双見酔の作品一覧
「双見酔」の「ダンジョンの中のひと」「セカイ魔王」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「双見酔」の「ダンジョンの中のひと」「セカイ魔王」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『空の下屋根の中』、『セカイ魔王』などの作品を手がける。
異世界系とは一線を画す面白さ
こうゆう、作者がしっかり考えて描いているんだろうな、という作品はつくづく好きだなと思う。
「中のひと」という切り口は確かに面白いが、それだけで物語の深みが出るものではない。
個人的にはやはり「台詞」が命だと思っていて、それによってキャラが立つし、掛け合いやストーリー展開に面白さが出てくる。
どうしても漫画は(読者層を意識してか)極端なキャラクターになりがちだが、この作品にはそれを感じない。
例えばベルは、ラスボスなのにかわいらしい女の子というギャップはあるにせよ、発言や行動に極端なものはなく、むしろちゃんと管理人だな思わせる発言が多いことで魅力的なキャラクターになっているように思う。クレイも
ダンジョンを…運営…?笑
自分を育てた父親を探し、未だ踏破されたことのないダンジョンに挑む凄腕のシーフ、クレイ。最終階層目前で出会ったのは、そのダンジョンの管理人を自称する少女でした。
少女の規格外の強さを目の当たりにしたクレイは、ダンジョンの運営の一人として働きはじめます。
あー、あそこはこうしてたのかなー、とか。あのダンジョンは相当苦労しただろうなー、とか。設定に対して説得力のある描写が多いため、自分がプレイしたゲームと照らし合わせて考えるのも楽しいです。
何やらダンジョン外での政治的にきな臭い話も差し込まれそうで、どんどんと広がりを持たせた展開が期待できそうです。