柴崎友香のレビュー一覧

  • また会う日まで

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    初めて読む作家さんです。

    登場人物の心理は、ちょっと理解できない部分が多かったですが、小説全体の雰囲気は好きでした。

    しかし私には、鳴海&有麻のお互いに思っていた感情がわからない…。
    読むにつれ、鳴海くんてあまりいい人じゃないね、とばかり思えてきました。

    しょうちゃんがもっと活躍すると思ってたら、途中で消えてしまったのが残念。

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    2013年07月09日
  • その街の今は

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    説明くさくないのに情景がうかぶ文体は好きなんだけど、大阪弁小説はやっぱり苦手。じぶんでも理由は謎である。2013/6/6

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    2013年06月06日
  • フルタイムライフ

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    思ってたフルタイムライフとは少し違ったれど、良い意味で期待を裏切られた形に。

    社会人なりたての女の子の日常を5月から2月まで綴られていく感じ。取り巻く仕事の環境やプライベートで過ごす時間等、自分の新入社員時代を思い出す。主人公の呼び名で一気にONとOFFのスイッチが切り替わるところもなんか良かった。

    ただ、会社の描写が多かったのもあり、あまりキャラクターに魅力は感じず。それが社会ってものなのかもしれない。強烈な個性必要な場所は限られる。なのでこれで正解なのだと思う。

    一番良かったのは山崎ナオコーラさんのあとがきでした。

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    2013年05月18日
  • ドリーマーズ

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    ハイポジション        
    クラップ・ユア・ハンズ!
    夢見がち
    束の間
    寝ても覚めても
    ドリーマーズ

    きちんとした感想は、次読んだ時に。
    一回読んだだけでは、理解しにくい本。
    二回読んでも駄目かも。

    夢夢夢。

    夢から覚めても、まだ夢だったとか、
    現実と夢がごっちゃになることってあるよなあ。

    不思議な本。

    +関西弁

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    2012年11月11日
  • また会う日まで

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    大阪でOLをしている有麻は、
    高校の同級生で、当時から恋とはまた違う感情を持ち続けている鳴海くんに会うために東京へやって来る。

    有麻が東京で過ごす一週間を丁寧に辿り、
    鳴海くんと、鳴海くんのストーカーをしている凪子と過ごす日々の中で人と人の関係性の不思議さを浮かび上がらせる。

    有麻を中心とする人々の関係はあまりピンと来なかった。
    ただ、東京という街の情景が細かすぎるほど丹念に描かれていて、
    有麻が鳴海くんとの関係を捉え直すのがこの物語のテーマだとしたら、
    読者が東京を捉え直すという活動も物語の裏側にあって、見えない役割を果たしているのではないかと感じた。
    だからなんとなく、東京に住んでいる

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    2012年11月08日
  • ショートカット

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    日常の一コマだけど、ちょっと不思議な感じ。
    絵日記みたいな感じがずるけど、“会いたいけど会えない人がいる”という切なさのベールで覆われて、どこか白くうすぼんやりしている。
    そんなイメージの小説だった。

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    2012年11月01日
  • 星のしるし

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    〈内容〉UFO、占い、家族…30歳を前にした会社員・果絵と周囲の人々をつなぐ、いくつもの見えないしるし。悩みがないわけじゃない。でも、いいあらわせない大切なものが輝きはじめる。街と人々をやさしく包みこむ、著者の新たなる傑作。

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    2012年09月26日
  • 星のしるし

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    たまにはジャケ読みしてみるか!と、偶然装丁が目に止まった『星のしるし』を手にとりました。

    この本の装丁は「冬の曇った窓ガラスを思わせる、ぼんやりとした低温度な世界」といった印象で、小川洋子さんと似た系統だったら嬉しいな~なんて期待から読み始めました。(残念ながら違いましたが^^;)

    世界観、舞台設定:★★★(3)
    ⇒冬の関西の街を舞台に、30歳目前のOL・果絵の日常が淡々と描かれます。
    ⇒全くドラマティックなことはなく、主人公の人生のある期間をただ切り取っただけ…といった印象です。

    登場人物の魅力:★★★(3)
    ⇒どの人物も強い感情を出さず、「なんとなく」放つ台詞のみで構成されており、そ

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    2012年09月11日
  • 青空感傷ツアー

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    若さととびきりの美貌があれば怖いものなし!

    一瞬で周りの人を虜にできる美貌の持ち主 音生 と並の容貌ながら根っからの面食いの 芽衣。
    2人の行き当たりばったりの旅と、男性観…「きょうのできごと」と同じく気取らない関西弁が生き生きした、リアル女子トークが楽しい。

    そうそう、美人より並の見た目の子の方が面食いだったりするんだよね。

    最初は美人だけどあまりにも強引で傲慢な音生に反発を覚えたけど、芽衣のちゃらんぽらんさもなかなか。でも憎めない2人組です。

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    2013年08月16日
  • ドリーマーズ

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    柴崎友香は初めて読んだけれど、いろんな不思議・奇妙さに満ちている日常を「そのまま」書くのがすごくうまい作家だと思った。電車の音がターミネーターのテーマに似てるとか、スーパーのカゴに高野豆腐が入ってるとかほんとしっくりくる表現だった。

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    2012年08月22日
  • 星のしるし

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    あまりに『ヘヴン』がつよい本だったので、さすがにインパクトは弱い。200頁足らずの中に、いろいろな要素が詰め込まれているのだけど、どれも消化不良のように感じてしまった。
    わたしが占いや宇宙人といったものにあまり興味が無い(というかどうでもいい)からというのもあるかもしれない。

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    2012年06月09日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    インタビューなので伝聞の文体が続いて読みづらかった。ただ、企画は面白い。リアルな話を下品にならないようにまとめている。

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    2012年04月17日
  • 主題歌

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    淡々とした日常。

    人が出会ったり集まったり、その様子のリアルさだけが浮き彫りで物語から何か得るとか劇的な感情を覚えるとかはない。

    どうしてもそこに少し物足りなさを感じてしまった。

    作者の初期作品であることを強く感じさせられる。

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    2012年04月07日
  • ガールズ ファイル 27人のはたらく女の子たちの報告書

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    ネタバレ

    巷の働く女子は…仕事、恋愛、将来のこと、みんなどう考えて日々過ごしてるのだろう。作家の著者が、いろんな職業の女のコにインタビューした内容をまとめたエッセイ。
    4年くらい前に出版されたものだけど、同世代のリアルな声を知ることができる。ほんとに世の中にはひとりひとり、全然違う人生がある。そんなことを再認識した本でした。

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    2012年04月14日
  • また会う日まで

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    このお話はいちいちジャンル分けしなくていいんだろうなと思いました。
    言葉は便利だけど、それだけでは言い表せない感情をそぎ落としてしまう。

    すごくおもしろい、という話ではなかったんだけれど、自分のことを考え直すきっかけになりました。

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    2012年02月15日
  • 青空感傷ツアー

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    ネタバレ

    まあ。。。良くある話と言うか。。。かわいい女の子とそれに憧れる普通の女の子のどたばた旅劇。

    主人公の子の面食いは分かる。でもしつこくないかい?顔ばっか気にするから行き当たりばったりで自分を磨こうともしない。

    とか。面食いなだけでそんなに言われる?またかわいい子もそんなしょっちゅう浮気される?こんなにかわいいのに?

    良く理解出来ない話でした。。。何かに似てると思ったら。。。絲山 秋子さんの「逃亡くそたわけ」 だった。なんだかなーーーーって感想の読後は一緒でした。。。はい。。。。

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    2011年11月26日
  • 次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

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    日常を切り取った誰にでもあるような話し。だけどそういう些細な何かに助けられたり沈んだりするんだよね。

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    2011年09月12日
  • 青空感傷ツアー

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    ネタバレ

    わがままで、ゴーマンな美人な音生と、綺麗なモノ好きで、音生の顔を見ているとどうしても言いなりになってしまう芽衣の物語。

    男にフラれて、遠くに行きたいと言い出した音生。大阪→トルコ→四国→石垣島と旅をしていきます。

    はじめは、「芽衣が音生に振り回されて大変だな」くらいに思っていたのに、途中から芽衣も大概わがまま何だということに気がついた。
    わがままな女子二人が、わがまま気ままに旅をしているのを読んでいると、自分の二人旅を思い出します。

    どうしても、喧嘩になってしまうし、「あぁ、今怒ってんだろうな」って思うこともあり、気まずい思いもするのに、また、二人で出掛けてしまう。
    気持ちよくわかります

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    2011年08月19日
  • ショートカット

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    柴崎さんの小説は、派手なことは何も起こらない、淡々とした物語ばかりです。登場人物が関西弁の人が多いのも好きなところです。この物語は、短編集なんだけれども、登場人物同士がちょっとずつ繋がっています

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    2011年07月17日
  • ショートカット

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    思いが 膨らんで 何かを超える瞬間

    桜を散らす風や、夏のぬるい夜風

    そんなものを通すと

    全てが透明になって、気持ちがどこまでも走る

    会いたい人を思い出す

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    2011年05月21日