいない」』より)
    どこかの街の誰かの週末の短編集。
    各話は繋がっていないようで、どこか繋がっているように感じた。日常の中で、常に思っていることではないけど、ふと時々考えることがあるような、ないような言語化の難しいことを登場人物達が伝えている。
    緩やかな流れの中で、癒されながら読めた。

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    2026年02月11日
  • 続きと始まり

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    日々は続いていって、ニュースとか出来事は日に日に忘れさられていって。でも当事者たちの心にはいつまでも残っている。
    毎日の中で何に心が動いていくのか。何気ない会話に出来事の中にどんな気づきがあるのか。

    あれだけ大変だった震災もコロナ禍も今では過去のことで、人間は本当に変化に適応しつつも恐れる生き物なんだなと思った。

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    2026年01月27日
  • 私の身体を生きる

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    テーマが性だからか、かなり赤裸々な内容が多く書き手たちの矜持を感じた。私は親しい友人であっても性に関する話をし合うことがないので、こういった本が存在してくれることそれ自体に感謝したい。
    男性からの目線、恋愛性に対する違和感や自分の体験について書いたものが多い印象で、それはその通りという内容なのだけれど、同時に女性の恋愛・結婚・妊娠出産・育児に対する幸せを語ることってもう許されないのだろうかという疑問も湧く。

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    2026年01月11日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    この本に書かれていることはぜーんぶ20代から30代前半の若い人たちのキラキラのはなしなんやけど、何回も読み返すくらい好きだったから久々に読み直したらやっぱり過去の出来事やなぁと思ってしまった。
    今は柴崎友香作品だと『かわうそ堀怪談見習い』を何回も読み返すなーとか考えてた。
    でもこの小説『毎日、寄り道。』の一番最初の『ケーキの上のいちご』ってはなしが好きで細かいランチのはなしとかいかりスーパーで買うケーキのはなしとか寒くて着てしまった黒のショートコートのはなしとかが心に残っている感じを確認する読み方をしてる。ここが好きだと思ってる読み方。読書って難しいな。でももう年齢的に恋愛ものはお腹いっぱいで

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    2026年01月01日
  • 私の身体を生きる

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    面白かった。
    言葉にできなかった違和感が処理されていくようなエッセイたち
    女性として生きるって、嫌なこと理不尽なことあるけど、悪くないよなあと思えました

    痴漢や性被害みたいなことだけでなく
    日常的なコミュニケーションの中で感じる不快さとか違和感とか、そういうのある〜わかる〜みたいなのたくさんあったな
    これは男の人が読んだらどう思うんやろう?

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    2025年12月29日
  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #ほのぼの #共感する #エモい

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    2025年11月22日