エッセイ集作品一覧

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  • 生きるよドンどん
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    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「よし。向後、懸命に生きることだ。素朴に、生き生きと」。 今年4月に亡くなった〝ムツゴロウ〟こと畑正憲さんがおくる最後のメッセージ。 「サンデー毎日」に2016~18年に連載された「ムツゴロウの「ひとりごと」」がついに書籍化。動物と人間を愛し続けた著者の珠玉のエッセイ集!
  • 生きるを支えあう 一人の人として、看護職者として
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    看護や医療の最前線で看護管理者として活躍してきた経験や知識をもとに、現在は後進の育成や指導を行なうプロジェクトを立ち上げている著者が感じる、命や人と人とのつながり方についての考えを綴ったエッセイ集。また、自身の母親の晩年の様子から印象的なエピソードを振り返りながら、看護職者にかかわらず、人としての生き方やあるべき姿も指し示してくれる貴重な内容となっている。
  • イギリスの優雅な生活
    -
    イギリスを訪れる多くの日本人が、かの地に安らぎを覚えるのはなぜだろうか。それは、日本人が忘れかけた伝統文化を重んじる心や、質素だが、ゆとりある暮らしぶりを肌で感じるからだろう。英国通で知られる著者によれば、庭づくりやピクニック、アフタヌーン・ティなど、彼らのライフスタイルどれひとつとっても、そこに一貫した彼ら一流の生活の知恵ともいうべきこだわりが感じ取れるからなのだと言う。例えばピクニックという習慣は、家族の時間を楽しむことが最優先なのだそうだ。最近の日本のように人気の観光地に繰り出し、浪費三昧する発想はない。自然の景観を楽しめる身近な場所が目的地。無駄な散財をせぬよう、手間暇かけて食べ物・飲み物を準備することも楽しんでしまおうという具合だ。余暇の過ごし方さえマニュアル化されてしまい、楽しむ以前にプランをこなすことに疲れ果ててしまう現代日本人の遊び方についても反省させられるエッセイ集。
  • 一年の風景 新装版
    5.0
    心に残る昔の味、忘れていた大切な風景を紡ぎだすベストエッセイ集。両親の離婚後、ともに暮らした祖父母の思い出、忘れられない芝居や映画や本、旅の記憶など。東京下町の懐しい日々と、時代小説の名手として過ごす充実した日常を綴る。解説・平松洋子。
  • おおげさがきらい 池波正太郎未刊行エッセイ集1
    4.0
    随筆の名手がつづる懐かしい日々、豊かな人生。まだ本になっていなかった池波正太郎のエッセイを完全収録! 忘れられない人々、味、創作の秘密を描いて興趣溢れる佳編・名編、45編。池波正太郎のラスト・エッセイ集。
  • 居酒屋 千夜一夜物語
    -
    居酒屋などまだ見あたらなかった終戦後、 世界を飛び回っていた一商社マンが居酒屋探しに苦労した結果、 さてどうなったことであろうか。 それはあたかも千夜一夜物語に出てくるような 奇想天外な人たちとの出会いと語らいの数々であった——。 北海道は「ウタリ」から南は沖縄の「ぱいかじ」まで、 「縄のれん赤提灯」の店を愛し心を癒され続けてきた 一人の“止まり木族”が綴ったエッセイ集。

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  • 石川くん
    3.9
    「啄木の短歌は、とんでもない!」と糸井重里さんも驚嘆。親孝行で清貧という石川啄木のイメージは大誤解だった!? 本当は仕事をサボって友達に借金をしては女の人と……。そんなサイテーな、だけど憎めない「石川くん」をユーモラスに描いた爆笑エッセイ集。<一度でも俺に頭を下げさせた/やつら全員/死にますように>など、啄木の短歌には衝撃の現代語訳つき。朝倉世界一の可愛いイラストも満載。
  • 意識の川をゆく 脳神経科医が探る「心」の起源
    4.0
    亡くなる直前、進化論的な考え方に関心を示したサックス先生は、脳神経系や意識の起源につながる事柄と患者の症例、そして自らの病状をも素材にして思索を深めていた。脳科学の最新成果も貪欲にとりいれた、サックス最後の医学エッセイ集。(解説・養老孟司)
  • 医者の目に涙
    3.0
    臨床医の宿命とはいえ、今までに多くの患者さんの死を看とった。静かな死、凄惨をきわめた死、子供の死、若人の死、母親の死、自らの命を絶った死、友人の死、そして肉親の死等々。いつも、虚ろな空間だけが残り、医者にならなかったら、こんな悲しい場面に立ち会わなくてすんだのにと思う(あとがき)。心に残る患者さん達との出会いと別れ、医者の胸の内をホンネで語ったエッセイ集。
  • イタリア暮らし(集英社インターナショナル)
    3.8
    イタリアにわたり40年余り。ミラノ、ヴェネツィア、リグリアの港町……。暮らしながら観てきた、半島に生きる人々の日常。コロナ禍でも他人への思いやりを大切にし、いつもの暮らしを守ろうとする姿勢。それは、中世から疫病と戦い、公衆衛生の礎を築いてきた、イタリアの品格なのかもしれない。普通の生活に潜む物語を、ひとつずつ丹念に観て、淡々と伝えていく。イタリアと真摯に向かい合ってきた内田洋子が、2016~2022年、新聞・雑誌・ウェブに寄稿した文章から厳選したエッセイ集。
  • イタリア式リタイア術
    -
    《旅のひと、だった。》―好奇心旺盛であちらこちらへ動き回っている日々。アメリカ・フランス・イタリア……美術館・オペラ・能・歌舞伎・レストラン……。海外生活の長かった著者が、現在と過去の記憶を呼び起こしながら綴る一年間のエッセイ集。《イタリアの話ばかり書いたわけでもないが、いいか、好きなことだけをして決して我慢はしないというわがイタリアライフ、まんざらでもないなとは思っているのだから。》元気一杯の晩年を過ごす、佐山流イタリアライフ。―《旅のひと、だった。うんと若いころも結婚してからも、思い起こせばいつも旅をしていた。》―

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  • イタリアですっごく暮らしたい!
    3.0
    局員によって変わる切手料金、ヘアスタイルを勝手に決める美容院、半年待っても引けない電話……住んでみたらトラブルと驚きの連続。納得できないことばかり起こるけど、「ま、いいか」と最後は笑って、心が温かくなってしまう不思議な国イタリアに魅せられて15年。人生を面白おかしく過ごす愉快なイタリア人の「元気の素」満載のエッセイ集。

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  • 一日の苦労は、その日だけで十分です
    値引きあり
    3.3
    導かれて生きる。三浦綾子最後のエッセイ集。  人間の罪、弱さ、ゆるしを描きつづけた作家・三浦綾子が遺した愛にあふれる言葉の数々。「冬のあとに春の来ない人生もある」「人生には往々にして意地悪がひそんでいる」と書きながらも、「なるようになる。なるようにしかならない」「一日にできる仕事は、量が決まっている。明日のことは心配しない」と道を照らす。自らの病気も苦難も「すべてが神様の贈り物」であるとあるがままに受け入れ、その恵みに感謝の念をも抱く。でも、だからといって「病気に協力することはない」と、前向きに自分の人生を生きることを考える――。  深い信仰に根ざしたその生き方から浮かび上がるのは、“愛”と“感謝”と“学び”の心。大上段に振りかざすのではなく、自身のいたらなさや苦い体験にも触れながら、弱い立場の人々や道に迷う若者たちに温かいまなざしを向け続ける。その思い、時を経ても色あせない言葉は、私たちが一日一日を大切に積み重ね、より良い人生を歩むための指針となるに違いない。没後20年を前に届けられた、やさしさに満ちた最後のエッセイ集。
  • いちのすけのまくら
    3.5
    落語の本編に入る前の「まくら」を文章にしてみたら……。気鋭の噺家・春風亭一之輔初のエッセイ集がついに文庫化。「税金」「忖度」「相撲」「マイナンバー」「〇〇ファースト」など、100のお題に応えて綴られたまさに読む「まくら」。ご子息による特別解説付き。
  • 市場のことば、本の声
    3.8
    ここは沖縄・那覇の市場通り。 人と本が出会う小さな古本屋。 今日も私はかわらず店を開ける。 店に立ち、市場のことばに耳を傾ければ、今日も人と本が豊かに、楽しげに行き交う──。沖縄の本を地元で売ることにあこがれて、那覇に移住して9年。店先から見えてきた、そして店先で考えてきた、本のこと、人のこと、沖縄のこと……。古本屋の店主にして気鋭のエッセイストが新たな視点で綴る珠玉のエッセイ集。
  • 一部の人には正しく ほとんどの人には正しくない生き方
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男のヒトは真面目(まじめ)だが妄想(もうそう)する。女のヒトは綺麗(きれい)だが欲深い。男のヒトと女のヒトには「秘(ひそ)かな愉しみ」がある。「スケベーを哲学」する天才ヘンタイ絵師、ひさうちみちおが描くヒトの誕生からご臨終までの人生劇場は、時が過ぎゆくままにH(エッチ)をすることがテーマだ。性と人生を由緒正しく「覗(のぞ)き」描いた傑作マンガ+エッセイ集。性と人生の哲学書。
  • 鴎外・漱石・龍之介 意中の文士たち(上) 現代日本のエッセイ
    -
    作家としてのみならず学究・評者として非凡であった福永武彦が、深く心の裡に愛した文学者について自ら記した文章を蒐めて、「意中の文士たち」と名づけたエッセイ集上下巻のうち、上巻を収める。鴎外・漱石・芥川・荷風・谷崎・梶井基次郎・中島敦、そして川端康成への、いわば福永武彦の「感謝の現れ」をオマージュとして捧げた文章である。
  • IKKO 女の法則 幸運を引き寄せるココロとオンナの磨き方
    4.0
    1巻509円 (税込)
    さまざまな女性誌をはじめ、テレビ・CM・舞台等のヘアメイクを通してIKKO流“女優メイク”を確立し、女優さんたちからの絶大なる信頼を得ているIKKOさん。本書は、そんな美のカリスマIKKOのメイク&エッセイ集です。 ※電子版は紙版と一部内容が異なります。
  • 一瞬のパラダイス : 地球片隅紀行
    -
    1巻2,134円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絶えず世界を歩きまわる旅の達人・立松和平の初のフォトエッセイ集。プロのカメラマンとは一味違った視点で地球の温もりを伝えてくれる。オールカラー。

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  • 一生、遊んで暮らしたい
    3.7
    フェリーの風呂場でイチモツをひけらかし、物々交換でイレズミを請け負い、嬉々として“ルイ・びとん”のゴム長を履き……。カオルちゃん、イサミちゃんをはじめとする岸和田少年愚連隊でお馴染みの面子が続々登場!あるときは石鹸を重ねて使う女にほろりとし、ろくでなしの親父のために体を売る女に情を寄せる、作家・中場利一の全人格の発露! ともいえるくだらなくも凄さみなぎるエッセイ集。
  • 一生は価値があるのだ 一度の人生をがんばろう
    -
    吉田兼好のように、よしなしことを徒然に書いていければいいのだが、昨今の日本を取り巻く諸々の現状を鑑みるに、齢九十の著者にとっても、義憤に駆られることばかりで筆舌に尽くしがたい。アウトローな国々の非人道的な所業をこのまま見逃していいのか。日本人である限り、是が非でも知るべきであり知らねばならないと思う。そういった現実を踏まえつつ著者の人生観を語ったエッセイ集。
  • いつかどこかで。
    3.5
    出会いほど素敵な瞬間はない! 高校三年生の伊達公子に出会って、無気力な編集者だった僕は、スポーツライターに転身した。それから十年。中田英寿に出会い、武豊に出会い、有名無名さまざまな出会いを経験した。ときに怯え、二日酔いに苦しみ、ワールドカップの取材にあえぎ、阪神タイガースに救いを求めつつ──日本がどうやったら勝てるか、心底からの気持ちを文字にし続けたら、気がつくと今の僕があった。金子達仁が新境地をひらく瞬間に立ち会える記念碑的エッセイ集。
  • いつだってプカプカ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 若き日の著者が、1980年代に新聞・雑誌に書いたエッセイやコラムをまとめた第一エッセイ集◇女手ひとつで息子を育てる編集者兼ライターの著者が、地下鉄で、食卓で、職場で、酒場で、映画館で、その時々に感じたことを綴る◇時には慌しく、時にはそそっかしい日常を包み隠さずに書いた文章には、人生のほろ苦さと社会へのするどい視点が見え隠れする。
  • いつも君の味方
    4.3
    かけがえのない人との心温まる最上のとき。永遠のヒーロー「ナガシマシゲオ」への熱き想いと、今だからこそ明かせるエピソード。忘れられない一言を残し、若くして亡くなったバンドの仲間。27時間テレビで話題沸騰となった新幹線の車掌さん……。人は来たり人は去る。旅先や仕事で出会い、最上のひとときを過ごした人たちとの思い出を綴ったエッセイ集。
  • いつもの毎日。衣食住と仕事
    3.8
    「ベーシック探しは、いつも新しい自分であるためのスタートラインを見つけること。いつもの毎日を送るための一歩です。」(「はじめに」より)どうすれば心地よく、日々の仕事や暮らしができるのか? 『暮しの手帖』編集長が自らに問いかけ続けて見つけた、自分らしいベーシックなかたち。毎日を豊かにするヒントがたくさん詰まったエッセイ集です。
  • 愛しいあなた
    -
    1巻1,980円 (税込)
    『父の初七日』監督脚本のエッセイ・リウ。映画の原作エッセイがベストセラーとなった著者の初短編小説集。 何を書くか、どうコラージュするのか、その細かな取捨選択に宿る煌めき。 読みながら、自分が出会ってきたあらゆる愛しい人を思い浮かべたけれど、読み終える頃にはこの小説が、愛しいあなたになっていた。――金原ひとみ(小説家) 子供が欲しい。でもそれってホルモンのせい? でも、過ぎてしまえばそれでいいなんて私は思わない…「愛しいあなた」。私は年上の人しか好きになれないんです。父の秘密と私の恋…「失明」。台湾の現代女性の愛と痛みを衝動的に描いた短編小説集10編。 【目次】 愛しいあなた プレゼント ものにできない マシューとクレア わたしたち 失明 レーシック 日めくりカレンダー 上海・新・桃花源記 記憶喪失と失踪 著者あとがき 訳者あとがき 【著者】 劉梓潔 1980年、台湾・彰化県生まれ。小説家、脚本家、台湾・逢甲大学人文社会学院専任教授。国立台湾師範大学社会教育学系卒業。著作に長編小説『希望你也在這裡』、『外面的世界』、『真的』、短編小説集『自由遊戯』、『遇見』、エッセイ集『化城』、『父後七日』など。映像作品に台湾映画『痴情男子漢』(脚本)、『父後七日』(監督・脚本)、台湾ドラマ『滾石愛情故事』(脚本)、『徴婚啓事』(脚本)など。受賞歴に金馬奨最佳改編劇本賞、台北電影節最佳編劇賞、林栄三文学賞、聯合文学小説新人賞など多数。 明田川聡士 1981年、千葉県生まれ。獨協大学国際教養学部専任講師。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専攻は台湾文学・台湾映画。著書に『戦後台湾の文学と歴史、社会』、『越境する中国文学』(共著)、『台湾研究新視界』(共著)など。翻訳に黄崇凱『冥王星より遠いところ』、李喬『藍彩霞の春』、李喬『曠野にひとり』(共訳)など。
  • いとしいたべもの
    4.4
    できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、あつあつの鯛焼きの香ばしい香り……ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が甦る――だれもが覚えのある体験を、ユーモアに満ちた視点と、ほのぼのイラストでお届けする、23品のおいしいエッセイ集。可笑しくて、ちょっと泣ける、味の記憶を召し上がれ。
  • いとしのおじいちゃん映画 12人の萌える老俳優たち
    4.3
    芥川賞作家・藤野可織推薦! 映画に登場するおじいちゃんばかり追いかけた、癒しのエッセイ集。 仕事帰り。私に笑顔をくれるのは、スクリーンの中のおじいちゃんだ。人気映画ブロガー、初の単行本! 『世界最速のインディアン』『最高の人生の見つけ方』のように、主役として精いっぱいがんばるおじいちゃん。『マイ・インターン』のように、主人公をしっかり支えるおじいちゃん。彼らのように沢山画面には映らないけれど、ちょっとしたシーンでほっこりさせてくれる脇役おじいちゃん。映画の世界には、素敵なおじいちゃんがたーっくさん、いるのです。 そんなハンサムな彼らを、本書ではひたすら愛でています。ときにかっこよく、ときにかわいい。そんないとしのおじいちゃん12人を、ぜひどうぞ。 ひとたびページをめくれば、おじいちゃん萌えが止まらない! ! !
  • 犬が育てた猫
    -
    優しい老犬に育てられた猫は自分を犬と思っているのかどうか、鷹揚で食卓の上の食物を狙ったりすることがまったくなかったのが、二度の失恋以来調子が狂って、ついに食卓の上の魚を盗んだ。「おまえともあろうものが、なぜそんなことをするのだ」と、私は猫に言った。間もなく、その猫はふっと姿を消してしまった……。二度と戻ってこなかった愛猫への思いを語る表題作はじめ、日常生活、嗜好、交遊、戦中体験、追悼、独自の濃密な文学空間を軽妙洒脱な文体で綴る絶妙のエッセイ集。
  • 犬たちの肖像
    3.0
    人間のもっとも古い伴侶にして身近な他者──「犬」。古代叙事詩からルネッサンスの戯作、近代小説、SFそして映画と漫画にいたるまで、「犬」のイメージの変遷を辿る。比較文学者にして愛犬家である四方田犬彦による古今東西文学エッセイ集。【目次】ハーマン・メルヴィルを讃えて/乞食の帰還 ホメロス/二人の動物物語作家 シートンとロンドン/孤独の友だち ブニュエルとセリーヌ/犬、人を襲う 鏡花、多喜二、ギャリ/四つん這いになる ドヌーヴと金石範/犬婿入り 『後漢書』と馬琴/冥府より来りて グラス/犬を人間にできるか ステープルドンとブルガーコフ/犬をどう名付けるか/密談ピカレスク セルバンテスとホフマン/犬族から遠く離れて パニッツァとカフカ/東西名犬対決 『タンタン』と『のらくろ』/復員兵という名の野良犬 吉岡実と北村太郎/犬の眼でモノを見る ジョイス、原將人、岡部道男、森山大道/文学的ジャンルとしての、犬の追悼/犬は人なり 谷崎潤一郎と川端康成/愛犬と闘犬 江藤淳と川上宗薫/法(ダールマ)としての犬/あとがき
  • 犬と私の感動物語
    -
    ありがとう、また会えるよね。 かけがえのない家族になってくれた犬たちへ、「ありがとう」を伝えたい。 家族を失った孤独な少女のそばで、母親代わりになってくれた犬。 崩壊しかけた家族の絆を、再び結んでくれた犬。 亡くなった飼い主の家から離れず、ひとりぼっちで小さな命を捧げた犬。 学校嫌いの中学生に寄り添い、あふれる涙をとめてくれた犬。 さよならを通じて、死んでしまった者を愛する方法を教えてくれた犬。 (公財)日本動物愛護協会のエッセイコンテスト「君がいてよかった」に寄せられた珠玉の40編を文庫化。 審査委員長を務める椎名誠による作品解説も収録。 犬と人の絆に「ありがとう」の涙があふれる、感動のエッセイ集。
  • 犬ニモマケズ
    4.3
    ヤンチャないたずらもしながらぐんぐん成長していく黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」と、中学生になった双子の息子たちとのかけがえのない日常。 うっかり食べ過ぎて近江牛みたいに太った「イケワン」ハリー。 丸くなって眠るさまは、まさに恵方巻。 愛されバディを取り戻すその日まで、飼い主・理子さんは今日も奮闘する! 『犬がいるから』に続く、村井家とハリーの爆笑と涙を誘うエッセイ集。 巻末に、ライター青山ゆみこさんとの対談も収録。 「私は犬を通して、繰り返す平凡な毎日の、かけがえのない美しさを理解している。変わらないことは、実は尊いのだと教えられている。そして、犬がただそこにいてくれることが、幸せを運ぶのだと知った。このままずっとこんな時間が続けばいいと強く願っている。犬と過ごすことで、日々感じているわずかな痛みを癒やしている。犬を抱きしめることで、ふとした瞬間、心に開いてしまいそうな穴を、なんとかして塞いでいる。」(本文より)
  • 犬は歌わないけれど
    -
    1巻1,485円 (税込)
    「未来はどこにあるの?」幼い息子の本質を突く問いに考え込む。バンドデビューした高校時代、背中を押してくれた友人の言葉。事務所から独立して初めて知る社会の一般常識。いとおしい愛犬の存在。そして親友のグループ脱退……。地下スタジオにこもって音楽と向き合う中で心に浮かんだ大切な記憶と想いを紡ぐエッセイ集。
  • 犬も歩けば
    -
    「犬も歩けば棒に当たる」の正しい解釈は? 辞書を調べてみて驚いたその理由とは……。ことわざ一つをとっても考えをめぐらせれば世界は無限にひろがっていく。日々の暮らしや創作活動の中でふと立ち止まった瞬間に、作家は何を考え思うのか。「想像力の寄り道」を、エスプリに満ちた筆致で綴ったエッセイ集。疲れた頭をいやしたい方、必読。
  • タイがこの上なくのどかであった頃
    -
    1~7巻308円 (税込)
    異文化の中で暮らしてみると見えてくる人間の おかしさ あやうさ あたたかさ 工業化が緒に就いたばかりで、何事も効率的には進まない1970年代前半に、読み書きが一切出来ない中国系怪物社長の下で、20人のフランス人技術者と苦楽を共にした。片田舎からやって来た陽気なメイドとの交流を終始楽しんだ。そんなタイの社会の中にどっぷり浸かって暮らしてみると、人間のおかしさ、あやうさ、あたたかさが見えて来た。10年後に再びタイに赴任してみると、その間にタイは、工業化に見事に適応していた。 【目次】 シリーズ 「命ささらぐ」 のはじめに 第1章 志願して来た陽気なパダム 第2章 怪物社長スクリー氏 第3章 苦難の中の楽園 「百八十度違う仕事をやらせてください」 第4章 ランシットの詩(1) 氾濫する川/蛍の群れ/熱帯の病/都会のデパートの興奮/池に落ちたゴルフボール/焼けるようなオフィス/ネパールから来たアメリカ人/屋外ダンスホール/通じない電話/子供のための離婚論/フランス人との格闘/パタヤの静寂/村のタイ・ボクシング/チョチョサン/通じてしまう日本語/泰緬鉄道/国際感覚/ワチャラワンの結婚式/屋外映画会/しなやかなスポーツ セパタクロー 第5章 ランシットの詩(2) オオトカゲ/履きつぶした靴/女性の力仕事/サリカへの道/「お先に」/やって来た新妻/熱帯のアリ/同時三本立て映画/血の日曜日/チェンマイ/ティアンの歌/モノに囲まれた生活/コウノトリの寺/タイ・ダンスを習う/プーケット島/潮干狩り/少ない情報/南の国のサムイ島/パダムの故郷/雨のかからない柱 【著者】 阿部紘久 『文章力の基本』(54刷、40万部)、『文章力を伸ばす』(共に日本実業出版社)ほか、文章術の本を8冊上梓。大学で10年間指導後、現在は社会人を指導中。エッセイ集もある。 日本にあるIT系米国企業CEO。 大手メーカーの国際部門、経営企画室、宣伝課で勤務。 その間に、タイ、韓国、イタリアで10年間合弁会社を経営。趣味は、山岳写真。
  • 生命継ぎの海
    -
    輝ける海と豊かな森、そして人生の出会いと別れ…。旅を通して、いのちの本当の姿を見つめる立松和平のエッセイ集。自然の摂理や仏教の世界観、そして人生観について語る。

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  • いのちと平和の話をしよう
    4.0
    朝日新聞「be」で連載が続いている「あるがまゝ行く」から、「いのち」と「平和」がテーマのお話を厳選。多くの患者と接して見たいのちの輝き、戦争を経て思う憲法への思いなど、103年の人生経験による知恵が詰まったエッセイ集。
  • いのちの絆【CD無し】―――ストレスに負けない日野原流生き方
    -
    【本電子書籍には音声CDは付属しておりません。音声CDをお求めになりたい方は、紙版書籍をご購入下さい。】今年98歳を迎える現役医師・日野原重明がストレスに負けない日野原流の生き方をやさしく伝えるエッセイ集。本文の元になったのは子どもから大人まで楽しめる「いのち」の講演。
  • いのちのバトン
    4.1
    親子関係にトラブルをきたしている人、障害のある子どもを育てている母親、自閉症児、そして末期ガンを患う人……大きな苦しみを抱えて孤独に陥った人のかたわらで、そっと耳を傾けるカウンセリング。痛む心に人と自然とのつながりを取り戻したり、悩みに支配された心の中の整理整頓を手伝うバースセラピストによる、心に沁みるエピソードの数々。読んでいるうちにしずかに心が癒される、奇跡のエッセイ集。(講談社文庫)
  • 命を危険にさらして 5人の女性戦場ジャーナリストの証言
    3.3
    フランス最大のテレビ局TF1に所属し、各地の紛争や革命を報道するために奔走した5人の女性戦場ジャーナリストによる真摯なエッセイ集。男性だけが担当していた戦場ルポの世界に初めて飛び込んだ最初期のベテランから、2010年代にデビューした若手まで、世代も経歴も異なる5人の著者が、仕事にかける情熱と誇り、逃れられない無力感や悲しみ、そしてそれらを癒すための人間的な時間について、飾らない言葉で綴っている。
  • いのちをもてなす――環境と医療の現場から
    -
    1巻1,540円 (税込)
    内科医として、保健衛生学徒として、国立環境研究所所長として、長年「いのち」をみつめつづけてきた著者が、人間と環境の生命をトータルにはぐくみ、もてなすための道程を綴る、滋味あふれるエッセイ集。西洋医学のすき間を埋める今日的な統合医療のあり方、認知症(痴呆)老人の不安とケア、人生の終末期に向かう人びとにとっての生きがい、そして地球温暖化問題に現れている、地球という閉鎖系の環境世界――。私たち一人一人の「いのち」から、私たちを生かしている環境の「いのち」まで、自己と生命とのつながりを受けとめ、こころすこやかに生きるヒントがぎっしり詰まった一冊。

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  • いま、抗暴のときに
    -
    1巻880円 (税込)
    辺見庸・初の電子書籍! 逆走する世界に抗いつづけるための論考・エッセイ集「抵抗三部作」の第二作。 2003年3月20日、米英軍によるイラクへの侵略戦争が開始された。イラクによる大量破壊兵器製造の可能性をなじり、大量破壊兵器をどの国よりも大量に保有、製造する米軍が、大量の精密破壊兵器を駆使して一方的な殺戮を展開する。この途方もない不合理と絶対暴力に呑みこまれる世界、付き従うコイズミ、どこまでも追認するメディア……。組織や思想の基軸のすべてがシャッフルされた「いま」こそ、組織性を剥いだまったくの個として、「個の魂」の主体性や自発性を優先的に考え、「個の戦線」に戻るべきだと説く。 「戦争構造はいま、まっとうな声を蹴散らしてますます膨らみつつある。(中略)いまほど戦争という絶対暴力に抗わなければならないときはない。だから、抗暴の発想を私はいつまでも撤回しない。」(「あとがき」より) 『サンデー毎日』連載「反時代のパンセ」他に加筆・訂正し2003年5月毎日新聞社より四六判刊行、2005年8月講談社文庫より刊行。

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  • いまだ、おしまいの地
    4.1
    1巻1,430円 (税込)
    講談社エッセイ賞受賞作家、こだまの最新作! 覆面作家のエッセイ集が9月2日に発売! 集団お見合いを成功へと導いた父、とあるオンラインゲームで「神」と崇められる夫、小学生を出待ちしてお手玉を配る祖母……“おしまいの地”で暮らす人達の、一生懸命だけど何かが可笑しい。主婦であり、作家であるこだまの日々の生活と共に切り取ったエッセイ集。 17年に発表したデビュー作『夫のちんぽが入らない』は20万部を突破し、翌年刊行した『ここは、おしまいの地』は歴史ある文学賞のひとつ「講談社エッセイ賞』を受賞、そして19年には『夫の〜』がNetflixにてドラマ化(タナダユキ監督)され世界へ配信されるなど、デビューから過ぎた怒涛の3年間。 そして2020年、待望の新作として『いまだ、おしまいの地』が発売される。作品が日本のみならず世界へと広がったにも関わらず、いまだおしまいの地で暮らし、いまだ彼女が作家であることを家族は知らないまま。ぜひ、こだまさんの秘密を共有するような気持ちでご一読ください。
  • いまだ人生を語らず
    4.0
    老いていくことのゆるやかな心構え 1953年生まれの著者は今年、70歳になった。 「これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは本格的に『高齢者』の域に突入する。(中略)そこで現在自分が人生観、世界観(というとあまりに厳粛な感じがするので、そういいたくはないが、要するに毎日の普通の心構え)を整理して纏めておきたい。」(巻頭「老年にはなったけど…」より) 「忘却」「記憶」「読むこと」「書くこと」「勉強」「音楽」「詩作」「犬」「幸福と若干の後悔」「スープと復讐」「もう一度行きたい、外国の街角」「秘密」「病」「信仰」「死」など、「老年」に身近な多彩なテーマを、そっと自らに問うている。 「この本はとてもリラックスして書いた。(中略)『人、中年に到る』と同じように、手元に何も資料など置かず、思いつくままに、好き勝手に筆を進めたわけで、書いているのが愉しかった。」(巻末「対話風の後書き」より) エッセイ集『人、中年に到る』刊行から13年、「歳を取ろうとしているわたしは、はたして聡明になったのだろうか、幸福になったのだろうか」。映画、文学、漫画、演劇、料理など各分野を網羅する著述家による、書下ろし作品。
  • いまなんつった?
    4.0
    『あまちゃん』の生みの親、宮藤官九郎さん。本書は、セリフを書きセリフを覚えセリフを喋って20年、人生の半分をセリフと格闘してきた宮藤さんが耳にし、思わず「いまなんつった?」と振り向いてしまった言葉を綴ったエッセイ集です。TV・舞台・映画・音楽・家庭で耳にした名&迷セリフ111個! 天才脚本家の頭の中を覗き見た気になる(?)、オトクな1冊です。
  • 現在を生きよう
    3.0
    「世の中は競争社会ではない」「常に少数派であれ」など10のテーマで、人気作家・鈴木光司が、若い世代に向けて熱く語りかける、生きる勇気と知恵が湧いてくる珠玉のエッセイ集。
  • イヤイヤ!ブブタの パンやで イヤイヤ!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 なんでも「じぶんで! 」「イヤイヤ! 」なブブタ。 大好きなパンを取ろうとしたら、たいへん! おちちゃった! さあ、ど~しよう! ? TVで話題沸騰! 人気の実用えほん『いるよね~! こんなこ』で大活躍中のイヤイヤ期キャラ、ブブタ。 雑誌『Baby-mo』読者ママのお悩みアンケートより、 イヤイヤ期にありがちなお悩みからピックアップしたエピソードが、読み聞かせ絵本になりました。 なんでも「じぶんで! 」「イヤイヤ! 」なブブタ。 今日は大好きなパンを買いにパン屋さんにやってきました。 ドアをあけるとおいしそうなパンがずら~っ! 。 トングを見つけて、どうしても自分でパンを取りたくなったブブタですが… あらあらたいへん! パンがおちちゃった! さあ、ど~する! ?ブブタ! お外でお子さんがイヤイヤしたときにどうしたらよいか、 親子で共感できるストーリーの「イヤイヤ期えほん」です。 たかい よしかず:大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。 2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。 明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、公文教育研究会「Baby Kumonベビーくもん」のキャラクター「くろくまくん」、 兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍。 主な作品に、絵本『いるよね~! こんなんこ』『いるよね~! ねないこ』(主婦の友社)、 『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、 エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)など。 見た人を元気にする作品づくりがモットー。 宮里 暁美(みやさとあけみ):国立大学法人お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所教授。文京区立お茶の水女子大学こども園園長。 子どもの姿に「耳をすますこと、目をこらすこと」を心がけ、30年以上、保育の現場や保育者養成に従事。 お茶の水女子大学附属幼稚園の副園長を7年間務める。 十文字学園女子大学幼児教育学科教授を経て、現職。 子どもたちや親たちとともに、季節を味わいながら過ごす日々を重ねている。 著書に『子どもたちの四季』(主婦の友社)。3児の母。
  • 嫌ダッと言っても愛してやるさ!
    -
    日本のパンクロックの元祖・遠藤ミチロウの第一エッセイ集。著者が自著の中でも最も愛した本。「この一冊で、あの(THE STALIN)デビューから解散まで(80~85年)自分が何を考えていたのか、あらゆる角度から手にとるようにわかるのだ」。破壊的で土着的。吉本隆明との83年の対談を収録。文庫化に際し、詩、未収録エッセイも収録。【※紙書籍版に含まれる歌詞は、本電子書籍には含まれません。】
  • 入り江の幻影 新たな「戦時下」にて
    3.3
    1巻2,200円 (税込)
    いまは「新たな戦前」ではない。「まごうことなき戦時下」だ。時代のあらゆる領域を侵蝕する「戦争」と対峙し、表現の力だけで翼賛の気風に抗う入魂の反時代的文芸エッセイ集。 発表済み原稿に加え、戦争の時代の全景を捉える書き下ろしを巻頭に収録。
  • イルカも泳ぐわい。
    4.1
    Aマッソ加納、初めてのエッセイ集! Webちくまの人気連載「何言うてんねん」に書き下ろしを加えた全40篇を収録。忘れられない漫才の一節、未知の検索エンジンに真夜中のレンコン、今この時代に芸人であるということ。鋭くて、繊細で、どこか過去の大切なものを思い出させる、今いちばん新しい言葉がここにあります。初の短編小説『帰路酒』収録。
  • いろいろ
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たおやかでまっすぐな言葉が紡ぐ、ありのままの本音。 等身大の上白石萌音があふれた文筆処女作となるエッセイ集、完成! 何気ない日常の断片や去来する思い、情景などを綴った50篇におよぶエッセイ、大切な家族との再会や、ゆかりの地を巡った故郷・鹿児島ルポ、初の創作となる掌編小説、思い出の写真とともに振り返るバイオグラフィ、本人撮影によるフィルムカメラスナップ……。 これまでブログやSNS、メディア取材などでは語られなかった気持ちや、家族・友人への思いなど、過去を振り返りながら足もとを見つめ直し、そして未来へ思いを馳せるように、ありのままに瑞々しくも至妙に綴られた文章はすべて書き下ろし。何気なくてあたたかな数々の“記憶”をあざやかな“叙述”として編み上げました。 豊富に収載する写真は全点初公開。文章と写真によって、俳優、歌手、ナレーターなど幅広い活躍でいま最注目の上白石萌音さんの多彩な魅力をあらゆる角度から描き出し、知られざる素顔と胸の内を知ることができる、ファンならずとも必携の一冊です! *電子書籍版は限定表紙&撮り下ろしカットを追加収載。紙版の一部カット未収載となります。 〈内容〉 *はじめに *エッセイ 「踊る」「視る」「懐かしむ」「読みこむ」「採る」「完パケる」「灯す」「駆られる」「決まる」「学ぶ」「読み上げる」「歩く」「断ち切る」「揃える」「降る」「鳴らす」「交わす」「合わせる」「駄弁る」「歌う」「食べる」「挟む」「ふやける」「減らす」「愚痴る」「叩く」「赴く」「住む」「生きる」「立ち返る」「めくる」「失くす」「写る」「違える」「オフる」「入る」「観る」「並べる」「参る」「宿る」「始める」「料る」「走る」「応える」「おます」「触れる」「褒められる」「演じる」「撮る」「終わる」  《全50篇》 *わたしの“萌音さんの色” *掌編小説 *わたしがいた風景~鹿児島小旅行リポート~ *足あと、いろいろ *『いろいろ』ができるまで *あとがきにかえて
  • いろいろな人たち チャペック・エッセイ集
    4.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「人間と犬」「洋服屋で」「鼻かぜ」――身近な出来事をもとに、暖かく、優しく、時に厳しいまなざしでもって、愛すべき人たちを描いた珠玉のエッセイ集。オリジナル版。解説=飯島周
  • 彩りのススメ 色と辿る、日々の暮らし
    -
    私たちは普段、たくさんの色に囲まれて生活している。そしてその色彩に私たちの心理状態は大きく影響を受けているといわれている。そんな人間の深層心理と、色のつながりの研究は古くは18世紀から学問として研究されてきた。 最近話題のRAYS色彩心理研究ユニット『UNOSANO・NET』から、色彩心理ナビゲーター宇野なつきの、色をテーマとしたエッセイ集が登場。 四季の彩りをテーマに、日本の豊かな色彩文化について語る。 【著者プロフィール】 宇野なつき(Natsuki Uno)プロフィール 色彩心理ナビゲーター、コラムニスト。 東京都出身。カラー心理診断士である佐野みずきに師事し、佐野みずきと共に色彩心理診断ユニットUNOSANO.NETにて、インターネット時代に合った『色彩心理』のナビゲーターとして活動中。趣味は音楽鑑賞、映画鑑賞。UNOSANO.NETは、児童教育コンテンツの監修、教育アカデミーでの色彩心理指導などを行っている。 宇野なつきの『彩りのススメ』ブログ  http://ameblo.jp/unosano-net/ UNOSANO.NET公式サイト  http://rays.cx/
  • いろんな気持ちが本当の気持ち
    4.2
    2011年デビュー10周年を迎えた著者の、創作の原点がわかる、第一エッセイ集。じたばたと考え、小説を書き、小説を読み、記憶をさぐり、そして日常を送る……。世界のなにに注目し、それをどう描いていくのか。新鮮な驚きと独特のこだわりに満ちた、長嶋有ワールドは、どんなに短いエッセイでも健在。文庫化にあたり、書き下ろしエッセイを追加。
  • 言わなければよかったのに日記/書かなければよかったのに日記(合本)
    NEW
    -
    小説『楢山節考』で異色の文壇デビューを果たした著者が、正宗白鳥、武田泰淳、井伏鱒二ら、畏敬する作家たちとの奇妙でおかしな交流を綴る抱腹絶倒の文壇登場日記(『言わなければ……』一九五八年)。一九六〇年代初め、各地を転々としながら書き継がれた姉妹編(『言わなければ……』一九六三年))。著者の代表的なエッセイ集二冊の合本。
  • インディゴのつぶやき【新装版】
    -
    1~2巻550円 (税込)
    1975年以降に生まれてきた多くの若者たちは、インディゴブルーの魂を持ち、古く、使いものにならなくなった既存の概念や社会通念、社会常識、社会システムを破壊し、愛と喜び、調和を基盤にした新しい社会を創造する使命を持って生まれてきています。 彼らはインディゴチルドレンと呼ばれ、今までの社会にない、まったく新しい視点や発想を携えています。 この本は、インディゴの一人である著者が、新しい視点とユニークな発想で、日常と世界をつぶやいたエッセイ集で、18編のエッセイが収録されており、2011年に出版されたエッセイ集『インディゴのつぶやき』(日本文学館)の新装版です。 今では古くなってしまった時事的なエッセイを削除し、加筆・修正を加え、新たに未発表エッセイ1編を追加しました。 世界と社会と日常に、彩りと希望を見出すことのできるエッセイ集です。 ●本の内容 初代若乃花 花田勝治さんの言葉 / UFO(未確認飛行物体)と黒船 / 戦争と平和について / お金と人類の意識について / 民主主義と自立について / アラーキーの写真に生と死、光と闇の完全性をみる / 学校教育について / 「知っている」ということについて / 東日本大震災と新しい社会 / 東日本大震災と人災 / 新卒一括採用について / 好きなことを仕事にする / 競争について / 信じることについて / 客観はありえない / 発達障害を排除するな / 遊びについて / 戦うということ
  • インディーゲーム中毒者の幸福な孤独
    3.9
    人生のどこかの瞬間と響き合う、個人的なゲームたち―― 異能のアニメーション作家による唯一無二のエッセイ集。 戦火のウクライナ発の奇怪な経営シミュレーション、セラピストと絵文字だけで会話するゲーム、認知症患者となりその混乱や不安を体験…… 「数多くの個人的なゲームたちと確かに交流したのだという幸福な錯覚は、自分と世界との距離を見つめ直そうとする私に流れる孤独な時間を、今も静かに支え続けてくれている」(本文より) 【目次】 ▼はじめに ▼まるでボトルレターのように ▼オーダーメイドゲーム作家 ▼祖母を見舞う ▼アルツハイマー病患者の苦悩と孤独 ▼トイレットシミュレーターの世界 ▼自家製マリオワールド ▼常識はずれのゲーム達2021 ▼語られたがった布団の中の物語 ▼戦火の中でリリースされたゲーム ▼誤解の中で呼吸するヒロイン ▼老後も遊べるゲーム ▼本から広がる言葉の宇宙 ▼誰とでも共作できる美術館 ▼暗い橋の上から ▼人間臭いゲームたち ▼正解の無い会話 ▼めくるめく無慈悲な肯定 ▼終わらせなければ、終わらない
  • インドは今日も雨だった
    3.3
    名著『ゴーゴー・インド』に続く傑作エッセイ集! またまたインドへ――なぜ、インドをまた、旅したくなるんだろう。バックパッカーのバイブル『ゴーゴー・インド』から10年を経て綴るインド紀行。はるばる「北インドのチベット」ダラムサラへ。安宿並ぶカルカッタのサダム・ストリートや、ネパール・カトマンズのスケッチの旅も収録。ハプニング続発、イラスト満載の傑作エッセイ。
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード
    3.4
    富と名声を求め、ビルの高さの大波に乗るサーファー。 火星の生命の謎を解くために、北米大陸でもっとも深い洞窟に潜るNASAの研究者。 生活のために命をかけてエベレストに登り、外国人が使う酸素ボンベを運ぶシェルパたち。 本能に突き動かされるままに、70歳近くになっても未踏ルートに挑みつづける老登山家……。 それぞれの理由を胸に、極限の自然に挑む人間たち。 荒ぶる自然と対峙したとき、彼らは何を考え、どう行動するのか? そして人間と自然の関係は、時代とともにどのように変わってきたのか? 『空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 』や『荒野へ』の著作で知られる、アメリカの人気ジャーナリスト、ジョン・クラカワーの、自然と人をめぐる10のエピソードを収録したエッセイ集。 ■内容 イントロダクション 第1話 マーク・フー、最後の波 第2話 火山の麓で暮らすということ 第3話 エベレストにおける死と怒り 第4話 火星への降下 第5話 転落のあとで 第6話 北極圏の扉 第7話 愛が彼らを殺した 第8話 穢れのない、光に満ちた場所 第9話 フレッド・ベッキーいまだ荒ぶる 第10話 苦しみを抱きしめて ■著者について 著 ジョン・クラカワー 1954年生まれ。シアトル在住のアウトドアライター、ジャーナリスト。 元登山家の経験を活かし、アウトドア関連のルポルタージュを中心に複数の著書を発表している。 巧みな構成と情感のある文章には定評があり、日本にも固定ファンを持つ。 ノンフィクション作家の角幡唯介も、もっとも影響を受けた作家としてクラカワーの名を挙げている。 翻訳 井上 大剛(いのうえ・ひろたか) 翻訳会社、出版社勤務を経て独立。 訳書に『インダストリーX.0』(日経BP) 『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(共訳、KADOKAWA) 『初心にかえる入門書』(パンローリング) 『世界でいちばん高い山 世界でいちばん深い海』(パイインターナショナル)など。
  • ウエザ・リポート
    3.5
    初めて自分の作品が一冊に纏まって本屋の店先に並んだときの喜びと戸惑い、主婦業をしながら台所の片隅で原稿執筆をする日々の中で繰り広げられる、編集者との軽妙なやりとり。時代小説家の日常とは……。生まれてからずっと住みつづけている函館の地、日々の暮らしの中で心引かれたできごと、江戸時代への思い……。本書は、10年にわたって、書き綴ってきたエッセイを集めた、著者、初のエッセイ集。ウエザー・リポート(天気予報)をもじったタイトルの通り、熱く語っていたり、冷めていたり、そのときどきで違うさまざまな気分、さまざまな素顔がつまった一冊。
  • 浮かぶ瀬もあり 河童の川流れ
    -
    焼け跡世代と呼ばれる年代の職人気質の男が書いたエッセイ集。人はいかにして育てればいいのか、社会に対する是非論は何を基準とするのか、趣味の家庭菜園を通して得られる土の哲学、などを自在に綴っている。自分を磨いて社会の役に立つ人間になっていくことを究極の生き方としてメッセージしているが、その時々の社会背景も相まって、職人という仕事の苦労や喜びも知らされる。
  • 浮き世離れの哲学よりも憂き世楽しむ川柳都々逸
    4.0
    「諦めきれぬをどうあきらめた 諦めきれぬとあきらめた」──人の心のありようをうたった都々逸から、「箪笥屋は離れ座敷を嫁の部屋」など、ちょっとエロティックな川柳、破礼句(ばれく)、「世の中ね顔かお金かなのよ」といった回文まで、三五〇余りの句や歌を通して、日本人の心の機微、男女の情愛や性愛の世界を読み解くエッセイ集。
  • うそ
    4.0
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 「あやまってすむようなうそはつかない」――。嘘に誠実であるほど、「ぼく」の言葉が深く響く。谷川俊太郎の珠玉の詩が絵本に! 「うそはくるしい」はずなのに、平気でうそをつく人がいる。 大きな声でうそをつき、しらを切り通す人もいる。 うそをくり返したら、ほんとうになるのだろうか。 この世はほんとのことより、うそであふれている。 うそをつかない人なんて、この世にはいないだろう。 でも、どうして人はうそをつくのだろうか。 ついついてしまったうそ。ごまかすためのうそ。 自分を守るためのうそ。 相手の幸せを願ってつくうそ。 そもそも[ついていいうそ]と[ついてはいけないうそ]、[いいうそ]と[悪いうそ]ってあるのだろうか。 あるとすれば、その違いはなんだろう。 いい・悪い、軽い・重いの基準で測れるものだろうか。 この絵本は、詩人・谷川俊太郎さんが1988年に発表した詩「うそ」に、イラストレーター・中山信一さんが絵を描き、構成した一冊。 ある男の子がうそについていろいろと思い、考える。 心の奥深いところまで届く、時おり読み返したくなる宝物のような一冊。 谷川 俊太郎(タニカワシュンタロウ):詩人。1931年、東京生まれ。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グーズのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞をはじめ、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。この「うそ」は、1988年刊の『はだか 谷川俊太郎詩集』(佐野洋子絵)の一編。 中山 信一(ナカヤマシンイチ):イラストレーター。1986年、神奈川県生まれ。広告や書籍、アパレルグッズなどのイラストを手がけるほか、個展開催や作品と合わせたエッセイ集も発表するなど、作家としても活躍中。また、HIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動しており、これまでに1stアルバム「cookie」と2ndアルバム「NESS」をリリース。D&AD賞2018Wood Pencil(銅賞)、JAGDA2018亀倉雄策賞ノミネート、JAGDA賞ノミネート、東京装画賞2013銅賞、そのほかADC入選、TDC入選など多数。

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  • 嘘でもいいから……
    -
    男と女の微妙なアヤを洒脱に描くエッセイ集。美女、猛女、才媛、妻、人妻……女性のことなら何でも熟知(?)している青木雨彦氏の実感的男女関係論。正規・不正規とりまぜて、男と女の結びつきを鋭く分析。愉快、難解、不可解な男女の仲を爽快に截断! ――結婚している、ということのメリットは、かりにヨソの女とそんなことになっても、「ねぇ、あたしと結婚して!」と言われなくて済むことだろう(「妻と別れて」)……。恋愛、結婚、浮気、別れなど、男と女の関係の、はかりしれない深淵を、独特の文体で描く名人芸。エッセイ全篇を流れる『嘘でもいいから……』の呟き!
  • うたの人物記 短歌に詠まれた人びと
    5.0
    三十一文字できりとられた個性的な人々の生を、エスプリとユーモアに富んだ語り口で読み解く。知的好奇心をくすぐる短歌エッセイ集。
  • 打たれ強い女でいこう~シングルの今が楽になる、ちょっとしたコツ~
    -
    電車の中では「けっ、売れ残り」と罵られ、年下の男からは、「ひと山いくらの女」呼ばわりされ、乳ガン検査で乳房をつぶされそうになる。自称「イイ歳したシングル」という著者が味わった苦渋悲哀の数々を通して見えてきた、心地よいと感じられる生き方とは? シングルの今が楽になり、打たれ強くなる!元気が出て、幸せに近づけるエッセイ集!

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  • 歌を探して ――友部正人自選エッセイ集
    -
    言葉の感覚の鋭さで1972年のデビュー以来、高く評価されるミュージシャンが自ら編んだエッセイ集。尖った感性の「ちんちくりん」(78年)、毎日が新鮮な「生活が好きになった」(86年)、予期せぬ国に滞在することになる『パリの友だち』(91年)、詩と音楽の日々『ニューヨークの半熟卵』(2003年)、そして未収録作や書き下ろしも。
  • 内田勘太郎 ブルース漂流記
    -
    日本を代表するブルース・ギタリスト内田勘太郎、初のエッセイ集。 ブルース、ギター、旅のあれこれ。 多くのミュージシャンにリスペクトされる憂歌団のギタリスト内田勘太郎、初のエッセイ集。幼少からデビューまでをブログで綴ってきたギター事始めを加筆編集。さらにアコースティック・ギター・マガジンで連載中の廻国ギター旅、影響を受けたブルースマン、各方面のミュージシャンからのコメント、すぐに役立つブルースのターンアラウンド直伝譜面、愛用のチャキP-1や旅の道具も大公開。憂歌団解散、再始動、沖縄、現在の活動についても語り尽くしたもりだくさんの1冊。 【CONTENTS】 ●ギター事始め~ギターとの出会い、木村君との出会い、憂歌団結成、デビューのいきさつ ●私を蹴とばしたブルースマン達~影響を受けたブルースマン ●廻国ギター旅~アコースティック・ギター・マガジン連載中のコラムより ●内田勘太郎の面倒くさいところ~ミュージシャン、タレントなど勘太郎縁の方からのコメント集 ●ギター事始め番外編~最新インタビュー ●譜面付き!直伝ブルース・ターンアラウンド 書籍版の付録CDの音源は、この電子版には付いておりません。
  • 宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?
    -
    トンデモ本から世界は見えるか? SFから人生は学べるか? くりまんじゅうが5分ごとに2倍に増えたら、宇宙はどうなるか? 作品の裏話、疑似科学やトンデモ本の話、怪獣映画や変身ヒーローものの話、SFの話、メディアや社会情勢の話などなど、現在までに書かれたあとがきや解説、エッセイを再録。また、これまであまり語らなかった私生活についても書き記した、初のエッセイ集。●山本弘(やまもと・ひろし)作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
  • 美しい着物、美しい人  伝えておきたい嗜みごと
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 およそ40年のながきにわたり染織研究家として活躍し続けてきた木村孝さん。和装の取り合わせの品格の高さ、きもの文化の教養の高さは、つとに知られるところです。本書は、若い世代やミセス、きものを通して和のたしなみごとを知りたい人達に向け、知っておいてほしい知恵やしきたりを現代にどういかすか、四季折々の行事の中、礼節の場、何気ない暮らしの中を背景に綴る指導的エッセイ集です。本物のお洒落とは。品格とは。今だからこそ伝えおくべき事がこめられた、人生の深みすら感じさせる一冊。きもの初心者にも理解しやすいよう、巻末には用語解説頁も付いています。

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  • 美しい日本の歴史
    5.0
    日本って面白いと思える歴史エッセー 『三国志』『宮本武蔵』などで知られる国民的作家・吉川英治が語る 日本史の珍談・奇談! 明治天皇、徳川吉宗、田沼意次など日本史の有名人にまつわるエピソードや 著者が聞き知った戦後の逸話や江戸時代の珍談など教科書では語られない内容がいっぱいのエッセイ集 知れば誰かに教えたくなる 面白い日本史に触れられる1冊です。 【目次】 鼻の白粉 敗戦の狐窟 兵隊と天皇 皇居文明開化に開く日 “ままごと棚”世相 うずらの羽虫 試されたお妃 菊池寛氏のオチ 又之丞の恋 性花斉放 尼のもの底無し さあお進み下さい 大大論 ほほ笑ましきスト 蜂飼いの大臣 異見会 【著者紹介】 吉川英治(よしかわ・えいじ) 1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。
  • 美しいもの 白洲正子エッセイ集<美術>
    5.0
    絵巻物や屏風、扇面、掛幅などの絵画、光悦・乾山や魯山人などのやきもの、能装束や辻ケ花などの着物、円空や白鳳時代の仏像、硯箱から印籠までの漆工芸など、白洲流の美の発見と古美術に寄せる思いを語る。
  • 美しいものを、美しく 定家亜由子が描く日本画の世界
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新進気鋭の日本画家・定家亜由子氏の作品と共に、定家氏が作品制作への想いや、対象となる花や草木に対する眼差し、日本画の素晴らしさを綴ったエッセイ集。「美しいものを、美しく描きつづけたい」という想いとともに、日々感じるという「生活のなかにある美」について、また一般には馴染みのない日本画の道具や絵の具、紙についても、自身の作品や作業風景の写真などを取り混ぜながら語るエッセイ集。
  • 美しき日本の面影(新潮文庫)
    -
    この国には妖精が棲んでいる――。日本中をピンクに染める桜前線、久米島の水辺で瞬く蛍、寝台特急「さくら」号、そして故郷長崎の平和の祈り。自然と共存する人々の心根の優しさに目を見張り、鮮やかな季節の移り変わりに息を呑む。デビュー以来、三十余年にわたり旅を続けてきた著者が、数々の出会いと別れ、少年時代の思い出を慈しみながら綴る、大人のための旅のエッセイ集。
  • 美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか
    4.2
    現代日本の社会通念を挑発する作風で絶大な支持を受ける天才美術家、会田誠。奇抜な発想の裏にあるアーティストの日常と思考とは? なぜかCM俳優となった中国での出来事、ジャージだけで過ごした藝大時代の狙い、美術家を目指す若者へのアドバイス――。遺書を残すかのように自らの細部までさらけ出した名文の数々。笑えて深いエッセイ集。
  • うつくし、日本
    完結
    -
    全1巻1,375円 (税込)
    伊藤忠商事理事、日本合気道協会顧問(八段)という、ビジネスマンとしても武道家としても活躍してきた著者は、歴代総理6人の民間アドバイザーや、日本相撲協会の生活指導委員を務めるなど、各界から助言を求められること数知れず。 武とビジネスで培われた大局観とバランス感覚で、日本の諸問題、心のあり方、世界の中の日本論を説く。堂々たる日本人としての生き方メッセージにあふれたエッセイ集です。 季刊『道』連載「うつくし、日本」全編と、ロングインタビューを収録。
  • うつは移して治す―ある精神科医の「野生の思考」
    -
    その精神科医は白衣を着ない。理由その1、白衣は患者と医者の間に障壁となって、無用な緊張を生み出しかねないから。理由その2、診断、治療にとって最も大事な「共感」することを妨げる可能性がある。その「共感」を重視する診察室では、実にさまざまな会話が患者たちと繰り広げられる。野球、将棋といった趣味の話から、姑との確執のような人生相談に近いものまで、想像以上ににぎやかでバラエティに富んでいる。そして、その過剰な会話に疲れた時には、統合失調症患者の「サラサラした」存在感が癒してもくれる。患者の気持ちを和らげることに心血を注ぎ、人間を愛してやまない精神科医による、精神疾患を心理的、社会的、生物学的視点といった多方面からアプローチしたエッセイ集。

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  • うふふな日々
    3.3
    『バッテリー』『NO.6』『おいち不思議がたり』シリーズなど、ベストセラーを次々と生み出している人気作家・あさのあつこ。都会のきれいな書斎で、パソコンに向かって優雅に執筆しているのかと思いきや、生まれ故郷・岡山の緑豊かな町で、家事、育児と悪戦苦闘しながら物語を紡ぎ出してきたという。子ども達の成長に一喜一憂、ずっこけまくり、妄想一杯の日常生活。散歩で目にした風景はいつしか霧のロンドンにすり替わり……。田舎暮らしを愉しむなかで、奇跡のように出会った本や、滾るような想いを抱きながら悶々としていた日々にも思いを馳せる。大切で愛おしい日常をユーモアたっぷりに綴ったエッセイ集。読むだけで元気になれること請け合います。

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  • 旨いものが食いたくなる本 一
    -
    篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家などで知られる北大路魯山人の食に関するエッセイ集。第一巻は「明石鯛に優る朝鮮の鯛」「味を知るもの鮮し」「甘鯛の姿焼き」「アメリカの牛豚」「鮎の食い方」「鮎の試食時代」「鮎の名所」「鮎ははらわた」「鮎を食う」「洗いづくりの美味さ」「洗いづくりの世界」「鮑の水貝」「鮑の宿借り作り」「鮟鱇一夕話」「生き烏賊白味噌漬け」「いなせな縞の初鰹」「猪の味」「インチキ鮎」「鰻の話」「美味い豆腐の話」の二十話を収録。
  • 旨いものが食いたくなる本 合本版
    -
    篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家などで知られる北大路魯山人の食に関するエッセイ集の合本版。105話を収録。食材の豊富さ、また季節ごとの調理方法は日本に生まれて良かったと思える本。
  • 生まれた時からアルデンテ
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 町の食堂から三ツ星レストランまで、幅広く食べつづける平野紗季子ファン待望初エッセイ集。
  • ウマをめぐる旅
    -
    旅の途中で馬と出逢う。そこで僕は、何を得たのだろうか? 近くても、遠くても、「競馬」と「旅行」を組み合わせれば、不思議な出来事が起こる予感? そんな暖かくて少し切ない、全国5カ所の競馬場をめぐるエッセイ集です。 【収録作(括弧内は舞台となった競馬場)】 ・失われた味を求めて。忘れられない逸品は、競馬場にある 「ハムカツの味」(浦和) ・この競馬場には、常に不思議があふれている。5本のショートエッセイ+実践的・大井競馬旅行術 「ハロー、ティー・シー・ケー・プラネット」(大井) ・小さな夏の旅にて。僕は、馬と景色と人に出逢った 「サマーブレイカー」(札幌&帯広) ・エピローグ(新潟) 表紙制作:杉浦昭太郎
  • 海の道・海流
    -
    大いなる流れの中で、幸福とは何かを追い求める 海に挑み、海を渡ることで成長し道を切り拓いてきた人類。 そしてこの国にも、愛艇で海に挑み続けた商社マンがいた――。 一人の男の海への愛とロマンを綴った珠玉のエッセイ集。

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  • 海辺の俳人
    -
    潮風を胸いっぱいに吸い、地球と繋がる。 “ここ”にある、小さな確かな幸せ。 海辺の暮らしは、結婚、愛娘の誕生、コロナ禍の自粛生活と、 形を変えつつ穏やかに続いていく。 湘南の片隅の町に暮らす、俳人、ときどき“変人”の初エッセイ。 ふるさとにつながる海や南風  和歌山で大自然に囲まれて育った俳人は、上京してから海にあこがれ続け、25年目、湘南の片隅の町にある「スーパーオーシャンビュー」の一軒家に移り住む。 浜辺で見つけた箱河豚のミイラ、ウイスキーを垂らして啜る生牡蠣、庭にふらりと訪れる猫、臨月の妻との散歩、俳句を詠みながら待つ我が子の誕生、コロナ禍の親子三人での初帰省……。海風に守られるように身を寄せ合って暮らした日々の記録。 七草や疫病の世に児のおなら 俳句結社「蒼海」主催で、又吉直樹さんとの共著『芸人と俳人』、穂村弘さんとの共著『短歌と俳句の五十番勝負』、NHK俳句の選者など、幅広く活躍する俳人の初エッセイ集。
  • 海辺の熔岩
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 東京美術学校に絵画を学び、二科展で樗牛賞受賞した洋画家であった著者によるエッセイ集(日本エッセイスト・クラブ賞)受賞作。カラー挿画も収録。 【目次】 ダ・ビンチ曰く 桜島 大王崎に打つ怒涛 波の画 巌 房総の画 青木と中村 海辺の村 中村彝回想 遺作 坂本先生にあった時 不安一 不安二 榛の畦みち 童顔の画家 寂寥 病友へ 疎遠 しっと 肉芽 入学試験 霊岸島 早稲田 戸山が原 空想と現実 美の起動 色彩 幻の泥仏 8ミリ礼讃 筑後柳河 美の創造 炎 ビル 聴き落とした話 乞食渡世 水の音 無限の空 暑さ 秋雨 秋の声と香 自然児 富士のあけくれ あとがき 挿画目次 曽宮 一念 1893~ 1994年。洋画家、随筆家、歌人。東京美術学校卒業。二科展で樗牛賞受賞。その後失明。随筆や狂歌を始める。 著書に、『曽宮一念作品集 第1-3輯』『いはの群』『すその 素描集』『夕ばえ』『裾野』『袖の中の蜘蛛』『榛の畦みち』『海辺の熔岩』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)『曽宮一念 現代作家デッサン集38編』『日曜随筆家』『泥鰌のわた』 『曽宮一念作品集』『東京回顧』『紅と灰色 画集』『火の山 画集』『白樺の杖』『夕ぐも 書画集』 『みどりからかぜへ』 『砂上の画 自選エッセイ集』『風紋 詩画集』『夏山急雨』『武蔵野挽歌』『雁わたる』『ニセ家常茶飯』『火の山巡礼』(大沢健一編)『画家は廃業 98翁生涯を語る』『九十九の店じまい 画文集』『雲をよぶ 詩歌集』(大岡信編)『へなぶり拾遺』『曽宮一念作品集』などがある。
  • 海山のあいだ
    3.3
    好きなことをする以上に、「いやなことはなるたけしない」。いつも人恋しい思いがあるので、わざとそっけなく、へだたりをとって生きている。――そんなスタイルを貫く著者が、足の向くまま山へ、海へ。池内流「ひとり旅」の原点となった飄逸なエッセイ集。第10回講談社エッセイ賞受賞作。

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  • 海をあげる
    4.4
    おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱えながら、理不尽な暴力に直面してなおその目の光を失わない著者の姿は、連載中から大きな反響を呼んだ。ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれた初めてのエッセイ集。
  • うれしい悲鳴をあげてくれ
    3.4
    作詞家、音楽プロデューサーとして活躍する著者の小説&エッセイ集。彼が日常に「言葉」を紡ぐと「物語」が生まれる。そこには誰をも魅了する、堪えきれない笑いがあり、ゾクッとする恐怖があり、腑に落ち過ぎるくらいのオチがあり、最後は世界の真理を言い当てられたような不思議な気分にさせてくれる。「言葉」の持つエンターテイメントの可能性を開く1冊。
  • うわさ帖
    -
    “見てみぬふり”“社長の兄貴”“マンションの蚊”……何かワケありのこの見出しだけで、どんなことが書いてあるのか読みたくなる辛口の面白エッセイ集。酢いも甘いもかみわけた著者の周辺と日常を、ちょっとしたエピソードを題材に味つけし、人生の機微を写しとった大人の読み物。
  • 蘊蓄好きのための格闘噺
    3.0
    おそらく世界で一番「格闘」のことを書いてきた著者が、プロレス、総合格闘技から極真空手、古流柔術まで縦横無尽に語り尽くす! 格闘技黄金時代の2004年~2007年まで新聞紙上に連載された同書には、「あの名勝負」の観戦記録も収録されており、格闘技ファンなら読んだら涙! 全67本+場外乱闘編3本を収録した貴重なエッセイ集。
  • 産んでくれなんて頼んでないし
    3.7
    死にたかった女の子がYoutuberになって 性教育をひろめて、出産するまで。 総再生回数40,000,000超! 性教育YouTuberシオリーヌ初エッセイ 希死念慮を抱えていた10代 精神科思春期病棟で働いた20代 結婚、妊娠、出産。“大黒柱妻”として働く30代 あの頃の生きづらさは、本当に自分だけのせいだった? 子どもが欲しい、ってわがままなのかな? 生きててよかった、と思って死にたい。 たくさん悩んで生きていくあなたのための、18の短編エッセイ集 【目次】 まえがき 一人  クソ真面目コンプレックス  ダイエット英才教育  普通に食べる、ができなかった  助産師になると決めた日  精神科思春期病棟  明日にはもう会えないかもしれない  あのとき笑った私に  諦めた愛情 二人  グラコロ買いにいこう  遅れてきた反抗期  「子どもが欲しい」  しっかり者ロス  協力的な夫  摂食障害と妊娠  母性はどこだ 三人  産後うつまで、5秒前  お母さん  生きててよかった、と思って死にたい あとがき
  • ウンベルト・エーコのテレビ論集成
    -
    『薔薇の名前』の著者によるテレビをめぐるエッセイ集。「知の巨人」が、メディア、大衆、物語、文化批評、パロディ、映画といった多様な切り口で、テレビの本質を読み解く充実の一冊。
  • 運命は、きっと変えられるよ
    -
    今つらくても、苦しくても、大丈夫。 あなたの内に潜む能力を、いつでも信じていて。 希望の光が差し込んでくる癒しの言葉 強くやさしく生きるための、94のメッセージ 人知れず涙を流す夜や、不安で起き上がれない朝は、どんな人にも訪れるもの。生きている限り悩みは尽きないけれど、時代や国を超えて語り継がれてきた「名言」が胸にあれば、くじけそうなときも立ち直れる──そんな、“心の杖”となる言葉と、考え方のヒントを綴った癒しのエッセイ集。 「涙があるから、心は前に向く」 悲しいとき、あなたは人前で泣くことができますか? 涙は、こらえるものではなく、流したほうがずっといいものなのです。 インドの指導者であるガンジーは、こんな言葉を残しています。 『束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。逆境があるからこそ、私は走れるのだ。涙があるからこそ、私は前に進めるのだ』 泣くのは、心が弱いからではありません。みっともないことでもありません。それは前に進むために必要な“心のリセット”なのです。
  • 永遠なるものたち
    4.0
    【人気連載、待望の書籍化! 珠玉のエッセイ集】 私は東京生まれだけど、ずっと「私には行けない東京」があります。 移ろいゆく空の色。 転校していったまま住所のわからない女の子。 もう知らない人が住んでいる生まれた家。 失われ、手の届かないがゆえに 永遠となったものたち。 欠けた私を探しにゆく、フラジャイルな旅へ。 【本文より】 「運命ってあると思う?」  さっき出会ったばかりの彼女が私に訊きました。  カフェのテラス席はパラソルヒーターで暖まっていて、 私の紅茶も彼女の珈琲もまだ冷めていません。   ――(「運命」) 【装丁】佐藤亜沙美 【装画】須川まきこ 【目次】 はじめに 5 001 知らない家の窓灯り 013 002 夏休みのラジオ 19 003 私の東京 24 004 SWIMMER 31 005 代々木1‐54ビル 35 006 レズ風俗 43 007 運命 57 008 コンタクトレンズ 69 009 ダイエット 73 010 なくしもの 79 011 心の傷 86 012 祖母と友人 91 013 おじいちゃんの自転車 100 014 猫の死に際 105 015 冬の様子 110 016 人生 116 017 紫陽花と友人 122 018 忘れられない恋 130 019 骨折 137 020 弟持ち長女 145 021 偏頭痛 152 022 コーマワーク 156 023 ダイアログ・イン・ザ・ダーク 164 024 登山 181 025 喪失と再生 189 026 身体 207 終わりに 217
  • 永遠の不服従のために
    -
    1巻880円 (税込)
    辺見庸・初の電子書籍! 逆走する世界に抗いつづけるための論考・エッセイ集「抵抗三部作」の第一作。 2001年9月11日の米国同時多発テロによって剥ぎとられた幻想のヴェールの下から、まったく意想外の貌が次々に露出していく。アフガニスタンへの米軍の非道きわまりない報復戦争、テロ対策特措法の通過、自衛隊の参戦、有事法案の閣議決定……。丸山眞男、宮沢賢治、柄谷行人、北原白秋、ジョージ・オーウェルら表現者の言葉や人びとの変節を例に引きながら「いま」の実相を解き明かし、「個」としての生き方を自問する。 「きたるべき(あるいはすでに到来した)戦争の時代を生きる方法とは、断じて強者への服従ではありえない。(中略)暗愚に満ちたこの時代の流れに唯々諾々と従うのは、おそらく、非人間的な組織犯罪に等しいのだ。戦争の時代には大いに反逆するにしくはない。」(「あとがき」より) 『サンデー毎日』連載「反時代のパンセ」に加筆・訂正し2002年10月毎日新聞社より四六判刊行、2005年5月講談社文庫より刊行。

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  • 映画周辺飛行
    -
    「風と共に去りぬ」では、本人も気づかない女の打算を語り、「太陽がいっぱい」で、自身のほろ苦い恋愛事件を告白! モンローの生涯にハリウッドの光と影を思い、忘れ得ぬ名作「ローマの休日」でオードリー讃歌をうたいあげる……。人生の苦味を描く阿刀田文学の原点をさぐる18編を収録。ファン必読の楽しい映画エッセイ集。
  • 映画という《物体X》 フィルム・アーカイブの眼で見た映画
    -
    映画保存のエキスパートが明かす、《物質》面から捉えた映画の新しい魅惑 過去の文化遺産を保存・運用する「アーカイブ」。その仕事は現在ますます注目を集め、21世紀は「アーカイブの時代」とも呼べるでしょう。本書は、そのアーカイブを映画という分野で担ってきた著者による、「物質としての映画」にまつわるエッセイ集です。曰く、映画フィルムは牛からできている。映画フィルムは正しく救わないと爆発してしまう。映画フィルムはしばしば遠い旅に出てしまう。そんな不思議なお騒がせ者だけれど、フィルムの映画こそ未来に残すべき本物の「映画」なのです。 本書では、そんな映画の赤裸々な姿が、土地や歴史を縦横無尽に行き来しながら語られます。そして、映画アーカイブの基本思想は「すべての映画は平等である」。小津安二郎も成人映画も区別なく、7万本以上の映画が快適な環境で未来へ引き継がれてゆく映画アーカイブの収蔵庫は、そのような映画への新たな視座を生み出す場所でもあります。 巻末には蓮實重彦氏との対談を収録! カバー写真:中馬聰
  • 映画にまつわるXについて
    4.1
    『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』、2002年のデビューから、オリジナル脚本・監督による四作の長編映画を生みだし、数々の映画賞を受賞した映画監督・西川美和。本書は、いま次回作にもっとも期待の寄せられる西川氏、初のエッセイ集。小説誌「ジェイ・ノベル」の連載「映画にまつわるXについて」を中心に、雑誌、新聞、ウェブなどに寄稿した7年分のエッセイを収録する。脚本やキャスティング、取材やオーディションなど、『ゆれる』『夢売るふたり』などの映画制作の現場にまつわるエピソードはもちろん、旅先での出来事や人との出会い、刺激を受けた映画や本について、子どもの頃のことなど、内容は多岐にわたる。いずれも西川美和というフィルターを通し、見つめられ、切り取られた一瞬の風景だが、横綱・朝青龍関はヒーローかヒールか、映画において裸とはどうあるべきか、オーディションでは何を見られているか、カチンコの役割について――などなど、映画作品と併せて楽しめる一冊。解説は、寄藤文平氏。
  • ― 英国田舎旅エッセイ ― 不思議の国に誘われて
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英国の田舎を旅してみたくなる30編の珠玉のエッセイ。 このエッセイ集に描かれているのは、湖水地方、コッツウォルズ、スコットランドなどに点在するいかにも英国的な小さな町や村々。そして、そこに住む素朴な人たちとの心のふれあい。英国の田舎には自然と人の織りなす穏やかな時間がゆったりと流れ、私たちがいつの間にか忘れてしまっていたノスタルジックな「何か」が残されています。そんな「何か」を何百年もの間、したたかに持ちつづけている英国人ってどんな人たちなのでしょう?そんな彼らとの出会いと別れを通じて英国を詩情豊かに謳い上げた一冊。本書は、趣味人倶楽部に2009年から2019年まで10年にわたり連載された内容を加筆・再編集したもの。著者撮影のカラー写真30 葉、モノクロ写真60 葉。
  • 英語となかよくなれる本
    4.0
    私の20代の英語の先生は、アガサ・クリスティだった──。長年、英語を使って仕事をしてきた著者が「英語は苦手」な人にこそ贈るエッセイ集。料理、コミック、音楽、旅とミステリー。読みたい本、外国人と親しくつきあうヒント、趣味をもっと深めたくなる刺激が満載。たとえばパッケージの海外旅行に飽きたら、英語のガイドブックも手にとってみて。日本のガイドブックより、たくさんの情報が手にはいるはず。英語となかよくすると世界は広がる、楽しくなる!

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