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S系執事と恋レッスン
「初めまして。お嬢様の性教育のために雇われた槇村浩一です」。資産家のひとり娘・リサのために父が雇った執事は、容姿端麗&頭脳明晰ながらどこかうさんくさい男。リサは父から“政略結婚する前に彼から性の手ほどきを受けるように”と命じられるが――ウブで生真面目なお嬢様と、やたらと強引な執事との恋を描いたあま~いラブストーリー★ 第1回らぶドロップス恋愛小説コンテスト最優秀賞受賞作。 -
ドラえもん学
見切り発車で誕生して35年、お茶の間のアイドルから世界のトップスターにまで登りつめたドラえもん。その魅力は何なのか? 藤子・F・不二雄オリジナルの短編1345話、大長編17話をデータベース化し、「ドラえもん学」を打ち立てた著者が、国民マンガの成長の軌跡をたどる。本書の後半では、絵だけでは読み解けない作品の真髄に肉薄。ドラえもんの使命、のび太の結婚までの道のり、主人公の意外な素顔に迫った。熱烈なファンであってもなくても、話のタネにこれくらいは知っておきたいネコ型ロボットの秘密。 -
寂しき婚礼
★結婚が苦しみしかもたらさないのなら、一生夫を拒み続ければいいのだ。★エレナは親が決めた結婚相手から逃れるため、出会った当初から惹かれていたキットの元を訪ね、駆け落ち同然で結ばれた。ところが式を挙げた直後、夫が忽然と姿を消してしまう。おかげで、ひとり屋敷にとり残されたエレナには捨てられた花嫁という、ありがたくない呼び名がついた。口さがない人々の中傷は無視すればいい……そう思っていたエレナだが、夫が大陸でオペラ歌手と恋仲になっているという噂が耳に入る。もういつまでもめそめそと泣き暮らすわけにはいかなかった。 -
愛の円舞曲
ハリーは魔の手から逃げるようにロンドンをあとにした。都会に留まっているかぎり、なんとしても彼を結婚させようという縁結びが好きなご婦人方から逃れられないからだ。彼は愛馬の手綱を取り、郊外の道を飛ばしていた。その途中、道の真ん中に大型の馬車が横倒しになっている現場にでくわした。中に人が閉じこめられている。急いで助け出そうと扉を開けた瞬間、ハリーはくらくらした。極上の真珠を思わせるような女性がこちらを見ていたからだ。★先月から始まったステファニー・ローレンスの三部作〈三人の求婚者〉の二作目をお送りします。前作のヒロイン、レノーアの兄が今回の主人公です。レスター家をめぐる恋の鞘当てをお楽しみください。★ -
永遠の旋律
ある舞踏会で、シェフィールド公爵ラファエル・ソーンダースは思いがけない再会を果たした。ダニエル・デュバル――5年前、ラファエルと婚約中の身でありながら他の男とベッドをともにし、社交界を締めだされた罪深き女性。怒りを再燃させるラファエルに対して、ダニエルは身の潔白を主張しつづけた。だが調査によって無実が証明されたのは、彼女が新たな婚約者の待つアメリカへと旅立ったあとだった。この思いに決着をつけなければ、一生後悔することになる……。ラファエルは揺るぎない決意を胸に、ダニエルを捜す旅に出た。 -
夢路はるかに
十七世紀、チャールズ二世による王政復古下のイングランド――女優のキャサリンは反逆罪に問われた弟の命を救うため、あるまじき役を引き受ける羽目になった。トム・トレンチャードという男の妻になりすまし、政府から要請された重大な任務を遂行するのだ。がさつな風体の男とともに商人夫婦を演じつつ、オランダまで行くなんて考えられない。だが、そのときキャサリンは知る由もなかった。トムの正体は特命を受けて変装した宮廷人で、本当の名はサー・ステア・キャメロンであることを。★ベテラン作家、ポーラ・マーシャルの作品をお届けします。本作では、三カ国にまたがる壮大な規模で王政復古時代のドラマティックな物語が展開します。どうぞお見逃しなく!★ -
噂の子爵
デイヴィッドは落ちぶれたコートニー子爵家の次男で、称号も財産もまったく手にする見込みがなかった。言わば真心だけが彼の取り柄だったが、その純粋な思いに突き動かされて臨んだ求婚は相手の父親によってすげなく拒絶された。七年後、遠縁の親戚の葬儀に出かけた彼は思いがけない再会を果たす。かつて恋に落ち、結ばれずに終わったヴィクトリアがそこにいたのだ。苦い過去がよみがえり、デイヴィッドは彼女を見つめた。もう一度、彼女に言い寄ってみようか――いまや僕は莫大な富が転がり込んだ、噂の子爵なのだから。 -
愛の果実がみのるとき
元秘書のコレットは数カ月前、長年片思いをしてきたボスと一夜を過ごした。だが直後に彼の後ろ暗い秘密を知ってしまい、会社も辞めて逃げるように彼の前から姿を消した。生花店で働きながら新生活を始めた矢先、その彼が現れ……。(コレットの章)結婚間近のアリックスは手作りの小さな式を夢見ていたが、本人の希望をよそに周囲が盛大な式の計画を押し進める。さらに自分に対する花婿の母親の不満を漏れ聞き、彼女はマリッジブルーの頂点に……。毛糸店の編み物教室に集まった女性たちが紡ぐ、愛と涙の物語。 -
恋のつぼみがほころぶとき
リディアはこれまでに2度癌を患い、そのたびに恋人を失った。苦しみと悲しみを乗り越えた今、念願の毛糸店を開き、そこで編み物を教えることにした。集まったのは3人の女性。みな、冷めた夫婦愛、不妊、初恋の再燃など、さまざまな悩みを抱えている。そんな彼女たちにとって編むことがしだいに癒しになっていくのを見ながら、リディアは穏やかな日々を送っていた。ところがある日、店に突然現れたハンサムな男性ブラッドを目にし、彼女の心は大きく揺さぶられた。その瞬間、恋に臆病なリディアの、世にも切ない物語が始まった……。 -
誇り高き愛人
ヴェリティが十五歳のとき、父は自殺した。その後、叔父の屋敷での召使い同然の扱いに耐え続けている。唯一の心の支えは、記憶の中の紳士の面影。父の墓前で優しくしてくれた伯爵、マックスだった。歳月は流れ、ヴェリティは可憐な娘に成長した。ある日マックスが、叔父の屋敷を訪問する。だが悲しいことに、彼はヴェリティに気づかない。それでも、温かいまなざしは変わっておらず、冷遇される彼女に同情し、いとこの執拗な誘惑からも救ってくれた。しかも、思いもよらない提案を持ちかけてきた。彼の愛人にならないかというのだ。★悲運に耐える心優しい娘に惹かれた伯爵が、恩人の娘とは気づかず、愛人契約を持ちかけます。豪華なドレスと宝石で身を飾り、瀟洒な邸宅で生活する――はたして、それは真の幸せなのでしょうか?★ -
湖上の女神
「わたしはひとりでやっていける。誰の助けも必要ないわ」そう言った瞬間、マイリの脳裏に水に濡れた筋骨逞しいコナルの姿がよみがえった。いいえ、だめ。男なんてみんなろくでなし。母を見殺しにした父が、そのいい証拠よ。たしかにマッキントッシュ氏族のコナルの力を借り、湖上貿易を成功させれば、わたしたちダンバー氏族は冬を越せる。でも隣人、サイモン氏族のジェフリーも協力を申し出てくれた。ただし、わたしと結婚するという条件で。男らしいけれど粗野なコナル。洗練されているジェフリー。わたしはどちらの力を借りたらいいのかしら?★窮地にある魅惑の女族長を救うべく現れた二人の男たち。彼らは味方なのか、本当は敵なのか?美しい大自然の中で紡がれる愛と戦いの物語を、どうぞご堪能ください。★ -
麗しき放蕩貴族
これまでクララは、華やかな貴族の世界とは無縁だった。母が身分違いの恋をし勘当されて以来、公爵家とは断絶。両親の死後、叔父夫婦に引き取られた。姪の幸せな結婚を願う叔母は、ある夜の舞踏会で、無謀にも“英国一の美男子”に目をつけた。パリス・マルホランド卿――ブルーの瞳の魅惑的な紳士だが、噂では放蕩者らしい。しかも、絶世の美女と婚約間近だという。一方マルホランド卿は、クララと知り合い、急に憂鬱になった。地味なドレスを着たお堅い修道女のような彼女に、陽気な紳士のぼくの頭が、実は空っぽだとばれたらどうしよう。★貴族の邸宅〈マルホランド・ハウス〉に集った、個性豊かな人々が織り成す複雑な恋模様の行方は……?★ -
王の愛人
国王ヘンリー二世からの予期せぬ手紙に、オリックは戸惑いを隠せなかった。忠臣の働きに報いるため、褒美を授けるという。その褒美とは、新たな称号と金、そして妻だった。王がオリックの妻にと選んだ女性の名はマルガリート。しかし、華やかな宮廷から厳しい北の地に喜んで嫁ぐ女性がそうそういるとも思えない。この話には何か裏がありそうだとオリックは感じた。そこへ、信じられない知らせがもたらされる。マルガリートは王の愛人だったというのだ。 -
名うての貴族
夏のある朝、レイチェルが川岸で読書をしていると、一糸まとわぬ男性が川から上がってきた。わたしは幻覚におそわれているのかしら?レイチェルは自分の目を疑ったが、それはまぼろしではなかった。たくましい肩、幅広い胸、引きしまった腹部……。まるで大地を突き破って現れた異教の神のようだ。その男性が幼なじみのコーリーだとわかるやいなや、レイチェルは心臓が止まりそうになった。放蕩貴族として名を馳せるコーリーが、なぜここに?★今や英国摂政期(リージエンシー)の名手の感があるニコラ・コーニック。風光明媚な田園地帯で繰り広げられる放蕩貴族と淑女の恋愛模様をお楽しみください。★ -
プラムローズは落とせない
「ロケット?」戸口に現れた探偵の顔を見て、ヴィクトリアは自分の目を疑った。行方不明の弟を捜すために雇った探偵ジョン・ミリョーニが、あのロケットと同一人物だなんて。私が知っているロケットは、かつてバカンス先で恋に落ち、互いにニックネームしか明かさずに別れた海兵隊員――そして、一人で産んだ娘の父親。彼との再会が自分にもたらす多大な影響に気づいたとたん、ヴィクトリアはパニックに陥った。だがロケットはいきなり彼女を強く抱きしめ、かすれた声で囁いた。「ちくしょう、トーリ。また君に会えて嬉しいよ」 -
冷たい花婿
私は不治の病におかされていて、余命いくばくもないですって!ローラは家族の会話を漏れ聞き、大きな衝撃を受けた。これまでに恋をしたこともないのに、このまま死ぬのかしら。それならせめて残りの人生を悔いなく生きたいと、ローラは一度だけ会ったことのある謎めいた男性ショーンに結婚を持ちかける。ローラの莫大な財産を残らず彼に遺す代わりに、女性としての歓びをすべて教えてほしい、と。だが、やがてローラが妊娠していることがわかると同時に思いもかけなかった事実が明らかになり、情熱的だった花婿の態度が一変した。■自分の命に限りがあると知って、便宜的な結婚をしたローラ。花婿のショーンのことをいつしか本当に愛してしまいますが、その愛が裏切られるような事実が持ち上がり……。リン・ストーンの情熱的な世界をご堪能ください。 -
すり替わった恋
ロザベルの悲劇的な結婚生活は、夫の急死により幕を下ろした。数年ぶりに帰郷し、家族との再会に心癒されたが、ロンドンの屋敷へ戻るのが憂鬱でならない。心配した姉はロザベルにしばらく実家で静養するよう勧める。幸い、二人は一卵性双生児。子供のころ、悪戯で入れ替わっては使用人たちを困らせたものだ。姉は替え玉として、ロンドンの屋敷へと旅立っていった。一方、そんなこととはつゆ知らず越してきて間もない隣人フィリップはとまどっていた。妙だな……あのじゃじゃ馬娘。いったい、なんだって急にああも清楚ではかなげになったのだ?★はからずも、すてきにすり替わった美しき双子姉妹の人生……。ラストシーンで“深みのある声”を響かせた謎の人物の正体は5月5日刊の関連作「夢の舞踏会へ」で明らかになります。どうぞお見逃しなく。★ -
一度だけの誘惑
アデリーンは父に言われるままにポールと婚約した。ハンサムだけど二十歳も年上の彼とは話も合わないが、平穏で裕福な結婚生活を送れるにちがいない。ある日、二人がポールの女友達の屋敷に招待されたとき、ポールとその女性が密通しているのをアデリーンは目撃する。彼を心から愛しているわけではないけれど、私を欺いて、二人の愛の巣にまで連れてくるなんて……。明日の朝、一人でこの屋敷を出て、もう彼のもとには戻らないわ。そう決心したアデリーンは、屋敷で一夜だけ過ごすことにするが、夜中にふと目覚め、隣に見知らぬ男性が忍び込んできたのに気づく。 -
最後の放蕩者
ジャックは“強欲な性悪女”を捜しに、美術館へ出かけた。ひと目みれば、それとわかるだろう。いとこをたぶらかしたその女はクラブのホステスだという。ジャックはそこで官能的で優美な女性と出会い、心奪われた。だが別れ際、女性の名を聞いて凍りついた。ミス・ボウズ?おじを強請っているのは彼女だったのか!翌日、彼は動揺を隠して彼女が働くナイトクラブへ向かった。地味な服装で机に向かうミス・ボウズは、ホステスには見えない。強請っているのはサリーではなく妹のコニーだった。コニーの帰りを待つ間、二人は一緒に食事をとることになった。ところが、情熱のおもむくまま愛を交わしてしまい……。★本作はニコラ・コーニックの人気ミニシリーズ〈読書会の秘密〉の関連作です。放蕩者でならすケストレル家の末裔ジャックが、せつない恋に悶々とします。ご堪能ください。★ -
心に愛がともる場所
友人の結婚式のためバッファロー・バレーを訪れたマディは、傾きかけた食品雑貨店を衝動的に買い取った。ソーシャルワーカーの仕事で悲しい出来事に遭い、辞めようと思っていたところだったのだ。住民がこぞって新しい仲間を歓迎するなか、ジェブという牧場主だけは彼女と距離を置こうとした。彼は数年前に事故で片脚を失って以来、人を寄せつけないようにしているらしい。マディが宅配サービスを始め、彼の牧場を訪問するようになってからもその態度は変わらなかった──ある日猛吹雪に襲われ、二人きりで閉じこめられるまでは。 -
幸せの記憶
エミリーは十六歳のとき、セバスチャン・ホークリッジ卿と婚約した。幼いころから憧れていたハンサムなセバスチャンとの婚約――エミリーは幸せの絶頂にいるはずだった。ところが、ある日彼が従妹のキャロラインと話しているのをもれ聞き、その内容を知ったエミリーは愕然とした。彼が本当に愛しているのは、私ではなくキャロラインなのね……。それから五年がたち、エミリーの周囲で起きた盗難事件をきっかけに、再会したセバスチャンはすっかり道楽者の雰囲気を漂わせていた。今さら、こんな遊び人になど興味はないわ。だが、冷淡にあしらおうとしたエミリーに、彼は意外な提案をした。 -
伯爵の愛人
なんて魅惑的な紳士かしら。亡父の任地だったギリシャの島で暮らすアレッサはある晩、中庭で負傷していたブレイクニー伯爵を介抱した。ハンサムで圧倒的な存在感を放つ彼に、彼女はひと目で心奪われた。その後、公邸の別荘近くで伯爵と思いがけず再会する。そして小舟で海に出た二人は、情熱に任せて抱き合う……。けれど、アレッサには島を出られない事情があった。伯爵との結婚を夢みたりしてはだめよ!やがて彼女の耳に、公邸の滞在客の噂話が飛び込んできた。伯爵はアレッサを愛人にしようと企んでいたのだ。■フランセスカ・ショー名義で人気を博したアレンが本作で描くのは、初恋に胸躍らせる地味なヒロインを翻弄して、情熱のなんたるかを教えるセクシーな英国人伯爵。スリリングな展開に目が離せません! -
花嫁の憂鬱
わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日湖で出会った傲慢な伯爵――彼こそが許婚のマックスだった。激しくキスされたことを思い出し、クリスティーナの頬が熱くなる。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でもこれまで贅沢な暮らしができたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの?■城から突然消えた赤ん坊。彼女をいつか必ず見つけ出すと心に誓った少年は十七年後、許婚として彼女の前に現れますが……。惹かれ合いながらも素直になれない、二人の心の葛藤が切ない一作です。 -
空腹力
現代人の病気の多くは、食べ過ぎが原因だった。食べ過ぎは、血液の汚れや、体の冷えを招き、免疫力の低下につながる。脳の働きも停滞させる。そもそも人間は、飢餓状態には強くできているが、飽食に対処する機能を、あまり持ち合わせていない。いまこそ「空腹力」を発揮し、本来の能力、健康を取り戻そう。本書は、ユニークな食事療法で知られる石原式養生術の決定版である。著者はまず、育ち盛りの子どもは別として、現代人は「朝食抜きの一日二食でいい」と説く。農作業に従事していた昔とは違い、夜型人間は、朝から胃腸に負担をかけないほうがいいのだ。さらに、「水分の摂り過ぎは体に悪い」という。体が冷え血流を悪くし、病気の原因になる。では、欠乏しがちなビタミン、ミネラル、良質な糖分を、どのように補うのか。基本は「ニンジン・リンゴ・ジュース」と「ショウガ紅茶」を一日に二、三回取り入れる方法である。そうすれば、夕食に好きなものを食べ、適量のアルコールを飲んでも、決して害にはならないという。メタボリックが気になる方は、今日から即実践! -
鳴門秘帖
他国者は容易に近づけない、密国阿波に潜入した幕府隠密・甲賀の宗家、世阿弥が消息を絶って十年。家名の断絶を目前にして、悲嘆にくれる娘のお千絵を見かねて、二人の男が阿波渡海をはかった。だが夜魔昼魔、お十夜孫兵衛、見返りお綱が二人の邪魔に入る。――昭和初年に発表され、人気沸騰した名作「鳴門秘帖」は争って読まれ、虚無僧姿の法月弦之丞は銀幕のヒーローに。 -
忘れ残りの記
厳父の家業失敗により、著者は11歳で実社会に抛り出された。以来、印章店の小僧、印刷工、給仕、小間物の行商、港の船具工など、幾多の職業を経験し、浮世の辛酸をなめ尽す。幼いながら一家の大黒柱としての自覚、また逆境に芽生える思慕の情、隆盛期の横浜が少年の著者に投げかけた強い色彩――その波瀾に富んだ少年期を回想した自叙伝であり、吉川文学の原点でもある。 -
つい誰かに話したくなる日本史雑学
ミリオンセラー『つい誰かに話したくなる雑学の本』に続く歴史雑学・事件篇!! しびん持参で戦った武士たち、義経ニセ首説、美少年世阿弥と足利義満のあぶない関係、参勤交代の経費節減対策とは、家康が死んだのは天ぷらの食べすぎ? 日本中が熱狂した「おかげ参り」、文部大臣の日本語廃止論、痴漢対策に登場した特別電車とは? 古代から明治までの面白エピソードを満載した歴史ものしり雑学の決定版!! 人物篇も好評発売中!! -
ミツバチの王様
都会の喧噪から離れた海沿いの喫茶店「香粉」。マスターの杉崎は、今の爽やかさからは想像もつかない理由でエリートサラリーマンの道を捨てることになった曰くつきの過去を持っている。その杉崎が最近夢中になっているのが、地元の養蜂家・謝花が作る風味絶佳の蜂蜜。彼の蜂蜜を卸してもらいメニューに取り入れたいのだが、何度直談判に赴いても無愛想な謝花の応対はけんもほろろ。交渉がダメなら行動でとばかりに杉崎は謝花の手伝いを始めるのだが、思わぬところから杉崎の「過去」が蒸し返されることになり――。匂い立つような男の色香を放つ謝花と跳ねっ返りの美人マスター杉崎の、蜂蜜より甘いスロウライフ・ラブ。 -
叔父さんといっしょ
家族を亡くした高校生の光輝は、小説家の叔父・和成のもとに身を寄せるべく家を訪ねる。だが十数年前に会ったきりの甥だと気づかない和成に名前を告げるタイミングを失った光輝は、なじみのデートクラブの新入り男娼と勘違いされ、激しく抱かれてしまい…。事実を知り呆然とする和成に、光輝はすべてを水に流そうと告げ、ギクシャクした思いを抱えながら二人は同居生活を始める。だが二度と自分に触れようとしない和成への思いは次第に複雑なものに変わりはじめる。作品を書き上げ家を空けたまま戻らない和成に、寂しさを募らせた光輝はある行動に出てしまうが…。年の差カップルのすれ違いラブ。 -
ブロードキャストを突っ走れ!
早川拓は民放局BNSの新人アナウンサー。持ち前の明るさで看板情報番組のレギュラーに抜擢されたものの、先輩アナウンサーの北岡観月には叱られてばかりの毎日。北岡の冷艶な美貌と堅物ぶりは局内でも有名だったが、きつく当たられるのにはそれ以上の何かが? ある日拓は番組の担当コーナーで若手狂言師・久納卯月をゲストに迎えることに。なぜか非協力的な卯月を相手になんとかその場をしのいだ拓を初めて褒めてくれた北岡だが、その態度は不自然なほどにぎこちない。意志疎通ができないことに焦れ、思わず北岡を抱きしめてしまった拓に彼は予想だにしない言葉を告げてきて…。時代の先端をゆくテレビ局と、由緒正しき古典芸能の世界を舞台にしたエンターテインメントラブ。書き下ろしはタブーな恋に挑む卯月の物語。 -
プラトニックな愛撫
優等生の譲は、塾をサボった日に同じ高校の問題児・本山と知り合う。ゲイであることを瞬時に見抜かれ、誘われるまま本山の自宅でコトに及ぼうとするものの、未経験の譲は何もできないうちに逃げ出してしまう。しかしそれ以来、来るもの拒まず去る者追わず、節操なしのケダモノと呼ばれる本山が、譲の中で特別な意味を持って存在するようになり・・・。つきあったことのない種類の同級生との恋愛、それはあまりにも儚く心許ない結びつきで・・・。海辺の町を舞台に、高校生たちのぎこちなく不器用な関係を瑞々しい筆致で描く青春恋愛物語。大高と羽田の意外に大胆な後日談の書き下ろしも収録。 -
思へば乱るる朱鷺色の
大学在学中、ある事件をきっかけに友人たちから避けられるようになった朱鷺。過去を捨て、東京に出てWEBデザイナーとなった今も、想いを寄せていた同級生の添島雄大を忘れることができず、金持ちの男に暴力的に抱かれることでどうにか自分を鎮めてきた。ある日、そんな朱鷺の家に雄大が突然やってくる。必死で追い返そうとするものの、雄大はそのままマンションに居つき、同居生活が始まってしまう。拭いきれない過去への罪悪感から、訪ねてきた理由を尋ねることもできず、苦しさを持て余した朱鷺は再び男のもとに出かけてゆくが…。もどかしくも狂おしい、スウィート・ラブ! -
図解 頭のよい「超」記憶術
正しく理解することが、記憶を確実にする。社員教育のための講演や研修でも高い評価を受けている多湖 輝氏が、記憶に向かう頭をつくるポイント、イメージで覚える右脳記憶術のポイント、芋づる式・派生記憶術、まとめて覚えるブロック記憶術など、さまざまな記憶のコツを、わかりやすい図解を織り交ぜて紹介。あなたの脳が記憶モードに切り替わる! -
砕かれた永遠
空港のロビーで悲しみに震えながら、グレースは手紙を握りしめた。五年前に最愛の家族を不慮の事故で失って以来、彼女はまるで抜けがらのように生きてきた。ところが先日送られてきた差出人不明のこの手紙には、あれは事故ではなく他殺だったと綴られていたのだ。絶対に犯人に罪の報いを受けさせてみせる。復讐に燃えるグレースは腕利きのエージェントを頼んだ。ところが現れたジェド・タイリーに、彼女は驚いた。無骨な人物と思いきや、あらゆる女性を虜にする笑顔の持ち主だ。けれど誘うような笑みの奥に残酷きわまりない秘密が隠されていることを、グレースは知るよしもなかった。★マスコミ各紙から賞賛される実力派ビバリー・バートン。大人気シリーズ最新作を充実の増ページにてお届けします。★ -
黒の貴婦人
あんなに熱い口づけまでしておきながら、あなたはまだ友人でいようと言うのね。カーラは優柔不断なクウェンティンに心底落胆した。ならば彼と結婚する夢は捨てて、ひとりで生きていこう。でも、田舎に帰ってクウェンティンのいない人生を歩む前に、一度でいいから、彼と結ばれたい。思いあまったカーラは、奔放な絵描きの妹アイリスを訪ねた。そしてクウェンティンをとりこにする、大胆な秘策をさずけられる。やがて、ある仮面舞踏会の夜、会場でカーラを待つ彼の前に、全身黒ずくめの魅惑的な貴婦人が現れた。★今月のハーレクイン・ヒストリカル・エクストラはアメリカ・ロマンス作家協会のゴールデン・ハート賞受賞作家、ジュリア・ジャスティスの登場です。リージェンシー・ロマンスを得意とする彼女の、恋と冒険に満ちた世界を心ゆくまでお楽しみください。★ -
男爵の醜聞
キャサリンは祖父の莫大な遺産を相続したのち、父に言われるままに、好意すら抱けない男性と婚約した。相手が財産目当てなのはよくわかっているが、どのみち、今後の私にはろくな男性はよってこないだろう。ある日、人で込み合う場でキャサリンは一人の男性を見かけた。ベン・ホークスムーア。数々のスキャンダルで知られる危険な人。そして、皆がこぞって噂するような社交界の人気者だ。そのとき、人込みで気分の悪くなったキャサリンはベンに支えられ、思わずたくましい腕に身をあずけてしまった――。それが初めての恋の喜びと絶望をもたらすことになると想像もせずに。◆大人気の作家ニコラ・コーニックが描く、愛と裏切りと陰謀渦巻く読みごたえたっぷりのストーリーです。巨額の遺産を相続し、周囲からのそねみやひがみにうんざりのキャサリン。初めて心を許せる男性と出会いますが、その相手は実は……。◆ -
あの夏、湖面にまばゆく
少女時代、太めで分厚い眼鏡をかけていたオリビアは冴えない思春期を送った。祖父母が経営するキャンプ場に毎夏やってくるコナーと会うのが唯一の楽しみだった。容姿端麗でなんでも器用にこなす彼に恋をしていたのだ――コナーが彼女の心を奪い、傷つけ、捨て去ったあの夏までは。時が過ぎオリビアは今、見違えるほど美しく変貌を遂げ、室内装飾家として活躍していた。老朽化したキャンプ場を改修したいという祖母の願いを叶えるため、彼女は苦い思い出の残る地へ向かう。そこに予期せぬ再会が最悪の形で待っているとも知らず……。 -
いま、心をとかす愛
国際的法律家のソフィーは世界平和のため家庭も顧みずに働き、離婚も経験した。だが、ある事件で命を落としかけ、家族の大切さを思い知る。キャリアを捨て、元夫が引き取った子供のいる湖畔の町に住むことにした彼女だったが、初日に雪道で事故を起こし、地元の獣医師ノアに助けられた。その後も、町に不慣れな彼女を世話してくれるノアにときめく一方、理性では分にはもう恋など無縁だとわかっていた。ところがある日、ソフィーは募る想いに屈して思わず彼にキスしてしまう。それが障壁だらけの切ない恋の始まりとも知らずに。 -
源頼朝
新聞連載「宮本武蔵」の圧倒的な好評を受けて、著者は次作の題材を吟味した。そして朝日新聞紙上を飾ったのが「源頼朝」である。これには“小説日本外史”の副題がついていた。歴史を闊歩した代表的日本人を次々に登場させる構想で、その第一に、源頼朝が選ばれた。まさに頼朝こそ、源平抗争の英雄であり、七百年の武家社会を築いた巨擘である。第1巻は、保元の乱に破れてから、挙兵の直前までを、義経の生い立ちとともに描く。 -
神州天馬侠
大正末から昭和初めの「少年倶楽部」の目ざましい躍進期に、その中心読み物となったのが、佐藤紅緑の諸作と「神州天馬侠」である。織田・徳川の連合軍に滅ぼされた武田勝頼の遺子・伊那丸が、忠義の士に護られて、健気にもお家の再興をはかる。しかし、戦国群雄の圧力の前には――。当時、子供も大人もこの小説に熱狂した。今も、その底力を保ちつづける大衆児童文学の記念碑。
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