【感想・ネタバレ】ダンジョンの中のひと : 1のレビュー

あらすじ

――ダンジョンで働く事になってしまった――
シーフギルドに所属する少女・クレイ。父から厳しい教えを受け、
鍛錬を積んだ彼女は前人未踏とされるダンジョンの地下8階を踏破。さらに深層へと向かうが、そこで待ち受けていたのは…管理人を名乗る魔法使いで!?
双見酔が描く、秘められし迷宮の裏側の世界。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

以前全話無料で読んで

こんなに面白いのに買わないのは無作法というもの…という事で買わせて頂きました。
ダンジョンの運営側を担いつつも主人公のシーフの少女が超一流のシーフだった父の痕跡を探して
強くなっていきます。少し緩い様でいて端々にダンジョンゆえの「容赦の無さ」みたいなのが見え隠れする
世界観、とても好きです。

#ほのぼの #エモい #アガる

3
2022年07月06日

無料版購入済み

かゆいところに手が届く

コミカルで新しいと思いました。
いわゆる舞台裏をテーマにした作品ですが、ダンジョンという、古典的な、ともすると古臭く感じる材料を、よくこねていると感じました。
一つのアイデアを膨らませるのは、日本の漫画やアニメ、ゲームの常套手段です。そういう意味で、物語に一貫してブレない芯、コンテクストがあり、わかりやすく読みやすかったです。
先の展開が読めない、登場人物の独自性と意外性があり、キャラクター造形もとても綺麗でした。
こういうマンガを待ってましたと、言わざるを得ません。

1
2022年11月23日

購入済み

異世界系とは一線を画す面白さ

こうゆう、作者がしっかり考えて描いているんだろうな、という作品はつくづく好きだなと思う。
「中のひと」という切り口は確かに面白いが、それだけで物語の深みが出るものではない。
個人的にはやはり「台詞」が命だと思っていて、それによってキャラが立つし、掛け合いやストーリー展開に面白さが出てくる。

どうしても漫画は(読者層を意識してか)極端なキャラクターになりがちだが、この作品にはそれを感じない。
例えばベルは、ラスボスなのにかわいらしい女の子というギャップはあるにせよ、発言や行動に極端なものはなく、むしろちゃんと管理人だな思わせる発言が多いことで魅力的なキャラクターになっているように思う。クレイもキャラは別物だが、魅力的なのは同様だ。

もし「ダンジョンのラスボス兼管理人の女の子」が他所で描かれるとしたら、「笑顔で粛清する、あらあらうふふ系のお嬢様」や「無邪気な最強のじゃロリ」などになってしまう気がする。しかしそれではつまらない。どこかで見たような設定のキャラに舞台を変えて演じさせているに過ぎないからだ。先が読めてしまうし、会話にも飽きてしまう。
この作品の魅力の一つは、キャラの多面性が適度に表現されているところだろう。多面的であるが故、ボケとツッコミも固定化しない。オールボケ&オールツッコミが可能だ。
ボケとツッコミではないが、「お前さんはゴーレムをなんだと思っているんだ」「ゴ、ゴーレムだが」という場面が私のお気に入り。

また「ダンジョン」といういわば異世界系の定番に対して、「不思議な力でそうなっている」と雑に片づけたりせず、「そんなの現実にはあり得ない」とただツッコミを入れるだけに終始したりもしないところも良い。荒唐無稽なファンタジーでありつつも、妙に説得力があり、クスリと笑わせてくる。そんなバランス感覚が読んでて心地よい。



残念ながら、絵に関してはお世辞にも上手いとは言い難い。特におじさんキャラは適当だ。
ベルとクレイが可愛いのが救い。
私は素人なので、勝手な推測になるが、可愛い女の子だけ描いてきたのではないだろうか。(まあ誰も好き好んでおじさんなんて描かないよね)
お前は何様だと言われてしまうが、おじさんやおじいさんの顔に違和感を抱かれない程度に、またクレイの動きにキレや迫力を感じる程度に絵が上達すればさらに魅力が増すだろう。

0
2025年03月09日

購入済み

ダンジョンを…運営…?笑

自分を育てた父親を探し、未だ踏破されたことのないダンジョンに挑む凄腕のシーフ、クレイ。最終階層目前で出会ったのは、そのダンジョンの管理人を自称する少女でした。
少女の規格外の強さを目の当たりにしたクレイは、ダンジョンの運営の一人として働きはじめます。
あー、あそこはこうしてたのかなー、とか。あのダンジョンは相当苦労しただろうなー、とか。設定に対して説得力のある描写が多いため、自分がプレイしたゲームと照らし合わせて考えるのも楽しいです。
何やらダンジョン外での政治的にきな臭い話も差し込まれそうで、どんどんと広がりを持たせた展開が期待できそうです。

#アツい #カッコいい #萌え

0
2025年02月19日

無料版購入済み

ダンジョン運営

中のひと、ってそういう意味だったのか。
運営サイドって大変そう。マスターとは違うのか? コアは? 気になる。

#笑える #ほのぼの #癒やされる

0
2024年07月23日

eao

購入済み

淡々と読めて楽。
ダンジョン設営側という視点が面白く、話の展開や流れがあっさりとしていて読みやすい。
殺伐としていない感じで癒される。
主人公の冷めた観察眼、わからないところは突き詰めずに適当に流すスキルと天然おっとりほわっと系のダンジョンオーナーの対比が面白い。

#癒やされる

0
2024年03月26日

購入済み

ダンジョンの裏側を見ちゃう話

ある不足の事態でダンジョンの裏側に就職した冒険者。ほのぼの日常とドキドキバトルをコミカルに描かれた話でコメディー好きにはお勧めです!

#笑える #癒やされる #ドキドキハラハラ

0
2023年07月24日

無料版購入済み

面白い

よくあるダンジョン探索系かと思ったら「ダンジョン運営系」でした。
絵柄もゴチャつかず非常に読みやすいし、キャラデザもシンプルながら魅力的に描かれているので感情移入もしやすいです。
主人公のクレイは常人ではあり得ない力を持った冒険者で、ダンジョンで戦闘となったモンスターとのハプニングで新たな「職場」にスカウトされます。
雇い主のベルさんは可愛く、友達が欲しかったようで、ほのぼのとした部分も描かれますが、本来のダンジョンに挑む冒険者の殺伐としたやるせなさや暴力的な面もしっかりと出てきます。
綺麗事だけでは無いのですが、クレイの父親を探す旅にも似たお仕事マンガとして楽しむのはいかがでしょうか。
個人的にはここ最近で一番面白かったマンガです。

#ほのぼの #ドキドキハラハラ #ダーク

0
2022年11月18日

Posted by ブクログ

絶妙なダンジョン運営レポート漫画。

ファンタジー世界の定番、ダンジョン。
只の穴ぼこではなく、階層として区分けされ、モンスターが徘徊し、罠が仕掛けられた踏破すべき様式美としての迷宮。
当然、自然に生えてくるものではない以上(「生えてくるのもある」らしい描写がありますが)、運営とメンテナンスが必要であることは想像に難くない。
本作品は、そんな「セカイの一端」を影から支えるダンジョン管理者達の日々にスポットを当てた良書である―

無限に沸いてくるモンスターや宝物、踏破したはずなのに再び仕掛けられている罠。
そういうRPGのお約束を「そういうものだから」という様式美で終わらせず、真面目に説得力を持って描写するのが物語の基本になっています。
主人公・クレイはダンジョンを踏破する探索者の立場で物語が始まり、色々あって「ダンジョン側」に転職(?)するという段取りを踏むことで、外部からきた何も知らない主人公が謎に満ちたダンジョンの秘密を知っていく、という筋書きがとてもスムーズに描かれているのが上手いなぁ、と。

…こうして書き殴ってみると、探索者が探索する対象側に鞍替え、って結構、その…あれ?

で。
この「…あれ? んん…?」という戸惑いのような落差が作品全体の面白さなのです。
シンプルかつ可愛い絵柄でガチの戦闘シーン。
日常会話のように流される世界の裏事情、命の軽さ。
萌え的発言するのは髭のおっちゃん。

サクッというと、あっさりやんわりと描写される突き放した内容が楽しい。

読者が「いやいや待て待て待て」とツッコミ入れたくなるところをそのままスルー。
クレイが時にツッコミを入れたりもしますが、基本流されますし(状況が状況だけに)、そもそもクレイからしてズレている(セカイの中の常識からも)わけなので、オールボケ状態です。
しかしそのボケこそがセカイの常識として矛盾せず、ダンジョンを魅力的に彩っているという絶妙さ。
「あぁなるほどなー」と納得しながらダンジョン運営の面白さを楽しむことができます(すでに洗脳)。

見方を変えると、「高い実力を持つクレイがダンジョン裏方で無双する」作品でもあり、爽快感もなかなか。
ワーカーホリック気味のクレイは強さを求める傾向があり、戦術・戦闘中の思考が効率的かつ妥当性に富んでいます。なので戦闘の駆け引きも楽しい。この辺、手練手管を駆使する(せざるを得ない)シーフという職を選択しているのが上手さだと思います。
…というか、そもそもソロでモンスターを蹴散らしつつダンジョン踏破する時点で、(一般的な)シーフじゃないんですよねぇ…(苦笑)

管理者であるベルはなるほど過積載。
最強キャラでありながら適度にポンコツ。そしてコミュ障気味。和む。そもそも可愛い。
戦闘シーンが短いわりに見所いっぱいというか燃えるので是非活躍してほしいですねぇ(ラスボスだってば)。

他、同僚(!)モンスターも個性豊かで面白い。
雇われ者の悲哀があったり、実力と評価で葛藤があったり…まるで人間社会の縮図、と言いたいところなんですが、色々福利厚生や環境を考えるとかなりホワイトな職場なんですよねぇ、アントムルグのダンジョン(苦笑)

クレイがザコモンスターになって(扮して…ちょっと違うか)冒険者と戦うエピソードが色々「ズレ」てて面白いですね。
人がモンスターになること、戦闘の妙、冒険者との接し方…いやいやそれ以前に、っていう色んなところが「普通じゃない」。
あとこれ、しょっちゅうやってたら大問題では(笑)

クレイの目標、ダンジョンの最終到達地点などが定められているので、恐らく大まかなシナリオは決められているものだと思います。
これからもキレのいい展開、物語を期待してます。


あと、「氷狼の牙」頑張れ。普通に共感持てるスタンダードなパーティなので応援してます(華がないけど(笑))。

0
2021年04月17日

購入済み

今までにない感覚

冒険者が挑むダンジョン。
通常なら自分のレベルを上げるため等々様々な理由があるが、その舞台裏を描くストーリー。
ホテルの裏側を見ているみたいで楽しめました。今後の展開に期待してます。

0
2021年04月17日

購入済み

面白いです

とても面白いです

0
2021年02月27日

Posted by ブクログ

また、注目すべき新シリーズが始まった。ファンタジー世界で視点を変えて進めるのはよくあるパターンだけど、少しずつ感触が普通なので、そのギャップで、くすぐられてしまうね。

0
2021年02月27日

無料版購入済み

斬新

よくあるダンジョン物かと思ったら、全然違いました。
会社に見立てて就職したり、施設管理、在庫管理、他社からの引き抜きなどなど…。
全く違う目線で描かれた、斬新なダンジョン物です。
おもしろいけど、読んで為になるとか、参考になるって事は1つもありません。笑

0
2024年10月12日

購入済み

ダンジョンのスタッフにリクルートされ、勤めることになった女友達のお話。冒険物が好きな方はもっと楽しいのだろうな。登場人物が、謎で、キュートです。モンスターも礼儀正しいし。

0
2021年04月21日

無料版購入済み

ちょっと変わった雰囲気の表紙だな、から読み始めました。その通り一風変わってる、この絵柄も可愛いし。何だろ、この面白さ、味わえる。好きになりました。

#笑える #シュール

0
2023年08月17日

無料版購入済み

いかにも頭良さそうな設定が斬新ではあるのですが、あっさりした絵柄と合わせて、私には苦手でした。
マンガじゃなくて小説でよかったんじゃないかなという気がします。

0
2024年10月14日

ネタバレ 無料版購入済み

うーん……

アイディアは面白いと思ったけどいまいち嵌り切れなかった。
違和感がずっと拭えない。
ダンジョン運営に四苦八苦するといえばそうだが、ダンジョンにいるキャラたちが「強すぎる」気がして、挑戦する冒険者たちが可哀そうなくらい弱い(ようにみえる)。
なのになんでダンジョンの運営をしているんだろう?
弱い人間相手にダンジョン運営する意味は??
一巻を見る限り「ダンジョンはモンスターの娯楽施設」のようにも思えるが、主人公が淡々としすぎ、かつモンスター側に属していることに一切の迷いがないのも正直共感できない。
一巻以降読む気が起きなかったので人を選ぶ気はする。

0
2025年05月28日

「青年マンガ」ランキング