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  • 東京水路をゆく―艪付きボートから見上げるTOKYO風景
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京の街は、湾奥に何本もの大河が注ぎ、その川たちが運んできた土が積もってできた平野の上に生まれ、また遠浅の沖合を埋め立てて発展してきたことから、水運の便を得やすい土地柄にありました。 かつては、水運が唯一の大量輸送手段であったことから、下町のある低地には、江戸時代より道路と同等かそれ以上に人工の水路が縦横に開かれ、全国的に見ても最大級ともいえる「水路の街」となりました。 江戸・東京の発展に貢献してきた水路たちも、戦後その多くが埋め立てられたり、道路に転用されたりしてその数を減らし、また水運もすっかり廃れてしまいましたが、それでもまだ都内には、結構な数の船が走れる水路(可航水路)が息づいています。 東京は依然として「水路の街」なのです。水路をボートでめぐる街歩きには、普通の街歩きに当然あって然るべき、地場の名物を売る店に立ち寄って食べ歩いてみたり、出会った古老の昔話を拝聴したりといったお楽しみは一切ありません。そのかわり、見事な造形を見せてくれる橋や頼もしくそそり立つ水門、行きかうフネブネといった魅力あふれる住人たちが迎えてくれます。何より、陸上から見る川や運河とは、180度違った視点から眺める水路風景こそ、最大の魅力であり、愉しみでもあるといえるでしょう。オアシス? 秘境? えっ、ここが東京?? と思えるような、大都会の真ん中で味わう、ちょいディープな世界をご紹介します。東京にはまだまだ“大人の楽しみ”があります! 【主な内容】 第1章 水路をめぐる愉しみ、あれやこれや 第2章 心が躍る水上散歩! 地区別水路のご案内I 第3章 心が躍る水上散歩! 地区別水路のご案内II

ユーザーレビュー

  • 東京水路をゆく―艪付きボートから見上げるTOKYO風景

    Posted by ブクログ

    最近読んでる地図・地形マニア系の本で、東京周辺の水路(河川・運河)を船からの視点から見た場合の良さを語った本。著者はタモリ倶楽部の神田川分水路の回で講師だったとか。
    河川によって基準となる水面の基準の高さが違うとか、細かい所も面白いが、水辺から見た風景を一度いろいろ見てみたいなあという気分にはさせてくれる。
    個人的には、東京ゲートブリッジ、羽田可動橋、神田川分水路、“最低橋”茂森橋あたりは行ってみたい。

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    2012年05月19日
  • 東京水路をゆく―艪付きボートから見上げるTOKYO風景

    Posted by ブクログ

     1966年神田生まれの著者による『東京水路をゆく』(東洋経済新報社 刊)は、この大東京を「街歩き」や「クルマ」といったありきたりな手段によってではなく、モーターボートを操縦しつつ探索し続けた、まさに入魂の記録である。著者・石坂善久は、自分が出不精で、もしもモーターボートでの水路探検という外出方法との出会いなかりせば、間違いなく「ひきこもりになっていただろう」と白状している。
     船舶の操縦と聞くと、私などはつい不当にも、加山雄三的な金満御曹司の脳天気ぶりを想起してしまい、ほとんどどうでもいい世界だと早合点してしまいそうになる。しかしながら本書は、著者のこの「ひきこもり」体質がいい方向に出ている

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    2010年12月11日
  • 東京水路をゆく―艪付きボートから見上げるTOKYO風景

    Posted by ブクログ

    ボートに乗って、そこから見上げた構造物を紹介。橋などを地上から見た本はそこそこあるこけど、水面から、というところが新しい視点。同じ構図から見てみたいと思っても、なかなか実践するのは難しいか。豊洲、東雲などの湾岸エリアの住人は結構楽しめるかも。

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    2012年01月03日

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