イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペック。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、今もなおファンが多い。本書は評価が高いイギリス滞在記で1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのもの。チャペックの「イギリスびいき」ぶりがうかがえる名著。自筆イラスト多数。

...続きを読む

イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年07月03日

    チェペックが行く、豊かな旅の記録・イギリス編。

    これはチャペックの温かみあふれるまなざしと、ウィットに富んだユーモアが素晴らしい旅行記。
    豊かな人間愛・郷土愛から、チャペックの人柄が透けて見える。

    内容的には、歴史とかその土地の風土とかよりむしろ、著者が見たこと、感じたことに重きが置かれているか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    カレル・チャペックのイギリス見聞録。挿絵も本人によるもの(なんと、絵も描けるのだ!)。ハイドパークの演説家に感心し、お巡りさんの大きさに驚き、変化のない街路に退屈する。心に響いたものを、その場所や事柄の知名度に関わりなく綴る文章は、ごく私的でだからこそ普遍的な、チャペックならではのものである。そして...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    ほぼ100年前の旅行記。
    筆者のカレル・チャペックはチェコ・プラハ出身の、ジャーナリスト・エッセイスト・小説家・劇作家。1924年の5月から7月にかけてイギリス国内を旅する。この間に書いた紀行文がプラハの新聞に連載され好評を博した。それを書籍化したものが本書。
    「あいさつ」と題された、筆者による前書...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月25日

    チェコのジャーナリスト、小説家であるカレル・チャペックがイギリスに滞在した際のイギリスに関するエッセイ。

    カレル・チャペックについては、全然知らなかったのだけれど、「ロボット」という新語を世に広めた人らしい。へぇ。
    カレル・チャペックの旅行記としては、他に、イタリア、オランダ、スペインなどがあるけ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月24日

    100年前のチェコ人作家カレルチャペックのイギリス旅行記。
    軽妙な語り口でイギリスを自分の国と比較しながら語る。
    時に称揚し時に皮肉ってみたり、どこか牧歌的な雰囲気が漂っていてのんびりと読むことが出来る。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月04日

    チェコ語で書かれた原典など読むことはできないが、本書の訳文の多彩な文体を見ていると、翻訳大変そうだなあ、と想像できる。

    飄々とした味わい、ちょっぴりの皮肉。
    ペンクラブの招きでのロンドン行きだったそうで、当時のイギリス文人の錚々たる顔ぶれの戯画もある。
    何でも、チャペックをそれまで高く評価していた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月03日

    チェコの作家カレル・チャペックの
    イギリス旅行記。

    現在でも多くの外国人が集まるような
    観光スポットを訪れているが、
    「外国人ジャーナリスト」である
    彼独自の目のつけどころがあったり、
    ユーモア溢れる文体で(私は偉大なる
    作家に向かって失礼かと思うが、
    「チャーミングな文体」だなぁと
    感じる。)綴...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    故郷をこよなく愛するとともに、世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は中でも特に評価が高いイギリス滞在記で、1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    イラストが可愛いカレル・チャペック。
    「長い長いお医者さんの話」「園芸家の12ヶ月」「ダーシェンカ」の著者としてしか知りませんでした。
    ジャーナリストでもあり、旅行記も6点ほど出版されていて「イギリスだより」は2作目にあたります。
    イギリスびいきということですが、独自のユーモアを交えながら行く先々で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月09日

    カレル・チャペックの旅行記、エッセイのような一冊。
    少し読みにくいような表現があるものの、イギリスのあれこれについて色んな感想、表現を駆使して書き綴っているのが読んでいて楽しいです。
    交通機関についての話が個人的にお気に入り。

    0

イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す