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「ダンジョンの中のひと」
2024年7月~ TBS・MBSほか
声の出演:千本木彩花、鈴代紗弓、楠見尚己
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
かゆいところに手が届く
コミカルで新しいと思いました。
いわゆる舞台裏をテーマにした作品ですが、ダンジョンという、古典的な、ともすると古臭く感じる材料を、よくこねていると感じました。
一つのアイデアを膨らませるのは、日本の漫画やアニメ、ゲームの常套手段です。そういう意味で、物語に一貫してブレない芯、コンテクストがあり、わかりやすく読みやすかったです。
先の展開が読めない、登場人物の独自性と意外性があり、キャラクター造形もとても綺麗でした。
こういうマンガを待ってましたと、言わざるを得ません。
異世界系とは一線を画す面白さ
こうゆう、作者がしっかり考えて描いているんだろうな、という作品はつくづく好きだなと思う。
「中のひと」という切り口は確かに面白いが、それだけで物語の深みが出るものではない。
個人的にはやはり「台詞」が命だと思っていて、それによってキャラが立つし、掛け合いやストーリー展開に面白さが出てくる。
どうしても漫画は(読者層を意識してか)極端なキャラクターになりがちだが、この作品にはそれを感じない。
例えばベルは、ラスボスなのにかわいらしい女の子というギャップはあるにせよ、発言や行動に極端なものはなく、むしろちゃんと管理人だな思わせる発言が多いことで魅力的なキャラクターになっているように思う。クレイもキャラは別物だが、魅力的なのは同様だ。
もし「ダンジョンのラスボス兼管理人の女の子」が他所で描かれるとしたら、「笑顔で粛清する、あらあらうふふ系のお嬢様」や「無邪気な最強のじゃロリ」などになってしまう気がする。しかしそれではつまらない。どこかで見たような設定のキャラに舞台を変えて演じさせているに過ぎないからだ。先が読めてしまうし、会話にも飽きてしまう。
この作品の魅力の一つは、キャラの多面性が適度に表現されているところだろう。多面的であるが故、ボケとツッコミも固定化しない。オールボケ&オールツッコミが可能だ。
ボケとツッコミではないが、「お前さんはゴーレムをなんだと思っているんだ」「ゴ、ゴーレムだが」という場面が私のお気に入り。
また「ダンジョン」といういわば異世界系の定番に対して、「不思議な力でそうなっている」と雑に片づけたりせず、「そんなの現実にはあり得ない」とただツッコミを入れるだけに終始したりもしないところも良い。荒唐無稽なファンタジーでありつつも、妙に説得力があり、クスリと笑わせてくる。そんなバランス感覚が読んでて心地よい。
残念ながら、絵に関してはお世辞にも上手いとは言い難い。特におじさんキャラは適当だ。
ベルとクレイが可愛いのが救い。
私は素人なので、勝手な推測になるが、可愛い女の子だけ描いてきたのではないだろうか。(まあ誰も好き好んでおじさんなんて描かないよね)
お前は何様だと言われてしまうが、おじさんやおじいさんの顔に違和感を抱かれない程度に、またクレイの動きにキレや迫力を感じる程度に絵が上達すればさらに魅力が増すだろう。
ダンジョンを…運営…?笑
自分を育てた父親を探し、未だ踏破されたことのないダンジョンに挑む凄腕のシーフ、クレイ。最終階層目前で出会ったのは、そのダンジョンの管理人を自称する少女でした。
少女の規格外の強さを目の当たりにしたクレイは、ダンジョンの運営の一人として働きはじめます。
あー、あそこはこうしてたのかなー、とか。あのダンジョンは相当苦労しただろうなー、とか。設定に対して説得力のある描写が多いため、自分がプレイしたゲームと照らし合わせて考えるのも楽しいです。
何やらダンジョン外での政治的にきな臭い話も差し込まれそうで、どんどんと広がりを持たせた展開が期待できそうです。
面白い
よくあるダンジョン探索系かと思ったら「ダンジョン運営系」でした。
絵柄もゴチャつかず非常に読みやすいし、キャラデザもシンプルながら魅力的に描かれているので感情移入もしやすいです。
主人公のクレイは常人ではあり得ない力を持った冒険者で、ダンジョンで戦闘となったモンスターとのハプニングで新たな「職場」にスカウトされます。
雇い主のベルさんは可愛く、友達が欲しかったようで、ほのぼのとした部分も描かれますが、本来のダンジョンに挑む冒険者の殺伐としたやるせなさや暴力的な面もしっかりと出てきます。
綺麗事だけでは無いのですが、クレイの父親を探す旅にも似たお仕事マンガとして楽しむのはいかがでしょうか。
個人的にはここ最近で一番面白かったマンガです。
「ダンジョンの中のひと」
2024年7月~ TBS・MBSほか
声の出演:千本木彩花、鈴代紗弓、楠見尚己
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
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