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Posted by ブクログ 2020年06月24日
谷根千、上野あたりにゆかりの文学者について書いてきた森まゆみ氏だが、最後に子規を書きたい、一番、親愛と共感が深いからとのこと。
私事だが、夏井いつき著の「子規365日」を読んで、子規その人に興味を持ち、子規本人の「仰臥漫録」を通り、最後にこの本に辿り着いた。
正岡子規は幕末に松山の貧乏士族の家に生...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月09日
とても読みごたえがある一冊でした。
作者が子規が辿った道を訪れていて私もやってみたいなと思いました。時代が流れ、まだその場所に残ってる店があるのはとてもありがたいですね。
病床の子規のもとにいろんな人たちが訪れ、看病し、句会したりしてるのは当時の病気の観点から言えば近寄りたくないのでは?と思いまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月06日
読み応えのある一冊だった。
森さんの『鴎外の坂』が大好きだ。
見ることのできない明治の街並みが浮かび上がるような文章に強く惹きつけられた。
「逝きし世の面影」を見るというか、幻の明治の東京を幻視するかのような体験だった。
その後、『千駄木の漱石』も読んだ。
本作も、この人のそういう系統の仕事なの...続きを読む
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