短歌作品一覧

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  • 歌集 いのちの名
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    1巻1,144円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いのちの名 あなたにキミに 願い込め パパママ祈る 幸多かれと 「両親の愛」と「自分の成長」をテーマに、あたたかく、ときにおちゃめな言葉で紡ぐ、二つのエッセイと九十の短歌。

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  • 歌集 風音
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    1巻1,232円 (税込)
    黒土に蕾の押し合う福寿草日向に黄金の光あつめる 鬼灯の青き袋を手に摘みてぽんぽんと鳴らす夏の末かな はろばろと黄金の穂を垂る稔田に太古のままの月満ちて照る (「季節のうた」より) 本作は、著者にとって8作目となる短歌集。旅先での光景や、著者が暮らしている町での出来事など、何気ない日常について綴った珠玉の短歌が200首以上収められている。移りゆく季節や、変化し続ける町並みの中でも、決して変わることのない美しい景色や人の温かさ。そんな日常を彩る小さな幸せの一瞬が、この一冊に詰まっている。ページをめくれば、あなたのもとに優しい風を運んでくれるだろう。

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  • 歌集 幸せはいつもこわれそうなの。
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    「愛する人を素直に愛し続けて欲しい」というメッセージが三十一字に結実された、はじめて短歌に触れる方にもおすすめのやさしい歌集。 少女時代に恋をして過ごし、大人と呼ばれる年齢になり愛を知り、愛にやぶれて。気がつけば自分を生み出してくれた高齢の両親との別離を経験しはじめている、70年代生まれの方々は特に刺さる内容。
  • 歌集シンデレラボーイなんかじやない
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    1巻1,100円 (税込)
    馬鹿ならば馬鹿とでも言へ ――青春時代の大半を費やした短歌という形式にけじめをつける 1989年からの8年間、並びに2010年の約1年間の間に詠まれ、まとめられた短歌の作品群を収録。 潰れぬ幸食はれぬ不幸併せ持ちトマトは坂を転がり続く 少年は男とならむ吸ひ差しの煙草の匂ひゆるくまとひて 街中に種と見紛ふ石ころの芽を生やさむとする振りをせり 埋めらるるものを待ちゐてぽつかりと穴貪欲に己を開く 半月の形にあらず幼子はこれは西瓜ぢやないと泣き初む 【目次】 転がるトマト(初期歌篇 雑歌) 答案の束 ことばなくとも 小さき狂言師 シンデレラボーイなんかじやない 水しぶき 背もたれの無き椅子(二〇〇六年) 程良き狭さ(二〇〇七年) ほろろと溶けて(二〇〇八年) 免罪符(二〇〇九年) あとがき 【著者】 小早川忠義 1969年11月生まれ。 1989年短歌を詠み始める。 1996年短歌を辞める。 2006年俳句を詠み始める。 2008年『童子』入会。辻桃子に師事。 日本伝統俳句協会所属。 句集に『光れ光れ』
  • 歌集 じゃんけんできめる
    4.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 類まれな想像力と繊細な洞察力。 朝日新聞内の短歌投稿欄「朝日歌壇」にて、2012年ごろより常連として掲載され「とても沁みる」と話題の母子3人による初短歌集。 聡介さんが小学一年生の時に詠んだ短歌は、2022年「折々のことば」にても選出され、注目が集まりました。 圧倒的な鮮やかさで世界を表現し、朝日歌壇に累計250回以上選ばれている親子の短歌から、約430首を厳選して掲載。 【母・聖子の歌】 新しい教祖のように迎えられ麩をちぎる子に鯉のざわめく 【姉・葵の歌】 弟の「ん」はいったんもめんだよ夜になったらとんでいきそう 【弟・聡介の歌】 ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい 学校生活での驚き、発見、家庭内で感じた喜び、寂しさ――「短歌」の形になることで、詠み手の一瞬の感情が、時間を越えて読者の手元で解凍されます。 3人の歌は2012年から2022年までの年ごとに並んでおり、 姉弟が短歌とともに成長している様子にも心を揺さぶられます。 巻末には、自宅で創作に励む子供たちの日常を取材したインタビュー記事も収録。 (底本 2022年9月発売作品)
  • 歌集 続 北極星(にぬふぁぶし)
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    1巻891円 (税込)
    家族への愛、自然とのふれあい、旅の思い出、老いの自覚をテーマにして、巧みな比喩と時空を超える想像力で感性豊かに詠った281首の短歌集。「豪雨止むライトブルーの秋空にマンタとなりて吾漂わん」「早朝に初老の男塵拾う白浜に散る若さの残骸」「朝日受け煌めきそよぐ公孫樹見上ぐる妻に黄葉がそそぐ」「苔を踏みまた参り来し秋篠寺古老が守る色あせし堂」などが収録されている。
  • 歌集 旅のしらべ・四季を詠う
    -
    1巻1,232円 (税込)
    季節に誘われ土地を巡る尊きいのちを三十一字に込める 最北の地で懸命に生きるウトウ 渚を目指していっせいに駆ける子亀 曇りなき目で見つめたいのちの輝きを綴る短歌集

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  • 歌集 花の影
    -
    可憐に咲く四季折々の花が、そっと心に寄り添う 春近し裸木ゆらし吹く風が早く芽吹けと生命を送る 患者きれふと戻りたる控え間にそっと置かれし湯気たつ茶碗 日だまりに孫吹くリコーダーくぐもりぬヒヨドリも聞く冬の窓越し (「歌の部」より) 医師として、多くの命と向き合ってきた著者が綴る、日常、仕事、家族のこと――。 本書では、著者が趣味で書き溜めた短歌を一冊にまとめた。季節の歌や旅の歌に加え、 本業である医者としての日常や患者との出会いなどに関する歌も収められている。 300首余りの短歌に、温かな生命が宿る。

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  • 歌人紫宮透の短くはるかな生涯
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    穂村弘推薦! 1980年代に彗星の如く現れ、突如姿を消した天才ゴス歌人。 その謎に満ちた生涯を、彼の作品と関係者の証言で追う、異色の伝記小説。 1990年に亡くなった紫宮透(しぐう・とおる)という歌人がいて、友人だったんだけど----。 歌人が遺した31首の短歌から紐解かれていく彼の生涯。 虚構と現実が入り乱れた作品世界で、「私」が見つけた真実とは。 1980年代の日本を舞台に繰り広げられる、当時の若者文化と短歌が混ざり合った「ザ・文化系」の青春グラフティ。 『ゴシックハート』『不機嫌な姫とブルックナー団』の著者、待望の書き下ろし長編小説! ●穂村弘・推薦文 極度に文系な魂のための青春のバイブル、ただし80年代限定版。 著者プロフィール 高原 英理(たかはら えいり) 1959年、三重県生まれ。小説家、文芸評論家。立教大学文学部卒業。東京工業大学大学院博士課程修了(価値システム専攻)。1985年、小説「少女のための鏖殺作法」で幻想文学新人賞受賞(選考委員は澁澤龍彦・中井英夫)。1996年、三島由紀夫と江戸川乱歩を論じた評論「語りの事故現場」で群像新人賞評論部門優秀作を受賞。著書に『怪談生活』『ゴシックハート』(立東舎)、『不機嫌な姫とブルックナー団』(講談社)、『うさと私』(書肆侃侃房)、『ゴシックスピリット』(朝日新聞社)、『抒情的恐怖群』(毎日新聞社)、編著に『リテラリーゴシック・イン・ジャパン----文学的ゴシック作品選』(ちくま文庫) など。
  • 家族の歌 河野裕子の死を見つめて
    4.5
    「歌なら本音がいえるから」。乳がんの再発した妻・河野裕子の発案ではじめた夫・永田和宏と子どもたちとのリレーエッセー。我が家の糠床のこと。息子の子どもたちのこと、長く飼った老猫の失踪、娘の結婚。そして最後の言葉……。愛おしい毎日、思い出を短歌とともに綴りながら、家族はいつか必ず来るその日を見つめ続けた。 母の死をはさんで二年にわたって続けられた、歌人家族によるリレーエッセー。孫たち、娘の結婚、思い出……。そのすべてが胸をうつ。
  • 片羽の鳥
    -
    1巻880円 (税込)
    短歌とともに綴る、一人の女性の物語。 二人の出会いは、和歌山県・白崎海岸。短歌を愛し、三十一文字を心で追いながら海沿いの道を歩く美子(みこ)の目に、一心不乱に絵を描く青年、博(ひろし)の姿が映る。美子が22歳になったばかりの晩夏のことだった。歌と絵に結ばれた二人であったが、美子には辛い未来が待ち構えていた――。和歌山の美しい自然に思いを寄せ、悲しみをも包み込む、繊細で豊かな詩情溢れる短歌に彩られた小説。

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  • 花伝ツァ
    完結
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    露や花/花や露なる/秋くれば/野原に咲きて/風に散るらむ/ 藤原家隆の短歌にのって、過ぎし日の別世界――古の武士と鬼の束の間の幸せな日々を描いた「花伝ツァ」は残菊の香気、木原ロマンを堪能できる秀作。他に「こ・来・く…来る!」「あさみどり夏姫」を収録。
  • 角川俳句コレクション 鑑賞 季語の時空
    -
    1~3巻1,980円 (税込)
    3.11以後の視点で読み解く、俳句・短歌約230作品。巻末に掲載句、掲載歌索引つき! 1 異界からの使者 燕来る国/雲雀幻想/鳥は何処へ/眠る胡蝶/ほたるの山河/雁が残したもの/こおろぎの闇/海鼠の底力/不滅の狼 2 万象変化 さみだれのあまだれ/氷菓一盞の味/秋風が/二つの月の港/野分から台風へ/天の川の出会い/時雨西東/枯野の夢、夢の枯野/降る雪/凩の果/雪女あはれ 3 滅びと再生 梅の精/桃の花の下/蚕飼の世の終焉/春雪三日/遠田の蛙/夏草の変転/麦秋とはったい/蘆のふところ/蝉時雨/柿食ふや/葛の花の向う/菌生え/クリスマス一夜
  • 神様の住所
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    短歌が入口で、宇宙が出口。 俵万智、穂村弘、東直子と続く革新短歌の宇宙を、 哲学的な輝きで新たに飲み込む。 〈体積がこの世と等しいものが神〉夢の中の本のあとがき (哲学) 徹子の部屋の窓から見えてたえいえんみたいな二個目の太陽 (黒柳徹子) 何度寝て何を入れてもわたしとはたわしにならない固有のわたし (質量保存の法則) たましい、無限、黒柳徹子、味の素、なぞなぞ―― 84の多彩なテーマごとに、「短歌」→「自己解説(風文章)」→「短歌」の三段階で構成。 短歌と散文、感情と理性が響き合って、世界の新しい風景があふれだす。 歌集でもなく、エッセイ集でもない。 言葉がきらめく超新星、鮮やかすぎるデビュー作! 84の収録テーマ 体と心/さびしいから/魔法/アナグラム/絵画/ゲシュタルト崩壊/黒柳徹子/レシピ/地図/哲学/なぞなぞ/ クラゲ/前略/レーズンバター/ 濁点/両生類/因果関係/エロス/味の素/部首/たましい/物理/ふえるワカメ/無限/枕/基準/神様/対/重複/生まれ変わり/境界/シベリア/ 鬼籍/アレの名は/住所/いつか/オノマトペ /夢/額縁/トマトと的/漢字/端/絵のような文字/オブラート/絵日記/質量保存の法則/デジャヴ/今/ 同音異義・異音同義/数な言葉/箱または穴/まちがい探し/種/音楽としての短歌/水/匂い/ストロー/地名/丸い三角/分かる/言葉にならない/ ものごころ/〇〇用/記憶/似て非なるもの/不思議四文字/省略/丘の上/ゼリーフライ/動物/菌類/アイムカミング/比喩/脚本/同心円/ G線上のマリア/さんたんたる鮟鱇/生け贄/岡本太郎とムンク/ベン図/公園/中身/聖書/幸福
  • 神さまの隣
    -
    1巻1,320円 (税込)
    四季折々の、わたしのカケラ 詩、短歌、小説、エッセイからなる著者初めての作品集。嬉しい時、楽しい時、苦しい時、悲しい時。人生のいろいろな場面を著者は鋭い感性で切り取ります。好きなときに好きなページを開いて一読すれば、おいしいチョコレートのカケラのように読む人を元気にします。 目次 プロローグ 詩 四季折々、わたしのカケラ 地球の恵みを味わって あの頃の憧憬 僕と彼女と世界のきらきら 心の刻印、色とりどりの記憶 夜の淵にたたずんで 未来を見据える時 人生の景色 祈り、敬愛 短歌 愛の歌 彩の歌 生の歌 影の歌 時の歌 心の歌 夢の歌 幸の歌 小説 雫くんの旅 未来への扉 エッセイ モノローグ 絵画 コーヒーカップと小旅行 ピアノ 翼がほしい 終わらない白昼夢 受け取るだけの時間 クラシック音楽 階段を上るように 書きたい熱 エピローグ ~人生のマリアージュ~

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  • カメラは光ることをやめて触った
    -
    1巻1,980円 (税込)
    我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。 夏の井戸(それから彼と彼女にはしあわせな日はあまりなかった) 我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。 誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。 電子版にはおまけの栞は付属致しませんので、ご了承下さい。 【目次】 Ⅰ カメラは光ることをやめて触った 喫煙する顔たち 偶然はあれから善悪をおぼえた 窓をみせる穴 どちらも蜘蛛の巣の瞳 花瓶からきこえてくる朗読 学園への執着 その緑地 カメラは光ることをやめて触った サマーグリーン 星に見えない何か 猛獣 ポップアップ殺し ストロボ・ストロンボリ 小鳥が読む文章 想像 水中を去れ、空中が受けとめる 夜の二十四時間 飴玉がとけるという通信 ビター・キャンディ・オークション 愛唱性 Ⅱ 足の踏み場、象の墓場 きみが照らされる野草 貝殻と空き家 窓を叱れ 大きなテレビの中の湖 美談 完璧な野宿 よろめきとして 光る旅 ある県立 煙る脚 皮膚 森へ映ろう 午前2時に似ている 神社+神社 いらない炎を顔につけて 【栞】 瀬戸夏子「それなのにまばたきの」 平岡直子「わたしはみることをやめてみられた」 【著者】 我妻俊樹 1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2003年から4年連続で歌葉新人賞候補。2008年、同人誌「風通し」に参加。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行。2016年、同人誌「率」10号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」発表。2005年に「歌舞伎」で第3回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    4.1
    どうすれば気持ちを正確に伝えることができるのか。短歌上達の秘訣は、優れた先人の作品に触れることと、自作を徹底的に推敲吟味すること。ちょっとした言葉遣いに注意するだけで、世界は飛躍的に広がる。今を代表する歌人・俵万智が、読者からの投稿を元に「こうすればもっと良くなる」を添削指導。この実践編にプラスし、先達の作品鑑賞の面からも、表現の可能性を追究する。短歌だけに留まらない、俵版「文章読本」。

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  • 鑑賞 日本の名歌
    3.0
    明治以降の日本の名歌を、「自然」「生活」「人生」「社会」「恋」などのテーマにわけて、作品の背景や作者紹介、鑑賞のポイントなどを詳しく紹介。好きなときに好きなところから読める名歌鑑賞本の決定版。
  • 菅野直は文学青年を夢見る。太平洋戦争最後の撃墜王は、どんな男であったのか?なぜ空に散ったのか?10分で読めるシリーズ
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    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 シリーズ まえがき 昭和20年8月1日。終戦の僅か2週間前、一人の戦闘機パイロットが戦死した。そのパイロットの名は「菅野直(かんのなおし)」 時は太平洋戦争末期、怒涛のように日本本土に押し寄せていた米軍に一矢報いるべく編成された第343海軍航空隊、通称「剣(つるぎ)部隊」の301飛行隊長であった。 菅野(かんの)は勇猛であり、優れた戦闘機パイロットであった。「剣部隊」着任前、南洋の島「ヤップ島」にて零戦隊を率いていた時には、連日ヤップ島を空襲する米軍の大型爆撃機「B24」を多数撃墜し、大きな戦果を挙げていた。 菅野の操縦する零戦の胴体に描かれた隊長機を示す黄色の帯線から「イエローファイター」と呼ばれ、米軍パイロット達からも恐れられる存在であり、太平洋戦争開戦時のベテランパイロット達が次々と戦死していった太平洋戦争末期において、 菅野の勇猛果敢な撃墜劇は、日本海軍航空隊では知らぬ者無しの存在であった。 「君のように、大学の研究所で研究をやっていられるのが羨ましい。戦争でも終わったら、俺もそんな静かな生活に入ってみたい」これは菅野が戦時中、友人に宛てた手紙の一文である。 「吸という字を書きければ、啄木の啄という字ににてしまうかも」これは昭和12年10月、菅野が中学4年の2学期、16歳の時に菅野自身が書いた短歌である。菅野の生前の遺言により、彼の戦死後、遺品はほとんど焼却されてしまったが、 昭和12年1月1日から昭和13年11月まで、中学3年から海軍の海兵に合格した時点までの「彼の日記」が残っていた。先の彼自身が書いた短歌にもあるように、菅野は「石川啄木」を愛していた。 昭和13年1月に記した日記にはこうも記されていた。「いずれにしても、啄木に対する愛着は偶像的ではなく自分のものという感じが深くなった」この他にも彼の残した日記には、「啄木」に関する記述が随所に見られている。 米軍から「イエローファイター」と呼ばれ、恐れられる存在であった「菅野直」。石川啄木をこよなく愛し、「戦争でも終わったら、俺もそんな静かな生活に入ってみたい」と友人に告白した「菅野直」。 文学を、そして「啄木」をこよなく愛した青年は、なぜ戦闘機パイロットとなって空に散って行ったのか?菅野直とはどんな男であったのだろうか?
  • 楽譜集 緑風
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 風みどりに 頬を吹きて 薊花を忘れない 表題作「緑風」をはじめ18曲を収載した童謡曲集。 ■作詞:佐々木寿信(ささきとしのぶ) 昭和23年3月4日 島根県大田市に生まれる。 島根大学文理学部中退。 童謡集「白い秋」(日本海溝社) 童謡集「きりんさん」(てらいんく) 童謡集「もうすぐ春です」(てらいんく) 童謡集「おげんきですか」(てらいんく) 曲集「岬から」(ハピーエコー) 曲集「雨上がり」(てらいんく) 曲集「僕がうたう秋のうた」(てらいんく) 詩集「行雲流水」(てらいんく) 詩集「母の墓碑銘」(てらいんく) 短歌集「春岬」(てらいんく) 小説「岬の風」(てらいんく) 随筆集「日時計」(島根日日新聞社) 楽譜集「十五夜」(てらいんく) 楽譜集「麦笛」(てらいんく) 童謡集「遅日の記」(ADP) 句集「白桜」(てらいんく) 詩集「海」(てらいんく) 句集「緑桜」(てらいんく) ■作曲:高橋知子(たかはしともこ) 童謡シンガーソングライター 長野県出身。千葉県習志野市在住。 信州大学教育学部音楽科卒 一般社団法人日本童謡協会会員 童謡作品集「かわいいプレゼント」、童謡曲集「雨上がり」、CD「矢車草のうた」「野の花だって」を制作。三木露風賞佳作をはじめ、全国各地の作詞作曲コンクールや『全国童謡歌唱コンクール』での受賞多数。 (※本書は2020/11/06にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです。)
  • 合併・分離事典 オールジャンルの趨勢がチャートでわかる
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 企業、組織・団体をはじめ、エンタメ、芸事、スポーツ、歴史、宗教、学術まで、オールジャンルの離合集散を完全網羅!! 合併と分離をくり返す「世の中のチャート」をなぞっていけば、それぞれの趨勢が浮かび上がってくる――。 はじめに ■part.1 文化・娯楽 プロ野球チーム/Jリーグ/フットボール/日本プロバスケットボールリーグ/男子プロレス団体/ボクシング団体/拳法/空手/柔道・柔術/陰流(剣術流派)/茶道/華道/日本舞踊/歌舞伎/能/狂言/落語/源氏物語/忠臣蔵/短歌・俳句/小説・文芸誌/近代文学/ライトノベルのジャンル/トキワ荘/西洋絵画/ロックン・ロール/映画ジャンル/米(食用)/麺類/ラーメン/お好み焼き/和牛/コーヒー/犬/猫/金魚/鯉(観賞用)/サラブレッド/サンデーサイレンス系/バラ/『スターウォーズ』シリーズ/アベンジャーズ/スーパーマリオシリーズ/『キン肉マン』の超人属性/北斗神拳の系譜/ガンダムの勢力(宇宙世紀) ■part.2 制度・組織 廃藩置県/平成の大合併/東京都の区/中央官庁/国鉄の民営分割/郵政事業の再編/政党/自民党の派閥/三大財閥/四大銀行/自動車メーカー/オートバイメーカー/鉄道路線(私鉄)/航空会社/海運会社/電力会社/石油会社/鉄鋼メーカー/食品メーカー(パン、麺類、菓子、乳製品)/食品メーカー(調味料、肉・水産加工品)/飲料メーカー/パソコンメーカー/コンテンツ産業/ゲーム会社/映画会社/全国紙(日刊)/デパート(百貨店)/名門大学/神社/労働組合/政治団体(左翼)/政治団体(右翼)/指定暴力団/イスラーム武装勢力/アメリカの軍隊/自衛隊 ■part.3 教養・雑学 戦国七雄/三国時代/モンゴル帝国/イギリス/アメリカ合衆国/インド/ソビエト連邦/UAE(アラブ首長国連邦)/ユーゴスラビア連邦/EU(欧州連合)/NATO(北大西洋条約機構)/藤原四家/源氏/平氏/南北朝/鎌倉公方/江戸幕府の将軍/ユダヤ教/世界の仏教/日本の仏教/キリスト教/イスラーム教/日本の新宗教/生物の分類階級/超大陸パンゲア/生物の進化(ドメイン編)/生物の進化(脊椎動物編)/人類の進化/日本人/ゲルマン人/インド・ヨーロッパ言語(東方)/インド・ヨーロッパ言語(西方)/利根川水系/淀川水系
  • 硝子の葦(新潮文庫)
    3.9
    道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。年の離れた夫を看病する妻・節子の平穏な日常にも亀裂が入り、闇が溢れ出す――。彼女が愛人関係にある澤木とともに、家出した夫の一人娘を探し始めると、次々と謎に直面する。短歌仲間の家庭に潜む秘密、その娘の誘拐事件、長らく夫の愛人だった母の失踪……。驚愕の結末を迎える傑作ミステリー。(解説・池上冬樹)
  • 基礎からわかる はじめての短歌 上達のポイント
    完結
    5.0
    全1巻1,496円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 一瞬の思いを三十一音に託して。 ★ 短歌のルールから表現の磨き方まで。 ★ 思い通りに詠むコツをやさしく解説します! ◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ 「短歌って楽しいですね」 と微笑む短歌教室の生徒さん。 ああ、伝わったんだ。 短歌ってほんとうに楽しいもの。 けれど、その〝楽しい〟を、 短歌を知らないひとに伝えることがなかなか難しい。 短歌には、いまだに「むつかしそう」 「専門的なことばを知らないとつくれない」 といったイメージがあるようです。 しかし、実際にはそんなことはありません。 どのくらい気軽かというと、 わたしたちがふだん使っていることばを 五・七・五・七・七のリズムに乗せたなら、 それはもう短歌です、というくらい。 この本には、〝楽しい〟のヒントを たくさんちりばめました。 まずは、あなたが日々のなかで感じたことを 短歌にしてみてください。 楽しいと感じたことは、続けられます。 いいえ、きっと続けずにはいられなくなります。 この本を読み終わったあと、 「短歌って楽しいですよ」 と隣りのひとに言いたくなっていたら、 とても嬉しいです。 高田 ほのか ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆第1章 短歌の歴史とルール * 短歌は心の「真実」を表現した詩です * 短歌の歴史を知りましょう * 音数の数え方を知りましょう * 句切れを知りましょう * 文語と口語、それぞれの効用を知りましょう ・・・など ☆第2章 短歌をつくるコツ * 焦点を一点に絞りましょう * 字余り・字足らずを効果的に使いましょう * 句またがりを知りましょう * 取り合わせをうまく使いましょう * リフレインの効用を知りましょう ・・・など ☆第3章 短歌の作成「推敲のテクニック」 ≪短歌づくりの手順≫ * 素材集め ≪短歌づくりとよりよくするためのポイント≫ * ことば集め試作から推敲まで * テーマが与えられているときは ≪短歌づくりとよりよくするためのポイント≫ * ことばの整えかたのコツを知りましょう * 体言止めを効果的に使いましょう ・・・など ☆第4章 短歌が楽しくなる習慣づくり * 吟行にでかけましょう * 歌会に参加しましょう * 短歌日記を書きましょう * 短歌を投稿してみましょう ・・・など
  • 北の文学2021
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    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年の北海道新聞文学賞などの受賞作をまとめた1冊。創作・評論部門の佳作小説「白鹿」(原雪絵さん)、詩部門の佳作「亡骸のクロニクル」(二条千河さん)と「芭露の森」(本田初美さん)、短歌賞の受賞歌集「崖にて」(北山あさひさん))、佳作作品集「父の言伝」(高取剛さん)、俳句賞の佳作句集「露浄土」(生出紅南さん)「佳作作品集「黙契」(齊藤まさしさん)を収録。選評や受賞者のインタビューも掲載しています。今回から電子書籍とオンデマンド印刷本のみとしました。

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  • 北の文学2023
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    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第57回北海道新聞文学賞、第38回北海道新聞短歌賞・俳句賞の受賞作を収録。小説「さち子の行方」(原雪絵)、詩集「壁、窓、鏡」(故永しほる)、詩集「瑪瑙屋」(若宮明彦)、歌集「エゾシカ/ジビエ」(石畑由紀子)、歌集「アスパラと潮騒」(塚田千束)、句集「羽のかろさ」(名取光恵)、俳句作品集「青丹斎日乗抄」(對馬埜臬)。

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  • 北の文学2022 北海道新聞文学賞、短歌賞、俳句賞
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    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2022年の北海道新聞文学賞、短歌賞、俳句賞の受賞作を収めた1冊。創作・評論部門の本賞はアイルランド・ダブリン在住の津川エリコさんの小説「オニ」。詩部門本賞は山本博道さんの詩集「夜のバザール」。短歌賞は本賞の該当作がなく、佳作の桐崎鶉さん「感性の問題」、三上糸志さん「朔北語り」を抄録しました。俳句賞は本賞の鈴木総史さん「微熱」、佳作の藤田鹿さん「禁句」の作品を抄録しました。電子書籍とオンデマンド本のみの発行です。

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  • 北原白秋ものがたり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国民詩人といわれる北原白秋。ことばの魔術師、ことばの錬金術師ともよばれる白秋は、童謡、詩、短歌、歌謡、どの分野でも一流の才能豊かな総合詩人。本書は白秋の長男、北原隆太郎氏にお目通しいただき、今まで気がかりだった誤った情報を修正できたと喜ばれた伝記でもあります。
  • 木山捷平全詩集
    4.0
    心やさしく、なつかしい、暖かな世界・木山捷平詩。常に、弱きものたち、めぐまれることすくないものたちへ、心からの手をさしのべ、暖かな声援を送る、市井の人、木山捷平の第1詩集『野』、第2詩集『メクラとチンバ』、第3詩集『木山捷平詩集』と、生前未刊行の詩、短歌、俳句を、木山みさを夫人が心をこめて編んだ“人生の歌”全詩集!
  • 旧かなを楽しむ 和歌・俳句がもっと面白くなる
    -
    美しくて楽しくて便利な旧かな――せつかくなら書き方もおぼえてみませう。 読む方にはなんの問題もないのですから、せつかくなら書き方もおぼえてみようか、といふのがこの本です。俳句なり短歌なりを作る場合はもちろんですが、ちよつと日記や手紙、メールなどでも旧かなですらりと書けてみると、なかなか気持がいいものですよ。 旧かなの魅力が満載。谷崎潤一郎『盲目物語』ほかの練習問題や、「かなづかひ対照表」などの附録も充実!
  • 96歳の姉が、93歳の妹に看取られ大往生
    3.0
    現在93歳の脳神経医学者、松谷天星丸(てんほしまる)さん(女性)。藤田保健衛生大学医学部教授として、活躍し、リタイア後は年齢にふさわしいワークライフバランスを計画していたが、さまざまな事情により「老老介護」を担うことになる。 松谷氏は82歳からほぼ10年間、4歳上の姉、園田天光光(そのだ・てんこうこう)氏とともに暮らし、天光光氏の96歳での旅立ち(2015年1月)を看取った。天光光氏は女性初の代議士であり、元外務大臣、園田直(すなお)氏の妻。死の直前まで、日本ラテンアメリカ婦人協会会長などの多くの団体の役員をつとめ、社会的活動に多忙だった。  天光光氏は骨折や肺炎、糖尿病などいろいろな病気にかかり、何度も死の淵をのぞいたが、妹である医師の天星丸(てんほしまる)さんの見守りのおかげで、96歳という天寿を全うした。天星丸さん自身も、骨折や入院などを経験。危機的な状況の中でも、共倒れにならずに、90代の妹が90代の姉の世話をするという究極の老老介護をやり遂げた。 医師としての冷静な判断と知識、短歌を詠む習慣を通してのしなやかな思索、70代80代をすぎ、90代になられた自身の体験的な老人観などにもとづく、肩肘はらない「老老介護」の智恵がつまった一冊。日本の介護問題の、最先端の指南書。
  • 今日の放課後、短歌部へ!
    4.0
    注目の歌人にして高校の先生である「ちばさと」が、生徒と共に躍動する日々を描いた熱血青春短歌エッセイ集。感動と笑いと涙の日々、念願の短歌部は果たして――。巻末には穂村弘氏、東直子氏との特別座談会を収録。
  • 教養として学んでおきたい日本の皇室
    4.0
    126代続く世界最古の王室を理解するために、令和時代の幕開けとしての天皇の退位と即位から、天皇の歴史、天皇と和歌の関係、天皇のお仕事、皇室ファミリー、皇室の国際親善、皇位継承問題まで解説。 天皇と皇室が受け継いできたこととは。これからの在り方とは。日本人として学んでおきたい日本の皇室について解説する一冊。 第1章 退位と即位 第2章 天皇家の歴史 第3章 歌会始と和歌・短歌と「祈り」 第4章 天皇のお仕事 第5章 天皇・皇后の国際親善 第6章 皇室ファミリー 第7章 皇位継承問題 第8章 天皇3代の外国体験
  • 今日よりは 明日はきっと 良くなると 愛犬・太刀と暮らした16年
    -
    岩手県大槌町の小畑幸子さんは、2011年の東日本大震災で一人息子を失いました。息子の捜索中のケガが原因で、夫も亡くなります。幸子さん自身も、乳がんを患ったり、骨折をしたりと、たいへんなことばかりが続きます。支えになったのは、心の中にあるものを、短歌という形にして表現すること。そして、飼い犬、太刀(たち)の存在でした。悲しい体験にもめげることなく、前を向いて暮らす幸子さんの姿に、勇気づけられます。
  • 近現代詩歌
    3.7
    近代以降、変革と共に多様な形で展開してきた詩歌の世界。明治から平成までの詩を池澤夏樹、短歌を穂村弘、俳句を小澤實が精選、その魅力と真髄を紹介する。 解説=池澤夏樹 月報=北村薫、アーサー・ビナード
  • 仰臥漫録
    3.0
    明治三四年九月、命の果てを意識した子規は、食べたもの、服用した薬、心に浮んだ俳句や短歌を書き付けて、寝たきりの自分への励みとした。生命の極限を見つめて綴る覚悟ある日常。直筆彩色画をカラー収録。
  • 空中晩餐会 現代短歌集
    -
    1巻990円 (税込)
    「春雪の僕は舞いつつ淋しくて一角獣の睫毛に乗った」「心臓をフリーズドライしたような紅葉ひしめく花水木です」──自然災害や社会問題など、現代社会の諸問題を織り込んだ歌、自身の生活の断片を表現した歌、虚実のあわいを彷徨する実験的な歌……。バラエティに富んでいるが、いずれも著者独特の感性が光る現代短歌350首。伝統と革新とを融合した、待望の第2歌集。
  • 句歌集 ゆずりは 紡がれる想い
    NEW
    -
    1巻1,188円 (税込)
    親から子へ 「ゆずる」想い───若いころから書きためていた川柳を一冊の本にしようとしたとき、生前、母が短歌に親しんでいたことを思い出した。母が作った歌を古いノートから拾い出す作業をしながら感じたのは、母と父の愛情だった──。老いを自覚した日常生活をユーモラスに、時には生まれ故郷出雲の言葉でうたった自身の川柳と、母が遺した短歌を一冊の本にしました。
  • 雲は天才である
    -
    詩や短歌では叙情味あふれる作品で天性の才能を発揮し、矛盾に満ちた明治という時代への鋭い考察も相俟って今もなお熱烈な読者を持つ石川啄木が心血を注いだ小説。故郷・渋民村の高等小学教の教員時代に書き出され、青年たちの鬱屈と貧しき者、弱き者の心に共振していく初期短篇三作と、唯一新聞に連載された中篇を収録し、短い生涯を駆け抜けた啄木文学の可能性を提示する。
  • KREAM ルールなき世界のルールブック
    5.0
    【電子書籍限定書き下ろしページ付き】 書籍発売から10年の時を経て、ついに電子書籍を発売! 2021年版として、KREVA氏本人書き下ろしの「新しい1ページ」が追加されています。 超人気HIPHOPアーティストKREVAが、初めて綴る! 混沌の中に新しい自分を立ち上げるための99のメッセージ。 「薄っぺらな自己啓発本の類には絶対にしたくなかったけど、 綴った言葉達が誰かを啓発するものにはしたかった。これは、ありそうでなかった本です。」――KREVA KREAM = KREVA Rules Everything Around Me. KREVAが世界を支配する。 フリースタイルや即興を得意とし、若者に絶大な人気を博すKREVAの初著書!本作は、KREVA独特のリリックのセンスを存分に発揮したセンテンス、エッセイ、ショートストーリー、短歌や言葉遊びなど様々な形式で表現したメッセージとアートディレクター・田島照久氏による完全撮り下ろし写真とディレクションが融合したメッセージ集です。胸に突き刺る言葉や、息苦しい現実に新鮮な風を通す独自の思考法は、見るものを勇気づけ奮い立たせる、今までになかった表現の集大成となっています。決まった秩序などないこの世界に、新しい自分を立ち上げるために彼が打ち出すルールとは?自ら殻を突き破り、進化し続けるKREVAの心揺さぶるルールブック! ※こちらの書籍はタブレットやPCなど、大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
  • 苦しい目 楽しい目 人生なんでんかんでん
    -
    1巻550円 (税込)
    講談社から上木された「苦しい目 楽しい目 人生なんでんかんでん」という  原題を短くして電子化したものである  もちろん初の電子書籍化である  すでに絶版になっているので稀覯本であると言ってもよい  短歌で世に出たが随筆を書くのが目的であったので  またとない申し出ではあったが  本書は朝日新聞と毎日新聞に毎週連載していた当時に  書き下ろしを頼まれたもので思いっきり疲れたことは覚えている
  • 『COOL』 ―車イスから撮り続けた30年―
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 兵庫県姫路市から北へ44キロ。中国山地の入り口に、日本最初のチェシャ―ホーム(身体の不自由な人の新しい「暮らしの場」)、はりま自立の家はある。ここで写真同好会が始まり、32年目を迎えた。自分一人では自由に動くことができないため、メンバーそれぞれの個性に合わせて、撮影方法も工夫をこらした。例えば、カメラ用のマジックアームを車椅子に取り付けたり、三脚とレリーズを用いて足でシャッターを切ったり。この本は、30年を超える活動のなかから選んだ作品に短歌と英訳をつけてまとめたもの。
  • 偶然短歌
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●著者からのコメント● 一見、何の変哲もない普通の文章の中に、偶然57577のリズムが含まれている場合があります。 そのような「偶然」の57577を「短歌」とみなしたものを「偶然短歌」と呼び、まとめたのがこの本です。 この本には、ウィキペディア日本語版の文章の中から見つけた「偶然短歌」が100首、収録されています。 と言っても、ウィキペディアには大量の文章があるため、この中から「偶然短歌」を一つひとつ見つけ出すのはかなり骨の折れる作業になります。 著者はプログラマーであったため、文章中から「偶然短歌」を機械的に見つけ出すプログラムを作ってみました。「偶然短歌発見装置」のようなものです。 「装置」の作成には苦労があり、単純に抽出しても短歌とは言いがたい57577がたくさん出てきてしまったため、 抽出しては抽出ルールを見直し、抽出しては抽出ルールを見直し……、ということを繰り返しました。 そうして、できあがった「装置」にウィキペディアのすべての文章を入れてやり、数時間ほど待つと、「装置」からは大量の「偶然短歌」が出てきました。 その数は、なんと約5,000首にものぼりました。それらはTwitterで「偶然短歌bot」のつぶやきとして、日々発表されています。 この本に収録の100首とは、その中から厳選されたものです。
  • 結婚はつらいよ!
    -
    生老病死まで書かれた深淵な本でありながら、 男の生態がここまでわかる本は、今までなかったです。 衝撃を受けました。                ──辛酸なめ子 仏文学者・平野威馬雄を祖父に、料理愛好家・平野レミを伯母に持つ著者の 波瀾万丈な日常を綴った赤裸々エッセイ。 ひと組の布団で腕枕をして眠る元舅・姑、こじらせ女子だった友人が成し遂げた“やっちゃった婚”、連れ合いをなくし短歌を詠みまくる祖母、夫婦ゲンカの果て過呼吸を起こす母、イボ痔の写真を撮ってと懇願する夫……。「ウンコをする男の人とは絶対に結婚できない」と悩み、「真っ白でバラの香りがする人とならできるかも」と真剣に考えていた思春期から20年余り、夫のお尻に素手で坐薬を入れられるまでに成長した“元・お嬢さん”の、結婚生活悲喜こもごも。 ●もくじ  離婚原因の小さな一つ  舅の宣戦布告  離婚届  I澤さんのやっちゃった婚  私とY子の自由と孤独  お願い、シスター  こじらせ女の結婚  不妊女性につらい街・自由が丘  Tさんのおば様、人生大どんでん返し  祖母の「思ひ出日記」  父のお酌  好きで好きでたまらない気持ち  祖母は元深川の不良  お化けとUFOと女の勘  嫁はなんでも知っている  お姫様生まれる  夫、墓穴を掘る  位牌の立ち位置  嫁の正月は異文化交流  イボ痔写真を撮る  老後の下の世話は任せておけ  夫の精子、日の目を見る  心療内科の待合室  生ゴミになった私  最愛の伯父・ちんちん  夫の浮気
  • 結晶質
    -
    1巻2,090円 (税込)
    第4回笹井宏之賞神野紗希賞受賞の著者による第一歌集。 雪山を裂いて列車がゆくようにわたしがわたしの王であること 第4回笹井宏之賞神野紗希賞受賞の著者による第一歌集。 安田さんの歌には、「それでも」言葉を信じて光のほうを向き直す、高潔な魂が震えている。 ──────神野紗希 【目次】 Ⅰ 遠くのことや白さについて Ⅱ 円になる ひるなかの耳 席を立つ 舟を出す weather twig default new moon agnes apologize 水煙草がほしいだけ さくら Ⅲ 花のつるぎを手放しなさい 叫声 きみの土地から 立ちつくしたい 蛍石 箱 瞼 些事 つばさ 火の話 鉱石 【著者】 安田茜 1994年、京都府生まれ。「立命短歌」「京大短歌」「塔」出身。現在は「西瓜」所属。2016年、第6回塔新人賞。2022年、第4回笹井宏之賞神野紗希賞。
  • 決定版 短歌入門
    4.0
    現歌壇において人気、実力ともに第一線にいる歌人が一堂に揃い、短歌の基本、作歌法、鑑賞法、短歌独自の用語などをわかりやすく解説。短歌の魅力から、作歌の基本、表現法など、多彩な例歌ですぐにマスター。
  • 鍵盤のことば
    -
    52~60巻1,760円 (税込)
    夜明けが、雨が、そして音楽が——言葉になる瞬間を見に行こう。(黒瀬珂瀾) 夜明けが、雨が、そして音楽が——言葉になる瞬間を見に行こう。 〈あなた〉と深く、指をからめて。(黒瀬珂瀾) 【5首】 あなただれ、黄昏。おまへだれ、雪崩。浮世草子をうしろから読む 言葉なるもののからだに棲むかぎり祈りの部屋は保たれてゐる 改札までつないでゐてねオクトーバー・フールと唱へてはだめですよ つけまつげ冷たく濡れて街灯りはまばたきのたび更新される 鍵盤は押せば鳴るもの鍵盤は発語するのに適訳がない 【目次】 はるしおん かみなりのやうに明るい あきつ、火の島、さびしさの森 降り得ない雪 せかいにきすを 石ころのやうに かみさまの葡萄 鍵盤のことば それきり愛の話をしない 櫛をなくした オクトーバー・フール 演奏会 一本の葱 紅茶が雨を降らせた 穢土 春の服、月の虹 あめのくに 地図を抱く 少年イッポリート 山百合の野を アンダンテ・カルマンド はだれ踏み オルゴール 解説 音楽と連帯 黒瀬珂瀾 あとがき 【著者】 伊豆みつ 石川県生まれ。上智大学文学部国文学科卒業。2014 年、未来短歌会に入会。黒瀬珂瀾に師事。 黒瀬珂瀾  
  • 現代歌枕―歌が生まれる場所
    -
    1巻1,047円 (税込)
    コンビニ、タワービル、スクランブル交差点など、現代の風景は一変。また、新幹線や携帯電話により、距離感や情報への感覚もずいぶん変わった。このような変化していく現代の生活空間を詠んだ歌を取り上げたアンソロジー。若い感覚の読者が創作に向かうための手引き書としても最適。『NHK短歌』テキストにて好評連載の単行本化。

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  • 現代女性秀歌
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    自身の肉体を削るように詠まれた珠玉の歌 万葉の時代から、女性たちの思いは31音に込められさまざまに歌われてきた。本書では昭和20年以降の女性短歌を取り上げ、恋愛・病・母性、そして震災まで、女性ならではの細やかな心性で詠まれた歌を紹介。秀歌の鑑賞と同時に、戦後女性たちがどのような状況で生きてきたかを振り返る。前川佐美雄賞・斎藤茂吉短歌文学賞受賞後、初の評論集。

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  • 現代短歌 そのこころみ
    4.3
    一九五三年、斎藤茂吉と釈迢空という日本短歌界の二大巨星が墜ちた。翌年、一人の短歌雑誌編集者が発想した企画によって新しい才能が発見される。編集者の名は中井英夫。見いだされた新人は中城ふみ子と寺山修司。その時から現代短歌のこころみの歴史がはじまった――。戦後の日本語表現中で異彩を放つ短歌という文芸ジャンル、その半世紀にわたる挑戦と歌人群像を斬新な視点から描く。
  • 現代短歌版百人一首 花々は色あせるのね
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌人・東直子が、今の言葉で百人一首をすべて詠み直し、より身近に感じられるようになりました!  自身によるカバー・本文イラスト、作品解説付き。 ◎花々は色あせるのね長い雨ながめて時は過ぎゆくばかり  (花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに  小野小町) ◎マイホームは都心の東南いい感じ憂鬱山と人は言うけど  (わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり  喜撰法師) ◎死んでもいいと思ってたけど君のために長く生きたい一緒にいたい  (君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな  藤原義孝) ◎一夜君が鳥の鳴きまねしてきても逢坂の関越えさせません  (夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ  清少納言) 百人一首を一気読みすると、そこに確かな時代の流れがあり、人間関係のう ねりがあることに気づく。のどかな景色から始まり、恋のかけひきなどで生じ た恨み辛み悲しみが蠢く一方、愛を喜び、動植物を愛で、景色の美しさに感嘆 する。遠い遠い昔の和歌の中の人の心が、生々しく胸に浮かび上がってくる。 交響曲のようにそれらが響き合う醍醐味に、深く感動した。小倉百人一首を編 纂したとされる藤原定家の手腕にしみじみと感じ入る。 (あとがきより)
  • 現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号
    -
    新シリーズ創刊!最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。 榊原紘 伊藤紺 千種創一 柴田葵 堂園昌彦 谷川電話 吉田恭大 菊竹胡乃美 宇都宮敦 初谷むい 【収録作品】 榊原紘「Classic」 伊藤紺「雪の匂い」 千種創一「White Train」 柴田葵「おさしみ」 堂園昌彦「春は水さえとろけさせる」 谷川電話「夢を縫う、たき火を保つ」 吉田恭大「フェイルセーフ」 菊竹胡乃美「火のぬいぐるみ」 宇都宮敦「羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)」 初谷むい「天国紀行」 【目次】 榊原紘 Classic 伊藤紺 雪の匂い 千種創一 White Train 柴田葵 おさしみ 堂園昌彦 春は水さえとろけさせる 谷川電話 夢を縫う、たき火を保つ 𠮷田恭大 フェイルセーフ 菊竹胡乃美 火のぬいぐるみ 宇都宮敦 羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール) 初谷むい 天国紀行 執筆者プロフィール 【著者】 榊原紘 1992年愛知県生まれ。奈良県在住。第2回笹井宏之賞大賞受賞。2020年、第一歌集『悪友』刊行。ゆにここオンラインカルチャースクールで「推しと短歌」の講師を務める。短詩集団「砕氷船」の一員。 伊藤紺 歌人。1993年生まれ。横浜在住。著書に歌集『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』(いずれも短歌研究社)、ミニ歌集『hologram』(CPcenter)。 千種創一 1988年愛知県生まれ。2015年、『砂丘律』。2016年、日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。2020年、『千夜曳獏』。2021年、現代詩「ユリイカの新人」に選出。2022年、『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』。 柴田葵 歌人、ライター。第2回石井僚一短歌賞次席。第1回笹井宏之賞大賞受賞により、第一歌集『母の愛、僕のラブ』(書肆侃侃房)を出版。東京都在住。身長164センチ。 堂園昌彦 1983年東京都生まれ。早稲田短歌会を経て、現在、短歌同人誌「pool」所属。2013年、第一歌集『やがて秋茄子へと到る』(港の人)刊行。ブログに歌書紹介サイト「短歌のピーナツ」。 谷川電話 1986年愛知県生まれ。2014年、角川短歌賞を受賞。歌集に『恋人不死身説』(2017年、書肆侃侃房)、『深呼吸広場』(2022年、書肆侃侃房)。 吉田恭大 1989年鳥取県生まれ。「塔短歌会」「早稲田短歌会」で短歌を学ぶ。2019年第一歌集『光と私語』(いぬのせなか座)を刊行。同年より詩歌の一箱書店「うたとポルスカ」を運営。 菊竹胡乃美 1995年福岡県生まれ。2015年から短歌を始める。第一歌集『心は胸のふくらみの中』(書肆侃侃房、2023年)。 宇都宮敦 1974年千葉県生まれ。歌集『ピクニック』(2018年、現代短歌社)。ブログ「Waiting for Tuesday」(https://blog.goo.ne.jp/utsuno)。 初谷むい 1996年生まれ、札幌市在住。第一歌集『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(書肆侃侃房、2018年)、第二歌集『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房、2022年)。
  • 恋シタイヨウ系
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    私たちの住む太陽系と似ているけれど、ちょっと違う「タイヨウ系」では、惑星間をさまざまな宇宙船が飛び交っている。人類は地球から他の星々へ自由に移住し、小さな町を作ったり、地元の住人と交流したり――。月、水星、金星、火星、太陽、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。十の星で生きる人びとのさまざまな恋愛模様を、小説と短歌でファンタジックに綴る。ポップで、あたたかな、雪舟えまワールドへようこそ! 穂村弘氏、タカノ綾氏推薦。 目次 月 ナチュラルシティー 水星 あたらしい先生 金星 流星と見まごう船で 火星・太陽 僕らは愛の気流のなか 木星 おやすみ猫たち 土星 友好銀河にあこがれて 天王星 あなたが見えます 海王星 生まれ変わる僕ら 冥王星 王妃の愛  (全9話) 247ページ
  • 恋する世界文学
    3.7
    奔放な女性はなぜモテるのか。男の嘘と女の嘘は、種類が違う? 『ティファニーで朝食を』『赤と黒』『アンナ・カレーニナ』など世界の名作15編の恋模様を、現代の恋愛エピソードにからめてリアルに軽やかに紹介。ときめき、切なさ、情熱、嫉妬…場所や時代は違っても、恋する気持ちは変わらない。恋愛短歌の名手が複雑な女心と悩める男心に迫る、甘くてスパイシーな文学案内。
  • 恋する短歌
    -
    1巻330円 (税込)
    親友だった文学好きの真帆が遺した一首の短歌、それをきっかけに短歌の魅力にとりつかれた菜摘。その菜摘が親友の志奈子の弟に恋をする。志奈子の弟は周二、芸大の学生で日本画家の卵。二人の出会いは桜の季節、大学での合同歌会の後に、菜摘は志奈子からある頼まれごとをされる。そこから毎日短歌一首をメールで周二に送る日々が始まる。お互い思いを寄せ魅かれ合っているのに、なかなか進展していかない恋の行方は……。
  • 恋する四字熟語
    3.9
    会いたいのに会いたくない「二律背反」、好きな男のメールを裏読みする「一言一句」、噂と高感度の謎に迫る「悪事千里」、三角関係の結末は「漁夫之利」、「完全無欠」の愛はあるのか……。恋愛短歌の名手が、恋と人生の不条理を122語の四字熟語にからめ軽やかに描く、前代未聞の恋愛四字熟語エッセイ。せつなく甘く、ちょっぴり辛口。
  • 恋の短歌コレクション1000
    -
    1巻1,144円 (税込)
    短歌の本質でもある「恋」を詠んだ作品を現在活躍中の歌人6名で1000首厳選。 万葉集から現代のSNS短歌まで、短歌の根底に流れるテーマは「恋」と言って過言ではありません。この短歌の本質でもある恋を詠んだ作品を現在活躍中の歌人6名で1000首厳選。出逢いから別れまであらゆるシーン別に分類した作品集。難解な作品も解読しやすいよう脚注も豊富に掲載しました。 【目次】 Ⅰ恋の予感 Ⅱ恋の始まり Ⅲ恋のいろいろ 1恋人よ 2恋する二人 3片恋 4恋の悲しみ 5恋のよろこび 6恋のゆらめき 7恋のせめぎ 8恋のおどろ 9結ばれた恋 Ⅳ恋の終わり Ⅴ恋の思い出 Ⅵ恋とは畢竟 掲載歌人さくいん 【著者】 日本短歌総研 梓志乃 ・石川幸雄・川田茂・水門房子・武田素晴・依田仁美らによる短歌研究グループ
  • 高校時代にしておく50のこと
    4.2
    就活学生のバイブル『面接の達人』の著者が、高校時代を充実させるコツを、自身のエピソードをまじえてアドバイスします。府立三国丘高校一年のとき、学校の行事は全部欠席して東大一直線の極端なガリ勉君だった著者。しかし、担任の先生から協調性のなさを注意され、信頼していた父から「なんとかならないか」といわれたのをきっかけに、親は食事をさせてくれてパンツも買ってくれる親切な他人と割り切り敬語で話すようになる。学校行事や生徒会、クラスの係、クラブ活動に燃える高校生に変身!学校生活のすべてをイベントのように楽しく実行していく。男9人でまわした交換ノート。立ち上げたクラブは空手部、映画研究部、短歌クラブ。修学旅行にはクラスの旗を徹夜でつくり、送辞も答辞も引き受けた。気がつけば、高校時代にしたこと、覚えたことはいまの仕事につながっていて、高校時代は未来の予告編だという。高校時代を一生ものにするヒント満載。

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  • 幸福の科学ユートピア文学賞2022 入賞作品集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「幸福の科学ユートピア文学賞2022」で入賞した作品のうち、上位5作品を掲載した作品集です。 【審査員特別賞】 <小説>幸福鉄道の旅(堀 淳) <作品概要>お釈迦様に会いたいと思い、「幸福駅行き切符」を手にした稔。列車には、友人の正一、切符を手に入れるときに出会った裕介と静枝・秋恵姉妹、そして幼馴染みの妙子が同乗していた。列車が走りだすと、乗客はみな眠りに落ち、不思議な夢を見る。ふと目が覚めた稔は、乗っていた列車がいつの間にか「地獄行き」になっていることに気づく……。 【審査員特別賞】 <短歌・写真>幸福のうた(つきこ) <作品概要>「やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれにける。」この言葉に心打たれた著書が、シンプルで優しく、正しく、美しい言葉を紡げるようになりたいと願い、三十一文字に込めた「幸福」を詠いあげている。人を幸せにする言葉を使い、より美しい世界を実現したいという思いが込められた短歌集。 【入選】 <格はいく>菩提心の女(鈴木 文枝) <作品概要>1980年代の終りに、アメリカのロサンゼルスで幸福の科学に入会し、現地で七年間の伝道活動の後、帰国。それからも精進を続けている幸福の科学の信者の格はいく。「帰国時にすべてを捨てても、菩提心だけは捨てられないと悟った」とあるように、主への信仰を率直に、力強く詠いあげた作品。 【入選】 <小説>アーレル―観察者―(出原 傑) <作品概要>一万二千年以上、地球を観測し続ける宇宙人アーレル族の観測隊は、宇宙の侵略者バンダーンの攻撃を受け全滅。唯一の生存者アムターレルは、取り急ぎ地球人にウォークインする。しかし、ウォークイン先はいじめを苦に自殺しかけていた日本人女子高生の古沢亜紀だった。アムターレルと一体化した秋は能力を飛躍的に発揮し、高校生活が一変する……。 【U-18 優秀賞】 <詩>3年生(シミズ) <作品概要>趣味で書いてきた詩を詩集としてまとめて応募した作品。日常生活の中の「気付き」を、静かでいながらも、情熱に満ち溢れた言葉で詠いあげている。中学生らしい、率直で、純粋でストレートな感性が満ちている。
  • 冰の焔とそこにある恋と
    -
    1巻880円 (税込)
    朗読家・飯島晶子の北国恋愛短歌と、北京アラーキーと注目の写真家・洪十六の写真。緯度で結ばれた写真短歌集! 恋が人生を 深くしてくれる 恋歌と写真の コラージュ 甘美で刹那くて愛おしい想いが 胸にとどまっている。嵐のように あなたは今 大切な人に 「好きだから好き」と 素直に言えますか? 微風あり かざしてみたい青空に 花黙戀の 戀の秘めごと 風吹けば 君に逢いたい 花咲けば 君に逢いたい 嵐吹けば 君に逢いたい 星見れば 君に逢いたい 雪降れば 君に逢いたい 夢見れば 君に逢いたい なのになぜ 今 君は ここにいない? 人という字が、二人がより添っている形であるように、 人は一人では生きて行けない。 そして、 もう決して戀なんかしない! と思っているのに ほんのり甘くてでも酸っぱい時間を 反芻せずにいられない… 成就する戀 それは とっても素敵だけれど… それが 叶わぬ恋であっても 人生を深く優しくしてくれる… と、信じていられたら
  • 国語おもしろ発見クラブ ことわざ・慣用句
    3.0
    1~8巻1,485円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ことわざ」と「慣用句」は、古くから日本で使われてきた短い言葉。そのなかには、おもしろい表現や「なるほど!」といった意味を持つものが、たくさんあるよ。この本では、そんな表現力ゆたかな言葉を紹介しよう。小学校中学年から。
  • ここからはじめる短歌入門
    -
    三十一音で無限の世界を表現できる短歌。恋、家族、老いなどの人生がどう歌になるのか、その技法は? 作法から鑑賞法まで、近現代の秀歌を例にあげながら、平易なことばで短歌の深い魅力を伝える短歌入門。
  • こころの歳時記
    -
    変わらないもの、少しずつ変わりゆくもの…。そのすべてを包んで移ろいゆく季節の中で、短歌を、ふるさとを、日々の暮らしを愛おしみつつゆるやかに綴る。歌集『農鳥』の若山牧水賞に次ぎ、『昭和短歌の精神史』で平成18年のやまなし文学賞(研究・評論部門)、齋藤茂吉短歌文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した歌人による初随想集を、一部再編集して電子書籍化。
  • 心は胸のふくらみの中
    -
    1巻1,540円 (税込)
    トロの吐露リスのリスクたわしのわたし掬ってほしい救ってほしい トロの吐露リスのリスクたわしのわたし掬ってほしい救ってほしい 飯田有子(歌人)、和田彩花(アイドル)推薦! 【目次】 永遠に嚙めないフランスパン 生理休 おんなへん やわらかな手のうさぎ 空飛ぶ虎 Ms. たらこくちびる サンドイッチ・ハム男 人生をミニストップ 俺は星屑 心の皮膚 冬の放熱 多くない給料 あかるい前歯 【著者】 菊竹胡乃美 1995年福岡県生まれ。2015年から短歌を始める。
  • 古語と現代語のあいだ ミッシングリンクを紐解く
    4.0
    「古文」って何? 「現代文」って何? 日本人の国語観を揺さぶる一冊! 日本語には「古語」と「現代語」があり、それらで書かれた「古文」と「現代文」との二つがある――我々はなぜそのような錯覚を抱いてしまっているのか。古代文学から近代短歌・小説に至るまでの言葉の変化を丹念に辿り、「古語」と「現代語」の間のミッシングリンクを探しつなげることで、我々の国語観を揺さぶり、豊饒な国文学の世界に誘う。

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  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる
    4.0
    国難の今こそ、政・官の言葉を検証し、自ら思想を鍛え、ヴィジョンを示せ。東京都が進める「言語力再生」の目的とメソッドを紹介。グローバル時代を生き抜くコミュニケーション力とは?グローバル基準の言語技術、俳句・短歌、ツイッター等のソーシャル・メディアを検証。
  • こども「折々のうた」100 ~10歳から読みたい日本詩歌の決定版!~
    5.0
    1巻1,485円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 10歳から大人まで俳句・短歌入門に最適! 日本文学史上に輝く現代の詩歌選集『折々のうた』の中から、10歳から読んでほしい短歌と俳句をそれぞれ 50ずつ選び、分かりやすく解説しました。 登場する作者は、73人。 万葉集掲載の額田王・柿本人麻呂から、平安時代の歌人和泉式部、江戸時代に活躍した松尾芭蕉・小林一茶、近現代の歌人石川啄木など、 教科書でもなじみ深い作者から現代作者までの作品を 時代の流れに沿って並べ替えました。 俳人の長谷川櫂さんによる前書きの一部を紹介します。 「人生には恋も老いも死もあることを、子どものうちから知っておいていい、知っていなくてはならないのではないかと考えて「大人向け」の短歌や俳句も入れることにしました。 こうしてこの本は短歌や俳句を知るだけでなく、人間一生の案内図になりました。 君たちの長い人生の「折々に」ページを開いていただけたらいいなと願っています」。 すべての漢字と歴史的かなづかいにふりがなをつけ、詩歌には現代語訳と、大岡信さんの解説文には、ことばの解説をつけました。 解説文もあわせて読んでいただくことで、短歌や俳句の味わい方がわかり、読むことが楽しくなっていきます。 【ご注意】※この作品は二色刷りです。
  • 固有名詞の短歌 コレクション1000
    -
    1巻1,144円 (税込)
    固有名詞の特性を上手く使った名歌を万葉集から現代短歌に至る作品1000集めました。 普通名詞ではそのものの背景にまで思いが広がらないが、固有名詞にはその特有の地域、歴史、意味がありイメージの広がりが生まれます。そんな固有名詞の特性を上手く使った名歌を万葉集から現代短歌に至る作品1000集めました。 【目次】 はじめに 第一章 脳の疾患に薬は効果的か 第二章 投薬せずに認知症を改善させるには ⃝認知症とはどういう病気か ⃝杜の風・上原特別養護老人ホーム正吉苑の認知症に対するケア 他 ⃝3ヵ月で認知症が劇的に改善する小川式心身機能活性運動療法 ⃝認知症の改善方法に関する脳からの解析 第三章 認知症の予防法について ⃝食事について ⃝運動は認知症を予防する ⃝瞑想は認知症を予防する ⃝認知症予防に有効な脳の使い方 第四章 発達障害の原因と改善法 ⃝発達障害の急増 ⃝エジソン・アインシュタインスクール協会に見る成功事例 ◎スズキ式家庭教育とは ◎成長発達サポート表を使って子どもに働きかける(0〜6歳) ⃝脳科学からみた発達障害の原因の探索法について 他 ⃝波動医療による発達障害の改善 ◎発達障害と認知症の改善法に共通するのは「波動」 第五章 薬を使わずにうつ病を改善させる ⃝抗うつ剤はうつ病に効果があるのか? ⃝脳テストはうつ病を改善させる 他 あとがき 【著者】 日本短歌総研 梓 志乃・石川 幸雄・水門 房子・武田 素晴・依田 仁美
  • これから猫を飼う人に伝えたい11のこと
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *電子版には紙の特典(命名書とポストカード)はつきません 多くの猫と暮らしてきた猫歌人・仁尾 智さんが、これから猫を飼う人に伝えたいことを11の短歌と短いエッセイで綴ります。人気イラストレーター・小泉さよさんの水彩画は全て描き下ろし。 ☆小学校高学年から読めるよう、ふりがなを振りました。お子さんへのプレゼントにも最適です。 〈プロフィール〉 『猫のいる家に帰りたい』(辰巳出版・刊)が話題のコンビ! 仁尾 智(にお・さとる) 1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める 。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫)収録の《自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった》などがある。『猫びより』にて「猫のいる家に帰りたい」、『ネコまる』にて「猫の短歌」を連載中。著書に『猫のいる家に帰りたい』(イラスト・小泉さよ)。 小泉さよ(こいずみ・さよ) 1976年生まれ。おもに猫を描くフリーイラストレーター。著書 に『猫ぱんち―二匹の猫との 暮らし―』『もっと猫 と仲良くなろう !』『さよなら、ちょうじろう。』『うちの猫を描こう! 』『猫のいる家に帰りたい』等。『猫びより』の連載「猫のいる家に帰りたい」では絵を担当。
  • 怖い短歌
    4.0
    かつて『怖い俳句』で「俳句が世界最恐の文芸形式だ」と書いた。なのに俳句より怖さで劣る『怖い短歌』を編むのかという声が聞こえる。たしかに瞬間、思わずぞくっとする感じでは俳句にかなわないかもしれないが、言葉数が多くより構築的な短歌ならではの怖さが如実にある。総収録短歌593首(見出しの短歌136首)を、「怖ろしい風景」「向こうから来るもの」「死の影」「変容する世界」「日常に潜むもの」など9つの章で構成し、「怖さ」という見えない塔をぐるぐると逍遥【ルビ:しようよう】(そぞろ歩き)するかのような奇想の著。
  • 紺青のわかれ
    4.7
    1巻1,078円 (税込)
    失踪した父を追う青年、冥府に彷徨いこんだ男と禁忌を破った男、青に溺れる師弟、蠢く与那国蚕――愛と狂気の世界へといざなう十の物語。現代短歌の巨星による傑作短篇集、ついに文庫化。
  • コンピューター綴り方教室 子どもたちに起きたリテラシー革命
    -
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これまでの国語教育をコンピューターが一八〇度かえる。漢字は書けなくても、コンピューターでなら、さらさら綴れるという子どもたちが登場しはじめた。中学校の国語科はコンピューターでどう変わるか。作文・詩・短歌・劇づくりなどの先駆的な実践を編んだ。

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  • GOTHIC-R ゴシック再興 ~闇に染まれ (トーキングヘッズ叢書No.96)
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    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ゴシックの源流から、ゴシックの精神を受け継いだ現代の作品まで、いま再びゴシックを多様な視点から照射する。 ゴシック精神は不滅だ! ★特集以外にも、書評、映画評、舞台評、展覧会紹介、エッセイなど満載です! 【主な内容】 ◎ゴシック精神とは何か~反理性の闇を愛でよ ◎ゴシック作品に通底する精神とは?~唐戸信嘉『ゴシックの解剖 暗黒の美学』 ◎闇の世界への誘惑者としてのドール=衣×森馨/ALICE×DOLL展/ヒロタサトミ/Velvet Knot Doll Exhibition/遠山涼音 ◎田村幸久~修羅と鬼が殺し合う悪夢的ビジョン ◎SRBGENk~血塗れたボディアートとオカルト的ダークネス ◎ゴシック建築小考 ◎ゴシックと廃墟美について ◎最新の身体改造が集うベルリンでの国際会議BMX ◎Black Veil Children~TAIKI氏のゴスカルチャーの洗礼を受けて ◎楽しい地獄で夜遊びを!~キャバレー・ドゥ・ランフェール ◎破滅を生きる地雷系女子 ◎茶番と化したゴシック的恐怖~ラース・フォン・トリアー「キングダム」 ◎クラシックに回帰するゴシックホラー映画 ◎ゴシック的頽廃美を秘めた『オペラ座の怪人』の魅力 ◎精霊と交感する少女~映画『ミツバチのささやき』とフランケンシュタイン ◎クィアでフリークな南部ゴシック~『風と共に去りぬ』から『ノーカントリー』まで ◎シェヘラザードは何を語ったか~『千夜一夜』とそのゴシック化 ◎ゴシックホラーの3大モンスターは、こうして生まれた ◎倉阪鬼一郎のゴシック俳句・短歌ワールド ◎時代を経てなお輝きを増すゴシック・ジュブナイル~ルイスと不思議の時計シリーズ ◎山野浩一のネオゴシック論~二十世紀の前衛文学を包括的に名ざすこと ほか
  • 御所本四条宮下野集 宮内庁書陵部蔵
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 書陵部蔵本を、原本通りに影印。伝本としては他に冷泉家蔵本が知られるが、事実上本書が孤本的な存在である。短歌202首、連歌20句を収める自撰家集。作品としての評価はもとより、四条宮文芸サロンを内側から記録した資料としても貴重。別冊解題付。
  • 後藤明生を読む
    -
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2009年から活動してきた「後藤明生を読む会」の会員による作品集。 安亜沙(あん・あさ)1996年生まれ。美術家。個展にアンバー・ランド(Gallery PARC・京都/2019年)、ネオ人類研究(Oギャラリーeyes・大阪/2023年)など。 乾口達司(いぬいぐち・たつじ)1971年生まれ。会社員。著書に『花田清輝論』(柳原出版/2003年)、後藤明生著/乾口達司編『日本近代文学との戦い』(柳原出版/2004年)など。 甲木文武(かつき・ふみたけ)1977年生まれ。会社員。 金窪幸久(かねくぼ・ゆきひさ)1957年生まれ。元会社員。2021年永眠。 来多邨平(きたむら・たいら)1950年生まれ。元出版社勤務。 後藤忠彦(ごとう・ただひこ)1933年生まれ。後藤規矩次・美知恵の三男として、旧朝鮮・永興で生まれる。2020年永眠。 後藤明生(ごとう・めいせい)1932年生まれ。小説家。後藤規矩次・美知恵の次男として、旧朝鮮・永興で生まれる。1999年永眠。代表作に『挾み撃ち』(河出書房新社/1973年)、『吉野大夫』(平凡社/1981年)、『壁の中』(中央公論社/1986年)など。 小林幹也(こばやし・みきや)1970年生まれ。教員・歌人・近畿大学文芸学部非常勤講師。歌集に『裸子植物』(砂子屋書房/2001年)、評論集『短歌定型との戦い』(短歌研究社/2011年)など。 竹永知弘(たけなが・ともひろ)1991年生まれ。日本現代文学研究、ライター。おもな研究対象は「内向の世代」。 名嘉真春紀(なかま・はるき)1986年生まれ。出版社勤務。 松井博之(まつい・ひろゆき)1966年生まれ。2003年、「<一>と<二>をめぐる思考―文学・明治四十年前後」で第三五回新潮新人賞評論部門を受賞。2012年永眠。著書に『<一>と<二>をめぐる思考―文学・明治四十年前後』(文芸社/2014年)。 松崎元子(まつざき・もとこ)1966年生まれ。アーリーバード・ブックス代表。後藤明生著作権継承者。 安田誠(やすだ・まこと)1970年生まれ。会社員。
  • ごはんの時間割(1)
    完結
    3.0
    小説×短歌×漫画、夢の化学反応! 同じ物語を漫画と小説で競作! ――ここは金時学園高校。新1年生の栗原(くりはら)かのこは、真のオトモダチが作れずに悩んでいた。そんな時、謎のメニューが載った“おもてなしメール”が届いたことにより、ずっと気になっていた“あの人”に、料理をふるまうことになって……? 友情・恋愛・料理・ミステリーありの学園青春グルメ作品! もてなされる側を加藤千恵がショートストーリー&短歌で、もてなす側をオカヤイヅミが漫画で描きます。
  • 最後はひとり
    -
    人はひとりで生まれてひとりで死ぬ。たくさんの家族や友人知人に囲まれていても、「最後はひとり」なのである。最近、友人を見送る機会が増えてきた著者は、生きてきた間の自分を見つめる機会を持つ事として、書く事を推奨している。自分史を書くのもいい、短歌、俳句に思いを託すのでも構わない。歳を重ねたからこそ、ひとりの準備にとりかかりたいという。書く事は自分を掘ること。エッセイ教室で常に言っている言葉だ。人に見せなくてもいいから、書いてみる。今まで見えなかった自分が見え、気がつかなかった事柄、感性に出合う。老いと孤独を乗り越えるために、書く事を進める所以だ。「最後はひとり」の時間を有効にすることは、豊かな人生の締めくくりを迎えるヒントを見つけ出すことにつながる。一生に一度、「人生の作文」書く事を勧め、人生の最高の締め切りを迎えようとする著者の意気込みが伝わる本。

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  • 最後まで人 介護ひとり百十一首
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。

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  • 齋藤孝の30分散歩術 心スッキリ、アイデアひらめく
    3.5
    なぜ歩いていると、不思議と心が整理されたり、アイデアが湧いたりするのだろう――「歩くこと」と「心」の関係を説き明かした、齋藤孝の新境地! 自らの経験から編み出した「齋藤式東洋ウォーク」をはじめ、誰でもすぐ実践できる、歩く技術も満載です。シチュエーション別に、漢詩、短歌、歌謡曲など、歩きながら朗誦するのに向いている言葉も掲載。
  • 斎藤茂吉 異形の短歌
    -
    1巻1,144円 (税込)
    茂吉の短歌は素朴なリアリズムではけっして理解できない。その本質は大胆な造語、文法からの逸脱、日常がそのまま非日常と化してしまう異様な写生術にこそある。にもかかわらず、代表作「死にたまふ母」が現代国語の定番教材となったのはなぜか。茂吉ワールドの謎を、教科書的鑑賞から遠く離れて、平易かつ精緻に解き明かす。
  • 魚を抱いて 私の中の映画とドラマ
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 約束をすべて果たして水になる今ほんとうにあなたに会えた 『ビッグ・フィッシュ』より 忘れられないとびきりの映画とドラマについて、歌人・東直子が短歌と絵を添えて心で観た世界を綴るエッセイ集。 33本の映像作品、22点のイラスト、41首の短歌を収録! 花を掬うように魚を手のひらに ひとときの芯したたるばかり 『火の魚』より 風がふいてふりかえったらもういない君は花びらそのものだから 『パリ・テキサス』より うつくしい一瞬だけでよかったの 川を流れてゆく柩たち 『いつか読書する日』より 映画やドラマに触発されて作った短歌は、その細部を新しく記憶でき、自分の感覚をまじえてその世界を胸にしまっておけるような気がします。さらに、映像として体験した世界を、そこに生きている人をいとおしく思い、讃えるような気持ちで絵を描きました。 ――「はじめに」より 目次より はじめに 『火の魚』         本のめぐりを生きる緋 『2001年宇宙の旅』     未来を見る未来 『アンという名の少女』   フェミニストとしてのアン 『耳に残るは君の歌声』   忘れないで、でも、忘れて 『野のなななのか』    「やさしさ」のための遺言 『ビッグ・フィッシュ』   ありったけの愉快な嘘を 『山の郵便配達』      見たことのない懐かしい道 『すいか』         居てもいい場所で、生きる 『はちどり』        14歳、意志の火をともす。 『平清盛』          ひたむきに夢みた海の都 『パリ、テキサス』     砂地をつらぬく長い道 『トニー滝谷』       あなたに足りないものはなに? 『過去のない男』      人生は後ろには進まない 『あのこは貴族』      窓を見る、ドアを開く 『リリーのすべて』     身体の奥から生まれた願い 『あまちゃん』       一人残らず好きになる 『サイダーハウス・ルール』 生きていくための儀式 『スナック キズツキ』    ノンアルコールスナックの自由 『友だちのうちはどこ?』   ジグザグ道に希望を託して 『歩いても 歩いても』    確かに生きていた 『いつか読書する日』    長い長い階段と恋 光の名前 ~映画短歌~ 『81/2』   『地球は女で回ってる』 『あ、春』 『富江』 『夢』  『日の名残り』 『火火』 『ミス・ポター』 『転々』   『アダムス・ファミリー2』   『オアシス』  『バベットの晩餐会』 著者紹介 東直子(ひがし・なおこ)著 歌人・作家・イラストレーター。1996年歌壇賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』など。小説に『とりつくしま』『さようなら窓』『階段にパレット』ほか。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。
  • さくなげの花の上に高く舞ふ 佐佐木信綱の短歌をたどる
    -
    歌人・国文学者として大きな足跡を残し、「夏は来ぬ」など多数の唱歌、そして全国120校以上の校歌の作詞も手掛けた、三重県鈴鹿市出身の佐佐木信綱。信綱の歌の世界からその生涯をたどり、古典の世界に分け入り、また明治、大正、昭和の多くの著名人との交流を通して、時代の雰囲気を生き生きと描き出した一冊です。歌はやがて人の「心の花」になるはずです。
  • 漣の夢
    -
    1巻1,232円 (税込)
    中国江蘇省・無錫。夏は四〇℃を越える熱波が吹き、冬は0℃を下回る寒冷風が吹く。梅雨と秋雨が激しく降り注ぎ、激動的に寒暖が入れ替わる。反面、優美で緑豊かな自然、中国有数の成長を遂げる産業、著名な文人・総合大学などの高度な文化・教育の三拍子を揃える、中国有数の理想都市である。そこに咲く季節の花々は心を潤し、多くの生き物が生息繁茂させる。太湖の濃霧は街を神秘に演出し、その美しさは我々に時間を忘れさせる。無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌。

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  • 作歌八十二年
    -
    正岡子規、与謝野鉄幹らとともに、短歌革新運動期に活躍した佐佐木信綱の、歌一筋に歩んだ人生年代記。 (※本書は1999/12/25に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
  • 淋しいのはお前だけじゃな
    3.7
    〈振り向いてくれたけれども「がんばれ」はたぶん自分に言った言葉だ〉――。残業続きで恋人に会えない夏の日々、文芸部の美少女と何も起こらなかった高校時代、今も発熱し続ける叶わなかった夢……。短歌の背後にはいつも、淋しくて優しいストーリーがあった。日常の小さな感情を温かな筆致で描く、短い歌と短いストーリー。オオキトモユキの筆による、ユーモラスで少し悲しい絵物語も同時収録! ※この作品は底本のレイアウトデザインに忠実に表示しています。拡大表示はできません。
  • 31バイトでつくるアセンブラプログラミング アセンブラ短歌の世界
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「5・7・5・7・7 」三十一(みそひと)バイトの機械語コードでなにができるか? “遊び”と“ルール”の下で行うプログラミング「アセンブラ短歌」を完全解説。機械語コードはアーキテクチャによってさまざまですが、可変長の命令を持つものならば命令の並びに5・7・5・7・7 各バイトに区切りを持たせることが可能です。あえてそのような制約のもとでプログラムを書いてみようというのが「アセンブラ短歌」です。どのような動作のプログラムになるのかもあわせて紹介していきます。自然言語における「短歌」も制約を持たせた「言葉遊び」として生まれました。こうして書かれた文章には「味わい」や「感動」があります。それが長い年月をかけて発展し、格調高い文化として成熟してきたわけです。「遊びとルール」の下で行うアセンブラプログラミングを「近未来の文化的趣味」として楽しむため本書は執筆されました。 5・7・5・7・7 合計31バイトという制約を守るにはコツや試行錯誤が必要です。望みどおりの出力結果を得るために必要となる“短歌詠み”の基礎から技巧まで、本書にはプロ歌人の知恵が詰まっています。技術的な内容も多少なりともありますが、それよりも「味わい」のあるプログラムを多く扱うように心がけました。Chapter.5ではさまざまな歌人による、浪漫主義(明星派)、写実主義(アララギ派)、新現実主義(新思潮派)、理想主義(白樺派)のアセンブラ短歌も紹介していきます。アセンブラという実用言語が文化の域に到達していく過程の時代の証人に、あなたもなってはみませんか? ■CONTENTS Chapter.1 アセンブラ短歌入門 Chapter.2 さまざまなアセンブラ短歌 Chapter.3 味わい深くする Chapter.4 さまざまな環境でのアセンブラ短歌 Chapter.5 さまざまな歌人によるアセンブラ短歌 熱血バイナリアン十訓
  • 3・11を詠む-震災短歌百首
    -
    今年は東日本大震災から10年目。当時、塩釜、亘理町でボランテイアをした。その後、福島、大船渡、陸前高田、南三陸を訪れる被災地の学習会で訪問した経験を、折に触れて書き溜めたものから百首を選んだ。今日、書き足したものもある。短歌集を出すのは初めてだが、私自身のの区切りとしても編んでみた。今日で、コロナ禍だが、災害列等でもある日本で、地震、津波、放射能事故という未曾有の経験を忘れないために、その手助けになればと思う。
  • 燦泥舞日のつぶやき
    -
    ●戦争にゃどんな理屈も通じない●大病も地震も忘れた頃にやって来る●生を得て一生すべて奇跡的●もし仮に君と出会ってゐなければこんな家庭が築けたらうか過酷な戦争体験、夢のような高度経済成長、予期せずやってきた大病や偶然が重なり巡り会えた家族のことなど。日常の見聞・気づきから定年後の毎日を楽しむコツまで盛りだくさんの一冊です。5・7・5調の見出しで見開き1頁にまとめられたエッセイと、毎日新聞 掲載作の短歌・川柳が掲載されています。読むと自身の人生を振り返りたくなること間違いなしの、気分の良い(燦)日も悪い(泥)日もある75年間の記録です。

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  • 四季折りおりの歌
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代における秀句を哲学者・宗教学者の著者の手ほどきで鑑賞する。俳句、短歌の秀句を選び、じっくりと未読する。筆者の端正な筆致で歌に込められた魅力を解き放つ。句作のガイドとしても最適な一冊。 【目次】 俳句の部 春 夏 秋 冬 短歌の部 春 夏 秋 冬 あとがき 作者紹介 作者別作品索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 子規と漱石 友情が育んだ写実の近代
    3.5
    1895年。夏目漱石は俳句を教わるという名目で、結核が見つかり意気消沈する正岡子規を松山に呼び寄せた。子規が得意とする俳句を通して、彼を元気づけるために……。第一高等中学の同窓生である2人は、意見を戦わせながら新たな表現を模索した。本書は、そんな「文学者の友情」を描きながら、子規が俳句・短歌に持ち込んだ「写生」概念の成立過程を解説。また、子規が病床で描いた随筆『墨汁一滴』『病床六尺』『仰臥漫録』にも焦点を当て、そこに通底にする写実主義を読み解く。【目次】はじめに/第一章 子規、漱石に出会う/第二章 俳句と和歌の革新へ/第三章 従軍体験と俳句の「写実」/第四章 『歌よみに与ふる書』と「デモクラティック」な言説空間/第五章 「写生文」における空間と時間/第六章 「写生文」としての『叙事文』/第七章 病床生活を写生する『明治三十三年十月十五日記事』/第八章 生き抜くための「活字メディア」/終章 僕ハモーダメニナツテシマツタ/おわりに
  • 四季のうた ―詩歌の花束
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    春夏秋冬、人の営みをよそに季節は巡りつづける。目の前を流れていく時の移ろいを、わずかな言葉で瑞々しく描き出すのが、俳句であり、短歌である。現代の句歌は、日常に紛れて見落としがちな事々に生命をあたえ、古人の言葉は今なおかわらぬ心の機微をにじませる。本書で著者は、平生の景色を鮮やかに切り取った古今の俳句や短歌を紹介する。読売新聞連載コラム「四季」の二〇一二年四月から一年分を採録。
  • 子規の音(新潮文庫)
    3.8
    三十五年という短い生涯ながら、明治期、俳句に短歌に果敢な革新運動をしたと評される正岡子規。彼が詠った詩句のなにげない情景は、いまなお読む者の五感を喚起する。松山から上京、神田、本郷、上野、根岸と東京を転々としたのち、東北旅行、日清戦争の取材を経て、晩年の十年を病に苦しみつつ「根アカ」に過ごした全生涯を、日常を描いた折々の句や歌とともにたどるユニークな正岡子規伝。(解説・角田光代)
  • 四季の華~和歌が織りなす平安時代、雅の世界~
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    1巻1,320円 (税込)
    「至極の優美」を三十一文字に込めて ふと手にした「更科日記」の一節。それが平安文学への憧れと学びの入り口だった――。 ときに菅原孝標女、清少納言、紫式部に身をなぞらえて、ときに現代に生きる自分自身として、古えのことばで詠じた全122首の短歌集。

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  • 紫電改よ、永遠なれ 祖国防衛に散った若者たち
    3.0
    宮城県出身の菅野直は、石川啄木を愛し、短歌を詠む文学少年であった。そんな彼は、祖国日本を護りたい一心で戦闘機乗りになる。赴任した南洋では、零戦を駆って敵戦闘機と死闘を繰りひろげた。戦局が日増しに悪化するなか、本土防空のために松山基地で新編成された第三四三航空隊(通称「剣部隊」)に召集された菅野大尉は、新鋭機「紫電改」を装備した戦闘飛行隊を率い、襲来するB29の大群にもひるむことなく、戦いを挑んでゆく……。本土防空戦に命を賭け、散っていった若者たち。その壮絶な戦いと祖国への思いが胸をうつ感動の戦記ノベルス!
  • 忍びてゆかな 小説 津田治子
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    少女時代にハンセン病を発病した津田治子は、終生その苦しみの中に生きた。現代では特効薬が発見されてハンセン病は治る病気となったが、彼女がその恩恵に浴するには発見が遅きに過ぎたというほかはなかった。みずからの生命に精いっぱい執着し、聖書と短歌を支えに、痛ましくも強い生涯を終えた女流歌人を描く、感動の名作。
  • 釈迢空全歌集
    5.0
    折口信夫(釈迢空)は近代日本にまるで奇蹟のように、古代の心、古代の詩歌のひびきを、鮮烈に蘇らせた歌人であった――。 短歌滅亡論を唱えるも、その真意は再生への願いであり、日本語の多彩な表記を駆使しながらつねに短歌の未来と格闘し続けた。折口が残した6冊の歌集に私家版・自筆選集、短歌拾遺、さらに関東大震災に直面し、短歌形式に収めることのできない苛烈な体験を詠んだ詩作品含めた、初の文庫全歌集。 「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」 生涯「旅びと」であった折口の姿が立ち現れてくる。 (目次) 海やまのあひだ 春のことぶれ 水の上 遠やまひこ 天地に宣る 倭をぐな 私家版・自筆選集 短歌拾遺 詩拾遺 解題 解説 岡野弘彦 略年譜 作品初句索引
  • 釈迢空 短歌 その器を充たすもの
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    釋迢空すなわち折口信夫は、著者の青年時代からの師であり、決定的な存在であった。その影響と、そこからの超脱が、著者の文学者としての歩みといえよう。本書収録の2著作『釋迢空』『短歌 その器を充たすもの』は、師と著者とのあいだに発せられた光芒である。
  • 写生の物語
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    『万葉集』や『おもろさうし』に特徴的でその後は顧みられなくなった語法、子規や啄木など明治期歌人の試み、また塚本邦雄・岡井隆といった現代前衛歌人の新作、そして俵万智『チョコレート革命』に至るまでの短歌(謡)表現を貫くものは何か? 起源以前と死後を等価とし、表現を緻密に追いつづけることで見えてくる豊穣な世界。
  • 秀歌十二月
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    日本を代表する歌人が、珠玉の名歌を季節ごとに精選した究極のアンソロジー。初心者にもわかりやすくその魅力を解説する、極上の短歌体験! 柿本人麿、藤原定家、良寛、正岡子規、石川啄木など、八〇人以上に及ぶ古今の歌人から一五〇首以上の歌を選り出し、その魅力を解説し、初心者にもわかりやすく読んでいく。いつの世も変わらぬ人生の愉悦、悲哀、そして無常をも心ゆくまで堪能する、贅沢なひとときがここに。 【本書の扱う歌人(一部)】 天智天皇 額田王 持統天皇 山上憶長 大伴旅人 柿本人麿 大海人皇子 山部赤人 小野小町 在原業平 西行法師 藤原定家 和泉式部 式子内親王 源実朝 良寛 正岡子規 北原白秋 与謝野鉄幹 与謝野晶子 窪田空穂 伊藤左千夫 前田夕暮 斎藤茂吉 若山牧水 土岐善麿 土屋文明 石川啄木 島木赤彦 釈迢空 川田順 佐佐木信綱(ほか多数) 【目次】 一 月 二 月 三 月 四 月 五 月 六 月 七 月 八 月 九 月 十 月 十一月 十二月 あとがき
  • 春夏秋冬(兄弟選書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プロテスタントの宗教学者が編み、著した日常をめぐる滋味あふれる俳句と短歌の鑑賞の手引き。 【目次】 俳句の部 春 夏 秋 冬 短歌の部 春 夏 秋 冬 あとがき 作者紹介 作者別作品索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 小説 滑走路
    4.3
    いじめや非正規雇用など、自らの経験をテーマに短歌を発表し続けた萩原慎一郎。その初の作品集にして遺作となった歌集『滑走路』は、異例のヒットとなった。 同書を原作とする2020年秋公開の映画「滑走路」の小説版を、藤石波矢が執筆。 厚生労働省で働く若手官僚の鷹野は、激務の中で仕事への理想も失い無力な自分に思い悩んでいた。ある日、陳情に来たNPO団体から、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストを持ち込まれ、自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、その死の理由を調べ始める――。 一方、30代後半に差し掛かり、夫との関係性や将来への不安を抱える切り絵作家の女性、幼なじみをかばったことでいじめの標的にされてしまった中学2年生の学級委員長の男子は、それぞれのフィールドで精いっぱい日々の生活を送っていた。 複数の人生が交差し、葛藤しながらも前に進む姿を描いた人生賛歌の物語。 映画の主演を務めるのは水川あさみ。切り絵作家・翠役を演じる。非正規雇用者の自殺問題に向き合う25歳の官僚・鷹野役に浅香航大、いじめの標的にされる中学2年生の学級委員長役に寄川歌太。脚本は『やめるときも、すこやかなるときも』の桑村さや香、監督は『マチネの終わりに』の監督助手を務めた大庭功睦。

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