柴崎友香のレビュー一覧

  • 青空感傷ツアー

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    若さととびきりの美貌があれば怖いものなし!

    一瞬で周りの人を虜にできる美貌の持ち主 音生 と並の容貌ながら根っからの面食いの 芽衣。
    2人の行き当たりばったりの旅と、男性観…「きょうのできごと」と同じく気取らない関西弁が生き生きした、リアル女子トークが楽しい。

    そうそう、美人より並の見た目の子の方が面食いだったりするんだよね。

    最初は美人だけどあまりにも強引で傲慢な音生に反発を覚えたけど、芽衣のちゃらんぽらんさもなかなか。でも憎めない2人組です。

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    2013年08月16日
  • ドリーマーズ

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    柴崎友香は初めて読んだけれど、いろんな不思議・奇妙さに満ちている日常を「そのまま」書くのがすごくうまい作家だと思った。電車の音がターミネーターのテーマに似てるとか、スーパーのカゴに高野豆腐が入ってるとかほんとしっくりくる表現だった。

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    2012年08月22日
  • 星のしるし

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    あまりに『ヘヴン』がつよい本だったので、さすがにインパクトは弱い。200頁足らずの中に、いろいろな要素が詰め込まれているのだけど、どれも消化不良のように感じてしまった。
    わたしが占いや宇宙人といったものにあまり興味が無い(というかどうでもいい)からというのもあるかもしれない。

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    2012年06月09日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    インタビューなので伝聞の文体が続いて読みづらかった。ただ、企画は面白い。リアルな話を下品にならないようにまとめている。

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    2012年04月17日
  • 主題歌

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    淡々とした日常。

    人が出会ったり集まったり、その様子のリアルさだけが浮き彫りで物語から何か得るとか劇的な感情を覚えるとかはない。

    どうしてもそこに少し物足りなさを感じてしまった。

    作者の初期作品であることを強く感じさせられる。

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    2012年04月07日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    ネタバレ

    巷の働く女子は…仕事、恋愛、将来のこと、みんなどう考えて日々過ごしてるのだろう。作家の著者が、いろんな職業の女のコにインタビューした内容をまとめたエッセイ。
    4年くらい前に出版されたものだけど、同世代のリアルな声を知ることができる。ほんとに世の中にはひとりひとり、全然違う人生がある。そんなことを再認識した本でした。

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    2012年04月14日
  • また会う日まで

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    このお話はいちいちジャンル分けしなくていいんだろうなと思いました。
    言葉は便利だけど、それだけでは言い表せない感情をそぎ落としてしまう。

    すごくおもしろい、という話ではなかったんだけれど、自分のことを考え直すきっかけになりました。

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    2012年02月15日
  • 青空感傷ツアー

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    ネタバレ

    まあ。。。良くある話と言うか。。。かわいい女の子とそれに憧れる普通の女の子のどたばた旅劇。

    主人公の子の面食いは分かる。でもしつこくないかい?顔ばっか気にするから行き当たりばったりで自分を磨こうともしない。

    とか。面食いなだけでそんなに言われる?またかわいい子もそんなしょっちゅう浮気される?こんなにかわいいのに?

    良く理解出来ない話でした。。。何かに似てると思ったら。。。絲山 秋子さんの「逃亡くそたわけ」 だった。なんだかなーーーーって感想の読後は一緒でした。。。はい。。。。

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    2011年11月26日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    日常を切り取った誰にでもあるような話し。だけどそういう些細な何かに助けられたり沈んだりするんだよね。

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    2011年09月12日
  • 青空感傷ツアー

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    ネタバレ

    わがままで、ゴーマンな美人な音生と、綺麗なモノ好きで、音生の顔を見ているとどうしても言いなりになってしまう芽衣の物語。

    男にフラれて、遠くに行きたいと言い出した音生。大阪→トルコ→四国→石垣島と旅をしていきます。

    はじめは、「芽衣が音生に振り回されて大変だな」くらいに思っていたのに、途中から芽衣も大概わがまま何だということに気がついた。
    わがままな女子二人が、わがまま気ままに旅をしているのを読んでいると、自分の二人旅を思い出します。

    どうしても、喧嘩になってしまうし、「あぁ、今怒ってんだろうな」って思うこともあり、気まずい思いもするのに、また、二人で出掛けてしまう。
    気持ちよくわかります(笑)

    私は芽衣タイプ。
    外見なんて、中の下なのにイケメンが好き。
    後で、ウジウジ悩んで後悔して、それを誰かに聞いてもらって共感してほしい。
    意見言われたら、むくれてしまう。

    ・・・・自分が情けなくなる。

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    2011年08月19日
  • ショートカット

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    柴崎さんの小説は、派手なことは何も起こらない、淡々とした物語ばかりです。登場人物が関西弁の人が多いのも好きなところです。この物語は、短編集なんだけれども、登場人物同士がちょっとずつ繋がっています

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    2011年07月17日
  • ショートカット

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    思いが 膨らんで 何かを超える瞬間

    桜を散らす風や、夏のぬるい夜風

    そんなものを通すと

    全てが透明になって、気持ちがどこまでも走る

    会いたい人を思い出す

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    2011年05月21日
  • 主題歌

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    普通の何もない日常を切り抜いていて、そこには事件も転機もない。淡々と過ごしている人の日常を覗きみている気持ちになります。
    最後は異様なほどのあっけなさで幕を閉じます。柴崎友香らしい終わり方でした。

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    2011年05月03日
  • 主題歌

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    ストーリーだけを追うとするっと読めてしまって何だかたよりなく思えるかもしれない。だけど、柴崎友香の小説はストーリーだけを追うのではなくて、一文一文引っかかりながら読むとその趣きをガラっと変える。
    友人との会話中や移動中の思考、視点の置き場、特筆すべきことはないと思われる日常の本当の姿が見えてくるような、そんな感覚。特に大きな事件が起こらない本作ではそれがよくわかる。

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    2011年03月26日
  • フルタイムライフ

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    新人OLの毎日が描かれていて、働きだした頃が懐かしくなった。
    淡々と毎日が描かれているように思うが、だんだんと周りの人物の人柄がわかってきたり、恋につながりそうでそうならなくてあーあ、という気持ちなど細かい描写で読者の共感や感心を得て、つなぎ止めてる気がする。

    軽い気持ちで読みたい時にオススメの著者。

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    2011年02月25日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    東京ディズニーランドに向かうカップルと、その友人男二名の数日間。

    劇的な変化を起こす事件は起こらないけれど、些細な一言で車内の空気が明るくなったり険悪になったり。
    同乗者の身勝手な一言に振り回されたり、それが何気なく楽しかったり。

    そういう「ああ、こんなことしたなーあったなー」という所に上手くスポットが当てられていて、なんとなく微笑ましい気持ちになる(と思う私も、そろそろ年なんだろうか)

    でも確実に時間は過ぎ、人と人の間にある「何か」も変化していく。
    何かがあったわけではなく、何もなかったわけでもない。

    蛇足であるが、こういう時に一番弱い役回りである者の一言が、意外な破壊力を持っていることがある。
    (綿矢りさの解説からも、その功績が伺える)

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    2011年02月06日
  • 星のしるし

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     『文学界』掲載作品で、『文藝』を中心的な発表の舞台としてきた柴崎作品としては、今までとはまた少し違う雰囲気の作品となっている。

     占いやヒーリング、果ては宇宙人まで、オカルトにはまる人たちがテーマになっていて、柴崎がこういう作品を書いているのは意外な気もするし、最初の印象としては、若干作風からズレているのではないかとも感じるところだ。

     淡々と日常を語っていく語りの中に、占い、ヒーリング、血液型、UFO、信仰、ネイティブアメリカンまで豊富なオカルトネタが日常に溶け込んだ形で登場し、ごく普通の人がそれらに触れるありようが書き込まれていく書きぶりは、かなり怖い。

     日常に潜む怪異というか、普通に生きる人々が生み出す怪異(=幻想・妄想)を描いている。P136では占いにはまることについて、語り手が自分には何もないが、何か確かなもの、基準みたいなもの、理由みたいなものが欲しいと語る箇所があるのだけど、結びではこの語り手はかなり「怖い」場所まで行ってしまう。

     三島由起夫の『美しい星』にも似ている作品だと思う。柴崎の淡々としたシャープ文体がホラー小説/怪談に向いていることがわかる作品だが、この作品自体はあまりうまくいっているわけではないと思う。柴崎の自分の資質を開いていく試みとして評価したい。

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    2011年02月02日
  • 星のしるし

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    占いやらヒーリングやら
    ツボな要素はたくさんあったが
    それを生かしきれていない感じ。
    逆に言えば、上記のようなもので
    日常が劇的に変わるもんでもない、
    ってことがよくわかる話。

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    2011年01月31日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    2,30代の女性のインタビュー&OLの日常短編集。
    短編よりもインタビューに出てきた人達の方が現実離れしてる気がする。
    とってもフツーで、でもちょっとした出来事もある短編に好感が持てた。
    もしかして自分にもありうるかもと思いながら読むと
    ルーティンなOL生活も悪くないかも、と思える…?

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    2011年01月31日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    表題作と「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」の2編を収める。

    前者は先に読んだ『その街の今は』と同様、登場人物が魅力的。東京まで向かう彼らのことばのテンポにほっとする。昔、学生の時の旅を思い出す。旅先でどうするかよりも、そこに到るまでの道程のほうが印象的な旅。

    後者は、本来主人公に知りようもない相手の思いと主人公のそれが交錯する小説にしかできないつくりでおもしろかった。主人公・工藤さんの「逃避のための眠り」は今までのわたしと重なる。どこかで逃げてばかりだったあれこれを思い出す。「戦うこと。眠らないこと。」

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    2011年01月09日