柴崎友香のレビュー一覧
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ネタバレわがままで、ゴーマンな美人な音生と、綺麗なモノ好きで、音生の顔を見ているとどうしても言いなりになってしまう芽衣の物語。
男にフラれて、遠くに行きたいと言い出した音生。大阪→トルコ→四国→石垣島と旅をしていきます。
はじめは、「芽衣が音生に振り回されて大変だな」くらいに思っていたのに、途中から芽衣も大概わがまま何だということに気がついた。
わがままな女子二人が、わがまま気ままに旅をしているのを読んでいると、自分の二人旅を思い出します。
どうしても、喧嘩になってしまうし、「あぁ、今怒ってんだろうな」って思うこともあり、気まずい思いもするのに、また、二人で出掛けてしまう。
気持ちよくわかります -
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東京ディズニーランドに向かうカップルと、その友人男二名の数日間。
劇的な変化を起こす事件は起こらないけれど、些細な一言で車内の空気が明るくなったり険悪になったり。
同乗者の身勝手な一言に振り回されたり、それが何気なく楽しかったり。
そういう「ああ、こんなことしたなーあったなー」という所に上手くスポットが当てられていて、なんとなく微笑ましい気持ちになる(と思う私も、そろそろ年なんだろうか)
でも確実に時間は過ぎ、人と人の間にある「何か」も変化していく。
何かがあったわけではなく、何もなかったわけでもない。
蛇足であるが、こういう時に一番弱い役回りである者の一言が、意外な破壊力を持っている -
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『文学界』掲載作品で、『文藝』を中心的な発表の舞台としてきた柴崎作品としては、今までとはまた少し違う雰囲気の作品となっている。
占いやヒーリング、果ては宇宙人まで、オカルトにはまる人たちがテーマになっていて、柴崎がこういう作品を書いているのは意外な気もするし、最初の印象としては、若干作風からズレているのではないかとも感じるところだ。
淡々と日常を語っていく語りの中に、占い、ヒーリング、血液型、UFO、信仰、ネイティブアメリカンまで豊富なオカルトネタが日常に溶け込んだ形で登場し、ごく普通の人がそれらに触れるありようが書き込まれていく書きぶりは、かなり怖い。
日常に潜む怪異というか、 -
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喜多川春子は今年美大を卒業し、機械製造会社の普通の事務職のOLになった。そんな春子の5月から2月までの10ヶ月を描いた作品。
まずは延々と続くシュレッダー作業のシーンで幕が開きます。春子の勤める会社では、女性はお茶汲みや雑用ばかり割り当てられ、どこか一昔前の雰囲気があります。でもそんな会社を「こんな仕事をして給料を貰えるならそれも良いな」と春子はどこか肯定的です。
会社やその周辺での春子のごく普通のOL生活が淡々と語られます。多少の山谷は有るものの、最後まで大きな事件は起きません。ランチで出会う正吉という気になる男性が現れるくらいです。そんな所はなにやら保坂さんの作品のようです。
どう評価すれ -
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雑誌「ウフ. 」連載に加筆訂正、+書き下ろし「美女観測日記 2009」。カヴァー写真は松坂慶子。帯には「映画&テレビ好きの著者が、とびきりお気に入りの女優・タレント・ミュージシャンについて綴った、クールでちょっぴりミーハーな21章」。連載時から気になっていたので、まとめて読んでみよう、と。「はじめに」にあるように、「……誰がかわいい、誰が好き、誰が感じ悪い、あの役がよかったイマイチだったと」、友だち同士で(この場合やっぱりオンナ友だち同士だな)おしゃべりしている感じを味わえる。個人的には特に、クリスティーナ・リッチ(「外見のコンプレックス」)、マギー・チャン&チャン・ツィイー(「チャイナガール