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広い迷路をさまよう人間の孤独と欲望を描く、サスペンス風長編。
旭川出身で、銀座のデパートに勤める早川冬美には、エリート会社員の町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。しかし札幌に出張中のはずの加奈彦を都心で見かけて以来、心に不安の影がよぎる・・・。小心で平凡な人間に潜む欲望が、犯罪に結びついていく心理的サスペンス。著者には珍しい推理小説風の作品。
1979年(昭和54年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。
「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏による論評「登場人物を読む/冬美――『広き迷路』」を収録!
Posted by ブクログ 2009年10月07日
旭川出身で銀座のデパートに勤める早川冬美には、高級官僚を父に持つ大企業のエリート社員・町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。だが札幌に出張している筈の加奈彦を都心で見かけて以来、冬美の心に不安の影がよぎる。加奈彦さんには何か秘密がある…。平凡な幸福を願う冬美を襲った恐るべき罠。都会の迷路に潜む人間の孤独...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
初、三浦綾子作品。
裏表紙に書いてあるけど、
まさに、都会の迷路に潜む人間の孤独と欲望を、息詰るサスペンスで浮き彫りにした異色長編。
登場人物が全員、欲のままに動いていて、ドロドロしてる。
上原常務もいい人そうに見えて…
先が気になって、一気に読破したけど、なんか疲れた。
ドロドロ系の作品は自分に合...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月12日
あれっ三浦綾子にして(私は)初のミステリー…!?と、読みはじめて驚いた。
井上靖のような人物像に?、松本清澄のような悪い展開?
昭和の風景を思いながら読み進めた。
清澄よりはオドロオドロしくなく爽やか?な感じ。
綾子、ついに一人消しちゃった?と思ったけどそのあたりはさすが綾子?笑
ほっと一安心。
...続きを読む
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