また会う日まで

また会う日まで

583円 (税込)

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高校の修学旅行の夜。鳴海くんとの間に感じた、恋とは違う、何か特別な感情……七年後、会社員になった有麻は、それを確かめるべく、東京に行くついでに、彼に会ってみようと思い立つ。はたして鳴海くんは、同じあの時間、何を感じていたのか?せつない一週間の東京観光を描くロングセラー!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この感覚すごくわかる 年に1人とかのレベルじゃなくて今まで生きてきて2、3人、恋愛とか尊敬とは別のベクトルで惹かれ合うことがある あれなんなんだろ、自分だけじゃないって知れて嬉しい 相手もそう思ってるかもってなんとなく思ってたけど、本当にそうなのかもって思える
    その感覚を丁寧に丁寧に考えて咀嚼したら

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    柴崎友香の女の子が主人公の話はだいたい友だちの話をきく感覚で読むけど、これはわたしだと思って読んでる。単行本でも数えてですけど、何度目かの再読。毎回そうそうって思う。

    0
    2017年09月13日

    Posted by ブクログ

    言葉にしなきゃ伝えられないのに、言葉にすると実感から離れていく。そのジレンマを乗り越えようと努力してもたいてい無駄に終わるのに、なんてことないきっかけで言葉を越えて分かり合っている瞬間がやってきたりする。この小説ではそのジレンマのもやもや感と感覚レベルで分かり合う瞬間の行来が自然に描かれていて、読ん

    0
    2016年08月11日

    Posted by ブクログ

    単行本で読んだけどまた読みたくなって。感覚が一緒ってことだよね。なんか分かり合えてるよねっていう関係。そういう人はいると思う。しょうちゃんの、やってみようとしたことをたまに本当にやってみたときに変われる(要約してます)っていう台詞が好き。

    0
    2012年03月10日

    Posted by ブクログ

    誰かに対するはっきりしない感情とか関係性ってあるよなあ、と思った。
    自分だと上手く言い表せないいろんな微妙なことを柴崎さんが綺麗に言語化してくれて、読み進めながらずっとそれな、それな、と思った。
    にしても結婚前なのに女の子と会いすぎでしょ鳴海くん。

    0
    2021年06月12日

    Posted by ブクログ

    何気ない日常の中での人々の心情描写がとても上手いと思った
    多分この著者の作風なんだろうけど、特別これといった事件がある訳ではないから、推理モノや刑事モノが好きな人は物足りなさを感じる

    0
    2015年08月16日

    Posted by ブクログ

    大阪に住む有麻が東京を訪れた一週間。元同僚、大学のサークル友だち、接待で出会った外国人、そして高校のときの同級生でなんとなく特別な思いを抱いていた鳴海くん、またその彼の家を時々訪れるらしい凪子。さまざまな人との出会いが柴崎友香らしいふわっとしたタッチで描かれる。
    日常の描き方がやっぱり上手。本を役に

    0
    2013年06月22日

    Posted by ブクログ

    そんなに特別なことは起こらないけど、とても現実味がある。
    1日1日に様々なことを感じて生きる"有麻"。
    なんとなくぼーっと生きるのをやめて1日に起きる自分の感情の変化を考えてみようかな、と思った。

    0
    2011年02月09日

    Posted by ブクログ

    「地方に勤めているOLが、高校時代に特別な思いを抱いていた同級生に久しぶりに会うために上京し、様々な人や風景に出会う。」という、ストーリーを簡潔にまとめてしまうと他愛もない話だが、端役も含め、登場人物の一人一人が非常に丁寧に描かれており、好感が持てる佳作。

    0
    2010年12月02日

    Posted by ブクログ

    合わなそうな気がする。
    という何となくの感覚から、倦厭していた作家。

    しかし、読んでみたら、意外といけた。

    大きな展開はないんだよなーと、最初から思いながら読んだので、ちょっとだらだらしたけど、何もなくても、何となく感じるものがある。

    そして、現代人をよく表した小説。

    時代がたってから読んで

    0
    2010年11月27日

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