小説作品一覧

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  • 三浦綾子 電子全集 水なき雲
    3.6
    家族とは、家庭とは? 「教育ママ」の姿をえがいた人間のエゴと魂のあり方を問う問題小説。 札幌に住む二人の才色兼備の姉妹、遠野木佐貴子と桜田亜由子。亜由子の息子、純一の目を通しながら、父母のさめた関係、母から弟・真二への冷たい仕打ち、叔母・佐貴子とその息子・俊麿の異常な関係などを描いていく・・・。 大人たち、特に母親のエゴを通し、家族の崩壊をえぐるように描く問題長編。家庭小説、社会小説としても必見の一作。 「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏によるコラム「登場人物を読む/俊麿――『水なき雲』」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 嵐吹く時も(上)
    3.4
    ひとりの人間の生き方が、周囲の人々にどのように影響を与えるか。生々しい人間ドラマ。 中津志津代の両親は、佐渡・真野村から北海道・苫幌村(仮名)に来て、村唯一の日用荒物雑貨、食料、衣料品を扱う商店を営んでいる。志津代は旅人宿を営む西館家の次男・文治に思いを寄せていたが、天性の美貌と豊かな感受性をもつ母・ふじ乃が、ある一夜、行商人と過ちを犯してしまう。翌年生まれてきた新太郎をめぐって、父と母の対立がはじまり・・・。 著者の父方の祖父母をモデル(性格が似ているだけで、ストーリーは虚構)に、人間の生々しい生き方を描く問題作!。 「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏の「登場人物を読む/ふじ乃――『嵐吹く時も』」を収録!

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  • 十津川警部 東京上空500メートルの罠
    2.7
    桶川運航基地から招待客七名を乗船させ東京遊覧に飛び立った世界最大の飛行船ツェッペリンNT号がハイジャックされた。犯人からのたびかさなる要求に応じて事件は解決したかに思えたが……。初の犯罪に十津川警部が挑む!!

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  • もしもし下北沢
    4.0
    1巻550円 (税込)
    知らない女と心中してしまったお父さん。なぜ? 残されたお母さんと私は、新しい人生を始めようと思った――下北沢で。 人と街が織りなす愛おしい物語。ばななワールドからの贈り物。「この街に来てから、私はどんどん素直になっていく」 イラストレーター大野舞による連載時の美しい挿絵を収録(電子版のみ)
  • 飛行士たちの話
    3.3
    一九三九年イギリスは開戦し、パイロットを志願したその若者は、訓練中アフリカの高原に不時着した。彼はそこに住む老人から長く不思議な身上話をきくことになったが……上記の悪夢のような物語「アフリカ物語」を始め、エピソード風に綴る10の飛行機乗りの話。狂気と恐怖に彩られた処女短篇集。
  • 来訪者
    3.8
    オズワルド叔父はその巨万の富と大変な漁色癖で、昔から一族の伝説的存在だった。ある日、三十年絶えて音信のなかった叔父から、遺産と称して膨大な日記が送られてきた……シナイ砂漠での可笑しくも恐ろしい一夜の体験を描く表題作をはじめ、ストーリーテリングの鬼才が絶妙の筆さばきでつづる、四つの艶笑譚。
  • 水の葬列
    -
    1巻550円 (税込)
    不貞ゆえに妻を殴殺した過去に追われるように、山奥のダム工事現場へ流れ込んだ男と、水没を目前にしながら無気味な沈黙を続ける幻想的な落人部落の人々との、微妙な心の響きあいを描く表題中編。他に、戦時下の勤労動員を背景に、青春の心の陰影を鮮やかに定着した『彩られた日々』等、戦中戦後“二つの精神的季節”を生きてきた作者自身の体験を結晶化した短編5編を併せ収める。

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  • 私の文学漂流
    -
    1巻550円 (税込)
    結核に苦しみながら読書に熱中した少年時代。川端康成、梶井基次郎に心酔し、三島由紀夫らを訪ねた大学文芸部の頃。大学を中退して結婚、生活に追われつつも、小説へのいちずな情熱を貫いた同人誌時代。そして四度の芥川賞落選……。逆境を乗り越えて太宰治賞を受賞し、次いで名作『戦艦武蔵』が生まれるまでの軌跡を率直に綴り、一人の作家の誕生を描く自伝。初期短篇「死体」「青い骨」「貝殻」3作併録。

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  • 鏡晃一の事件捜査ファイル~Vol.1 CASE-A
    -
    1~2巻550~660円 (税込)
    警視総監の指示で、犯罪学の権威である梅沢教授を訪ねていった友坂刑事が紹介されたのは、法学部の学生である鏡晃一という男だった。先月に起きた不可解な殺人事件。被害者は芸術大学の女子学生で、首を絞められて殺害された後、腹部をナイフで刺され、公園の公衆トイレのドアノブに首をくくられていた。警察も手を焼く難事件を、鉄面皮のイケメンこと鏡晃一が名推理で解き明かす。【登場人物】鏡晃一・・・帝東国立大学法学部二回生友坂刑事・・・西ノ宮署特定捜査班班長、警部補梅沢教授・・・犯罪学の権威、帝東国立大学教授野崎智子・・・帝東国立大学法学部二回生、晃一の同級生

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  • 三浦綾子 電子全集 青い棘
    3.1
    人の心に根深く潜む棘とは何かを、平和への願いもこめながら描く問題小説。 戦争で亡くなった先妻と似ている長男の嫁・夕起子を通して亡き妻を思う康郎。そして夕起子も康郎に理想の男を感じている……。 若い嫁と大学教授の義父との「精神的交流」を元に、人間の心の棘とは何か、愛とは何かを描きながら、戦争問題を真正面から取り上げた作品。 「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏の「登場人物を読む/康郎――『青い棘』」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(上)
    5.0
    海の自然とちっぽけな人間の闘いを描いた実話を元にした大漂流記。 天保3(1832)年、知多半島の小野浦から江戸に向かって出航した千石船宝順丸は、遠州灘で嵐に遭い、難破してしまう。1年2か月間の漂流ののち、宝順丸は奇跡的に北アメリカのフラッタリー岬に漂着する。14名いた乗組員はこのときすでに、10代の音吉、久吉、そして舵取りの岩松だけとなっていた……。 強大な自然にも負けない人間の強さを描いた大長編。 1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者がキリスト教関係の雑誌「けつたん」に載せたエッセイを収録!

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  • フリン
    3.5
    高校生の真奈美は、カレと入ったラブホテルで、自分の父親が同じマンションに住むOLの葵さんと一緒に歩いているのを目撃してしまう(「葵さんの初恋」)。元カレと逢瀬を繰り返す主婦、人生最後の恋に落ちた会社員、壮絶な過去を持つ管理人の老夫婦……。ある川辺に建つマンションを舞台に繰り広げられる反道徳の恋。愛憎、恐怖、哀しみ……様々なフリンの形を通じて、人と人の温かさ、夫婦や家族の関係性を描ききった連作短編集。
  • アンダードッグ
    -
    元刑事で、軽食喫茶を営む「私」が、日タイ混血の旧友・春雄と再会した時から事態は一変した。17年前、私や春雄らがタイに集っていた時分に起きた、旅仲間の鉄道転落死。それがただの事故ではないという疑いが出た矢先、新たな不審死が。私は真相を求めタイへ向かうが……灼熱の地で突きつけられた陰謀と、目もくらむような真相とは――。

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  • 頭のいい子に育つなるほど雑学
    -
    「血液は1日に体を何周する?」「ごはん茶碗1杯分のお米は、稲穂の何本分?」「いちばん虫歯になりやすいお菓子は?」「カバはピンク色の汗をかくってホント?」「鳥はなぜ眠っても木から落ちないのか?」「土はなぜ、こげ茶色をしているのか?」「レトルト食品のレトルトって何だろう?」「蚊はどうして人の居場所がわかるのだろう?」……。理科や社会科などの学習的知識も入った、子どもの好奇心を刺激する雑学が満載。
  • 三浦綾子 電子全集 岩に立つ
    3.7
    実在の市井の人物をモデルに、気骨あふれる半生を描いた痛快長編。 著者が、私心のないその生き方に関心を持ち、実在の市井の人物・鈴木新吉を主人公にして、小説を書いた。「七年の歳月をかけ祈りをこめて描く初の書下ろし」(初版・帯より)。 著者夫妻がはじめて持った小さな二階建ての家を建てたクリスチャンの棟梁は、気骨あふれる痛快な男だった。著者には珍しく、男っぽい語り口で綴った貴重な一作。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者が文庫情報誌『講談社文庫 IN POCKET』に載せたエッセイを収録!

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  • 芸人交換日記
    4.1
    1巻550円 (税込)
    【 2月13日以前にダウンロードされた方は、コンテンツに不備があったため、誠にお手数ではございますが再ダウンロードをお願いいたします。】 結成11年、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ“イエローハーツ”。これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも、気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。何とかして変わりたい。そう思ったふたりは「交換日記」を始めることにした。お互いの本音をぶつけ合うために――。 交換日記形式で織りなされる、おかしくも切ない「絆」の物語。

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  • 三浦綾子 電子全集 果て遠き丘
    3.8
    安易な人生を願う主人公を通し、人間の嫉妬心やエゴイズムを鮮烈に描いた大長編。 自分だけが幸せであることを願い、他人の愛を壊すことを楽しむ香也子の実は危うい生き様……。週刊「女性セブン」に連載し、多くの読者の反響を得た、人間の嫉妬心やエゴイズムを鮮烈に描いた長編。 1978年(昭和53年)にテレビドラマ化され話題となった。 「三浦綾子電子全集」付録として、郷土誌に載せた旭川PRのコラムを収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 毒麦の季
    3.7
    人間の弱さや醜さを凄惨なまでに描いた人間の生き方を問う5編の短編集。 知らぬ間に麦畑に紛れ込み、はびこっていく毒麦のように、容赦なく人々の心をむしばんでゆく悪意の種子。その種子を蒔くのは、生まれついて悪しき人々なのか、あるいは無垢と見える我々自身なのか。父の不倫に端を発した両親の別居で、徐々に孤独の淵に追い詰められていく少年の姿を描いた表題作のほかに、『尾灯』『喪失』『貝殻』『壁の声』を収録した短編集。 『尾灯』は、2002年(平成2年)に、『喪失』は、2005年(平成5年)に、テレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、よく通った地元の居酒屋広告に載せたコラムを収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯
    4.5
    誠実に生きる人間に自然は容赦なく襲いかかる。「苦難の意味」を真正面から問いかける感動の長編。 上富良野郊外で、開拓農民の祖父母や兄、姉、妹と暮らす耕作は、中学進学をあきらめ、小学校の代用教員として、一家の生活をわずかながら支えている。そこへ、長い間離れて暮らしていた母が帰ってくるという吉報が届く。そんなとき、十勝岳が突然大噴火、一帯を泥流が襲う……。1926(大正15)年5月に実際に起こった十勝岳大噴火を背景に、懸命に生きる人間の姿を描く感動の長編。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」、十勝岳中腹に立つ著者写真等を収録!

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  • ブルーブラック
    3.0
    老舗文具店に勤める百合香は、飲み会の次の朝、部屋であるメモを見つける。それは、昨晩自分を送り届けてくれた上司、柳瀬の文字で書かれたものだった。仕事に厳しくクールな柳瀬が苦手だった百合香の心は複雑で…。百合香が昨日のことを柳瀬に尋ねると、昨晩のお礼の代わりにと、強引に唇を奪われる。驚きととまどいを隠せない百合香とは対照的に、なにごともなかったように仕事をする柳瀬。ストレートに距離を縮めてくる柳瀬を拒めない。クールで苦手だと思っていた彼に心は傾いて…。 老舗文具店で繰り広げられる、オトナの切ない純愛。

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  • 三浦綾子 電子全集 われ弱ければ-矢嶋楫子伝
    4.0
    時代の常識を超えて新しい女性の創造に命を燃やした女子学院初代院長・矢嶋楫子(やじま・かじこ)の生涯 厳しい明治の世にあって、結婚、出産、離婚、そして郷里・熊本から上京し、教師の道を歩みながら妻子ある人の子を産んだ矢嶋楫子・・・。日本キリスト教婦人矯風会を結成し、禁酒、禁煙、廃娼運動を広く行う一方、女子学院の初代院長となる。愛と情熱のおもむくままに生きた新しい女性・矢嶋楫子93年の生涯を、著者が思いを込めて綴った伝記小説。 「三浦綾子電子全集」付録として、矢嶋楫子や女子学院、矯風会関連の写真と、「道南オリーブの会ニュース」発足10周年記念号に三浦綾子が寄せた文章「信仰の自治」を収録! 2013年に矢嶋楫子 生誕180周年。

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  • 三浦綾子 電子全集 広き迷路
    3.7
    広い迷路をさまよう人間の孤独と欲望を描く、サスペンス風長編。 旭川出身で、銀座のデパートに勤める早川冬美には、エリート会社員の町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。しかし札幌に出張中のはずの加奈彦を都心で見かけて以来、心に不安の影がよぎる・・・。小心で平凡な人間に潜む欲望が、犯罪に結びついていく心理的サスペンス。著者には珍しい推理小説風の作品。 1979年(昭和54年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏による論評「登場人物を読む/冬美――『広き迷路』」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 雪のアルバム
    3.5
    母子家庭に育った浜野清美は、いじめや母の愛人の性的虐待などから人間不信に陥り、絵を描くことだけが救いとなるが、信仰深い叔母と一人の少年に出会い……。暗い環境に育った少女の、信仰に目覚め、生けるものすべてに愛を向けるまでの一人称で書かれた真摯な告白の記。 「三浦綾子電子全集」付録として、雑誌連載を終えてのインタビュー記事「看護婦さんって愛のある人たちだと思う」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 石の森
    3.7
    人にはわかってもらえない苦しみと、人に言えない悩み。人間が背負う孤独に迫る―。 父の秘密などから、家族を、人を信じ続けることに悩む19歳の主人公・三木早苗。早苗を通して迫る人間の孤独感、そして実はそれに続いている「ほんとうの愛」を描く。月刊「セブンティーン」に連載し、特に若い女性に向かって、愛の力といのちの神秘を訴えた佳作。 「三浦綾子電子全集」付録として、北海道遠軽町「オホーツク文学碑公園」内に飾られた「石の森」文学碑の写真を収録!

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  • 妖怪アパートの幽雅な人々 妖アパミニガイド
    4.2
    不思議な住人達が暮らす妖怪アパートを立体で作成した建物ガイドと、登場メンバーの知られざるエピソードの数々を紹介。●各キャラの裏設定・サイドストーリー●立体造形で妖怪アパートを再現●その後の夕士と長谷、千晶を描いたショートストーリー●香月日輪スペシャルインタビュー ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)
    4.1
    運命や自然に翻弄される人間の愛とエゴイズムを描く長編小説。 貴乃と孝介は結婚を誓い合った仲だったが、貴乃に恋慕する完治の策略によって、孝介一家は村から追いやられ、貴乃は強引に完治の妻にさせられてしまう。それから10年。樺太に渡り、金持ちになった孝介が貴乃と完治の前に現れ、完治の妹のあき子を嫁にほしいと告げる……。運命や自然に翻弄される純愛を通し、十字架を背負った人間たちのドラマを描く長編小説。 1977年(昭和52年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、1977年のTVドラマ化に際し毎日新聞に載せたコメントを収録!

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  • 主よ、永遠の休息を
    3.7
    通信社の東京支社社会部に勤務、池袋警察署の記者クラブに詰める鶴田吉郎。コンビニ強盗現場に居合わせて犯人逮捕をスクープし、店員の芳賀桐江と知り合う。逮捕に協力して立ち去った現場で遭遇した男から、暴力団事務所の襲撃事件について訊ねられた吉郎は、調査の過程で、14年前に起きた女児誘拐殺人事件の“実録映像”がネット配信されていたことを知る。犯人は精神鑑定で無罪とされていた……。静かな狂気に呑み込まれていく事件記者の彷徨を描いた傑作!

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  • 三浦綾子 電子全集 石ころのうた
    4.1
    女学校に入った時から、小学校教師として敗戦を迎えるまでの「石ころのような平凡な女」三浦綾子の自伝的小説。 昭和10年に女学校に入学した「わたし」の無愛想で生意気な学校時代から、昭和14年に小学校教師になり、敗戦の翌年の昭和21年に退職するまで、生徒や同僚と関わり合いながら生活していくさまを描いた自伝的小説。軍国主義時代に、いかに世間や社会に対し無知であったか、いかに教師として無力であったかの懺悔の書でもある。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者インタビュー「青春の情熱をかけた教師時代を省みて」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 死の彼方までも
    3.0
    人間の強さと脆さ、愛憎、生と死を厳しくも優しい視点から描いた傑作中短編集。 作家活動の最盛期にあった著者が、長編執筆のかたわらで、何気ない日常の中に垣間見える、底知れぬ闇を抱えた人間の弱さを描き出した傑作中短編集。平穏な家庭に忍び込んでくる死の影を背負った女の息遣いに、家族の信頼と幸福がもろくも崩れ去っていく姿を描いた表題作「死の彼方までも」の他に、「赤い帽子」「足跡の消えた女」「逃亡」を収録。 1977年(昭和52年)、1983年(昭和58年)の2度にわたりテレビドラマ化された稀代の名作。 「三浦綾子電子全集」付録として、表題作が1977年にテレビドラマ化された時の台本、単行本として出版されたときの記念写真を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 残像
    3.8
    良心とは何か?主人公を襲う家庭の崩壊から、どのように心を持つべきかを問う問題作。 女性を妊娠させ自殺に追いやる兄、体面だけを気にする教育者の父、何を考えているかわからない母―。そして、その間で悩む主人公・真木弘子。真木家と自殺した女性の西井家を襲う不安と不信が家庭崩壊を起こしていく。 醜悪な人間関係の中で良心のあり方、愛することの重みを綴っていく。 1973年(昭和48年)にテレビドラマ化され話題となった。 「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏の評論「弘子――『残像』」を収録!

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  • 蝶の皮膚の下
    4.0
    梨花が出会った元ボクサー岡野航は脳に不思議な病をかかえていた。その治療を決意した梨花に医師が提示した方法とは? --かつてないかたちで、静謐な狂気の果てに、人間を超えるビジョンを描いて深い感動をよぶ奇跡の名作。

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  • 空色センチメンタル
    4.0
    失恋から立ち直れずにいる看護師の悠美。同僚で医師の直貴とは体だけの関係だ。ある日、病院に有名俳優が入院し、悠美は動転。なぜなら…その俳優こそが4年前の失恋の相手、陽だったのだ。「おまえが好き」と言う元彼と、「なにかあったなら、僕を呼べばいい」と微笑む、今、一番近しい彼。悠美が本当にそばにいたいのは…。

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  • 不自然な関係
    4.0
    初恋のあなたと始まる偽りの結婚生活――。突然父親の会社のために、政略結婚を余儀なくされた亜希。相手は幼なじみで憧れの人、隼人。大手不動産会社社長の息子でもある彼はニューヨーク在住で仕事が忙しく、結婚式当日まで会わずじまいで…。「私達、ほんとに夫婦なの!?」

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  • 浪速の女ハスラー 玉撞き屋の千代さん
    -
    南大阪でもっとも古い、小さな玉撞き屋「保名倶楽部」。マダムの千代さんは今なお現役のハスラーだ。一球一球に生活を賭けて、度重なる災難にもくじけず、姑を大往生させ、夫の気ままな人生を許し、四人の子供を育ててきた。次々に起こる事件、家族戦争。「人生、ドラマチックなほど面白い」という千代さんのパワフルな生き方。戦前、戦後の世相をまじえながら描く、抱腹絶倒、感涙必至の物語。
  • 花のない葬礼
    4.5
    【花のない葬礼】――ウルフの旧友マルコが事件を持ちこんだ。ソースつくりの名人でマルコの良師が、こともあろうに殺人犯にされているというのだ。【イースター・パレード】――ある富豪が世界で唯一の珍しい蘭を創った。その夫人がその蘭の花を身に飾り、イースターの日に教会へ出むくという。この噂を耳にしたウルフは突如「羨望の発作」をおこした。そして……2編の中編傑作。

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  • 法廷のウルフ
    4.0
    【法廷のウルフ】――殺人事件の検察側証人として、蘭の温室から法廷に駆り出されたウルフは、なぜか証言の直前に姿を消し、現場に向かった――大団円での弁舌の冴えにはペリー・メイスン も顔色なし!【死を招く窓】――肺炎で死んだ患者の胸には「からっぽの湯たんぽ」が 置かれていた。誰が、なんのためにそんなことをしたのか…2編の中編傑作を収録。

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  • 置いてけ堀 岡本綺堂巷談集
    -
    1巻550円 (税込)
    有名な岡本綺堂の「半七捕物帳」は、隠居暮らしをおくる元岡っ引の半七老人を、明治期の若い新聞記者が訪れて昔の事件のはなしを聞くという趣向であるが、同じく若い記者が、旧幕時代に大屋さんだった三浦老人から、古い時代の町のうわさばなしを聞くというのが、12編の「三浦老人昔話」としてまとめられた本書である。「置いてけ堀」と「鎧櫃の血」は怪奇・ミステリーものであるが、旗本・御家人と町人が絡む大半の物語の中身は、市井の人間のさまざまな運命・出会いをいきいきと物語る。

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  • 赤い小馬
    -
    少年は父親から赤い小馬(pony)の子を贈られ、それを育てることを委(まか)される。愛する小馬ギャビランとの出会いと不幸な別れ。スタインベックの故郷サリーナス・ヴァレーを舞台に一人の少年の成長の過程が、大自然や生き物との交流を通じて生き生きと描かれる。

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  • 三浦綾子 電子全集 帰りこぬ風
    3.6
    ほんとうの自分とは何か、存在するのか、どういうものなのか。生き方に悩む主人公が日記体で綴る、青春小説。 理想にもえる22歳の看護婦・西原千香子は、同じ病院に勤める独身の青年医師・杉井田に心を引かれ、関係を持ってしまう。しかし杉井田は患者の母親と出奔してしまった。ほんとうの生き方と何か、ほんとうの自分とは何か。ひたむきに生きる千香子が日記に綴る、青春の記録。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者が新刊展望に書いたエッセイ「ヒロイン千香子について」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 自我の構図
    3.7
    人は果たして人を真に愛し得るか。人間にとっての永遠の課題を追求した問題作。愛のあり方、求め方とは――。 高校教師・南慎一郎は、同僚であり、新進の日本画家であった藤島壮吉から絵の手ほどきを受け、日展初出品で協会賞を受賞する。入選した絵は、藤島の妻・美枝子をモデルにし、藤島と共に描いたものだったが、藤島は落選した。しかも、藤島は美枝子への慎一郎の気持ちに気づき、自殺してしまう。そして、藤島の死は大きな波紋を呼び、慎一郎と藤島の家庭は崩壊していくのだった。人は果たして人を真に愛し得るか。人間にとっての永遠の課題に正面から取り組んだ問題作。 1978年(昭和53年)にテレビドラマ化され、話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者が北海道新聞に書いたエッセイ「敷島の滝」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 この土の器をも ―道ありき 第二部 結婚編
    4.3
    愛を持続させることはいかに大切であるか――。新婚生活から新聞懸賞小説に入選するまでを綴った自伝的小説。 37歳で結婚し、綾子の実家に近い一間だけの小さな新居で始まった結婚生活。新聞社の1,000万円懸賞小説に『氷点』を投稿し、入選するまでの愛と信仰の日々を描く。「大きな愛」に包まれた「小さな家」には、さまざまな人が立ちあらわれる。また日常生活の中で、人を信じる、愛することの重要性を説く。 「道ありき 青春編」の続編。 「三浦綾子電子全集」付録として、週刊新潮1999年10月28日号の記事「墓碑銘・作家、三浦綾子さんの苦難を支えた信仰と夫の愛」を引用収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 裁きの家
    3.5
    人は人を裁くことができるのか? 誰もが持っている人間のエゴイズムに光をあてた問題作! 「『家庭は裁判所ではない』ということを、わたしは度々口にする。しかし、現代は家庭もまた裁き合う場であって、憩いの場でもなければ、許し合う場でもなくなっていると言える。わたしは、現代の持つこの一つの問題を、親子、兄弟、夫婦、嫁姑の家庭関係の中で追求してみたかった。」(単行本「あとがき」より)。小田島博史と滝江夫婦、その息子・清彦、小田島謙介と優子夫婦、その息子・修一と弘二、そして姑・クメらが織りなす愛憎模様から、救いようのない現実の醜さを描く。 1970年(昭和45年)、1973年(昭和48年)に2度、テレビドラマ化され話題を呼んだ名作! 「三浦綾子電子全集」付録として、週刊誌連載時に取材旅行先で撮影した三浦夫妻の写真を収録!

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  • 大人的恋愛事情
    4.2
    製薬会社に勤める繭は、社内一のイイ男、藤井となんとなく関係を持つ。一夜限りの大人の関係だと思っていた繭を待っていたのは、ゆっくりと心に入り込んでくる大人の男だった。そんな藤井に惹かれる繭の前に、1年前に若い女子に乗り換えた元カレ、村岡が現れ結婚を迫ってきた。『結婚』を意識していないようで意識してしまう、28歳という微妙な大人の女心は、ふたりの間で揺れる。結婚までの最短距離か、最長距離か。微妙で複雑な大人の女が下す決断とは?

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  • 三浦綾子 電子全集 病めるときも
    3.8
    自己本位にしかものを考えることができない人間の悲劇。6つの作品からなる短編集。 性愛に奔放な元小学校教師の加代は、真実の愛があることを信じない(「井戸」)。入院中の療養所の裏山で性愛におぼれて妊娠してしまう霧子(「足」)。東京を離れることをいやがり実家に帰ってしまった妻に対し、つつましやかな女性に惹かれる慎二だが(「羽音・1969年(昭和44年)にテレビドラマ化」)。少年・清志は家出した母の面影を優しい女性教師に見るが(「奈落の声」)。金と情欲に支配された人たちに翻弄され続けた美津子は不幸のまま……(「どす黝き流れの中より」)。研究室が火事で全焼した後、精神に異常をきたしてしまった夫を支える明子(「病めるときも」)。人間の弱さと罪深さを描いた6つの短編集。 「三浦綾子電子全集」付録として、出版ニュースに載せた「わが著書を語る」、講演写真を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編
    4.3
    著者の二十歳代前半から療養生活、自殺未遂、光世氏との結婚までを記した自伝的小説。 小学校の教師をしていた綾子は、敗戦を迎え、それまで教えてきたことが間違いだったのではとの思いにさいなまれ、虚無感を覚える。教師を辞め、結婚を決意するが、結納が届くその日に倒れ、その後、肺結核を発病する。長い療養生活の中で婚約解消、自殺未遂などを経験するが、同じ結核患者でクリスチャンの幼なじみ前川正の献身的な支えを得て、生きる希望を見いだしていく。その後、脊椎カリエスを患った綾子は、受洗する。そんな折、前川正が危険な大手術を受けることになり……。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」を収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 積木の箱(上)
    3.8
    親と子、教師と生徒の絆を深く描く問題作。 旭川の私立中学校に赴任した教師の杉浦悠二は、生徒のひとり、佐々林一郎の暗い表情が気になっていた。じつは一郎は、実業家の父を持つ裕福な家の息子であったが、姉だと信じていた奈美恵が父・豪一の愛人だったことを知って以来、すさんでいたのだった。悠二は一郎の力になりたいと何かと尽力するが、一郎は全く心を開かない。それどころかますますすさんでいくのだった。 1968年(昭和43年)、1975年(昭和50年)に2度、テレビドラマ化された、昭和を代表する名作! 「三浦綾子電子全集」付録として、新聞連載にあたっての文章(単行本未収録コラム)を収録!

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  • 美神解体
    3.6
    目を上げると鏡の中の見知らぬ女が、自分をみつめている――。美容整形で、彫刻的美貌を手に入れた麗子。しかし葬り去ったはずの容貌は、心まで飼い馴らすことはできなかった。愛されることを渇望し、満たされない日々を生きる女の心に、ある日ともった恋心。想いを募らせ追いかけていった先の山荘で目にした衝撃の情景とは!? ともに一つになって闇の底に転落していこうとする男と女の倒錯した愛の形を描く、異色の恋愛小説。
  • 十津川警部 急行もがみ殺人事件
    -
    陸羽東線を走る急行「もがみ1号」の車内で、若い女性の絞殺死体が発見された。おりしも新婚旅行で山形を訪れていた清水刑事夫妻は、被害者の女性を事件前に目撃していた。捜査が進むにつれ、犯人と思しき人物には完璧なアリバイが……。

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  • モップの魔女は呪文を知ってる
    3.8
    清掃作業員・キリコが日常の謎をクリーンにする本格ミステリー「女清掃人探偵」シリーズ。小児病棟に入院している子どもたちのあいだで「病棟に魔女がいる」との噂が立ち、新人看護師・さやかがその正体をつきとめようと奔走するが……。深夜のオフィスで、スポーツクラブで、猫のブリーダー宅で、キリコが謎をあざやかに解決!

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  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘
    4.2
    過ちを犯さない人間はいない。だからこそ愛することはゆるすこと。永遠の愛のテーマ。 牧師の家に育った奈緒美は高校卒業後、友人・京子の兄、良一から求婚される。やんちゃな面を持つ良一に奈緒美は惹かれていくが、良一の人間性に不安を感じ取った両親は反対する。一方、奈緒美の高校時代の担任で、良一の女性遍歴を知る竹山もまた、奈緒美への密かな思いを抱くだけに祝福することができなかった。周囲の声に反発する奈緒美は函館に帰る良一を送りに行き、そのまま結婚生活を始めてしまう。だが、そのわずか数か月後には、良一の冷酷な面を知ることになるのだった。 「三浦綾子電子全集」付録として、 夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠
    4.2
    明治42年に実際に起こった鉄道事故を元にした人間のあり方と愛と信仰の物語。三浦綾子の代表作であり、多くのファンに愛される大ベストセラー作品! 東京で、父と厳格な祖母に育てられた信夫は、祖母の死後、キリスト教徒であったために家を出されていた母親とも暮らすようになる。母と妹、そして父までもが信じるキリスト教に違和感を抱きながらも、まっすぐに成長していく信夫。やがて、少年時代からの友人・吉川に誘われ北海道に渡り、鉄道会社で働くようになる。この地で信仰に目覚めた信夫は自らも洗礼を受け、吉川の妹・ふじ子との結婚を決意する。結納のために汽車で札幌に向かうが、塩狩峠の頂上にさしかかったとき、信夫の乗った客車が突然汽車から離れ、暴走を始めた……。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!

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  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)
    4.1
    人間にとっての「ゆるし」とは何かを問いかけるベストセラー『氷点』のその後。 自分が殺人犯の娘であると知った陽子は、睡眠薬自殺を図るが、一命を取り留める。意識が戻った陽子に、育ての親である啓造と夏枝は、陽子が殺人犯の娘ではなかったことを告げる。だが同時に、陽子は自分が不義によって生まれた子である事実を知るのだった。潔癖な陽子は、実母への憎しみを募らせていく。そんな陽子に特別な感情を抱く兄の徹は、陽子の実母に接近していき……。 1971年(昭和46年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、随筆「『続 氷点』を終って」を収録!

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  • 二匹
    3.4
    「青春。青く未熟な春と書く。しかし現実は冬そのものだ」――明と純一は幼なじみの落ちこぼれ男子高校生。何もできないがゆえに人気者の純一に明はやがて、聖痕を見出すようになるが…。22歳の女子大生ファイターが、クズな日本語を駆使して贈る学園ハードボイルド。“聖なる愚か者”を描き衝撃を与えた抱腹絶倒の作品。『冥土めぐり』で第147回芥川賞を受賞した著者のデビュ-作。

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  • ヒトリシズカ
    3.9
    1巻550円 (税込)
    見えそうで見えない。手が届きそうで届かない。時と場所、いずれも違うところで起きる五つの殺人事件。その背後にちらつく女の影。追う警察の手をすり抜ける女は幻なのか。いまもっとも旬な著者の連作ミステリー。

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  • ギャップ GAP
    3.0
    一つの身体に五つの人格が共存する小塚原。サイコセラピストと私立探偵を兼業する彼のもとに、大物議員・木佐森公一郎の娘から「本当のパパを捜して」という依頼が入る。調査に乗り出した矢先、次々と違う人格が現れて大混乱に陥った小塚原は、木佐森からも警察からも追われる身に。果敢に真相を追う探偵を待ち受ける、衝撃の結末とは――。新時代の本格サイコミステリー、ここに誕生!
  • 世界は密室でできている。
    3.9
    15歳の僕と14歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。中三の修学旅行で東京へ行った僕らは、風変わりな姉妹と知り合った。僕らの冒険はそこから始まる。地元の高校に進学し大学受験――そんな10代の折々に待ち受ける密室殺人事件の数々に、ルンババと僕は立ち向かう。鮮烈!新青春エンタ!! (講談社文庫)
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (上)
    4.2
    人間の本質に迫る三浦文学の最高傑作! 昭和元年、北森竜太は、北海道旭川の小学4年生。父親が病気のため納豆売りをする転校生中原芳子に対する担任坂部先生の温かい言葉に心打たれ、竜太は、教師になることを決意する。竜太の家は祖父の代からの質屋。日中戦争が始まった昭和12年、竜太は望んで炭鉱の町の小学校へ赴任する。生徒をいつくしみ、芳子との幸せな愛をはぐくみながら理想に燃える二人の背後に、無気味な足音……それは過酷な運命の序曲だった。 「第1回井原西鶴賞」受賞作品。三浦綾子、生前最後の小説。 1996年(平成8年)、NHKで「銃口 竜太の青春」としてテレビドラマ化され、作品が第14回ATP賞‘97奨励賞を受賞した。

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  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)
    4.0
    北海道旭川市を舞台に人間の「原罪」をテーマにした著者のデビュー作であり、代表作。 ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。 三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。 そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。 「三浦綾子電子全集」付録として、懸賞小説の当選発表記事や受賞の言葉などを収録!

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  • ラッキービーンズ
    4.3
    26歳、幸せ絶頂だったはずの芽生は、婚約は破綻、職場は寿退社と、一気にすべてを失ってしまう。そしてヤケ酒を飲みすぎた翌朝、気がつくと隣には高校の同級生の水嶋が寝ていた。このままセフレになるつもりはなく、連絡を絶ったのに再就職の派遣先の広告代理店には、なぜか水嶋の姿が。構ってほしくないのに、冷たくされると胸が痛む。この気持ちをなんというか芽生は知っていた…。オトナ女子が本当に読みたい小説大賞ジャンル賞受賞作。

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  • 美女と野獣
    -
    一輪のバラの花から不思議なめぐりあわせで、野獣の住む館に出向いた美しい娘ベル。そこでベルを待っていたものは……詩人ジャン・コクトーが映画化し、話題を集めたこの作品は、フランスの作家ボーモン夫人が、フランス革命へむけて奔流する世相のなかで、後世へと書き送った愛のメッセージである。本書には、彼女の「仙女物語」からこの「美女と野獣」ほか8編を収めてある。
  • 囲碁殺人事件
    3.7
    第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の凄まじい妙手で一日目を終えた。翌日の朝、対局の時間に槇野九段は現れず、近くの滝の岩棚で首無し屍体となって発見される。死の二週間前に目撃された「鬼の首を取る」奇妙な詰碁は殺人予告だったのか。槇野九段が首を切断された理由とは。山林で発見された腐乱死体は事件と如何なる関係があるのか。知能指数208の天才少年・牧場智久と姉の典子、そして大脳生理学者・須堂信一郎のトリオが不可解な謎に挑む。名作『匣の中の失楽』に続いて放たれた著者初期の傑作本格推理。ゲーム三部作第一弾、牧場智久シリーズ開幕。

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  • プライマリーキス
    4.0
    大手下着メーカーの庶務課に勤める美羽は、ある日、めったに行かない社長室を訪れた。そこで、偶然にもずっと憧れている黒河社長に会えたと思ったら、彼にいきなり連れ去られてしまう。「どうして別れようなんて言うんだ?」と強引に迫る社長から逃げられず一夜を共にしてしまったものの、どうやら社長は、美羽と、彼女そっくりの従姉妹で社長専属秘書の久美を勘違いしているようで…。

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  • ソース
    3.4
    美大生の宇野正直は、大学の近くのコンビニでバイトをしている。そこには、毎日なぜかソースだけを買っていく美人がいた。正直は彼女に恋心を抱きつつ、密かに“ソースさん”と呼ぶようになる。そんなある日、深夜の住宅街で女性の悲鳴を聞いた正直が駆けつけると、そこには男に襲われている“ソースさん”の姿があって…。「オトナ女子が本当に読みたい小説大賞」大賞受賞作ついに電子書籍化!

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  • よるねこ
    3.3
    深夜の寄宿舎を徘徊し、出会った者の魂を奪うという巨大な青い猫の噂。どこにでもある「学校の怪談」のはずだったが、母は女学生時代にその猫を見たことがあるのだという…。平穏な日常に潜み、ふいにその姿をのぞかせる恐怖。その本質を描く、著者初のホラー短編集。一度読んだら一生夢に出てくる、そんな物語が詰まっています。本当の怖さを知りたい人だけ、読んでください。
  • 最初に探偵が死んだ
    3.6
    雪の山荘で起きた連続殺人。解決するのは誰だ!? 作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。ところが、新たな養子候補が現われたことから不穏な動きが……。内野の依頼を受けて、一族が集う雪の山荘に向った名探偵・笛木日出男だが、何者かにいきなり殺されてしまう。残された一族の運命、そして遺産は誰の手に!? 奇妙な展開、でも謎解きは本格派の長編ミステリー!

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  • 女人高野万華鏡殺人事件 長編旅情ミステリー
    -
    宮之原警部も筋読み不能!? 難事件の意外な結末とは――。警察庁広域捜査室長の小清水峡子が、伊豆高原に住む万華鏡作家のアトリエを訪ねた夜、そこから仏像が盗まれた。奈良県の室生寺の十二神将のひとつ伐折羅(ばさら)によく似た古い像で、内部に万華鏡が組み込まれたもの。数日後、その仏像を盗んだと思われる男が生駒山の暗峠(くらがりとうげ)で殺された。男は仏像を峠近くの新興宗教本部に七千万円で売りに来たという。その連絡を受けた宮之原警部は峡子と捜査に乗り出す。

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  • 隣に棲む女
    3.1
    生まれて初めて芽生えた殺意という名の感情。嫉妬、わがまま、欲求不満、不信……どんな女の心にも潜む悪意の種ははかり知れない。殺人事件の起きた部屋の隣に住み続ける女、不妊に翻弄される女、婚約者が突然姿を消した女、わがままで自分勝手な金持ち女、母親への愛情を持てない女……。それぞれが抱いた小さな悪意が導く出来事とは……? 誰の身にも起こりうる事件の背後に隠された女の心理を抉る傑作サスペンス!

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  • 明日を殺さないで
    4.0
    絢子が十九歳で結婚してから二週間。新婚生活もつかのま夫が殺された。しかも殺したのは兄の岳夫だった!? 幼い頃から、恋を邪魔する兄に困りつつ、いつしか慣れてしまった絢子だけど、今回はマズイ。警察に疑われてるみたいだし、夫の弟だという謎のイケメンも現れて……。夫の死は哀しいけど、まだ恋心も捨てられないビミョーなお年頃の絢子の運命は? 痛快ユーモア・サスペンス!

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  • セカンド・ラブ
    3.8
    1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。そこに春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは……。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる、僕の心。ラストで読者を驚愕の淵へと叩き込む、恋愛ミステリー。ベストセラー『イニシエーション・ラブ』に続く、二度読み必至の傑作!
  • エクスタシー 極上のオトコ?
    -
    派遣CAをしながら条件のいい夫を求めるルックス抜群の姉・美穂が出会うのは合コン帝王、マザコン男、七光りの画廊オーナーなどダメンズだらけ。一方、2次元の男子にしか興味が持てないイケてない腐女子、妹・理沙が恋したのは極上にして極悪のオトコ、借金取りだった…。 はたしてこの姉妹の恋の結末は!?

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  • 死の招待
    5.0
    パーティの企画者ベス・ハドルストンが持参したのは、差出人不明の脅迫じみた内容の手紙だった。「ただの相談ですか、それとも仕事の依頼ですか?」ウルフは言った(死の招待)。第二次世界大戦のさなか、ウルフは探偵仕事を犠牲にして陸軍情報部に働いている。そしてアーチーはなんと陸軍少佐に出世! 戦時下の軍事にからむ事件勃発(ブービー・トラップ)。ネロ・ウルフ傑作中編2作を収録。

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  • 黒い蘭
    5.0
    フラワー・ショウに出品された三鉢の「黒い蘭」…ウルフの羨望と好奇心はついにクライマックスに達した(黒い蘭)。ウルフのお気に入りの靴みがきが、殺人の嫌疑をかけられたまま墜死する。父の潔白を証明したいという娘の願いを入れてウルフは真相究明に乗り出す(殺しはツケで)。ネロ・ウルフ傑作中編2作を収録。

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  • サキ短編集
    -
    1巻550円 (税込)
    ユーモアにひそむ皮肉と悪意、人間の行動をさめた目で見通すサキの短編はブラックユーモアの佳品。この短編集には傑作19編をおさめてある。サキ(1870~1916)は風刺を身上としたイギリス生まれの作家。本名はヘクター・H・マンロー、「サキ」は筆名でオマル・カイヤームの「ルバイヤート」に由来し、「酌人」の意である。

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  • セロ弾きのゴーシュ
    4.3
    楽団のお荷物だったセロ弾きの少年・ゴーシュが、夜ごと訪れる動物たちとのふれあいを通じて、心の陰を癒しセロの名手となっていく表題作。また「やまなし」「シグナルとシグナレス」「氷河鼠の毛皮」「猫の事務所」「雪渡り」「グスコーブドリの伝記」など、賢治が生前に新聞・雑誌に発表した名作・代表作の数々を収める。
  • 城の崎にて・小僧の神様
    3.6
    秤屋ではたらく小僧の仙吉は、番頭たちの噂話を聞いて、屋台の鮨屋にむかったもののお金が足りず、お鮨は食べられなかった上に恥をかく。ところが数日後。仙吉のお店にやってきた紳士が、お鮨をたらふくご馳走してくれたのだった! はたしてこの紳士の正体は……? 小僧の体験をユーモアたっぷりに描く「小僧の神様」、作者自身の経験をもとに綴られた「城の崎にて」など、作者のもっとも実りの多き時期に描かれた充実の作品集。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 好きじゃないのに感じてる
    -
    昼は百円均一のレジ打ちのバイトをしている静香。だが、高級売春クラブのオーナー、純子にスカウトされたことから生活は一変。さらにはかつて同級生だった娼婦、ナカモトと偶然ベッドを共にすることになる。年齢も境遇も要望もばらばらの男たちを受け入れた静香には少しずつ変化が訪れて……。感じているのは身体なのか、それとも心なのか。女心のひだにそっと分け入り、奥まで揺さぶるエロティック・ノベル。
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村
    4.2
    1~22巻550~1,111円 (税込)
    戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという――。大正×年、落人襲撃の首謀者田治見庄左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!! カバーイラスト/杉本一文
  • 鬼の跫音
    3.7
    刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており……。(「ケモノ」)同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが……。(「悪意の顔」)心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作!
  • 万能鑑定士Qの事件簿 I
    3.7
    1~12巻550~781円 (税込)
    東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか? 謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。凜田莉子、23歳──瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る「万能鑑定士」だ。信じられないほどの天然キャラで劣等生だった莉子は、いつどこで広範な専門知識と観察眼を身につけたのか。稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える! 書き下ろしシリーズ第1弾!!
  • 同居人
    3.2
    35歳、デザイナーの麻由美は都内に新築マンションを3800万円で購入する。ローンの繰り上げ返済のためにルームメイトを募り、添乗員・乃理子との同居生活がスタートした。しかし、お互いに「秘密」を抱えているために、ぎくしゃくしはじめる2人の関係。ある日乃理子が部屋に呼び入れた女性が、2人の生活を崩壊へと向かわせた――。嫉妬、虚栄心、独占欲……。女性心理の名手が紡ぎ出す、渾身のホラー・サスペンス。
  • イチゴミルク ビターデイズ
    3.6
    現金3千万円と紫色のちっちゃな下着をトランクに詰めて、高校時代の親友・鞠子が部屋に転がり込んできた。「人を殺したの」と言って……。その日から、普通のOL千種の悪夢が始まる、と思いきや?! 腐れ縁の元カレ・都丸も巻き込んで、3人の過去に一体何があったのか。幼くも一途な恋、将来への期待と不安、そして奇妙な友情。17歳の過去と24歳の現在を交錯させながら描く、異色の青春ストーリー!
  • 二階の沈黙
    5.0
    西沢芳恵の一人息子が、団地のベランダから落ちそうになったところを間一髪、救った恩人・佐原。善良そうで魅力的な彼に、夫妻は好意をもち、西沢のいる会社に職の世話までした。しかし、経理の女性の自殺、西沢家の近所では家庭崩壊、と事件が相次ぎ、それに佐原が関係しているという情報が……。佐原は見かけ通りの男、それとも、とんでもない悪人か? 平凡な日常に迫る惨劇を描いた、会心のロマンティック・ミステリー。
  • 結婚以前
    4.0
    住谷弓子、27歳。短大を卒業してOL生活ももう7年になる。平凡な毎日がいつまでも続くと思っていたのに、ある朝、目覚めてみると見知らぬ若い男が横に寝ていた…。しかも彼は、大会社の御曹司であった。やがて、彼には婚約者がいて、その婚約者が危険な恋をしていることを弓子は知る! 舞台は東京からドイツへと広がって、さて、この恋の四角関係の行方はどうなる? 平凡だったはずのOL弓子が、とっても素敵になって、仕事に恋(?)に大活躍する青春ユーモア・ロマン!
  • 8.1 Horror Land

    8.1

    3.5
    1~2巻550~715円 (税込)
    山田悠介初の短編集が待望の電子化! ネット上のお化けトンネルサイトで知り合った四人が、スリルを求め深夜にお化けトンネルへ向かうと……(「8.1」)、秘密を打ち明ける前に死んでしまった彼女に再び会うため、噂の神社を訪れる男の運命とは!? (「黄泉の階段」)、他に短編「骨壺」の三本を収録! 山田悠介がプロデュースする奇妙な遊園地にようこそ――キミは「ホラー」で遊んでいく?
  • MとN探偵局 悪魔を追い詰めろ!
    3.7
    1~2巻550~572円 (税込)
    間近紀子が通う高校で、授業中に女生徒の一人が突然錯乱し、教師を殺害してしまうという事件が起こった。昼休みに食堂で飲んだコーラに麻薬が入っていたのが原因らしいが、何故学校に麻薬などが持ち込まれたのか? 紀子は知り合いの実業家・野田と組んで、事件の裏側を探り始めた……。女子高生のM・間近紀子と、やくざまがいの実業家のN・野田重人の異色コンビが初登場! シリーズ第一弾。
  • インペリアル
    4.5
    三年ぶりに演奏会を開いたベテランの女流ピアニスト・影崎多美子。ところが彼女は演奏の途中、「インペリアル」という言葉を残して倒れてしまう。多美子の娘たちは、この事件をきっかけに思いがけない人生の転機を迎えた。母への反発を抱きながらもピアニストの道を選んだ姉・そのみと、ピアノをあきらめ普通のOLとして暮らしていた妹の由利。「インペリアル」の謎を追い、姉妹の華やかなステージの幕が上がろうとしていた……。軽やかなメロディーにのせておくる青春サスペンス。
  • キャンパスは深夜営業
    4.0
    大学生の久保山良二は、キャンパスで知り合った魅力的なガールフレンド・若林知香に夢中である。ところが良二は、知香が夜中に限っていつも家を留守にしていることに気付く。不審に思った良二は、ある夜、知香を尾行してみることに。そこで良二は、知香が伝説的な大泥棒である父親の跡を継いで、泥棒グループの親分をつとめていることを知ってしまった! 昼は女子大生、夜は大泥棒――破天荒なキャラクターたちが大活躍する、傑作学園ミステリー。
  • トンコ
    3.6
    高速道路で運搬トラックが横転し、一匹の豚、トンコが脱走した。先に運び出された兄弟たちの匂いに導かれてさまようが、なぜか会うことはできない。彼らとの楽しい思い出を胸に、トンコはさまよい続ける……。日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作をはじめ、親の愛情に飢えた少女の物語「ぞんび団地」、究極の兄妹愛を描いた「黙契」を収録。人間の心の底の闇と哀しみを描くホラーの新旗手誕生!
  • ルーム
    3.8
    家族と絶縁状態だった姉が急死した。都会でたった一人で生きてきた姉。その部屋の後始末のため、マンションを訪れた友美は、驚くべきものを発見してしまう。それは段ボール箱に入れられた幼児の白骨だった! 「いったいなぜ、こんなものが?」戸惑い混乱する友美だが、姉の過去を探るうちに、その隠された“秘密”を知ることに……。女の一人暮らしに潜む闇を描く、戦慄のサスペンス!
  • 哀愁時代
    4.2
    ある冬の夜、24歳の雨宮純江は同じ会社の中年男性に処女を捧げた。そして、彼女は別れた妻へ電話することを約束させて、地下鉄に消えた――。でも、何故? 純江はかつて楽しい大学生活を過ごしていた。友人の恋の橋渡しに手を尽くし、紹介された会社社長の御曹司とのデート……。だが父親の秘密をきっかけに、彼女の運命は暗転していく。若き女性にふと訪れた、悲しい恋の軌跡を描くラブ・サスペンス。
  • 愛がなんだ
    4.1
    「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」――OLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた。彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき……。直木賞作家が濃密な筆致で綴る、〈全力疾走〉片思い小説!
  • 一日だけの殺し屋
    3.8
    「もしもし、奴が来るんです。あの〈踊り屋〉が、今日の午後、羽田に……」〈踊り屋〉はダンディーな一匹狼の殺し屋だ。警察もその通称以外のデータは何一つ持っていない。しかしその彼も、自分が乗る筈の飛行機に瓜二つの男性が乗っていたとは知る由もなかった。〈踊り屋〉を迎えに出た〈ドン〉は、そっくりさんの市野庄介をボスのもとに案内した。一介のサラリーマン庄介に「殺し」が依頼されたのだ! 人まちがいが引き起す悲喜劇を描く表題作他、ユーモアミステリー7編を収録。
  • 蒼い瞳とニュアージュ 完全版
    3.8
    新宿で発生したキャバクラ火災事件の関係者の前に現れたのは、ブランドバッグを肩にかけ、お姉系のファッションに身を包んだ少女のような印象の美形の女性。彼女はくだけた口調でこう言った。わたしねー、一ノ瀬恵梨香、臨床心理士――。光と影をあわせ持つ異色の新ヒロインが、日本列島を震撼させる爆弾テロを阻止するために、残されたわずかな手がかりから謎を解き明かす! 知的興奮を誘うエンターテインメント!
  • 昼下がりの恋人達
    3.3
    竹中秀治は景気のよくない文具メーカーの営業部員。ちょっと甘い二枚目だが、軽薄なのが玉にきず。その軽薄さで職場の女の子に手を出し、とうとう結婚する羽目に追いこまれた。新居の下見に行った帰り、二人は電車の中で老人が急に苦しみだすのを目撃した。必死の看病の甲斐もなく死亡した老人には莫大な遺産があり、親切にしてくれたお礼に、その一部五千万円が二人に贈られるが……。金にまつわる若い二人の喜怒哀楽を描く表題作他6編を収録。
  • 変りものの季節
    5.0
    「全く、どいつもこいつも役立たず!」五年目のベテランOL坂爪亜矢子は変わりものの新入社員を三人も引き受ける羽目に。文学青年の白河、不器用でドジな木下、まだまだ学生気分の夕紀。気を取り直して仕事に励む亜矢子のもとに、殺されたはずの出入り業者・松木からファックスが!? この事件の裏には何かある――。亜矢子は行きがかり上、部下の新入りトリオたちと真相解明に乗り出していく。企業人事、男と女、様々な思惑と策略が錯綜する怪事件は、意外な結末を迎えることに!!
  • 崩れる
    3.8
    丘の上に建つ五軒の家。孤立した住宅地で、ある朝出勤途中の住民たちが発見したのは、路上に倒れた全裸の女性だった! 記憶喪失の女性を招き入れたその日から、ありふれた暮らしに異変が起こり始める。妻の失踪、教え子の誘惑、過去の秘密……。だがこれは、さらなる悲劇の幕開けに過ぎなかった!! 謎の女が、五軒の家にもたらしたものとは!? 日常生活に忍び寄る恐怖を描いたホラー・サスペンスの傑作。
  • 忘れな草
    3.6
    山間の小さな町に住む高校2年の布悠子は、学校からの遺跡掘りの帰りに見知らぬ男を目撃した――。ところが、その日を境に身辺で微妙な異変が起き始め、ゆっくりと迫る「何か」に怯える布悠子はやがて誰も信じられなくなり、逃げ場を失ってゆく……。封じ込めたはずの、しかし拭い去れない“過去”が日常を脅かす恐怖を新感覚で描く。
  • 霧の夜にご用心
    3.5
    結局、霧が問題なのだ。霧の夜の殺人。――これこそが私の求める「理想的な殺人」なのだ。私こそが「切り裂きジャック」の名にふさわしい。私の名は平田正也。36歳で天涯孤独の身の上だ。世俗的には平凡なサラリーマン生活を送っている一市民だ。だがその高邁な思想にもかかわらず、周辺に起る謎の連続殺人事件…。姿なき殺人鬼の正体は? 赤川次郎が新境地に挑む、ユーモア・サスペンス・ミステリー。
  • 明日を殺さないで
    5.0
    西山綾子は19歳。新婚たった二週間の若奥様。普通なら甘い、甘いアツアツ生活の最中なのだが、幸福はそう長くは続かなかった。夫の良和が何者かに殺され、しかもその犯人が、綾子を溺愛する兄岳夫らしいのだ!! 綾子の昔のボーイフレンド、岳夫の婚約者由貴子、良和の腹違いの兄と名のる八木、殺し屋、チンピラと謎の人物が次々と現れて……。――人気絶頂の著者が放つ、ユーモア・サスペンス・ミステリー。
  • 夜市
    4.1
    妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング! 魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。

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