19世紀作品一覧

非表示の作品があります

  • 鉄道時代の経済学 : 交通政策の始まり
    -
    1巻1,676円 (税込)
    公共性を重んじた政策、効率優先の市場主義、双方に限界が生じている―少子高齢化・人口減少の狭間にある日本において、需要が低迷する不採算の鉄道路線の存続、民営化など、公共交通としての鉄道のパラダイムシフトが求められている。鉄道事業が興った19世紀からヨーロッパやアメリカの経済学におけるさまざまな考察が、これからの交通政策に生かす教養・副読本となることをねらいとした1冊。※本書は2006年5月に発行された出版物を電子書籍化したものです。
  • テムズ川の娘
    値引きあり
    -
    英ベストセラー作家が贈る歴史幻想ミステリ。  19世紀、ヴィクトリア期のイギリス。ある冬至の夜、テムズ川沿いのちいさな村ラドコットにある酒場兼宿屋〈白鳥亭(ザ・スワン)〉では常連客たちがいつものように酒と物語に興じていた。すると突然ドアが開け放たれ、顔に重傷を負い、女の子の人形を抱えた大男が現れる。人形に見えていたのは、実は少女の死体だということが判明するが、少女はその日のうちに息を吹き返す。この奇跡が近隣の村にまで広まると、少女は自分の家族だと主張する3つの家族が現れる。少女は誰なのか? どこから来たのか? あの晩、少女に何が起きたのか? 謎が明らかになるにつれ、それぞれの家族の抱える秘密が複雑に絡み合いーー。  世界的ベストセラー『13番目の物語』の著者が贈る、タイムズ紙ベストセラーリスト1位、世界20カ国で刊行の歴史幻想ミステリ! (底本 2021年9月発行作品)
  • テル・セル: 1
    完結
    4.0
    19世紀ヨーロッパ。タルニナ=ウラニボルク王立高等学院に給費生として編入したアステルは、ある目的のために学院の内部を探っていた。クラスメイトとの交流に積極的ではないアステルだったが、ある日、好奇心旺盛なクラスメイトのバウに学校の噂話の検証を持ちかけられる。彼は目的達成の隠れ蓑としてその話を受けることを決める。アステルの目的の裏にある、彼の壮絶な過去とは…? 遊行寺たまが紡ぐ、ファンタジックアストリノミー、待望の第1巻!!
  • 天空を旅する星空図鑑 美しい星図を眺めながら神話と芸術と科学の歴史を楽しむ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】 16~19世紀、それは星図の黄金時代ーー 歴史上の偉大な天文学者、哲学者や芸術家、地図制作者らは、どのように宇宙や星座を「星図」にしてきたか。 ロマン溢れる空想や神話、芸術と科学の融合を、眺めて楽しむビジュアルブック。 古代から人類は宇宙の秘密を解き明かそうと、夜空の観察と研究、表現に挑んできました。満点の星に驚嘆し、科学的な説明を試みて、神話の要素を用いながら天空を描き続けたのです。 16世紀以降になると、星図は至高の名作の数々が生み出されました。19世紀に望遠鏡の技術の進歩によって現代的な星図制作が可能になるまでは、美しく珍しい、芸術と科学的知識を融合させた星座早見盤が描かれていました。 本書は、そんな16~19世紀の「黄金時代」に描かれた貴重な星図と共に、それを描いた天文学者や芸術家らが、当時どのように地球外の現象を解釈していたか、宇宙の研究に心血を注いだ人生についても紹介します。 神話や叙事詩に影響を与えた有名な星図なども掲載し、星座や神話、占星術、天文学ファンはもちろん、自由研究や、様々な物語やキャラクター創作にも役立つ1冊です。 ■著者紹介 エレナ・パーシヴァルディ(Elena Percivaldi) 中世研究家、エッセイスト。BBCヒストリーなど歴史に関する定期刊行物の数々にジャーナリストとして協力。歴史やアート、考古学に関する展示やニュースレターの刊行、歴史記念イベントの運営も手がける。イタリア中世史定期刊行物諮問委員会など、様々な機関にも会員として所属。古文書や古い書籍の研究に情熱的に取り組み、天空や過去の暦、宇宙論の変遷についての講演や記事の執筆、出版に携わる。9世紀~10世紀のアイルランド語の文書『Navigatio Sancti Brandani』のラテン語を併記したイタリア語翻訳で、2009年度中世イタリア賞受賞。著書は本書『Celestial Atlas A Journey in the Sky Through Maps』の他、多数。 ■訳者紹介 シカ・マッケンジー 関西学院大学社会学部卒業。フリーランスの通訳者、翻訳者。ロサンゼルスで俳優活動後、東京俳優・映画&放送専門学校勤務。2020年にフロリダ州認可単科大学Barbara Brennan School of Healingプロフェッショナルスタディーズ課程修了。現BHSブレナンヒーリングサイエンスプラクティショナー。陸上自衛隊予備自衛官。訳書に文化庁日本文学普及事業作品『The Tokyo Zodiac Murders』(英訳、共訳)、フィルムアート社『ヒロインの旅』(M・マードック著、2017)、『クリエイターのための占星術』(C・ケナー、2015)、翔泳社『うつくしい西洋占星術の世界』『うつくしい魔法の世界』(共にカルロッタ・サントス著、2023)の他、多数。 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 天使達は闇夜に囁く 1
    完結
    4.7
    19世紀中頃の霧深い街・ウィーン。若い娘の失踪事件が続く中、たくましく暮らすチェリシアは、不思議な青年・エルネストとアレクシスに出会う。謎深き彼らとの邂逅は、チェリシアの運命を大きく変えていく…。漆黒のミステリアス・ロマンス、開幕!!
  • テンペスト 第一巻 春雷
    5.0
    19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次々と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女たちの激しい嫉妬と非難が寧温の前に立ちはだかる……。伏魔殿と化した王宮を懸命に生き抜く波瀾万丈の人生が、春の雷のごとく、いま幕を開けた!
  • ディースターヴェーク研究 その初等学校改革構想とプロイセン議会
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 19世紀ドイツで活躍した教育家ディースターヴェークによる、初等学校改革とプロイセン議会=近代以降の公教育が孕む教育と政治の緊張関係を解明した力作。 【目次より】 はしがき 序章 研究の課題と方法 第一節 先行研究と目的 第二節 考察の方法と構成・資料 第一章 「三月以後」五〇年代における初等学校政策の推進とディースターヴェーク教育構想との対立 第一節 三月革命の終焉とプロイセン名望家政治体制の創出 第二節 議会における党派形成とブルジョアジーの教育的思惟 一八五三年の工場法制定をめぐって 補論 一八三九年規程の制定とブルジョアジーの対応 一八五三年法の成立前史 第三節 プロイセン三規程とディースターヴェーク教育論 補論 一八五三年工場法と三規程 初等学校の学習内容の制限をめぐって 第二章 「新時代」の議会における初等学校論議とディースターヴェークの対応 第一節 「新時代」のディースターヴェーク・自由派・衆議院 第二節 初等学校教育改善の請願と審議 第三節 初等教師の待遇改善・学校運営参加の請願と審議 第四節 宗派混合学校問題とディースターヴェークの対応 第三章 六〇年代における初等学校管理体制の再編政策とディースターヴェークの改革構想 第一節 ドイツ進歩党の結成とディースターヴェークの参画 第二節 学校行政分権化の模索 学校共同体制度の廃棄 第三節 ドイツ進歩党の改革案とディースターヴェークの指導的役割 第四節 「自由な国の自由な学校」構想とその周辺 学校共同体の再生と解体 結章 「三月以後」プロイセン名望家政治体制における初等学校政策とディースターヴェーク改革構想の意義と役割 資料・文献 ディースターヴェークの議会活動年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 対馬 達雄 1945年.教育学者、西洋史学者。秋田大学名誉教授。東北大学教育学部卒、同大学院教育学研究科博士課程中退。教育学博士(東北大学)。専門は、ドイツ教育史。 著書に、『ディースターヴェーク研究』『ナチズム・抵抗運動・戦後教育』『ヒトラーに抵抗した人々』『ヒトラーの脱走兵』『ドイツ過去の克服と人間形成』(編著)など、 訳書に、ウルリヒ・アムルンク『反ナチ・抵抗の教育者ライヒヴァイン1898-1944』(共訳)などがある。
  • デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画
    -
    1巻1,760円 (税込)
    彼は、良い香りのする音楽を作る。 そして、人はそこで胸いっぱいに深呼吸するんだ。 ──クロード・ドビュッシー デオダ・ド・セヴラックは、私の芸術生活の最良の思い出のひとつです。私は彼に賛嘆の念を惜しみません。 ──パブロ・ピカソ 真に印象主義者といえる音楽家は、ドビュッシーとセヴラックだけである。 ──ミシェル・シオン 楽壇の中心であるパリに背を向け、ラングドックの自然と生活を描いた音の画家。 師ダンディが愛し、ドビュッシーやラヴェルが賛嘆した天才作曲家の生涯と作品がいま蘇る! デオダ・ド・セヴラック(1872~1921)は19世紀から20世紀への時代の転換期に、フランス楽壇の中心であるパリから距離を置き、南仏を拠点に活躍した作曲家。「地域主義」ともよばれる独自の創作美学を標榜・実践し、ピアノ曲《ラングドックにて》をはじめとする珠玉の作品は、師ダンディをはじめ、ラヴェルやドビュッシーも絶賛した。舘野泉をはじめ、その作品に魅せられたピアニストは数多い。フランス近現代音楽および現代思想を研究する著者が、セヴラックの思想や作品の投げかける現代へのメッセージを読み解く本邦初の伝記。巻末に作品表、年譜、ディスコグラフィを付した。 〈叢書ビブリオムジカ〉シリーズ、創刊第2弾!
  • デオナール アジア最大最古のごみ山 くず拾いたちの愛と哀しみの物語
    3.0
    インドに関する本を一冊読むなら、この本を読んでほしい。 ――ギーター・アーナンド(ピューリッツァー賞作家) 2013年夏、ムンバイでマイクロファイナンスを扱うNPOを運営する著者は、融資を求めてやってくるある人々の存在に気づく。市街地の端にあるデオナールごみ集積場でお金になるごみを集め、それを売ることでその日暮らしをするくず拾いたちだ。 絶えず欲望を追いかけてモノで心を満たそうとする現代生活の産物でもあるそのごみ山は、20階建てのビルほどの高さになる。腐った食べ物、古い端切れ、割れたガラス、ねじ曲がった金属、ときには赤子の死体、花嫁の遺骸、医療廃棄物など、あらゆる夢の残骸がそこに行きつく。誰の目にも見えるところにありながら、誰の目にも見えていない広大なごみの町。著者と住民との8年以上にわたる長いつきあいが始まる。 ごみ山が放つ有害な後光(自然発生する火災、都市の上空を覆う有毒ガス等)が目に見えるかたちをとり、無視できなくなるにつれて、市当局による管理の動きも露骨になっていく。その影響を受けるのは当然、そこで生きる人々だ(そもそもこの地区の起源は19世紀末、植民地時代の感染症対策にある)。これまで以上に足場が脆くなるなかで、ある四家族の生活を著者は追い続けた。とりわけ注目したのが、10代の少女ファルザーナー・アリ・シェイクだ。彼女はごみ山で生まれ、そこで愛を知り、子をもうける。悲劇的な事故にまきこまれながらも。 彼女らの目を通して、最も荒涼とし腐臭に満ちた場所であっても、美や希望、愛が花開くことを私たちは知ることになる。同時に、グローバル資本主義が最も脆弱な立場にいる人々にどのような影響を与えるのかも知るだろう。 〈いまや彼らは、目に見える世界に戻るために闘っていた。その姿を見せるために闘っていた。姿を見せる相手とは、すぐそばにいた彼らを避けてきた人々、くず拾いをひき殺す事故に責任を負うべき人々である〉 著者は記す。この地で生まれる物語がまるで非現実的な気がしたとしても、その大半は現実である。そしてそれはごみ山で暮らす人々の物語であると同時に、どこにでもある物語なのだと。 行き場のない核のごみ、不法投棄や環境汚染、連鎖する貧困、新生児遺棄、メガイベントの裏で排除されるホームレス……。日本で起きていることと、ふと重なる瞬間が訪れるはずだ。不思議な既視感を覚える、寓話的ノンフィクション。

    試し読み

    フォロー
  • デモクラシーの現在地――アメリカの断層から
    4.0
    「相互的な(reciprocal)……これがものすごく大事な言葉だ」(序章より)。2018年4月、日米首脳会談後の会見で、トランプ大統領はこう言った。かつて福沢諭吉も説いたこの言葉こそ、戦後の日米関係がはらむ矛盾を照らし出すものだった――。著者は、2018年4月から22年3月までの4年にわたり、朝日新聞の経済・通商担当特派員として、米中貿易戦争、コロナ危機、連邦議会襲撃、ロシアのウクライナ侵攻などに揺れるトランプ・バイデン政権期のアメリカを追った。変化の底流を探るべく、19世紀フランスの思想家トクヴィルの観察記『アメリカのデモクラシー』を手がかりに、貿易戦争の荒波をかぶる大豆農家、「幽霊病院」で再生をはかる旧炭鉱街、日米協力が深化する多国籍の半導体メーカー、河港プロジェクトに挑む全米一人口が減った町など、さまざまな「断層」の現場を訪ねる。その傍ら、米通商代表部(USTR)のR・ライトハイザーや「エレファントカーブ」で知られるB・ミラノヴィッチ、ノーベル経済学賞を受賞したA・ディートンなど数多くの当局者や識者とも対話を重ねた。〈草の根〉の人々と〈鳥〉の視点で考える識者らの取材をへて見えた、〈デモクラシー〉の可能性とは?激変する超大国の肖像を通し、「存在の根幹にアメリカが深く関わる国」日本の針路をも問う、深層報告の決定版。
  • 東京10大学の150年史
    4.0
    19世紀後半に創設された教育機関を基とする日本の有力大学は、揃って創立150周年を迎える。そこで東京の10校の大学の歴史を振り返り、その歩みを日本近現代史のなかに位置づける。執筆者は各大学の第一線の実証史学研究者。創立理念や建学精神、成立経緯を明らかにすることで、各大学の特徴を描き出す。大学史をより深く理解し楽しむためのコラムも収録。年史編纂の歴史研究上の意義を示すとともに、近現代史への一視角としての大学史が興味深く学べる最良のテキスト。
  • 東洋紀行 1
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者はオーストリアハンガリー帝国の軍人で地理学の研究者。上海・京都などの都市,アイヌの人びと,中国の餓死者の群れ,敦煌への旅の途上の景観など,19世紀後半のゆれ動くアジアが活写される。第1巻は,ボンベイ,カルカッタ,シンガポール,上海,京都,函館など。解説を付す。
  • 東洋紀行 1
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 著者はオーストリア、ハンガリー帝国の軍人で地理学の研究者。上海・京都などの都市,アイヌの人びと,中国の餓死者の群れ,敦煌への旅の途上の景観など,19世紀後半のゆれ動くアジアが活写される。第1巻は,ボンベイ,カルカッタ,シンガポール,上海,京都,函館など。解説を付す。

    試し読み

    フォロー
  • 時の顔
    5.0
    僕は40世紀の「時間局員」だ。自由自在に何世紀にもわたって、過去未来へ行き来できる超能力時代に生きている。そんな僕の親友のカズミが、ある一定の周期で、激しい疼痛感と痙攣発作に襲われている。特殊病理学者もサジをなげてしまった奇病だった。苦しみもがく彼をどうしても救ってやりたい。僕は、あてずっぽうに19世紀の幕末に病因解明の手がかりを求めた。しかし、大飢饉の余波が残っていた江戸の街で、僕はカズミの陰惨な過去、双生児にまつわる呪われた影を目撃してしまった――! 40世紀の人間の、呪われた複雑な過去を見つめる表題作のほか、デビュー直後の作品を含め、初期に発表された短編全7編を収録。書き下ろし解説つき。
  • ときめきの宝石箱【mirabooks版】
    3.0
    没落寸前の令嬢が欲しいのは煌めく宝石より、あの人の心。キャンディス・キャンプ名作復刊!19世紀英国で生まれた小さな恋の物語。 父親が他界したことで一族が没落寸前の憂き目にあい、貴族令嬢カサンドラは途方に暮れていた。窮地をのりきるには一族に代々伝わる財宝を見つけだしたいが、それには宿敵ネビル家の協力が必要。財宝の隠し場所を示す地図の半分は彼らが持っているのだ。意を決したカサンドラはネビル家当主フィリップに会うべく、彼が出席するパーティへと赴く。けれどフィリップは名だたる放蕩者で、その出会いは一筋縄ではいかず……。 *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品のmirabooks版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 図書の家選書7 紳士は甘いのがお好き/黒いネメシス
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「やっぱり女の子だね パパの手からもうすぐ離れてしまう…わかってるけど悲しいよ」 図書の家選書7は、男まさりのジョセフィンがちょっぴりほろ苦い大人の恋を知る「紳士は甘いのがお好き」(『週刊セブンティーン』1968年21~30号)と、19世紀アメリカの黒人奴隷問題を扱った復讐サスペンス「黒いネメシス」(同増刊69年12月25日号)の2作を収録。複雑な人の心模様を描き出す、読み応えある傑作が初の電子書籍化! 【目次】 紳士は甘いのがお好き 黒いネメシス 描き下ろしマンガ あの頃のわたし#7 解説/図書の家 プロフィール 「図書の家選書」発刊にあたって
  • とっておきの微笑みを
    -
    いとこのエリザベスが失踪した。19世紀に生きる男性と恋に落ちたという奇妙な手紙を残して。ルーはエリザベスが最後に目撃された古い屋敷を訪れ、廊下でアンティークのペンダントを見つける。“ペンダントをつけて開かずの扉を開けると、過去に行けるの”たしか、エリザベスの手紙にはそう書いてあった……。ルーは思い切ってペンダントを身につけ、その扉を開けた。そこで彼女を待ち受けていたのは、たくましい長身の保安官――そして、時を超えて燃えあがる情熱的な愛の炎だった。
  • トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を30分で理解する! ―週刊東洋経済eビジネス新書No.76
    5.0
    重厚な経済書が欧米で飛ぶように売れている。フランス人経済学者、ピケティ教授による『Le Capital au XXIe siecle(21世紀の資本論)』だ。  格差の拡大は資本主義に内在するメカニズムだとし、急進的な課税による再分配を求める。日本の足元に広がる不透明な状況は、本書が示す資本主義の暗鬱な未来の一様相なのだろうか。  著者独占インタビューや、欧米でこの本が売れる背景、そして日本の中間層にはこれからどういった影響があるのかを徹底解説します。 また電子特典として、池田信夫氏(アゴラ研究所所長)による書き下ろしQ&Aも収録しました。    本誌は『週刊東洋経済』2014年7月26日号第1特集の20ページ分に、電子版特典を付加したものです。 ●●目次●● 『21世紀の資本論』著者 トマ・ピケティ 独占インタビュー 平等でない世界に鮮烈な一撃 成長理論で読み解く 富める者がますます富む構造/アゴラ研究所所長 池田信夫 グローバル資本主義の中で中間層は解体されてしまう/日本大学国際関係学部教授 水野和夫 米国はなぜピケティに熱狂するのか 足元に広がる貧困の芽 日本の中間層は大丈夫か 【電子書き下ろし】 Q&Aでわかるピケティと『21世紀の資本論』/池田信夫(アゴラ研究所所長) Q すごい厚さですが、要するに何が書いてあるんですか? Q なぜ700ページも必要なんですか? Q 19世紀のGDPをどうやって測定したんですか? Q その結果、どういうことがわかったんでしょうか? Q 格差が拡大する原因は何ですか? Q 資本主義で格差はずっと拡大してきたんですか? Q この本の何が画期的だったんですか? Q ピケティってどういう人ですか? Q アカデミックな評価はどうなんですか? Q こんな専門的な本が、どうしてベストセラー1位になったんですか? Q これはマルクスの『資本論』とどういう関係があるんですか? Q 大学で学ぶ普通の経済学とまったく違う感じですが、どう理解すればいいんですか? Q 日本とはどういう関係があるんでしょうか?
  • トム・ソーヤーの冒険 (新装版)
    5.0
    19世紀のアメリカの田舎町、セント・ピーターズバークを舞台に、わんぱく少年トムは所せましと、いたずらをして、みんなを困らせます。その毎日は冒険でいっぱい。あるときは、家出をして、ジャクソン島でキャンプをして、あげくのはてに、自分たちの葬式に帰ってきたり、またあるときは、夜中の墓場にしのびこみ、殺人現場を目撃したり……。そして最後には、仲間のハックといっしょに洞窟で財宝を発見!?
  • トロイメライ
    値引きあり
    3.3
    19世紀、琉球王朝末期の那覇の街。正義に燃える新米岡っ引きの武太は、つぎつぎと巻き起こる事件にまっすぐ向き合いながら、少しずつ大人への階段を上っていく――。琉球版・千夜一夜物語!
  • ドイツ演劇パースペクティヴ
    -
    〈ポストドラマ〉のドラマトゥルギー 「モダン」と一口にいっても時間軸をどこに置くかによって見える局面は様々に変わる。とりあえず「現代」とは「近代」との区別における「今/ここ」の視点の強調というあたりから始めてみる。つまり「近代批判」という多様でありながらも共通する課題が「現代(モダン)」という言い回しには、存在するのだ。「近代」演劇に対する「現代」演劇を最も広く理解すれば、19世紀後半から20世紀初頭以後になる。 あるいは1945年、1968年、1989年等の区切りを経て、2001年9月のNYテロ、あるいは2011年3月11日の東日本大震災、そして直近では「コロナ」パンデミック以後ということになる。これらの様々な「ポスト(以後)」という接頭辞の区切りは、もちろん相互に関連しているが、本書では、第二次大戦後から「フクシマ以後」までを視野に、ドイツ語圏の「現代演劇」が日本において持つ意味を考えて行きたい。 【コンテンツ】(1)アウシュヴィッツ、ヒロシマ、そしてフクシマ以後(2)鼎談『ベルリン・アレクサンダー広場』ファスビンダーとニュー・ジャーマンシネマ(3)ファスビンダーのメロドラマと市民悲劇(4)ウィーン・ベルリン二都物語 一九九〇年代のドイツ演劇(5)ベルリンの『三人姉妹』あるいはシュタイン、マルターラー、タールハイマー(6)上演とテクスト ゲーテ『ファウスト』のニコラス・シュテーマン演出(7)フィリップ・レーレの反グローバル・カリカチュア(8)イェリネクとネストロイあるいは二つの『アーベントヴィント』(9)罵倒のかなた トーマス・ベルンハルトの『伐 採』とクリスチアン・ルパの演出(10)直島・豊島の現代美術とパフォーマンス空間(補論1)多和田葉子書評(補論2)『こわれがめ』の喜劇性
  • ドイツ観念論の研究 絶対知の形成と成立
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 カント以後発生し、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルへとつながる18世紀末から19世紀半ばにといたる哲学の一大潮流を読み解く。 【目次より】 まえがき 第一章 カントにおける人間の自由の問題――有限な理性とその自由 はじめに 感情・直覚・道徳 悟性・自由・道徳 統覚・自我・人格 行為・格率・道徳法則 世界・神・人間 第二章 初期フィヒテの知識学と自我の問題――絶対的自我と理念としての自我 全体の見通し シュルツェ批評における純粋自我と知性としての自我 『学者の使命』における目標としての純粋自我 人間的自我の理念としての純粋絶対的自我 知識学の出発点としての自我と終点としての自我 自我の理念から理念としての自我へ 自我の特性と知識学の課題 第三章 シェリング初期の思索とドイツ観念論の展開――所謂「ドイツ観念論最古の体系計画」の解釈 「ドイツ観念論最古の体系計画」――その解釈への試案 「ドイツ観念論最古の体系計画」――本文並びに注釈 シェリング初期の思索と当該体系計画 第四章 ヘーゲルにおける『精神現象学』以前の問題――一八〇〇年体系断片の背景とその射程 『精神現象学』の特性 本章の意図 有限な生から無限な生への昂揚 無限なものの反照としての有限なもの 人間の宗教性と宗教の実定性 六 有限なものの無限なものへの関係の形而上学的考察 第五章 イェーナ時代のヘーゲルに関する一考察――『フィヒテの哲学体系とシェリングの哲学体系との差別』をめぐって 本章のねらい 反省形式の問題 『一八〇〇年体系断片』 『ドイツ観念論最古の体系計画』の最近の解釈 反省形式へ 同一性と非同一性との同一性 理性・反省・悟性 哲学的反省 分裂と両断 第六章 ヘーゲルの哲学史と歴史哲学 一 ヘーゲルにおける哲学史の成立 二 イェーナ時代の哲学と哲学史 三 啓蒙思想とヘーゲル 四 イェーナ時代の精神の哲学と歴史 五 精神の世界 六 理念の展開と哲学史 七 精神の展開と世界史 八 時代精神と哲学 九 哲学史と世界史 十 残された問題 第七章 ヘーゲルの歴史観 見通し 主観的歴史と客観的歴史 哲学的世界史 世界精神の自己認識 世界精神と絶対的精神 絶対的過程の完結 絶対的過程と歴史主義 第八章 絶対知と絶対的なもの――フィヒテとイェーナ時代のシェリングとの裂け目 ドイツ観念論の哲学史的位置 絶対知の所在 フィヒテ・シェリング往復書翰から 茅野 良男 1925~2016年。大阪大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、ハイデッガー、ドイツ哲学。 著書に、『ディルタイ』『歴史のみかた』『実存主義入門』『弁証法入門』『哲学的人間学』『初期ハイデガーの哲学形』『認識論入門 こころを考える』『ドイツ観念論の研究』『ハイデガーにおける世界・時間・真理』『人類の知的遺産 75 ハイデッガー』『中期ハイデガーの思索と転回』など、 訳書に『現代ヨーロッパの精神的課題』ヤスパース(共訳)『曙光 ニーチェ全集 第7巻』 『ブルーノ シェリング 世界の名著 続9』『意志と表象としての世界 正編 3 ショーペンハウアー全集4』『生の哲学 ジンメル著作集 9』『講座現代の人間学 7 ガーダマー/フォーグラー編(共訳)『杣径ハイデッガー全集 第5巻』(共訳)『哲学入門 ハイデッガー全集 第27巻』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドイツ史 上
    -
    1~2巻1,430円 (税込)
    『新版世界各国史13ドイツ史』を改め、上・下巻のハンディ版として刊行。日本を眺める上で、もっとも有効な比較対象となるドイツの歴史的歩みをたどる。上巻では、紀元前から19世紀前半までを扱う。
  • ドイツ史 1800-1866(上):市民世界と強力な国家
    -
    名著の誉れ高い「新しい古典」、待望の邦訳! ドイツ歴史学の泰斗、トーマス・ニッパーダイによる「19世紀ドイツ史三部作」の第一巻である本書は、世紀の幕開けから普墺戦争まで、ナポレオンからビスマルクまでを網羅し、「新しい古典」として名著の誉れが高い大作だ。 ニッパーダイは、批判的・社会科学的な歴史学に対して、当時の状況や可能性に基づいて出来事を理解しようとする立場に立った。批判的歴史学の政治史解釈の一面性を鋭く指摘し、よりバランスのとれた解釈に道を拓いたといえる。本書では、政治的な出来事を中心とした叙述に留まらず、かつてカール・ランプレヒトが(「出来事史」に対して)「状態史」と呼んだもの、第二次大戦後の西ドイツでは「構造史」や「社会史」「社会構造史」などと呼ばれたものに、紙幅を大きく割いている。政治から生活・労働・経済・宗教・教育・学問・文化まで、各分野の研究成果を採り入れ、総合的・全体的に把握した圧巻の歴史書。 ニッパーダイはこの「19世紀ドイツ史三部作」で「ミュンスター市歴史家賞」、「ドイツ歴史家賞」の栄誉に輝いた。図表多数・参考文献収録。
  • ドイツに学ぶ科学技術政策
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インダストリー4.0はなぜ実現できたのか。EUのリーダーであるドイツは、近年インダストリー4.0により脚光を浴びている。本書は19世紀以降の歴史的背景をふまえ、ドイツにおける産業・研究がどのような仕組みの中で発展してきたかを解説する。特に産学公の連携について、各研究所の管轄行政、運営費・研究費用の拠出元、将来に向けての人材育成システムなどを日本と比較しながら詳述し、日本の施策に対しての提言も行っている。
  • ドイツの自然療法
    3.0
    水治療法、菜食や断食といった食餌療法、日光浴、スウェーデン体操など、19世紀以降に広まったドイツの自然療法の事例を紹介する。
  • ドストエフスキーの預言
    5.0
    1巻2,800円 (税込)
    ドストエフスキー生誕200年記念出版。 かつて外務省でモスクワ大使館に勤務した著者は、ソ連邦の崩壊に立ち会うことになった。宗教を否定する社会主義の理想が潰え、ふたたび神を求める時代が始まった。 そうした事態を19世紀にすでに預言していたと著者が考えたのが、文豪・ドストエフスキーである。 『カラマーゾフの兄弟』のかの有名な「大審問官」は、はたして何を示しているのか? 『罪と罰』でラスコーリニコフはなぜ回心したのか? 外交官としての仕事のかたわら、ドストエフスキーを解読する日々が始まった。 尊敬するチェコの神学者・フロマートカや、同じくチェコの哲学者・政治家のマサリクの著作が大いなる手助けとなる。 そして、モスクワとプラハを往還する著者の思索の旅は、ついに終わりの日を迎える?? 現代史の現場から生み出された、これまでにないドストエフスキー論。
  • ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝
    4.0
    急成長を遂げた周辺国からの侵略恐怖、増加する貧窮移民の不安、友好国へのぬぐいがたい不信、新たな感染症の脅威……「ドラキュラ」の恐怖と魅力の源泉には、黄昏を迎えた大英帝国の外国恐怖症があった。ゴシック・ホラーの金字塔に織り込まれた、ヴィクトリア朝イギリス社会の闇を描き出す! 世界でもっとも有名な吸血鬼「ドラキュラ」。 数ある吸血鬼作品のなかでも特権的な地位を得て、現代に至るまで映像化が繰り返され、日本では吸血鬼の代名詞にもなっています。 そのドラキュラの恐怖と魅力の源泉には、19世紀末イギリス社会に蔓延する深刻な外国恐怖症がありました。 「太陽の沈まぬ帝国」、「世界の工場」と謳われた栄光は過ぎ去り、軍事・経済ともに急成長を遂げつつある周辺国からの侵略恐怖、増え続けるユダヤ人など貧窮移民への不安、搾取してきたアジアの植民地から入ってくる新たな感染症の脅威……。 落日の大英帝国に生きる人々は心の奥底で何を恐れ、そしてドラキュラは生みだされたのか。 『パンチ』などに掲載された風刺画をふんだんに使いながら、ゴシック・ホラーの金字塔から読み解く世紀末ヴィクトリア朝の社会!  イントロダクション 第1章 ドラキュラの謎 第2章 ドラキュラの年は西暦何年か  帝国主義の世紀末 第3章 侵略恐怖と海峡トンネル計画の挫折 第4章 アメリカ恐怖と「栄光ある孤立」の終焉  反ユダヤ主義の世紀末 第5章 ユダヤ人恐怖と外国人法の成立 第6章 混血恐怖とホロコースト  パストゥール革命の世紀末 第7章 コレラ恐怖と衛生改革 第8章 瘴気恐怖と細菌恐怖 おわりに――ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究 増補 もうひとつの外国恐怖症――エミール・ゾラの〈猥褻〉小説と検閲 学術文庫版あとがき 引用史料一覧 コラム 吸血鬼の系譜/シャルコーの催眠術/一八九三年一〇月二日のピカディリ・サーカス/ダイヤモンド・ジュビリー/火星人/海峡トンネル・パニック/ベアリング銀行の投機失敗/ロスチャイルド一族の結婚/ロンドンとテムズ川の汚染……ほか
  • ドリアン・グレイの肖像
    4.5
    19世紀末、ロンドン。画家のモデルをつとめるドリアンは、若さと美貌を映した自らの肖像画を見て、自分自身はいつまでも若々しく、年をとるのは絵のほうであってほしいと願う――。快楽に耽り悪行に手を染めながらも若さを保ちつづけるドリアンと、かれの魂そのままに次第に恐ろしい醜悪な姿に変貌する肖像画との対比を描く。新訳。

    試し読み

    フォロー
  • 内燃機関の歴史
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京帝国大学教授であり工学博士であった富塚清氏が、生涯を捧げたエンジンの研究成果を語る。19世紀前半のイギリスで生まれた内燃機関の基礎から、その目覚ましい発展の歴史を、氏の膨大な知識と図解で解説する。 第1部 内燃機関発達史概説 第2部 内燃機関諸方式の固まるまで 第3部 標準型内燃機関およびその部品の発達 第4部 第二次世界大戦後の40年史 第5部 変わり型エンジン全史 第6部 総括・判定

    試し読み

    フォロー
  • 嘆きの塔と運命の番
    -
    19世紀ベトナム。王妃コズーは、巫女シュアンに心を奪われたグェン王との関係に苦悩していた。 グェン王はベトナム全土を制覇するために、コズーとシュアンを連れて古代王国の遺跡へと向かう。 コズーはその地で、破壊と再生の神シヴァと出会い、北部の王妃ホアとともに、ジャングルの奥深くに眠る「嘆きの塔」を目指して不思議な旅をはじめる。
  • なぜ近代は繁栄したのか――草の根が生みだすイノベーション
    5.0
    「一九世紀に一部の国で市場経済が発達すると、人類史上初めて天井知らずの賃金上昇と雇用拡大が実現し、仕事から満足を得る人たちのすそ野が広がった。この現象を引き起こしたのは何だったのだろう。ところが、二〇世紀が進むうちに多くの国で、いや、今となってはすべての国で、そのすべてが失われてしまったとしか思えない。その背景には何があったのか。この稀に見る繁栄の盛衰を理解することが本書の目的である」(はじめに)近代の繁栄の源泉は、挑戦、自己表現、人間的成長といった個人主義に裏付けられた価値観の誕生と、そこから湧き出る大衆のイノベーション・プロセスへの参画にあるとする。新たな《近代経済》論。
  • ナポレオンが選んだ3人の女
    5.0
    美貌、家柄、才能、女の実力は愛だけではない! 宮廷と人生の真の勝利者は誰!? 愛とプライドと富!19世紀、帝政フランス宮廷に生きた3人の女。パリ社交界のスター、ジョゼフィーヌ、ポーランドの名花マリー・ヴァレフスカ、そしてオーストリア皇帝の娘であるマリー・ルイーズ。愛と名誉と幸福を求めて波乱の時代を生き抜いた三者三様の華やかな軌跡。その陰にナポレオンの正統な後継者である少年の悲劇の人生が隠されていた。
  • 悩める伯爵 1巻
    完結
    5.0
    19世紀初頭のイングランド西部。良家のお転婆娘レベッカは幼なじみのドラムが次期伯爵として帰郷すると聞き、怒りで胸は一杯になる。寄宿学校に閉じ込められた4年間。忘れはしない!気持ちを静めるため泉へ向かうレベッカ。だが通りかかったドラムは、一糸纏わぬその姿が美しく成長した彼女とは知らず心惹かれ…。
  • 悩める伯爵 1巻【分冊】 1巻
    無料あり
    1.0
    19世紀初頭のイングランド西部。良家のお転婆娘レベッカは幼なじみのドラムが次期伯爵として帰郷すると聞き、怒りで胸は一杯になる。寄宿学校に閉じ込められた4年間。忘れはしない!気持ちを静めるため泉へ向かうレベッカ。だが通りかかったドラムは、一糸纏わぬその姿が美しく成長した彼女とは知らず心惹かれ・・・。

    試し読み

    フォロー
  • 南北戦争の時代 19世紀
    3.7
    国際秩序の中で「帝国」化しつつあったアメリカを,未曾有の内戦が引き裂いた.連邦を二分した内戦の実態を,奴隷制,政治秩序などをめぐるさまざまな対立軸とともに描く.再建のなかの国民の創造と,「奴隷国家」から「移民国家」への変貌,そして金ぴか時代へ.一国史を越える視座から長い一九世紀を捉え,光と影が交錯する道程をたどる.

    試し読み

    フォロー
  • 南北戦争を戦った日本人 ――幕末の環太平洋移民史
    -
    南北戦争の兵役記録には2名の日本生まれの兵士の名がある──サイモン・ダン、ジョン・ウィリアムズ。英語名の彼らは誰なのか? なぜアメリカにいたのか? その人物像は? 人の移動が厳しく制限されていた日本を離れ、アメリカに生きた/生きねばならなかった彼らの消息を、日米両国の資料から丹念に探査する。漂流民、密航者、あるいは幕府使節の脱落者……海を渡った日本人移民の歴史と19世紀中頃のアメリカ社会史が、アメリカ戦史上最大の死者を記録した南北戦争で交差する。 【目次】序章 日系アメリカ人二世テリー・シマとの出会い──はじめに/1 南北戦争に従軍した日本人がいた/2 アジア・太平洋系移民と日本人移民/3 南北戦争に従軍した日本人──これまでの研究と人物像/第1章 南北戦争とマイノリティ──アジア・太平洋系移民/1 南北戦争前の移民動向/2 一八六三年連邦徴兵法/3 アジア・太平洋からの移民兵士/4 中国人兵士の記録/5 中国人兵士の表象/6 マイノリティとしての立場/第2章 日本生まれの二人に近づく──アメリカでの記録から/1 サイモン・ダン/2 ジョン・ウィリアムズ/3 報奨金とブローカー/4 さらなる探索/第3章 漂流者・密航者たち/1 漂流者たち/2 漂流者ジョセフ・ヒコ/3 漂流者の実像/4 密航者たち/第4章 幕末の日本人の移動──使節団と密航者との接点/1 幕末の使節団/2 咸臨丸の概要/3 乗組員と不明者/4 乗組員の記録──センサスと死亡統計/5 万延元年の遣米使節団/6 竹内使節団と池田使節団/7 留学生/終章 旅の終わりに/あとがき
  • 新島襄自伝 手記・紀行文・日記
    -
    日本初の私立大学設立を目指した新島襄(1843―90)は,青年時代に鎖国令を犯して函館から密出国し,19世紀後半のアメリカを中心に異文化の清新な空気にふれて,文明開化期の日本に帰国した.その後,病気と闘いながら,教育とキリスト教伝道を通じて日本の近代化に挺身した新島の波瀾に富んだ生涯を,残された自筆の記録により跡づける.

    試し読み

    フォロー
  • 虹のプレリュード
    完結
    -
    全1巻330円 (税込)
    時は19世紀、ロシアはポーランド侵略をねらっていた! 激動の時代を背景に、恋に、芸術にそして祖国への愛に命を燃やす若き芸術家たたちの姿を描く「虹のプレリュード」。他に「ベニスの商人」「孔雀貝」「白くじゃくの歌」を収録。
  • 2030 未来への分岐点 Ⅱ テクノロジーは神か悪魔か
    4.0
    世界の賢者が語る、〈科学の臨界点〉 アーティスト・スプツニ子!氏参加! ゲノム編集、AI兵器……テクノロジーの暴走は止められるのか? 「クリスパー・キャス9」の開発によって、飛躍的な進化を遂げたゲノム編集。2030年には、遺伝子の解析コストは限りなくゼロに近づくと予測される。生命操作という“神の領域”に誰もが容易にアクセスし、技術が無制限に拡散される未来が迫っている――。 19世紀の「ダイナマイト」、20世紀の「核兵器」を凌駕する軍事革命をもたらすと言われ、すでに戦場のルールを変えつつあるAI兵器。大国が運用を本格的に開始する2030年、果たして何が起きるのか――。 本シリーズでは、私たちが直面する抜き差しならない事態の最前線を徹底取材。そして、2030年を分岐点とし、“その先にある未来”を世界の賢者たちへのインタビューを通じて探る。 ◇大きな注目を集めた、NHKスペシャル・シリーズ「2030 未来への分岐点」〈Season 2〉2回の放送内容を1冊に収載! ・「“神の領域”への挑戦 ゲノムテクノロジーの光と影」(2021年6月6日放送) ・「AI戦争 果てなき恐怖」(2021年7月11日放送) ◇国連を舞台に世界平和実現に向けた枠組みづくりに挑む中満泉・国連事務次長をはじめとして、世界トップクラスの科学者、元米軍高官と、ここでしか読めない貴重なロングインタビュー6本を収載! インタビュアーを務めるのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボでの勤務経験があり、科学と芸術、二つの領域を横断しながら活動を続けるスプツニ子!氏。巻末には特別寄稿も! ◇各テーマは、まず番組ディレクター執筆のレポート「いま何が起きているのか」により、問題の核心を徹底解説。インタビューに続く「未来への展望」では、世界各地で起きている変革の波を取り上げ、〝解決策〟として提示!
  • 日・米・独――10年後に生き残っている国はどこだ
    5.0
    日本は世界をリードできるか? 日・米・独の現状を分析し、未来を占う! アメリカ、ドイツ、そして日本……。10年後に世界をリードする地位にいるのはどの国か。また、2流国、3流国へと没落してしまうのはどの国か―。 「歴史」「政治」「経済」「マスコミ」「移民問題」など、3国が抱える問題と今後の展望を、日・米・独を知り尽くした二人の論客が語りつくす。日本人必読の一冊! ● 19世紀から、ドイツとアメリカは日本を敵視していた ● 善良なドイツ人の「贖罪意識」と「差別意識」 ● 終戦直後の日本は、明るくて、たくましかった― ● 「資源大国・アメリカ」の底力 ● ドイツはまだ「脱原発」していない! ● 民主党政権に甘い。アメリカのマスコミ ● 諸悪の根源は、やはり「朝日新聞」だ ● 深刻なドイツの移民問題 etc. 【目次より】 序章【白人対非白人」】中東情勢が米・独・日の未来を左右する 第1章【歴史編】世界大戦以前から、欧米に敵視されていた日本 第2章【政治編】バラク・オバマ、アンゲラ・メルケル、安倍晋三―歴史に名を残すのは誰か 第3章【経済編】“安い労働力”で成り立つ「奴隷経済」の終焉 第4章【マスメディア編】アメリカとドイツのジャーナリズムも“朝日新聞化”している!? 第5章【移民問題編】「グローバリズム」と「ナショナリズム」の時代へ
  • 日本近代社会史
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    近世の身分制社会が崩れる19世紀後半から,明治維新を挟んで,第一次世界大戦の頃までの日本社会を,さまざまな社会集団が市場とどうかかわっているかに注目して描き出す。メディアや政治のしくみ,変革を求める運動も取り上げ,社会の全体像をとらえる。
  • 日本写真史 (上)
    3.7
    19世紀半ば、日本へ輸入された写真。日露戦争を経て新聞・出版メディアが拡大するなか報道写真が成長。第二次世界大戦時にはプロパガンダに利用され、また敗戦直後には「マッカーサーと天皇」の写真のように、社会に大きな影響力を持つようになった。戦後は戦禍や公害問題を追及するリアリズム写真が隆盛を誇ったが、経済成長とともに私的テーマ、広告へと多彩化する。本書は1974年まで120年に及ぶ歴史を描く。
  • 日本人が見出したヴィンテージの価値 教養としてのデニム
    4.0
    19世紀にアメリカ西海岸のゴールドラッシュで金鉱労働者の作業着として誕生したデニム。 長い年月を経てデニムは進化を遂げデイリーウェアとして市民権を獲得しました。 日本人のデニム所有率は9割超、1人あたりの所有数は約4本と言われています。 一方、希少なヴィンテージ・デニムは世界中のコレクターや古着商人によってモデルによっては1千万円超の高値で取引されています。 現代のヴィンテージ・デニム価格高騰は、日本で昭和後期のバブル時代に巻き起こった古着ブームが発端です。 アメリカに眠っていたヴィンテージ・デニムの価値にいち早く気づき、世界中にその魅力を広めたのは、日本人なのです。 その証拠に、「デッドストック」「ヒゲ」「ハチノス」は、世界共通の和製英語です。 本書は、ヴィンテージ・デニムに人生をささげた男、原宿の老舗古着屋「BerBerJin」店長・藤原裕氏をストーリーテラーにお迎えし、 「服が売れない時代に、なぜヴィンテージ・デニムが1千万円で取引されるのか」を掘り下げて解説する、はじめてのデニム教養本です。 ヴィンテージ・デニムの魅力を写真満載のオールカラーで紹介し、いますぐ人に話したくなるデニム雑学をお届けします。
  • 日本人のためのピケティ入門―60分でわかる『21世紀の資本』のポイント
    3.5
    1巻792円 (税込)
    知りたい基本が一気にわかる。Q&A付で読みやすい。 この本を読めば、ピケティと『21世紀の資本』のポイントが60分でわかる! サブテキストとして最適の「超」入門書が、日本初登場! ピケティについて知りたい人、『21世紀の資本』を読みこなしたい人全員におすすめ! この1冊で、ざっと「基本」を身につけよう! 【第1章「ピケティQ&A」より】 Q すごい厚さですが、要するに何が書いてあるんですか? Q それだけのことに、なぜ700ページも必要なんですか? Q 19世紀の所得や資本をどうやって測定したんですか? Q その結果、どういうことがわかったんですか? Q この不等式はどういう意味ですか? Q 資本主義で格差はずっと拡大してきたんですか? Q 『21世紀の資本』の何が画期的だったんですか? Q こんな専門的な本が、どうしてアマゾン・ドットコムのベストセラー第1位になったんですか? Q ピケティってどういう人ですか? Q アカデミックな評価はどうなんですか? Qこの本はマルクスの『資本論』とはどういう関係があるんですか? Q 大学で学ぶ普通の経済学とまったく違う感じですが、どう理解すればいいんですか? Q ピケティはどういう政策を提言しているんですか? Q 日本とはどういう関係があるんですか? 【主な内容】 第1章 ピケティQ&A 第2章 ピケティをどう読むか 第3章 『21世紀の資本』の3つのポイント
  • 日本人美術家のパリ 1878-1942
    4.0
    19世紀後半から20世紀前半にかけパリを訪れた日本人美術家たちの足跡から、当時の美術界の動向やその中での葛藤を明らかにする。
  • 入門 世界の経済
    -
    1492年のコロンブスのサン・サルバドル島到着は、西洋優位のグローバリゼーションという時代に道を開いた。それは、19世紀のパックス・ブリタニカ、20世紀のパックス・アメリカーナをへて、今に続く。500年余にわたる世界の歴史的発展のロジックを追い、アジア・ブームや日本の「失われた20年」までを俯瞰して、新たな歴史観を問う。 *著者からのメッセージ: 本書は、グローバリゼーション500年(契機は1492年のコロンブスのアメリカ航路到着)を歴史的に俯瞰し、西洋近代(とくにパックス・ブリタニカとパックス・アメリカーナ)を振り返るとともに、そのなかでの戦後アジア経済の台頭を位置づけ、および、日本の国際戦略の歴史的変容を、主題として論述したものです。たまたまほぼ同時に公刊される『世界マネーの内幕』(ちくま新書、2022年3月)の基礎的テキストとして、著者の大きな問題意識の主旋律を、本書からお読みいただければ幸いです。 (※本書は2013/3/31に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • ニーチェ ツァラトゥストラ
    5.0
    『ツァラトゥストラはかく語りき』ほど19世紀の思想に衝撃を与えた書はない。ヨーロッパ近代の精神的危機に対する、ニーチェ思想のすべてが盛り込まれた哲学的叙事詩を、難解な語句をさけ、物語風にまとめた労作。

    試し読み

    フォロー
  • ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒
    3.6
    19世紀の終わり、ニーチェはこの先、2世紀がニヒリズムが徹底されていく過程と予言しました。その予言は的中。あらゆる「真理」の根拠を失った近代人は、ますますおかしな袋小路に閉じ込められるようになりました。政治やJポップ、グルメ、経済などを素材に、「なぜいまの世の中はおかしいのか」を明らかにしていきます。B層=近代を妄信するバカの行動パターンを分析することで、今の時代の病を浮き彫りにします。
  • ネアンデルタール人 奇跡の再発見
    3.4
    1巻1,001円 (税込)
    ネアンデルタール人骨の発見地として有名なネアンデル渓谷は、かつて風光明媚な土地だった。模式標本となった人骨は1856年に渓谷内の「小フェルトホーファー洞窟」で発見されたという記録が残っている。その後、じつはネアンデル渓谷は19世紀の産業革命期に削平され、洞窟自体がなくなってしまった。だがついに発見から143年を経て、奇跡的に地点が特定された! 「再発見」をめぐる研究者たちの熱き物語。

    試し読み

    フォロー
  • ネオ共産主義論
    3.6
    一九世紀、人類の夢を実現する思想として確立した共産主義。しかしソ連の崩壊をきっかけに、今や忘れられた思想と化した。世界的に二極化が加速する今、改めてその意義を考える。
  • ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲
    3.8
    1~2巻704~814円 (税込)
    ロシアで発見されたルーベンスの新作。それを「贋作」と断じる美貌の青年との出会いが、エディスを贋作に宿る怪物との戦いに巻き込んでいく。19世紀末の英国を舞台に繰り広げられる、絵画を巡る冒険活劇!
  • 猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫”120の言葉
    4.0
    19世紀ドイツの街角に哲学する猫がいた― すべての猫は毎日幸せだ。 他者をあてにせず、ねたまない。 ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』著者渾身の新刊
  • 熱帯デルタの農業発展(東南アジア研究叢書) メナム・デルタの研究
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 タイのチャオプラヤ・デルタを対象に、農業生産の基盤としての自然、稲作の実態、そしてデルタの開拓の歴史を明らかにした地域研究。気候・地形・水文・稲作技術など多岐に亙る視点からデルタ農業の歴史的発展を辿り、その全体像を解明する。 【目次】 まえがき 1 チャオプラヤ水系概観 1.1 アジアの中でのチャオプラヤ水系 1 地形学的位置づけ 2 気候学的位置づけ 1.2 チャオプラヤ・デルタ  1 デルタとはどんな所か 2 チャオプラヤ流域の構成 2 チャオプラヤ・デルタの農業景観 2.1 稲作区の設定 2.2 各稲作区の農業景観  1 Rangsit 地区 2 Noi・Lopburi 氾濫原 3 Sena 凹地帯 4 West Bank 5 Bang Pakong 氾濫部 6 沿岸湿地 7 瀕海部 8 古デルタ 9 Dan Chang 扇状地 10 Mae Khlong 扇状地 11 Lopburi グルムソル地区 12 Prachinburi ラテライト地区 小結 3 摸式的にみたチャオプラヤ・デルタ 3.1 地形発達史学的にみたデルタ  1 地形 2 地層 3 地形発達史学的にみたデルタ・モデル 3.2 土壌からみたデルタ  1 地形面と土壌 2 新デルタ細分 3 土壌からみたデルタ・モデル 3.3 水文学的にみたデルタ  1 モンスーン 2 洪水 3 水文からみたデルタ・モデル 4 水理工学的にみた洪水 3.4 植生からみたデルタ  1 環境の指示者 2 植生区 3.5 灌漑・排水工事によるデルタの変貌  1 灌漑・排水事業 2 改造された水利 3.6 稲作からみたデルタ  1 伝統的栽培法 2 最近の稲作 小結 4 開拓史 はじめに:三つの核心域 4.1 アユタヤ期  1 アユタヤ王朝とデルタ 4.2 バンコク遷都後19世紀最末期まで  1 バンコクの発展 2 運河掘削 3 土地利用 4 19世紀後半の稲作 4.3 20世紀前半  1 20世紀初期の状態 2 van der Heide の業績 3 1910年より第二次大戦まで 4.4 戦後  1 古デルタにみる大チャオプラヤ・プロジェクト 2 West Bank の変容 3 戦後デルタの発展の方向 小結 稲作文化史的にみたチャオプラヤ・デルタ――むすびにかえて―― 付論 地域区分と各地区の記載 引用文献 あとがき 事項索引 地名索引 高谷 好一 1934~2016年。地理学者。京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉教授。京都大学理学部卒業。専門は、東南アジア地域研究。 著書に、『多文明共存時代の農業』『湖国小宇宙 日本は滋賀から始まった』『〈地域間研究〉の試み 上下巻 世界の中で地域をとらえる』『地域研究から自分学へ』『多文明世界の構図』『世界単位論』『新編・「世界単位」から世界を見る (地域研究叢書)』『地域学の構築―大学改革の基礎』『新世界秩序を求めて―21世紀への生態史観』『東南アジアの自然と土地利用』『熱帯デルタの農業発展』『マングローブに生きる』『コメをどう捉えるの』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 熱学思想の史的展開1 ──熱とエントロピー
    4.1
    1~3巻1,430~1,485円 (税込)
    ニュートン力学のあとを受けた18~19世紀は、熱をめぐる世紀となった。なぜ熱だったのか? 本書は、科学者・技術者の実験や論理を丹念に原典から読みとり、思考の核心をえぐり、現代からは見えにくくなった当時の共通認識にまで肉薄する壮大な熱学思想史。迫力ある科学ドキュメントでもある。後世が断ずる「愚かな誤り」が実はいかに精緻であったかがじっくりと語られる。新版ともいえる全面改稿の全3巻。第1巻は、熱の正体をさぐった熱力学前史。化学者ラヴォアジェが熱素説の下で化学の体系化をなしとげ、より解析的に熱を取り扱う道が拓かれるまで。
  • 眠れないほど面白い「秘密結社」の謎 フリーメイソン、KKK、イルミナティ……知れば知るほど“衝撃”が走る!
    3.2
    フリーメイソン、イルミナティ、三百人委員会、KKK、テンプル騎士団、ビルダーバーグ会議……世界中の富・権力・情報を牛耳る「秘密結社」のネットワーク、陰謀、人脈のすべて!厚いヴェールに覆われた「秘密結社」のすべてがわかる一冊!★謎と神秘――世界最大の秘密結社「フリーメイソン」★“陰謀の王者”! 悪名高き闇の組織「イルミナティ」★“怪僧”ラスプーチンもメンバー!? 快楽集団「フリスティ」★不気味な白装束! “白人至上主義者”が集う「KKK」★19世紀ロンドンの“オカルトの巣窟”「黄金の夜明け団」★パパ&息子ブッシュなど大統領を輩出!「スカル&ボーンズ」エリザベス女王、オバマ大統領、ブッシュ元大統領、ビル・ゲイツ、ロックフェラー、ケネディ一族、レディー・ガガ……みんな、「秘密結社のメンバー」だった!

    試し読み

    フォロー
  • 九~neuntote~ 1
    完結
    5.0
    19世紀の欧州・ノルウェー。街が吸血鬼の噂で騒ぐなか現れた、雪のように白く透きとおる姿と銀朱の瞳を持つ少女・ノウェム。彼女の目的とは…!?
  • ノートルダム・ド・パリ(上)
    3.0
    パリにそびえるゴシック建築のシンボル、ノートルダム大聖堂をバックに、ジプシーの踊り子エスメラルダと、醜い鐘つき男カジモドをめぐって繰り広げられる中世歴史ロマン。ロマン派の巨匠ユゴーの代表作。「ノートルダムのせむし男」のオリジナル版。19世紀の銅版画の挿絵を多数収録した。

    試し読み

    フォロー
  • 灰かぶりの令嬢【mirabooks版】
    -
    家族のため、この髪を銀貨に換えて。19世紀英国の港町で、清貧のシンデレラに訪れた奇跡――カーラ・ケリー〈海峡の英国紳士〉シリーズ名作の呼び声高い第1弾、新装版で登場! 英国の小さな港町の片隅でエレノアはひもじさに耐えていた。子爵の非嫡出子であるばかりに世間から見放され、宿屋を営む祖母と暮らしているが、半年も客が来ない。ついには長い髪を切って売り払ったとき、港に停泊した船の艦長オリヴァーが宿泊に訪れる。到着するなり体調を崩したオリヴァーを看病したエレノアは、やがて彼の優しさに触れ淡い想いを募らすが、人並みの幸せなど望めるはずもなく……。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハイランドの侯爵の花嫁
    3.5
    さえない令嬢が愛したのは、英国一の美女の婚約者――J・リンジーが19世紀の社交界に奏でる、叶わぬ恋のメロディー。 サブリナ・ランバートは、社交界の誰もが認める壁の花だ。とうに結婚をあきらめ、ひとりで生きていく覚悟を決めた彼女は、とある青年に出会う。燃えるような赤毛、息をのむほどハンサムな彼は、侯爵位を継ぐために英国へとやってきたハイランダー。ぱっとしない顔立ちではなく、心そのものを見てくれる彼に、サブリナは強く惹かれていく。しかし彼は、数日後に英国一の美女と結婚する運命にあった。完璧な二人の間に、平凡な自分が入っていけるはずもない――サブリナは切ない想いを胸に秘め、いい友人として彼に接するが……。
  • ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―
    3.8
    19世紀からアメリカに進出し、日本美術品を大量に販売した骨董商・山中商会。20世紀初には清朝崩壊で大量放出された中国美術の大オークションをニューヨークやロンドンで開くが、日米開戦で莫大な資産を失い、所蔵コレクションは全て売り払われる。歴史の荒波に揉まれて消えた、世界的美術商の知られざる六十年。

    試し読み

    フォロー
  • 白鯨
    完結
    -
    19世紀後半、アメリカの捕鯨船団が世界の海洋に進出していた時代。イシュメル少年は見も知らぬ港町で船をおろされ途方に暮れていた。なんとか古ぼけた安宿を探し、そこで「人食い人種」のクイークェグという男に出会う。聞けば彼も乗り込む船を探していることが分かり、イシュメルとクイークェグは一緒に適当な船を探しに出かける。そんな彼らが乗組員として採用されたのは、白鯨に片足を食いちぎられ、復讐の鬼と化したエイハブが船長の船であった…。白い悪魔と闘う船長エイハブとイシュメルら乗組員たちの運命は…!?ハーマン・メルヴィルの海洋冒険小説「白鯨」を構成・梶原一騎、作画・影丸譲也のタッグで劇画化!!
  • 『白鯨』アメリカン・スタディーズ
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    「世界名作十大小説」に必ず入る『白鯨』。この物語は、魔獣モビイ・ディックへの単なる復讐譚ではない。時空を越えて現れる巨大生物が象徴するものとは何か? ここに19世紀から21世紀へ至るアメリカ文明史を、そしてグローバルな現代史をスリリングに読み解く。新訳相次ぐ現在、アメリカ研究の第一人者が満を持して贈る。

    試し読み

    フォロー
  • 伯爵家に拾われたレディ
    -
    キャンディス・キャンプ 新シリーズ開幕!一文なしの間借り暮らしから、麗しの伯爵邸ストーンクリフへ――19世紀英国に見つけた、めくるめく恋の万華鏡。 ノエルは幼子を抱き、あふれそうな涙をこらえた――愛する夫が急死したうえ、かつて夫を勘当した伯爵家の使いが突然現れ、後継者である息子を買い取りたいと言いだしたのだ。この子は絶対に渡さないと隙を見て逃げだしたノエルは、美しい金髪を短く切り、人目につかぬ地味な装いで各国を転々とする。しかし5年後、忘れもしない、氷のような瞳をした伯爵家の使いカーライルが再び目の前に現れて……。
  • 伯爵家の家庭教師は逃げだした令嬢
    4.0
    1888年、ロンドン。アメリカの大富豪令嬢アレクサンドラは、侍女の服で変装して逃げだした。イギリス貴族と縁続きになりたい母親が連れてくる夫候補はろくでなしばかり。赤ら顔の中年子爵に襲われそうになったアレクサンドラは、滞在していたホテルを脱けでてひとり蒸気船でアメリカに戻るつもりが、財布も乗車券も盗まれてしまう。さらに酔っ払いに絡まれて道路に飛びだしたところを、別の男性にぶつかって気絶してしまった。その男性、肖像画家トーマス・カーライルは倒れた女性を無下にできず、介抱してくれた。やがて彼の妹たちの家庭教師【ガヴァネス】が次々やめて困っていると知ったアレクサンドラは、旅費を稼ぐため、そして富豪令嬢失踪の噂でもちきりのロンドンを離れるため、正体を隠して田舎の地所へ行くことにした。ところが、ただの肖像画家だと思ったトーマスは、実はロングフォード伯爵で……。日本初登場作家のヒストリカル・ロマンス! 著者について 【著者】 シリア・ジェイムズ Syrie James ロマンスと19世紀の文化、とくにジェイン・オースティンを愛する。THE LOST MEMOIRS OF JANE AUSTENSなど多数の著作がある。北アメリカジェイン・オースティン協会の終身会員。脚本家の顔も持ち、アメリカ脚本家組合にも所属している。 【翻訳】 旦紀子 Noriko Dan 東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒。主な訳書に、リン・カーランド『わたしの黒い騎士』『騎士から逃げた花嫁』『乙女と月と騎士』『きのうの星屑に願いを』『夢の騎士にふたたび』『時を越えて乙女に口づけを』『完璧な恋の組み合わせ』『まぼろしの君は夢の中』、ロレイン・ヒース『銀の瞳の令嬢と海を越えて』『伯爵の花嫁の無垢なあやまち』『花嫁の嘘は愛のあやまち』『偽りの祝福は公爵のあやまち』『隻眼の公爵に誓いのリボンを』、アマンダ・クイック『誓いの口づけはヴェールの下で』『琥珀の瞳に恋を賭けて』(以上、竹書房)、レノーラ・ベル『公爵のキスはココアの香り』(集英社)などがある。
  • 伯爵家の事情
    完結
    3.3
    19世紀ロンドン。ケイトは少年のなりをしてロス侯爵の邸に忍び込んだ。「妹を傷つけた男を決して許さないわ」。彼女は緊迫した面持ちで彼に攻め寄る。が、その瞬間、不測の事態が起こる。誤って拳銃で彼を撃ってしまったのだ!更に、介抱のため彼を自邸に連れ帰る途中、人違いだと判明。なら、この魅惑的な男性は一体誰!?
  • 伯爵と秘密の小部屋で
    -
    19世紀初頭、秘密にあふれた英国マナーハウスを舞台に、1冊の本が、薄幸のヒロインを真実の愛へ導く――。 美しき郊外に立つ瀟洒な館、ソーンクリフ。両親らとしばらくそこに滞在することになったクロエは、亡き祖父の旧友から頼まれ事をしていた。館からある1冊の本を捜してきてほしいというのだ。その本があれば祖父の死の謎がわかるかもしれない――そう聞かされ、クロエが図書室を探っていると、同じく館を訪問中のウッドフォード伯爵にでくわす。不幸な生い立ちの伯爵は、見目麗しくもどこか陰のある男。どぎまぎしつつ、あたりさわりのない会話をしたクロエだが、まさか伯爵も同じ本を捜しているとは、そのときは思いもせず……。
  • 伯爵と妖精 1
    完結
    3.9
    19世紀イギリス、妖精が見える少女リディアは亡き母の後を継ぐべく、妖精博士の看板を掲げ修行中の身。しかし、周りには変人扱いされるばかりの日々。 そんな中、大学教授の父親に呼び出されロンドンへ向かうが、その途中不思議な宝剣をめぐる争いに巻き込まれる。 妖精国の領主、青騎士伯爵の末裔を名乗るエドガーに宝剣探しを依頼されるリディア。でも、エドガーは強盗殺人犯の疑いがあって…!?
  • 追伸、奥さまは殺されました
    -
    19世紀ロンドンで大人気の雑誌のお悩み相談コーナーには、恋愛、美容、育児など読者のあらゆる困りごとの手紙が届く。それらに率直な助言をしている謎の人物レディ・アガニの正体は、実は、若き伯爵未亡人のアミリアだった。あるとき、いかにも急いで書いたように見える手紙がアミリアのもとに届いた。そこには、大変なものを目撃してしまったので助けてほしい、とある。自分の正体がばれると伯爵家の名前に傷がついてしまう、けれど大切な読者を放っておくなんてできない……夜に屋敷をこっそり抜け出して、手紙にあった待ち合わせ場所へ行くと、差出人らしき女性の遺体が。警察にすべての事情を話すことができないアミリアは、その場に居合わせたベインブリッジ侯爵とともに、犯人を捜すことに!
  • 伯爵夫人の出自【MIRA文庫版】
    3.0
    こんなにも彩りに溢れた世界があるなんて、知らなかった――19世紀英国に舞い降りたシンデレラ・ストーリー! 煙突掃除人の娘ジェマイマはある日、余興のため貴族の結婚式に呼ばれた。上流階級の人に囲まれ居心地悪く佇んでいたところ優しく声をかけてきたのが、見目麗しいセルボーン伯爵――思わず胸ときめかせるジェマイマだが、もちろん彼は住む世界の違う人。もう二度と会うこともないだろうと思っていた数日後、その伯爵がジェマイマの家を訪ね、あろうことか便宜結婚を申し込んでくる。聞けば亡父の遺言で花嫁を迎えないと遺産が手に入らないらしい。「結婚してもきみはきみ、ぼくはぼくで暮らそう」思わぬ申し出にジェマイマは……。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のMIRA文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 伯爵様は欲情する 1
    完結
    4.3
    全1巻484円 (税込)
    19世紀のイギリス社交界。イケメン伯爵・べレスフォード卿が見初めたのは、メガネ娘のエリザベス!?英国大好きの天音佑湖がおくる、本格英国ラブロマンス!
  • ハジババの冒険 1
    -
    1~2巻2,200~2,310円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 イランの古都エスファハンの床屋の伜ハジババが,生まれついての才気と弁舌,ときに術策を弄して世を渡り,政府高官に成り上がる。19世紀初めのイラン社会を活写する波瀾万丈,痛快無比の小説。第1巻は,生い立ちから刑吏となるまで。解説を付す。

    試し読み

    フォロー
  • はじめての白糸刺繍 ホワイトワークでつむぐ くらしの小物
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 レディたちに愛されてきた伝統のたしなみを あなたの暮らしに取り入れて 「白糸刺繍?ホワイトワーク?とは」 その名の通り、白い糸だけで生み出される美しい刺繍のこと。 ヨーロッパ各地で受け継がれ、それぞれに技法を発展させながら 19世紀末には、上流階級の淑女の教養としても愛されるようになりました。 白い糸から生まれる繊細な陰影と表情は、うっとりせずにはいられないほど魅力的。 身のまわりにあるだけで暮らしを洗練させてくれる刺繍、 それがホワイトワークなのです。 「基本のテクニックだけでトライできます」 紹介するテクニックは基本のものだけにぎゅっと凝縮。 忙しいわたしたちでも挑戦しやすく、 そして現代の生活に取り入れやすく作ったのがこの本。 シュバルム、ドロンワーク、ハーダンガー、ヒーダボー、アジュールを紹介します。 小物のアレンジでは、いくつかの種類の刺繍を組み合わせることで 基本テクニックだけでも本格的な仕上がりにできるよう、ひと工夫。 ひとつだけステッチをマスターすればできる作品も。 初挑戦の人や、一度やってみたけれど難しかったという人にもオススメです。 「ホワイトワークがぴったりの小物たち」 白糸刺繍なら色の組み合わせに困ることもなく シックで上品なセンスを楽しめますよ。 基本的な技法だけで、こんなに楽しめるなんて!という喜びを ぜひ味わって。 小物はどれも甘さひかえめ、シックでモダンなデザイン。 パラソルやクージー、ロゼットなど、今までにない 新しいアイデアがたくさんつまっています。 人気の北欧デザインや、ナチュラルなファッションにもぴったり。 <著者について> 刺繍作家。白糸刺繍教室「白い針仕事」主宰。ホワイトワークに魅せられ刺繍を始める。講師資格取得後、教室、作家活動を開始。現在は吉祥寺のアトリエを中心に、代官山、横浜などで教室を展開。企業カタログの装丁や手芸雑誌など寄稿も多数行う。
  • はじめての地学・天文学史
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球のこと、宇宙のことをそれぞれ別ものと考えるのではなく、同じ一つの流れとしてとらえるため、地学史と天文学史を1冊の本にまとめました。序章で基本的なことを学び、続く第1章では17世紀以前、第2章は18~19世紀まで、第3章では20世紀で、それぞれ地学史と天文学史を時代を追って俯瞰します。大学の教科書ではなく、学習参考書でもない大人が愉しみながら学ぶための本です。
  • 裸足の伯爵夫人【MIRA文庫版】
    2.5
    訪問者は、世間知らずで天真爛漫で、このうえなく魅力的。キャンディス・キャンプの人気作が復刻! 「デュア卿、私と結婚してください」デュア伯爵サイモン・ウェストポートは、付き添いも連れずに屋敷を訪ねてきた娘を興味深げに眺めた。結婚相手は物わかりのよい大人の女性がいい。しかし目の前にいる令嬢チャリティ・エマーソンは、まだ社交界デビューもそこそこのうら若き金髪の娘だ。すぐさま断るつもりだったが、彼女が懸命に語る、いかに自分が便宜上の結婚に適しているかというアピールに、笑みをかみ殺してつい耳を傾けていた――。19世紀後半の華麗なロンドンを舞台にしたチャーミングなヒストリカル・ロマンス、開演! *本書は、MIRA文庫から既に配信されている同タイトルの復刻版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 八十万年後の社会 タイム・マシン【大正翻案版】
    -
    時間を旅する「航時機」を発明した博士は、はるか八十万年後の世界へ飛びたつ。そこは、華奢で美しい「人形人種」と、獰猛で危険な「土蜘蛛人種」とが棲みわける、奇怪な社会であったーー ウェルズの名作『タイム・マシン』を、原著刊行から二十年を経ずして日本に紹介した、黒岩涙香の『八十万年後の社会』が復活! 19世紀末、科学文明発達のかげで貧富の格差が増大する社会への批判もこめて、奔放な想像力で書かれたH・G・ウェルズの『タイム・マシン』。 この名作は、遠く日本で、やはり経済と科学万能の世を慨嘆する黒岩涙香の目に留まる。『噫無情』『鉄仮面』等、さまざまな名作を紹介してきた涙香は、『タイム・マシン』を『八十万年後の社会』と題して翻案する…… SFの古典的名作をいきいきと訳述した涙香の名調子をそのままに、現代かな遣いで読みやすく復刻。【電子・PODオリジナル版】
  • 八番街の探偵貴族 はじまりは、舞踏会。
    4.0
    【助手求む。内勤・外勤・特殊業務あり。髪は茶色、目は黒が望ましい。クレセント私設事務所 所長 L・C】。19世紀、ロンドン。とある事情で求職中だった少女マイアは、新聞に載っていた求人広告に応募した。奇妙な理由で採用されたマイアだったが、そこはレヴィン・クレセントと名乗る、黒髪碧眼の美青年貴族が経営する謎めいた探偵事務所で……? ヴィクトリアン・ミステリー!
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    -
    19世紀のアメリカ南部。何ものにもとらわれない自然児のハックルベリー・フィンは、ダグラスさんの未亡人の家での生活にも、学校の勉強にもうんざり。乱暴者の父親からも逃げ出して、黒人奴隷のジムとともにミシシッピー川を下る旅に出る--。アメリカ文学史上に燦然と輝く名作が、読みやすい新訳でよみがえる! <世界の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>
  • ハッピー・トーク 1巻
    完結
    4.0
    全3巻528円 (税込)
    しゃべるカラスのジャッキーをつれて、ロンドンにきたデイジー・ルイス。彼女は、売られていったマリイを探している。新聞記者のグレンの協力を得て、マリイ探しをはじめるが…!? 19世紀末のロンドンを舞台に、不思議な少女デイジーの、マジカル・ファンタジー、第1巻!!
  • 初恋のラビリンス【mirabooks版】
    -
    一度迷いこんだら、その恋からは抜け出せない。19世紀英国を舞台に繰り広げられる美しくも切ない、身分違いの愛の行く末――キャンディス・キャンプが贈る恋絵巻 没落貴族の娘アンジェラは、使用人の青年キャメロンと恋に落ちた。だが身分違いの関係を周囲は許さず、彼は屋敷を追放され、アンジェラは資産家と無理やり結婚させられてしまう。13年後、夫からのひどい扱いに耐えかね離婚したアンジェラだが、伯爵家の窮状を救うためふたたび意に染まぬ結婚を強いられる。伯爵家の資産を密かに買い占めていたというそのアメリカ人富豪を見たアンジェラは、衝撃のあまり気を失い――。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花婿の約束 1巻
    完結
    3.5
    「父と兄を殺した、あなただけは許せない!」19世紀英国、結婚式が執り行われている教会で、花嫁である貴族の令嬢レクシーは花婿リチャードに銃口を向けた。幼い頃から、ずっと憧れていた幼なじみである彼の裏切りを知ったのは求婚のあと。彼への愛は、そのぶんだけ憎しみへと変わり、レクシーはずっと復讐のチャンスを狙っていたのだ。しかし、彼は落ち着いた様子で彼女に取引きを申し出る。「半年の間に無実を証明しよう。できなければ僕の命は君のものだ--」
  • 花婿の約束 1【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    「父と兄を殺した、あなただけは許せない!」19世紀英国、結婚式が執り行われている教会で、花嫁である貴族の令嬢レクシーは花婿リチャードに銃口を向けた。幼い頃から、ずっと憧れていた幼なじみである彼の裏切りを知ったのは求婚のあと。彼への愛は、そのぶんだけ憎しみへと変わり、レクシーはずっと復讐のチャンスを狙っていたのだ。しかし、彼は落ち着いた様子で彼女に取引きを申し出る。「半年の間に無実を証明しよう。できなければ僕の命は君のものだ――」

    試し読み

    フォロー
  • 花嫁の首飾り
    3.3
    遠い昔、ある貴族が贅を尽くした首飾りを婚約者の令嬢に贈った。愛しあう二人は結婚式を目前に非業の死を遂げ、花嫁の遺恨をまとった首飾りの伝説は数世紀にわたり人々を畏怖させた。それを手にした悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという。そして今トーリィは、その美しい秘宝を盗み出そうとしていた――誰よりも大切な妹を男爵の魔手から守るために。19世紀初頭の英国で花開く豪華絢爛なリージェンシー・ロマンス。

    試し読み

    フォロー
  • 花離宮(1)(コミック・フリル)
    完結
    -
    全2巻550円 (税込)
    19世紀ロンドン。街で骨董品屋を営むナタリーは、今は亡き姉夫婦の忘れ形見ラウルをひき取って育てている。ところがある日、突然ひとりの男性が店を訪ねてきた。尊大で威厳に満ちた彼は、バドーラ王国の第2王子ラシード! 彼はラウルをバドーラ王家の血筋として国へつれ帰ると言い出した。可愛いラウルの存在すら今まで知らなかったくせに、なんて傲慢なの! 怒ったナタリーは絶対に渡さないと決心するが…。傲慢シークと恋に落ちる魅惑のロマンス第1弾。
  • 「ははをたずねて」 ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~
    値引きあり
    -
    【名作絵本のデジタル復刻!】日本が元気だった頃、多くの子どもたちに親しまれてきた厚紙の絵本。美しい絵、文章のリズム、ことばの楽しさ、当時活躍した実力派絵本作家の子どもへの熱い思いが伝わってきます。親から子へ語り継ぎたい名作絵本シリーズ!! 「ははをたずねて」は、19世紀イタリアの作家、エドモンド・デ・アミーチスの名作「クオレ」の中にでてくるお話です。「母をたずねて三千里」というタイトルで覚えている人も多いでしょう。以前、TVアニメになったこともあります。 貧しさゆえに遠い外国(アルゼンチン)に働きに行った母親を求めて旅するマルコ。親切な人もいるけれど意地悪な人もいる厳しい旅路。それでも最後には母に会え、マルコに会えた母は病気を克服して元気になるハッピーエンド。 昔話に比べると長いお話ですが、いったん物語の世界に入り込むと夢中になってしまいます。愛する心とあきらめない心がいかに大切かを教えてくれる名作です。 ※この作品はカラー版です。
  • ハマトンの知的生活のすすめ エッセンシャル版
    4.0
    19世紀のベストセラーから学ぶ、現代にこそ輝く時間術、仕事術、独学術。 自己啓発書の原点ともいうべき名著ハマトンの『知的生活』から、現代人に役立つ部分を精選!  健康の大切さ、時間の使い方、仕事との向き合い方、 お金の考え方、習慣と伝統について、ハマトンの普遍的な教えをわかりやすく伝えます。 ※エッセンシャル版購入者の限定特典「知的生活を志す人におすすめのブックガイド」が、書籍内のQRコードからダウンロードできます。 (「編訳者まえがき」より抜粋) 本書は英国の著述家であり美術雑誌の編集者であったP・G・ハマトンが1873年に刊行した知的生活論、 自己啓発論の世界的名著である『知的生活』から現代人に必要な部分を精選して編訳したものです。 ハマトンの『知的生活』については、渡部昇一氏がベストセラーである『知的生活の方法』(講談社現代新書)を執筆するきっかけとなったことで有名であり、 同氏と下谷和幸氏による翻訳も講談社学術文庫から出版されています。 ただ、残念ながら、渡部氏らによる翻訳本は550ページを超える大著であるため、相当の忍耐力がなければ、なかなか通読することができません。 また、この本は今からほぼ150年前、日本でいえば明治維新直後に書かれたものであるという時代的制約もあるため、 特に「女性と結婚」や「貴族階級と庶民階級について」などハマトンが書いた内容の中には、 現代の考え方にはそぐわないものや、女性蔑視ともとられかねないところも散見されます。 本書では、そうした今の時代にそぐわない、あるいは不適切だと思われるような部分については除き、 知的生活を目指す現代人にとって有益だと思われるハマトン流知的生活論のエッセンスを分かりやすく書くように努めました。 ハマトンにとって知的生活とは、それによって得られる具体的な研究成果ではなく、 何よりも人間としての正しい生き方や、世の中の真理を希求するという生活全般に対する心的態度のことでした。 本書がそうした心的態度、さらには知的生活全般に対する皆様の関心を刺激する一助になることができれば、筆者にとってこれ以上の喜びはありません。 <目次> 第1章 「知的」とはどういうことか 第2章 健康こそが知的生活の基盤 第3章 仕事に打ち込むことが人生を豊かにする 第4章 知識があるだけでは知的とはいえない 第5章 学びの目的を定める 第6章 時間を効率的に使う 第7章 外国語の勉強は本当に必要か 第8章 計画的に読書する 第9章 お金とうまく付き合う 第10章 習慣を疑え 第11章 知的生活を維持できる関係を築く
  • 遙かな森の天使
    4.0
    連続殺人鬼がロンドンを震撼させていた19世紀末の英国。森のコテージで大切に育てられた孤児アリーは美しい女性に成長していた。後見人であるスターリング卿の城へ向かう途中、アリーは黒い覆面をした盗賊に襲われる。だが彼女の名前を聞いた盗賊は、なぜかアリーをそのまま解放した――彼女の心だけを奪って。城に着いたアリーは、自分に婚約者がいたことを知らされる。驚愕の事実に戸惑う一方で、心ならずも盗賊に惹かれ、葛藤するアリー。世間の喧噪から守られた穏やかな日々は終わり、激しく揺れ動く運命の扉が開かれた。
  • 遙かな森の天使【MIRA文庫版】
    -
    知らぬ間にさだめられていた伯爵家子息との婚約。だが心は黒ずくめの男に奪われ――19世紀末英国、波乱の恋。 森のコテージで大切に育てられ、いまや美しく成長した孤児のアリー。ある日後見人スターリング卿に呼ばれ馬車で城に向かったアリーは、覆面をした黒ずくめの男に襲われる。最近世間を賑わせている、富豪から金品を盗んでは貧しい民衆に与えるという追いはぎだ。だが男は、恐怖に震えながらも果敢に立ち向かうアリーを面白がり、しかもなぜかアリーの名前を聞くとすんなりと彼女を解放した。謎めいた男のことが頭から離れないアリーだが、動揺に追い打ちをかけるように城に着いてまもなく、自分に婚約者がいることを聞かされ……。 *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品と同作品になります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 犯罪精神病
    -
    『性愛公会議』により風俗壊乱罪で故国を追われ皮肉にも精神病院で逝ったパニッツァの本業(?)=19世紀精神病学たる奇書。全集個人訳までしたタネムラ偏愛の作家。遺訳稿。
  • 反哲学史
    4.3
    ニーチェによって粗描され、ハイデガーによって継承された「反哲学」は、西洋2500年の文化形成を導いてきた「哲学」と呼ばれる知の様式を批判的に乗り越えようとする企てである。この新しい視角を得れば、哲学の歴史も自ずからこれまでとは違って見えてくる。古代ギリシアから19世紀末にいたる哲学の道筋をたどり直す「反哲学史」。講談社学術文庫『現代の哲学』の姉妹編。
  • ハーバート・スペンサー コレクション
    4.0
    19世紀、日本をはじめ世界中に圧倒的影響を及ぼしたスペンサーは、20世紀に入ると、社会的ダーウィニズムを唱えた弱肉強食の冷酷な思想家として激しい批判にさらされ、忘却された。しかし、そうした理解は正当だろうか? 否。自由の意味を根源から問うたその議論は、いまこそ再評価されるべきである。本書では、彼の思想の核心を伝える論考を精選して収録。そこからは国家の強制による福祉ではなく、個人の自発的な意志に基づく協力の原理を探究し、社会的弱者への慈悲を説いた姿が浮かび上がる。国家を無視する権利まで容認する、その徹底した自由の理論を詳らかにする。文庫オリジナル編訳。
  • ハーフムーン街の殺人
    値引きあり
    3.7
    CWAヒストリカル・ダガー賞最終候補作! 舞台は19世紀末ロンドン。シャーロック・ホームズが活躍した時代――。 ウェストミンスター病院の解剖医助手レオ・スタンホープは、真面目に職務に励み、週に一度、娼婦・マリアの元へ通うことを楽しみにしながら、日々を送っていた。 レオは牧師の娘として生まれたが、15歳で家を出てからは男として生きてきたトランスジェンダーだった。トランスジェンダーは、露見すれば刑務所か精神病院送りと決まっていた。 そんなレオにマリアは普通に接してくれ、いつしかマリアと恋人になることをレオは夢見ていた。 ところが、やっとの思いで観劇デートを取りつけた約束の晩にマリアは現れず、翌日遺体で発見される。レオは警察に連行され、刑事からマリア殺しを白状するよう迫られる。否認したレオは留置場に入れられた。 突然、レオは釈放される。刑事によれば上からの命令だという。 マリアの葬儀に出向いたレオは、そこで産婆のマダム・モローと出会う。 モローはマリアが軍の将校の男とつき合っていたようだと話す。レオの真犯人探索が始まる。 2019年CWA(英国推理作家協会賞)ヒストリカル・ダガー賞、最終候補作。 ヴィクトリア朝ロンドンを流れる黒く濁ったテムズの悪臭さえ立ちのぼってくるような、ほの暗い歴史スリラー!
  • ヴァムピール特別編 KING AND BARON+(1)
    完結
    3.9
    近未来ネオ吸血鬼ストーリー『ヴァムピール』からのスピンオフ・ストーリー! 本編では肉体を持たぬヴァムピールとして暗躍する「男爵(バロン)」が、まだヒトの体に宿っていた頃の物語。舞台は19世紀末ヴィクトリア朝のロンドン、絢爛と退廃、光と闇が同衾する街……。「男爵」と奇妙な因縁で結ばれた巡査部長・マイアズ(通称キング)、真正の吸血鬼・アシュレイ卿……人外の者達が織りなす"世紀末吸血鬼譚"!
  • バイロン詩集
    -
    18世紀末から19世紀初頭にかけてのヨーロッパの激動期、不世出の詩人と仰がれて活躍したイングランドの貴族出身のバイロン。長編物語詩「チャイルド・ハロルドの遍歴」などを発表してロマン派の旗手となったが、オスマン帝国からの独立をめざしたギリシア独立戦争に加わり、病に倒れた。「最初の近代人」といってもよいバイロンの詩は、今日のわれわれにも共感できる。
  • バウムクーヘンの文化史 パン・料理・菓子、越境する銘菓
    -
    いま日本では、菓子店やコンビニなどで、様々な種類のバウムクーヘンを気軽に食することができる。中央に穴が空き、「年輪」に見立てられるユニークな形状のこの菓子は、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのだろうか。 ドイツでの文献をもとにパンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたバウムクーヘンの来歴を明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるようになるプロセスについて考察する。さらに各時代のレシピや焼成法を史料から読み解きながら、当時の素材や形状、色、味についても丁寧に紹介する。加えて、第一次世界大戦を期にもちこまれてから現在まで、独自の発展を遂げた日本のバウムクーヘンにも光を当てる。 「パン職人と焼き菓子」「宴会料理との関係」「年輪の誕生」など、バウムクーヘンをめぐるエピソードをふんだんに織り込みながら、多くの人々に愛されるバウムクーヘンの歩みをたどる異色の文化史。歴史的に貴重なレシピの和訳や図版も多数所収。
  • バジル氏の優雅な生活 1巻
    完結
    4.7
    全5巻600~620円 (税込)
    19世紀、英国社交界一のプレーボーイ、バジル・ウォーレン卿。一度恋した女性の顔と名前は誰一人として忘れない彼のまわりには素敵な出来事が起こり…!?
  • 薔薇のレディと醜聞 1【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    両親亡きあと、伯母夫婦のもとに身を寄せていたグレースは、社交界デビューのためロンドンへ向かっていた。道中、名門貴族だがハンサムな放蕩者として有名なルシアン・セントクレア卿と同じ宿に泊まることになるが、その晩、彼が間違えてグレースの寝室に入ってきてしまう。しかも、その現場を伯母に見られてしまったからさあ大変! 名誉のために、ほとんど見ず知らずの彼と婚約しなければならなくなり…。原ちえこが贈る19世紀ヒストリカルロマンス第1弾♪

    試し読み

    フォロー
  • 薔薇窓の下
    完結
    3.5
    全1巻880円 (税込)
    19世紀大英帝国。執事見習いの東洋の少年・李悠と、旦那様であるリチャード・バーンスタイン伯爵は、世間には秘密の恋人同士でした。お屋敷が全てだった李悠に、男の友人ができた事を素直に喜べないリチャード。関係を疑われたと知った李悠は怒ってお屋敷を出てしまったのですが…。主人×執事見習いのお屋敷ラブストーリー第4弾。
  • 万博の歴史~大阪万博はなぜ最強たり得たのか~
    値引きあり
    4.5
    歴史を紐解きながら万博の本質と課題に迫る。 19世紀半ばにロンドンで生まれ、近代化を競う欧米列強が推進した「万国博覧会」は、世界最大の国際イベント・最強のコミュニケーションメディアとして国際社会に君臨してきました。万博は日本がもっとも注力してきたイベントでもあり、1970年の大阪万博は戦後日本の一大エポックとしていまも日本人の記憶に深く刻まれています。しかし社会環境の変化と制度疲労が重なる状況下にあって、これまでなんとか持ちこたえてきた万博も、いまはかつての輝きを失い、歴史的な岐路に立っています。このまま老衰を迎えてしまうのか、あるいは再生を果たすのか。その命運はまもなく決するでしょう。 万博という史上初の国際イベントがなぜ、どのようにして生まれ、どんな役割を担ったのか。 その後どのように発展し、どのような問題に直面し、どのように乗り越えてきたのか。 そしていま、いかなる事態に直面しているのか。こうした問題について通史的に読み解きながら、現状の問題と課題をさぐり、今後の展望と可能性を考えます。 それはそのまま「大阪万博がなぜあれほどの強度を持ち得たのか」に対する回答にもなっています。
  • パラケルススの娘 1
    3.0
    19世紀。主人公・遼太郎は当主の命令を受け、悲しむ義妹を残したままロンドンへ渡る。着いた早々に全財産が入ったトランクを盗まれてしまい、途方にくれる遼太郎が見たものは……羽のついた猿!? そいつが盗まれた紹介状を持っているからさらにオドロキ。遼太郎が猿を追うと、猿はテラスにたたずむ謎の少女のもとへと飛んでいくのだった……。ロンドンで起こる怪事件。非科学的なことが嫌いな落ちこぼれ「坊ちゃん」と、男装の少女魔術師が織りなす本格ファンタジーがここに開幕!

最近チェックした本