作品一覧 2022/12/14更新 量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか 試し読み フォロー アインシュタイン26歳の奇蹟の三大業績 試し読み フォロー 宇宙創成から人類誕生までの自然史 試し読み フォロー 現代物理の世界がわかる : アリストテレスの自然哲学から超弦理論まで 試し読み フォロー 今度こそわかる重力理論 試し読み フォロー 今度こそわかるファインマン経路積分 試し読み フォロー 新・単位がわかると物理がわかる 試し読み フォロー 数学が解き明かした物理の法則 試し読み フォロー なっとくする量子力学の疑問55 試し読み フォロー はじめての地学・天文学史 試し読み フォロー はじめて読む物理学の歴史 試し読み フォロー 物質の究極像をめざして 試し読み フォロー プリンキピアを読む ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか? 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 和田純夫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか 和田純夫 2022年ノーベル物理学賞が、ベルの不等式にまつわる量子力学の実験的検証とその成果に与えられたことは記憶に新しい。 一般に「量子もつれ」と呼ばれる、私たちが日ごろ当然のように理解している物体の存在の仕方を根底から否定するような、微視的空間における存在の振る舞いかたが遂に実験的に示されてしまった。 ...続きを読むこれは、私たちが日ごろ感じている存在に対する「在る」という認識が根本的に誤りであることを示唆している。少なくとも微視的な(つまりミクロレベルでの)世界では。 しかし、私たちの身体も身の回りのモノもすべては無数の原子の組み合わせから成っている以上、 私たち自身の存在のしかたもまた量子力学と切り離すことはできない。 存在する、とはどういうことか? その答えを筆者は「量子力学の多世界解釈」という観点から丁寧に解説し、紐解いていく。 これは少なくとも現段階では複数ある解釈の一つに過ぎず、科学的にエビデンスが得られた内容ではない(そもそも科学的にエビデンスを得ること自体が可能かどうかさえ疑わしい)のだが、 存在理解について大きなヒントを与えてくれる書であることは間違いない。 量子力学の研究成果がもたらした最大の功績は、 従来の私たちが日ごろから信じて疑うことのなかった“存在そのもの”の認識について「コペルニクス的転回」を余儀なくさせたところにある。 そのエッセンスを数式に頼ることなく平易に実感させてくれる良書。 ただし、コペンハーゲン解釈に対して批判的な立場を取る著者による説明であることに注意を要する。 私にとっては多世界解釈のほうが個人的に納得感が強いので好感が持てたが、必ずしも科学的に公平に書かれた解説書とは言い切れないと感じた。 Posted by ブクログ 量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか 和田純夫 総じて、前半は前期量子論の復習になるように思われた。高校物理だと、普通、一貫校でない限りは、高校3年の2学期頃に行うと思われる、原子分野(大概が前期量子論)であるが、時間がないので大概飛ばしがちであり、難しいテーマであるため体系的に学べないことにより微妙に勉強しづらい分野でもある。古典力学や古典電磁...続きを読む気学のようにあまり時間をかけて履修しないので、こういう本で復習するのもありかと。それにしても、電子の粒子と波の二重性については観測者の出方によって変わるということが信じがたい方もおられると思うが、その解釈については見ていないときは確率的な波として存在し、見ると一つの点に収束し粒子としてふるまうという、いわゆる「コペンハーゲン解釈」ということで一応棚上げされているが、「コペンハーゲン解釈」も当時の哲学(考え方)に影響を受けているらしく、現在ではそれが変わってきているようである。もう少し探究したい分野である。 Posted by ブクログ 量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか 和田純夫 コペンハーゲン解釈を真っ向から否定、確率を否定する。宇宙が再び決定論に戻る(但し選べない)のがとても面白かった。Qビズムもとても気になる。まるで人間原理だ。 Posted by ブクログ 量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか 和田純夫 わかりやすい(わかったとはいっ 現代物理学の本は数冊、一般向けの新書を読んだだけだがこの本はとてもわかりやすかった(わかったとは言ってない) 著者はとにかくイメージしやすい様わかりやすい様に気を配ってくれてるし、良いタイミングで振り返りを入れてくれる配慮もあって助かります 好奇心をくすぐってくれる本で、自分の様に普段こう言った...続きを読む学問と無縁の方にもお勧めしたいです pinkmoon プリンキピアを読む ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか? 和田純夫 [ 内容 ] ニュートンが17世紀に著した『プリンキピア』は、運動の法則や万有引力を基に自然界の仕組みを明らかにし、近代科学の出発点となった。 図形を使った幾何学的な手法で力学の様々な疑問を証明したニュートンのアプローチは、現代人が読んでも素晴らしく、その天才ぶりに驚嘆させられることだろう。 科学史...続きを読む上、最も有名な本のひとつである『プリンキピア』の醍醐味を味わう1冊。 [ 目次 ] 第1部 プリンキピアとは(プリンキピア誕生まで 知識に関する時代背景 「世界の体系」への道?プリンキピア第3編前半) 第2部 プリンキピアの諸定理(用語の定義と運動の基本法則 第1編Section1 準備 第1編Section2 向心力と面積速度一定の法則 第1編Section3 ケプラーの法則の証明 第1編Section6~8 時刻と位置 第1編Section9 軌道自体が回転する運動 第1編Section11 2体問題・2体問題 第1編Section12 大きさのある物体の重力 第1編Section13 球状でない天体の引力-ニュートンの積分 第2編Section1~9 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動 第3編 命題18以降 終わりに) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ] Posted by ブクログ 和田純夫のレビューをもっと見る