あらすじ
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ニュートンが17世紀に著した『プリンキピア』は、運動の法則や万有引力を基に自然界の仕組みを明らかにし、近代科学の出発点となった。図形を使った幾何学的な手法で力学の様々な難問を証明したニュートンのアプローチは、現代人が読んでも素晴らしく、その天才ぶりに驚嘆させられることだろう。科学史上、最も有名な本のひとつである『プリンキピア』の醍醐味を味わう1冊。(ブルーバックス・2009年5月刊)
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ニュートンが17世紀に著した『プリンキピア』は、運動の法則や万有引力を基に自然界の仕組みを明らかにし、近代科学の出発点となった。
図形を使った幾何学的な手法で力学の様々な疑問を証明したニュートンのアプローチは、現代人が読んでも素晴らしく、その天才ぶりに驚嘆させられることだろう。
科学史上、最も有名な本のひとつである『プリンキピア』の醍醐味を味わう1冊。
[ 目次 ]
第1部 プリンキピアとは(プリンキピア誕生まで 知識に関する時代背景 「世界の体系」への道?プリンキピア第3編前半)
第2部 プリンキピアの諸定理(用語の定義と運動の基本法則 第1編Section1 準備 第1編Section2 向心力と面積速度一定の法則 第1編Section3 ケプラーの法則の証明 第1編Section6~8 時刻と位置 第1編Section9 軌道自体が回転する運動 第1編Section11 2体問題・2体問題 第1編Section12 大きさのある物体の重力 第1編Section13 球状でない天体の引力-ニュートンの積分 第2編Section1~9 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動 第3編 命題18以降 終わりに)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
偉人の書いた有名な著作を、ここまで簡潔にまとめられているのに感嘆しました。ページ数も250ほどと短く、掲載するべきところとしないところの区別がはっきりとしていて、とても好感です。
ところどころ、文が変だったりボールド体が途中で切れてたりしていて不自然なところ(校閲ミス?)はありましたが、そんなことを差し引いても大満足です。ちなみに、解説を読んでも「ん?それ成り立ってるか?反例ある気がするなぁ」となる命題もありました。私の知識不足かもしれません。
以後、内容について。
冒頭にも述べられていたように、慣性と力の作用を2つの力として作図する方法が面白いなと思いました。特にこの作図の仕方は、全編通して繰り返し表れます。
今回は初めてということで、証明はただ頭の中で読み上げるだけ、といった読み方をして、結論にフォーカスしていました。
ということで今から、プリンキピア本体を読んで、気になる命題の証明を追ってみます!
Posted by ブクログ
微分方程式などを全く使わず、幾何学のみを用いて力学を論じています。
とても丁寧に解説がなされているため、面倒な数学的知識は無用で簡単に読めます。