いまだ人生を語らず

いまだ人生を語らず

小説・文芸
2,772円 (税込)

13pt

4.0

老いていくことのゆるやかな心構え

1953年生まれの著者は今年、70歳になった。
「これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは本格的に『高齢者』の域に突入する。(中略)そこで現在自分が人生観、世界観(というとあまりに厳粛な感じがするので、そういいたくはないが、要するに毎日の普通の心構え)を整理して纏めておきたい。」(巻頭「老年にはなったけど…」より)
「忘却」「記憶」「読むこと」「書くこと」「勉強」「音楽」「詩作」「犬」「幸福と若干の後悔」「スープと復讐」「もう一度行きたい、外国の街角」「秘密」「病」「信仰」「死」など、「老年」に身近な多彩なテーマを、そっと自らに問うている。
「この本はとてもリラックスして書いた。(中略)『人、中年に到る』と同じように、手元に何も資料など置かず、思いつくままに、好き勝手に筆を進めたわけで、書いているのが愉しかった。」(巻末「対話風の後書き」より)
エッセイ集『人、中年に到る』刊行から13年、「歳を取ろうとしているわたしは、はたして聡明になったのだろうか、幸福になったのだろうか」。映画、文学、漫画、演劇、料理など各分野を網羅する著述家による、書下ろし作品。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    白水社
  • タイトル
    :
    いまだ人生を語らず
  • タイトルID
    :
    1446651
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年10月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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いまだ人生を語らず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    四方田犬彦のエッセイ

    この本と出会うまで、四方田と言う方を存じ上げなかったと思う。
    読んでいくうちに当然だが著者にも興味を持ち、web検索したのだけど、テレビでお見かけしたかも…。恐れながらそのような程度でありました。

    歳を重ねる大変さは痛感しているが、なんとか明るく前向きになれるヒントを得たい。それがこの類の書を読む理由だ。

    著者が生きてきた中で、特に印象に残ったことや、著者自身が老年を生きるヒントとしてきたものを語るエッセイであった。

    飼っている犬については人間らしさを記され実直な描写が心に残る。
    こちらは意外だったが、親鸞聖人についての部分もあり大変勉強になりました。親鸞については興味を持ち始めたばかりでこれから触れていきたいと思っていたので、より興味深く読みました。

    最後に一番の読みどころを。
    秘密について、こちらは自身の親族の秘密にも触れ、改めて誰もが持つ秘密の取り扱いと墓場に入った後のことも考えさせられるものだった。
    死についての捉え方考え方は、著者の言葉で生命が尽きることではないと実感し、カッサンドラが不憫でならなかった。

    モロッコについても大変素敵な表現で気持ちだけ旅をした感覚になりました。

    0
    2023年08月12日

    Posted by ブクログ

     2023年に七十歳となった著者が、「忘却について」「読むことについて」「詩作について」など、章ごとにテーマを絞り、自身のこれまでの活動や思うことを語っている。「幸運と若干の後悔」という章では、著者のこれまでの人生で幸運と感じたことと後悔していることが箇条書きにされているのだけれど、「幸運6 一九五九年もののシャトー・ディケムを呑むことができたこと しかも続けて二本」(p182)というのがいかにもこの世代の人という感じ。最終章は「死について」。誤植がとても多く、読むリズムをそこかしこで乱されてしまった。

    0
    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     四方田さんの思索集かな。
     1回ではなく、いくたびも繰り返し読んで楽しみたい本。
     何度も書棚から取り出して、拾い読みしたくなる本。

    0
    2023年07月20日

いまだ人生を語らず の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    白水社
  • タイトル
    :
    いまだ人生を語らず
  • タイトルID
    :
    1446651
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年10月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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