※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「人間と犬」「洋服屋で」「鼻かぜ」――身近な出来事をもとに、暖かく、優しく、時に厳しいまなざしでもって、愛すべき人たちを描いた珠玉のエッセイ集。オリジナル版。解説=飯島周
Posted by ブクログ 2021年04月04日
猫丸さんのお薦め本です。ありがとうございます。
カレル・チャペックは1890年生まれのチェコの作家。
プラハのカレル大学で学んだ後、ベルリンとパリに留学。
帰国後の1916年(26歳)から創作開始。
1921年に新聞社入社。
生涯ジャーナリストとして活動。
この作品はエッセイ集で
Ⅰ男と女と日常生...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月11日
日常のささいなできごとを見守るチャペックは、からかいまじりのユーモアを発揮する。鼻かぜや、女について、男について、家にまつわるあれこれ、買い物について・・・。上機嫌の底にあるのは、それほど偉くも立派でもない、人間に対する愛情だろう。その愛情が政治に向かうと、人間らしい生き方を求めての、熱い呼びかけと...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
「灰色のスーツを白のスーツと黒のスーツの妥協と呼ぶ人たちがいるのだ。一部の人たちにとって音符dはcとeの間の妥協なのである。政治的な中央とは、その人たちにとって狂った革命主義と中世的な反動の妥協なのである。朝はたんに朝ではなくて、真夜中と真昼の間の妥協である。渇きの事実は水と火の間の妥協である。」
...続きを読む