作品一覧

  • ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?
    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    【紹介記事掲載情報】 2021年8月28日 日本経済新聞(書評)『ホワイト・フラジリティ ロビン・ディアンジェロ著 「人種差別は白人の本質」喝破』評者:渡辺靖(慶応義塾大学教授)氏 2021年7月24日 朝日新聞(書評)『ホワイト・フラジリティ』評者:生井英考(立教大学アメリカ研究所所員)氏 【内容紹介】 私は差別などしない――だが、それは真実か? 私は相手の肌の色など気にしない。人格で判断すべきと分かっているから――だがこうした差別の否認は、白人の心の脆さ(ホワイト・フラジリティ)と特権を示しているだけだ。マジョリティ誰もが人種差別主義(レイシズム)を抱える根拠と対処法を明示し、米国で大反響を巻き起こしたベストセラー。
  • 大学生がレイシズムに向き合って考えてみた【改訂版】――差別の「いま」を読み解くための入門書
    5.0
    1巻1,408円 (税込)
    身近なことからそもそもの概念、アメリカの奴隷制まで――レイシズムをめぐるさまざまな「問い」にアメリカ史ゼミの学生たちが歴史を紐解き、真摯に向き合った、レイシズムを学ぶための「超」入門書。読書案内をもさらに充実させた待望の改訂版。
  • 「ヘイト」に抗するアメリカ史
    5.0
    1巻2,640円 (税込)
    日本を問い直すためのアメリカ史! トランプ大統領の登場によってアメリカのマジョリティの潜在的な 特権的地位の存在が改めて意識された。 本書は歴史的視座を重視して、 現代が抱えるマジョリティにとっての「他者」たちからの「脅威」による 「被害者」意識の発露としての行動を検証し、自覚されない〝特権〟と 差別意識払拭への可能性、レイシズムと不平等の問題を考える。 同時に日本にも通底する差別の構造を照らし出す。 アメリカの「いま」、日本の「いま」を理解するための歴史認識の架橋! 目 次 序  「ヘイト」の構造を歴史的に問い直すために 兼子歩(明治大学准教授) 第1章 差別と「逆差別」は同じ差別なのか?      ――誰が誰をどのような力で抑圧しているのかを見極める                       大森一輝(北海学園大学教授) 第2章 ともに生き延びるということ――不可視化の暴力と先住民族の抵抗                         石山徳子(明治大学教授) 第3章 黒人奴隷制の歴史を問い直す――奴隷制と人種資本主義の世界史                         貴堂嘉之(一橋大学教授) 第4章 負けた戦争の記憶          ――南北戦争後の南部における「失われた大義」と           人種・ジェンダー・階級    兼子歩(明治大学准教授) 第5章 記憶の抑圧と歴史の書き換え――タルサ人種虐殺を例に                         坂下史子(立命館大学教授) 第6章「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」──排外主義への誘惑                           南修平(専修大学教授) 第7章 アジア系ヘイトの歴史と現在        ――コロナ黄禍論とアジア系の体験から見るアメリカ社会                         和泉真澄(同志社大学教授) 第8章 刑罰国家化時代の移民行政――「非合法外国人」と「外国人犯罪者」              という移民像   佐原彩子(共立女子大学准教授) 第9章 辺境都市から先進都市へ――グローバリズム時代の    オレゴン州ポートランドとその歴史的背景 土田映子(北海道大学准教授) 第10章 クオータはなぜ嫌われるのか――割当と平等をめぐるアメリカ現代史                         南川文里(同志社大学教授) 第11章 ミレニアルズとZ世代――あらたな世代政治の誕生とアメリカ社会                        梅﨑透(フェリス女学院教授) 第12章 国際人権レジームとアメリカ例外主義――国際人権の歴史のなかの              アメリカ、そして日本 小阪裕城(釧路公立大学講師) 第13章 アメリカ人権外交の欺瞞――不可視化されてきたアメリカの暴力                         三牧聖子(同志社大学准教授) 第14章 声を上げる理由・耳を傾ける理由――被爆者運動と日本社会                           川口悠子(法政大学教授) 編者あとがき                    貴堂嘉之(一橋大学教授)
  • 南北戦争の時代 19世紀
    -
    1巻1,056円 (税込)
    国際秩序の中で「帝国」化しつつあったアメリカを,未曾有の内戦が引き裂いた.連邦を二分した内戦の実態を,奴隷制,政治秩序などをめぐるさまざまな対立軸とともに描く.再建のなかの国民の創造と,「奴隷国家」から「移民国家」への変貌,そして金ぴか時代へ.一国史を越える視座から長い一九世紀を捉え,光と影が交錯する道程をたどる.

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  • 移民国家アメリカの歴史
    -
    1巻1,056円 (税込)
    アメリカ合衆国は「移民の国」──誰もが口にするこの国のかたちは、いかに形成され、どう変貌してきたのか。移民を近代世界のグローバルな人流のなかに位置づけ、また日本や中国などアジア系移民の歴史経験に着目して、アメリカ史をとらえなおす。トランプ政権下で揺れ動く〈いま〉を考えるためにも求められる、歴史的視座。

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ユーザーレビュー

  • 大学生がレイシズムに向き合って考えてみた【改訂版】――差別の「いま」を読み解くための入門書

    Posted by ブクログ

    レイシズムって何?と思ったときの最初の1冊目におすすめ。読みやすくてわかりやすい。日本に人種差別はそんなにないでしょと思ってる人にぜひ読んでほしい。

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    2025年08月02日
  • ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?

    Posted by ブクログ

    差別されている人達から見れば、所詮は優位に立つ白人の言うことで、特に目新しいことではないかもしれないが、著者の問題提起は少なくとも白人の側から無意識化された差別意識あぶり出して、自分たちの差別的言動への理解を深めていこうとする真摯な努力が見られるように思う。先入観は生きてきた年数だけの経験から育まれているので、そう簡単に払拭できるものではないということを、肝に命じておきたい。

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    2023年12月17日
  • ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?

    Posted by ブクログ

    レイシズムという社会制度について説明している
    特権がある側の立ち居振る舞いが、制度の在り方に関わる点は能力主義と共通しているように感じる。
    レイシズムが課題であること自体は当然知っていものの具体的な内容については無知だったので、何が問題なのか/なぜ問題なのかをイチから知るきっかけになった

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    2022年10月11日
  • 「ヘイト」に抗するアメリカ史

    Posted by ブクログ

    「今」全ての日本人が読むべき本だと思った。

    内容はタイトル通り、もちろん「ヘイトに抗するアメリカ史」である。
    なぜトランプ元大統領が一部のアメリカ人に熱狂的に支持されたのか?逆差別は本当に差別なのか?BLM(ブラック・ライブズ・マター)運動について、移民問題について、ヘイトはなぜこんなにも根強いのか?…などなど、ニュースでよく見る、けどなぜそんな運動が起こっているのか深くはわからない、そんな疑問だらけのアメリカ史におけるさまざまな問題を、アメリカ史に詳しい専門家たちがさまざまな視点から詳しく、分かりやすく論じる。
    このさまざまな視点から「ヘイトに抗するアメリカ史」について学べるのが本書の良い

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    2022年07月03日
  • ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?

    Posted by ブクログ

    本書は「白人の心の弱さ」という著者の白人性研究の中で培われた概念をベースに、現代の人種差別の形を非常に明瞭に指摘する著作です。
    人種の差が無いかのように振る舞い、「私はレイシストでは無い」と言うリベラルな人々はレイシズムという制度の中で社会化された自らを顧みることなく、レイシズムを無かったことにしてしまうという議論はレイシズムに限らず、女性差別、外国人差別、障害者差別、LGBT差別など全ての差別に通ずる議論です。
    「私は一切差別をしない」と考えている人がいかに多く、それを指摘して話し合うことがいかに難しいかは日本にいても女性差別や障害者差別等の場で日々体験していることです。自分もまた差別的行為

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    2022年05月17日

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