歌人紫宮透の短くはるかな生涯
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歌人紫宮透の短くはるかな生涯

1,980円 (税込)
990円 (税込) 5月9日まで

4pt

3.7

穂村弘推薦! 1980年代に彗星の如く現れ、突如姿を消した天才ゴス歌人。
その謎に満ちた生涯を、彼の作品と関係者の証言で追う、異色の伝記小説。

1990年に亡くなった紫宮透(しぐう・とおる)という歌人がいて、友人だったんだけど----。

歌人が遺した31首の短歌から紐解かれていく彼の生涯。
虚構と現実が入り乱れた作品世界で、「私」が見つけた真実とは。
1980年代の日本を舞台に繰り広げられる、当時の若者文化と短歌が混ざり合った「ザ・文化系」の青春グラフティ。
『ゴシックハート』『不機嫌な姫とブルックナー団』の著者、待望の書き下ろし長編小説!

●穂村弘・推薦文
極度に文系な魂のための青春のバイブル、ただし80年代限定版。

著者プロフィール
高原 英理(たかはら えいり)
1959年、三重県生まれ。小説家、文芸評論家。立教大学文学部卒業。東京工業大学大学院博士課程修了(価値システム専攻)。1985年、小説「少女のための鏖殺作法」で幻想文学新人賞受賞(選考委員は澁澤龍彦・中井英夫)。1996年、三島由紀夫と江戸川乱歩を論じた評論「語りの事故現場」で群像新人賞評論部門優秀作を受賞。著書に『怪談生活』『ゴシックハート』(立東舎)、『不機嫌な姫とブルックナー団』(講談社)、『うさと私』(書肆侃侃房)、『ゴシックスピリット』(朝日新聞社)、『抒情的恐怖群』(毎日新聞社)、編著に『リテラリーゴシック・イン・ジャパン----文学的ゴシック作品選』(ちくま文庫) など。

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歌人紫宮透の短くはるかな生涯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月15日

    満ちきたる波の大きを見上げたり見上ぐるままに溺れてゐたり (紫宮透)

    本作はあくまでフィクショナルな人物として1980年代を活躍した「天才ゴス歌人」こと紫宮透の、短く、そしてはるかな生涯を追っていく作品です。メタ的な読み方は慎むべきですが、それでも、本文中の紫宮の短歌からそれに関する批評から註釈ま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月28日

    ゴス歌人・紫宮透という架空のニューウェーブ・アイコンを中心として紡がれる80年代サブカル曼荼羅。

    別に「エモコア水墨画」とか「グラムメタル演歌」とかでも良かったのかもしれないが、別の時代では咲きえなかった徒花として「ゴス」の刹那性に説得力がある。

    人生の終え方が「らしいなぁ」と思わせる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月17日

    穂村弘が帯にいわく「極度に文系な魂のための青春のバイブル、ただし80年代限定版。」
    豊崎由美が書評にいわく「1960年代生まれのサブカルクソ野郎が泣いて喜ぶ仕掛けがたっぷり」
    作者1959年生まれ、ほむほむ1962年生まれ、トヨザキ社長1961年生まれ。
    自分の母親の世代なのだなー。

    作りとしては...続きを読む

    0

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