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Posted by ブクログ
平野紗季子さんの10年ぶりの新刊「ショートケーキは背中から」が発売されました。
では10年前の本は?
読みました!
めちゃくちゃ面白かった。
本のページをめくるたびに驚き、びっくり箱のよう。楽しい!
こんなにも食べ物への愛が溢れている人がいるのだ、ということに嬉しくもあり。
自分の食に対しての振り返りや、
これからの食の付き合い方の学びになる本です。
彼女のpodcastも文章そのまま個性豊か。
また彼女だけした表現できない言葉で語られていて、聞き終わったら耳がhappyにしかならん。
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「人の家の麦茶」より一部抜粋
…
思い出した。
小さい頃、人の家の麦茶が不気味だった。
口をつける時にひやっと集中してしまうあのいやな感じ。
学校で友達がくれた卵焼きも、食べたら気持ち悪かった。
プラスチックピンクの弁当箱から出てきたやつ。
味がまずいとかそういうことではなくて、どうにも生々しくていやだった。
他人の、極めて個人的な部分が、
なみなみと自分の喉を通って入りこんでくるのが。
紅茶にはなくて麦茶にはある
境界がくずれてしまう あやうさの味。
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