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Posted by ブクログ 2011年07月03日
チェペックが行く、豊かな旅の記録・イギリス編。
これはチャペックの温かみあふれるまなざしと、ウィットに富んだユーモアが素晴らしい旅行記。
豊かな人間愛・郷土愛から、チャペックの人柄が透けて見える。
内容的には、歴史とかその土地の風土とかよりむしろ、著者が見たこと、感じたことに重きが置かれているか...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
カレル・チャペックのイギリス見聞録。挿絵も本人によるもの(なんと、絵も描けるのだ!)。ハイドパークの演説家に感心し、お巡りさんの大きさに驚き、変化のない街路に退屈する。心に響いたものを、その場所や事柄の知名度に関わりなく綴る文章は、ごく私的でだからこそ普遍的な、チャペックならではのものである。そして...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月15日
ほぼ100年前の旅行記。
筆者のカレル・チャペックはチェコ・プラハ出身の、ジャーナリスト・エッセイスト・小説家・劇作家。1924年の5月から7月にかけてイギリス国内を旅する。この間に書いた紀行文がプラハの新聞に連載され好評を博した。それを書籍化したものが本書。
「あいさつ」と題された、筆者による前書...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月25日
チェコのジャーナリスト、小説家であるカレル・チャペックがイギリスに滞在した際のイギリスに関するエッセイ。
カレル・チャペックについては、全然知らなかったのだけれど、「ロボット」という新語を世に広めた人らしい。へぇ。
カレル・チャペックの旅行記としては、他に、イタリア、オランダ、スペインなどがあるけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月04日
チェコ語で書かれた原典など読むことはできないが、本書の訳文の多彩な文体を見ていると、翻訳大変そうだなあ、と想像できる。
飄々とした味わい、ちょっぴりの皮肉。
ペンクラブの招きでのロンドン行きだったそうで、当時のイギリス文人の錚々たる顔ぶれの戯画もある。
何でも、チャペックをそれまで高く評価していた...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月03日
チェコの作家カレル・チャペックの
イギリス旅行記。
現在でも多くの外国人が集まるような
観光スポットを訪れているが、
「外国人ジャーナリスト」である
彼独自の目のつけどころがあったり、
ユーモア溢れる文体で(私は偉大なる
作家に向かって失礼かと思うが、
「チャーミングな文体」だなぁと
感じる。)綴...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
故郷をこよなく愛するとともに、世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は中でも特に評価が高いイギリス滞在記で、1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのも...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月15日
イラストが可愛いカレル・チャペック。
「長い長いお医者さんの話」「園芸家の12ヶ月」「ダーシェンカ」の著者としてしか知りませんでした。
ジャーナリストでもあり、旅行記も6点ほど出版されていて「イギリスだより」は2作目にあたります。
イギリスびいきということですが、独自のユーモアを交えながら行く先々で...続きを読む
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