青山直篤の作品一覧 「青山直篤」の「デモクラシーの現在地――アメリカの断層から」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 デモクラシーの現在地――アメリカの断層から 4.0 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 1巻2,970円 (税込) 「相互的な(reciprocal)……これがものすごく大事な言葉だ」(序章より)。2018年4月、日米首脳会談後の会見で、トランプ大統領はこう言った。かつて福沢諭吉も説いたこの言葉こそ、戦後の日米関係がはらむ矛盾を照らし出すものだった――。著者は、2018年4月から22年3月までの4年にわたり、朝日新聞の経済・通商担当特派員として、米中貿易戦争、コロナ危機、連邦議会襲撃、ロシアのウクライナ侵攻などに揺れるトランプ・バイデン政権期のアメリカを追った。変化の底流を探るべく、19世紀フランスの思想家トクヴィルの観察記『アメリカのデモクラシー』を手がかりに、貿易戦争の荒波をかぶる大豆農家、「幽霊病院」で再生をはかる旧炭鉱街、日米協力が深化する多国籍の半導体メーカー、河港プロジェクトに挑む全米一人口が減った町など、さまざまな「断層」の現場を訪ねる。その傍ら、米通商代表部(USTR)のR・ライトハイザーや「エレファントカーブ」で知られるB・ミラノヴィッチ、ノーベル経済学賞を受賞したA・ディートンなど数多くの当局者や識者とも対話を重ねた。〈草の根〉の人々と〈鳥〉の視点で考える識者らの取材をへて見えた、〈デモクラシー〉の可能性とは?激変する超大国の肖像を通し、「存在の根幹にアメリカが深く関わる国」日本の針路をも問う、深層報告の決定版。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 青山直篤の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> デモクラシーの現在地――アメリカの断層から ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 「トランプは問題の根源ではなく、その表出に過ぎない」は同じ朝日記者金成隆一の著書などよくある視点だが、それを資本主義による民主主義の危機と、それに対抗するアメリカ市民の根強さという対立項に読み替え、研究者、政策担当者、政策ブレーン、地域の人「助けがあろうがなかろうが、生き残る」まで抜け漏れなく取材している掘り下げが良い。連載「断層探訪」が下敷きになっている。時事を否応なく追わなければいけない記者の立場と、マクロとミクロのどちらにも偏らない語り口が噛み合っている。 0 2023年02月26日