三浦綾子 電子全集 岩に立つ

三浦綾子 電子全集 岩に立つ

550円 (税込)

2pt

3.7

実在の市井の人物をモデルに、気骨あふれる半生を描いた痛快長編。

著者が、私心のないその生き方に関心を持ち、実在の市井の人物・鈴木新吉を主人公にして、小説を書いた。「七年の歳月をかけ祈りをこめて描く初の書下ろし」(初版・帯より)。
著者夫妻がはじめて持った小さな二階建ての家を建てたクリスチャンの棟梁は、気骨あふれる痛快な男だった。著者には珍しく、男っぽい語り口で綴った貴重な一作。

「三浦綾子電子全集」付録として、著者が文庫情報誌『講談社文庫 IN POCKET』に載せたエッセイを収録!

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三浦綾子 電子全集 岩に立つ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年04月11日

    実在の大工の棟梁、鈴本新吉(本名鈴木新吉)の一代記。
    次々と訪れる不幸と貧困の中に育つ。ヤクザ相手にも引かず、軍隊に入っても自分が正しいと信じるならば上官にも引かず。
    決して強いばかりでなく、弱い者への慈悲の心を持つ。強い男が悲しんだのは、自分の誠心誠意が通じない相手がいることを知った時。
    過酷な生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月01日

    塩狩峠記念館の受付の方にすすめられて読みました。同じ著者の作品で「母」という作品もあるのですが、この「岩に立つ」と同様に、主人公本人に語らせるような表現がとても読みやすく、作品に入り込めるような印象でした。

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    Posted by ブクログ 2011年08月30日

    ここまで奔放で弱い者の味方で信念を持った人の話を読むのは感動的。
    人間の価値は金や生まれや強さだけじゃないんだと思う。

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    Posted by ブクログ 2010年05月21日

    著者が自身の家を建ててもらった大工の棟梁をモデルに書いた本。貧しさや誘惑に屈せずにまっすぐ生きた棟梁。「あっしは…」と人間味あふれる口調で半生を語る。

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    Posted by ブクログ 2021年08月11日

    回想風に話は進む。まるで、浅田次郎だ。いや、浅田次郎の方が時代は新しいから間違った表現だけど。

    一本気の棟梁が子供の頃からおとなになり、戦場に行っても、自分の三年を曲げず生きたって話だ。著者の主題にいつもある許しというのは本書にはない。ただ、弱いものを助けるというのがあるのかな。

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    Posted by ブクログ 2014年02月24日

    久々の三浦綾子、いい意味で『らしい』作品。実在する一般の人物をモデルにしているので大きな出来事があるような筋書きではないのだけれど、彼女の文章の根底に一貫して通じる、人間の在り方・生き方というテーマがしっかりと盛り込まれていて、胸を打つ台詞もいくつかあった。三浦綾子の他の作品と比べるとどうしても地味...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    独特の語り口で綴られる一人の棟梁の生涯。
    まさに竹を割ったような主人公の破天荒な人生を見守っているうちに、笑いも涙も自然と出てきた。
    豊かな生活を送る現代の日本では、此処まで信念を持って強く真剣に生きる人は少ないだろうと思った。

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