【感想・ネタバレ】三浦綾子 電子全集 広き迷路のレビュー

あらすじ

広い迷路をさまよう人間の孤独と欲望を描く、サスペンス風長編。

旭川出身で、銀座のデパートに勤める早川冬美には、エリート会社員の町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。しかし札幌に出張中のはずの加奈彦を都心で見かけて以来、心に不安の影がよぎる・・・。小心で平凡な人間に潜む欲望が、犯罪に結びついていく心理的サスペンス。著者には珍しい推理小説風の作品。

1979年(昭和54年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。

「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏による論評「登場人物を読む/冬美――『広き迷路』」を収録!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大好きな三浦綾子さんの作品。「氷点」や「積み木の箱」には及ばない気もしたけど、ミステリーという違ったジャンルでも生き生きと描写できる彼女はやっぱり作家として才能がある。冬美の最期のシーンが美しい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

これまで読んでいた三浦綾子作品とは趣が異なる作品で驚いた。加奈彦みたいな、会社と欲望大優先の人って未だにいるんだろうか?ラストは個人的にはもうちょい別の終わらせ方がよかったように思うけど、こういうところが三浦綾子なんだなぁとも思う。

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2022年08月02日

Posted by ブクログ

平成から令和にかけて読んだ本。派閥争いからの政略結婚からの自宅麻雀と、中身は昭和。
それはともかく、クリスチャンな三浦さんが最後をこう締めるんだなあ。

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2019年05月01日

Posted by ブクログ

三浦綾子の作品ではないような内容だ。だが、構成しっかりしていて、サスペンス物としてじゅうぶん楽しめた。2015.6.16

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2015年06月16日

Posted by ブクログ

旭川出身で銀座のデパートに勤める早川冬美には、高級官僚を父に持つ大企業のエリート社員・町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。だが札幌に出張している筈の加奈彦を都心で見かけて以来、冬美の心に不安の影がよぎる。加奈彦さんには何か秘密がある…。平凡な幸福を願う冬美を襲った恐るべき罠。都会の迷路に潜む人間の孤独と欲望を、息詰るサスペンスで浮き彫りにした異色長編。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

初、三浦綾子作品。
裏表紙に書いてあるけど、
まさに、都会の迷路に潜む人間の孤独と欲望を、息詰るサスペンスで浮き彫りにした異色長編。
登場人物が全員、欲のままに動いていて、ドロドロしてる。
上原常務もいい人そうに見えて…
先が気になって、一気に読破したけど、なんか疲れた。
ドロドロ系の作品は自分に合わないかもしれない。
でも、解説読んだら、もう一回読みたくなったから、いつかまた読もう。

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2013年03月31日

Posted by ブクログ

あれっ三浦綾子にして(私は)初のミステリー…!?と、読みはじめて驚いた。

井上靖のような人物像に?、松本清澄のような悪い展開?
昭和の風景を思いながら読み進めた。
清澄よりはオドロオドロしくなく爽やか?な感じ。
綾子、ついに一人消しちゃった?と思ったけどそのあたりはさすが綾子?笑
ほっと一安心。

愛して裏切られて憎んで復讐して…
全て余計な想いが削がれていったとき、想いが昇華しアガぺの愛に変わる描写はやはり綾子?

出来れば新たな人生を歩みだしてほしかったけれど。

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2011年10月12日

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最後はハッピーエンドにならなかった。
広き迷路は東京でひとり暮らしが自由で
本人の意思で迷路のようだと言っている。
2008.02.08

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

久しぶりに三浦綾子。
オトコってアホやねぇ・・・と思ってしまう。
でもオンナもバカだけどね。
恋愛ってすごいね。
つまらないわけじゃないけど、すごく面白いっていうわけでもなかったかな。
(08/07/04)

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2009年10月04日

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